大門 小五郎 BIG5
悲しみにくれ、行き場を失ったモクバは剛三郎に引き取られた。
もちろん剛三郎の目的は、モクバが持っている2枚のカードだったがな。
モクバがついた事で剛三郎のカードは51枚となり、彼はそれ以上株を集めるのをやめた。
あの日以来生きる気力を失った剛三郎は、まもなく命の灯火を消した。
すべては仕組まれていたのだろう?
剛三郎に反乱の情報を漏らしたのは、海馬瀬人、お前自身だ!
反乱を企てたものの、相手は資金を無尽蔵に持つ剛三郎。
まともにやりあったのでは勝ち目はない。
そこでお前は、剛三郎を油断させるためにモクバを利用する事を思いついた。
お前はモクバを裏切り者に仕立て、剛三郎の下に送り込んだのだ。
お前は最初から確信していた!
モクバにどのような仕打ちをしようと、自分の下に戻ってくる事を!
言い訳だよ、瀬人!
お前はモクバがどれほど傷付こうと、その思いを骨まで利用し、あげくの果て剛三郎を死に追いやった事に変わりはない!
その後お前は、我らBIG5の意見などまるで聞かず、独裁的な会社運営を始めた。
我々5人も、貴様に利用されただけだった。
その恨み、貴様の肉体を奪う事で晴らさせてもらう!
血迷ったか、瀬人。
リリーの特殊能力発動!
これで私の勝ちだ!
なんと…。モンスターの攻撃力を無理矢理上げて、ライフを守ったのか。
しまった!リリーの特殊効果を発動するライフが…!
ぐ、あ…!
私のターン。
私はこのターンで、王宮の勅命を破壊する!
黙れ!私のターンはまだ終わっていない!
モンスターを守備表示、更にサテライトキャノンを発射!
無駄だ!幻影の妖精!
幻影の妖精は、受けた攻撃の対象を自分の別のモンスターに移す事が出来る。
よって、ブラッド・ソウルの攻撃をサテライトキャノンに変更!
私のターン。
あと1ターン、それを待てばサテライトキャノンの攻撃力は2000まで上昇する。
それで瀬人のライフはゼロ。
私はターンを終了する。
サテライトキャノンに、レベル7以下のモンスターの攻撃は無効。
瀬人、お前の命もあと1ターン。
まさか!
2体の生贄だと!?
ブルーアイズは、レベル8のモンスター。
まさか、ここであのモンスターを引くのか!
しまった!
うおぉぉぉー!おおぉぉー!
ッ、さぁな。
瀬人、だがこれで終わったと思うなよ!
海馬剛三郎
無駄だ瀬人。
私への反乱を企てたようだが、お前の持ち株は49%。
私の持ち株は51%。
よって私の社長の座が覆る事はない。
本日をもち、海馬コーポレーションは破産申請し、系列会社にすべての業務を移行する。
よってお前の持ち株すべては紙切れとなる。
お前は借金の抵当として、その生涯をこのワシに、捧げるのだ!
馬鹿な。そいつはお前を見捨てたんだぞ!
モクバ!
お注射天使リリー
んん~~、わぁお♪
あ…あぁーー!!
いやぁ~~~ん♪
ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン
(鳴き声)
(勝利の雄たけび)
最終更新:2008年01月17日 01:15