ドーマとは元々、歴史の観察者だったのだ

人が歴史を作り始めた古の時代より存在する組織、それがドーマ
ドーマは常に人の進むべき道を示し、導こうとしてきた。
時にそれは、人間の文明を後押しし・・・時にそれは、非情な手段を使い歴史を導いた。
だが、ドーマの思いに反し、人間達は自らの立場を知ろうともせず、
数千年という歴史を経て、同じ過ちを繰り返しつづけている。
遊戯。なぜ地球上の生物の中で人間だけが知恵を授けられたと思う?
それは人間こそがガーディアンとなり、この星を守る使命を帯びたからだ。
・・・にも関わらず。見わたしてみるがいい。
あの地平線の向こうでは、私欲にまみれた人間達がこの星をむしばみ、無益な血を流し続けている。
人間の愚かさは、ドーマの想像をはるかに超えていたのだ。
いずれ人間はこの星を滅ぼす。そこで、ドーマは目標を修正した。
人間の歴史を導くのではなく、リセットする方向へ・・・

私達の判断ではない。
ドーマの頂点に君臨するお方・・・かつて、この地上に楽園を与え、支配してきたお方・・・

名も無きファラオ、お前にも眠っているはずだ・・・心の闇が。
想像してみたことがあるか、お前はかつてどんな王だった?絶対的権力、そして力を得たお前がしたこと。

果たして、お前は本当に良き王だったと言い切れるのか

ならばそれを、お前の信じる心の光を証明してみるがいい!名も無きファラオ・・・
私のターンだ
私は場に1枚のカードを伏せ、マジックカードを発動する
エクスチェンジは、互いの手札を1枚ずつ交換するカード・・・
我々は互いに手札は1枚しか残っていない。よって、それを交換することになる。

ネクロマンシー、相手の墓地にいるモンスターを復活させるカード・・・
私の墓地にモンスターは1体もいない。お前が持っていても無用のカードだな。

受け取るがいい。遊戯、お前の運命のカードを

遊戯、お前はグリモから奪ったオレイカルコスの欠片を持っている・・・
言ったはずだ。このデュエル、私がオレイカルコスの結界を使うことは無いと。
そのカードを使うのは、お前なのだ。
そのカードの力はお前も知っているはずだ。弱き心の者が使えば心の闇の虜になる。
だが、お前ほどのデュエリストなら使いこなせるはずだ。
心の闇を否定するなら、見事そのカードを使いこなしてみるがいい。

この瞬間、永続魔法清廉な墓地の魔力の効果発動!
お前の墓地にいるモンスターは5体。よって500ポイントがお前のライフポイントから引かれる

トラップカード!水晶の封印!

水晶の封印の対象となったモンスターは、攻撃はおろか生け贄とすることも出来ない。
もっとも、捕らわれたモンスターの攻撃力が変化した時、その封印は解かれるがねぇ・・・
おそるるべきは伝説の竜の力。それを完全に取り除いた時、我が手中に必ず勝利は訪れる

あくまでオレイカルコスの結界を使わないつもりか・・・だが
私のターン!
マジックカード、静寂のロッド!
静寂のロッドは装備したモンスターの守備力を500アップさせる。
さらに、静寂のロッドの効果発動!ガーディアン・ケーストを場に導くことができる!
ガーディアン・グラール、遊戯の守備モンスターを破壊せよ!英断の斬撃!
まだ私の攻撃は終わっていない。
ガーディアン・ケースト、遊戯にダイレクトアタック!裂帛の怒涛!
これで私のターンは終了する。遊戯、どうやら次のターンで決着がつきそうだな。

この瞬間、清廉な墓地の魔力の効果により、お前のライフからさらに600ポイントが引かれる。
このままではお前に勝ち目は無い。
お前は自らの心の光を証明することも無く、私に敗北する。

無駄だよ遊戯

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最終更新:2012年10月17日 22:44