フィール
遊戯王5D's (漫画)で多用される用語。その正式名称と定義は、
- 仮想立体映像(ソリッドビジョン)が現実化し、衝撃波のような物理的なダメージとして現れるものを「フィール」と呼ぶ。
- 仮想立体触感(バーチャルソリッドフィール)の略。
- フィールはD・ホイールの速度やモンスターの攻撃力と連動している。
- 速度だけではなく、タイミングや間合いによってもその威力を何倍にも高められる。
- ただ単に速度を上げるだけではフィールは上がらず勝てない。
と説明すれば「なるほど」と思うかもしれないが、問題はこれが連載開始から半年以上経った第8話で初めて説明されたということ。
第1話から「いいフィールだ!」「この程度のフィールじゃ俺は止められないぜ!」「俺の最大のフィール!受けてみろ!!」と何の説明もなく自然に使われていたため、「フィールって何だよ!?」とよくネタにされていた。
アニメ本スレでは漫画5D'sそのものの愛称としても使われている。
アニメ本スレでは漫画5D'sそのものの愛称としても使われている。
原作漫画やGX、5D'sでは、ソリッドビジョンによる演出で、あたかもリアルなダメージや周囲への被害が発生しているかのような描写が多々見られたが、それの発展と言える。
作中では、攻撃によって発生するフィールで相手の走行を妨害したり、障害物を粉砕したり、果ては相手のD・ホイールを破壊することで勝利を目指す、といった独自のプレイングも見られた。
ようするにリアルファイトである。なんだ、カードゲームではよくある事じゃん。
ようするにリアルファイトである。なんだ、カードゲームではよくある事じゃん。
劇中では排水溝を利用して加速したり、空中シンクロ召喚することで最大限にフィールを高める描写がされた。
クロス・フィールやフィール・プレッシャーといった必殺技や、闇のフィールなる闇のゲームテイストなものも存在する。
クロス・フィールやフィール・プレッシャーといった必殺技や、闇のフィールなる闇のゲームテイストなものも存在する。
かつて最古島の「仮想立体触感研究所」にて発生装置の研究試験が進められており、ジャックと鬼柳は当時の被験者の一部。元々発生装置とフィールそのものが、カードになる前の「実体の」決闘竜、何より究極神の力を再現するための装置であり、他のモンスターにも適用されているのはそのカモフラージュである。この都合上、決闘竜による攻撃で発生するフィールは他よりも強力。
種類
基本的に全部同じ、というツッコミは禁句。
- クロス・フィール
ジャックの超威力フィールに対抗するために遊星が編み出した大技。相手のDホイールの真後ろにつき、風除けに使いながら加速する「激流疾走(ライディング・ストリーム)」を前振りに、相手のフィールを利用して衝撃を叩き付けるカウンター。
振り切ろうと加速すればするほどに威力が高まるため、捕まったら逃げられない。
ただし、カウンターであるため、相手が追い抜かれることを承知で速度を緩める=自分のフィールを消すと成立しなくなる、という弱点がある。
振り切ろうと加速すればするほどに威力が高まるため、捕まったら逃げられない。
ただし、カウンターであるため、相手が追い抜かれることを承知で速度を緩める=自分のフィールを消すと成立しなくなる、という弱点がある。
- ダブル・クロス・フィール
地錠覇王戦で遊星が編み出した進化形クロス・フィール。基本は同じだが、フィールを自らオーラのように纏い、さらにそれによって作り出した分身を先行させることで、常に最大威力でクロス・フィールを放つという大技。何かがおかしいが遊戯王ではよくあることだ。
ちなみに彦久保氏による発案の段階では、「分身して相手を直接ブン殴る」という技だった。
ちなみに彦久保氏による発案の段階では、「分身して相手を直接ブン殴る」という技だった。
- クロス・フィール:ファイナル・セッション
究極神封印の際にセクトと共同で放った大技。
- フィール・バニッシュ
ジャックの十八番。自分のフィールを相手のフィールにぶつけて威力を相殺する防御技。
ただし、闇のフィールなど、強力なフィールは受けきれず、減殺するに留まる。
ただし、闇のフィールなど、強力なフィールは受けきれず、減殺するに留まる。
- フィール・バニッシュメント
ジャックの切り札。バニッシュを自分の攻撃の際に転用して叩き付ける。
- フィール・プレッシャー
ボマーがD1GPで披露した対ジャック用の技。フィールによる衝撃を「面」で叩き付ける。
- フィール・オブ・ドゥーム
レクスの使用する闇のフィール。紺碧の輝きを纏った衝撃で粉砕する。
- 漆黒のダーク・ハウリング
骸骨騎士化したルドガーの闇のフィール。彼が乗っているのはDホース、つまり馬なのだがどうやって放っているのかは不明。あるいはルドガー本人の能力なのか?
- 漆黒激翼(ヘル・アーマード・フィール)
地錠覇王となったセクトの放つ闇のフィール。具現化したフィールを闇の翼として後輪から出力し、物理的に全てを両断する。
- 真光激翼(シャイニング・アーマード・フィール)
天錠覇王となった遊星の放つ光のフィール。セクトの漆黒激翼をヒントに編み出した技で、ダブル・クロス・フィールはこれの応用。元祖と違い攻撃力はないが、代わりに空が飛べる。
統一皇帝決定戦ではジャックも自力で習得している(色は深紅)。
統一皇帝決定戦ではジャックも自力で習得している(色は深紅)。