シンクロ召喚(しんくろしょうかん)
2008年3月に制定されたマスタールールと共に登場した、新しい特殊召喚の名称。
自分フィールドに存在する「チューナー」と呼ばれるモンスターと、それ以外のモンスターを墓地に送り、そのレベルの合計に応じた「シンクロモンスター」をエクストラデッキから特殊召喚することが出来る。
(例:レベル3チューナー《ジャンク・シンクロン》+レベル2《スピード・ウォリアー》→レベル5シンクロ《ジャンク・ウォリアー》)
遊戯王5D'sにおけるデュエルのメイン要素で、ストーリー上でも重要な要素となっている。
アニメの登場人物たちはほとんどの場合、専用の台詞を叫びながらこの召喚を行う。
(例:「集いし星が、新たな力を呼び起こす! 光差す道となれ! シンクロ召喚! 出でよ、《ジャンク・ウォリアー》!)
この召喚条件の考案者は和希である。いわく「こうすれば低レベルのモンスターも重要になるでしょ」とのこと。
このときの案ではチューナーではなくモンスターのレベルを合わせるエクシーズ召喚に近いものだった。
当然ながらこのままではゲームバランスが壊れるため、アニメスタッフによってチューナーモンスターが産み出されることになった。
自分フィールドに存在する「チューナー」と呼ばれるモンスターと、それ以外のモンスターを墓地に送り、そのレベルの合計に応じた「シンクロモンスター」をエクストラデッキから特殊召喚することが出来る。
(例:レベル3チューナー《ジャンク・シンクロン》+レベル2《スピード・ウォリアー》→レベル5シンクロ《ジャンク・ウォリアー》)
遊戯王5D'sにおけるデュエルのメイン要素で、ストーリー上でも重要な要素となっている。
アニメの登場人物たちはほとんどの場合、専用の台詞を叫びながらこの召喚を行う。
(例:「集いし星が、新たな力を呼び起こす! 光差す道となれ! シンクロ召喚! 出でよ、《ジャンク・ウォリアー》!)
この召喚条件の考案者は和希である。いわく「こうすれば低レベルのモンスターも重要になるでしょ」とのこと。
このときの案ではチューナーではなくモンスターのレベルを合わせるエクシーズ召喚に近いものだった。
当然ながらこのままではゲームバランスが壊れるため、アニメスタッフによってチューナーモンスターが産み出されることになった。
フィールドに必要なモンスターを揃えれば特殊召喚可能という点で、手順自体は十代が行うコンタクト融合と似ている。
レベルを一致させる必要がある点では《高等儀式術》《奈落との契約》タイプの儀式召喚にも似ている。
シンクロ召喚が融合召喚や儀式召喚と決定的に違う点は、何より「デッキを選ばず使える」ことである。
融合召喚は、例えば融合モンスターが《E・HERO フレイム・ウィングマン》であれば、その素材が「《E・HERO フェザーマン》+《E・HERO バーストレディ》」と指定されているように、
特定のカードを手札・フィールドに揃えなければならないために特定のデッキ(フレイム・ウィングマンならばHEROデッキ)でしか採用できなかった。
儀式召喚は、リリースする(生け贄に捧げる)モンスターに制限がないものの、手札に儀式魔法と儀式モンスター、必要に応じてフィールドや手札に儀式の生け贄となるモンスターを揃える必要があったため、
手札事故の危険性と召喚後の損失が大きく、これも特定のデッキでなければ採用できなかった。
レベルを一致させる必要がある点では《高等儀式術》《奈落との契約》タイプの儀式召喚にも似ている。
シンクロ召喚が融合召喚や儀式召喚と決定的に違う点は、何より「デッキを選ばず使える」ことである。
融合召喚は、例えば融合モンスターが《E・HERO フレイム・ウィングマン》であれば、その素材が「《E・HERO フェザーマン》+《E・HERO バーストレディ》」と指定されているように、
特定のカードを手札・フィールドに揃えなければならないために特定のデッキ(フレイム・ウィングマンならばHEROデッキ)でしか採用できなかった。
儀式召喚は、リリースする(生け贄に捧げる)モンスターに制限がないものの、手札に儀式魔法と儀式モンスター、必要に応じてフィールドや手札に儀式の生け贄となるモンスターを揃える必要があったため、
手札事故の危険性と召喚後の損失が大きく、これも特定のデッキでなければ採用できなかった。
これらに対しシンクロ召喚は、例えば牛尾哲のエースカード《ゴヨウ・ガーディアン》であれば、その素材が「チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上」というように
チューナーとそれ以外のモンスターで合計レベルがあっていれば何でも良いという指定が多く(*1)、どのようなデッキでもチューナーモンスターを入れていればシンクロ召喚が行えるのである。
チューナーとそれ以外のモンスターで合計レベルがあっていれば何でも良いという指定が多く(*1)、どのようなデッキでもチューナーモンスターを入れていればシンクロ召喚が行えるのである。
シンクロ召喚の登場以降、環境のほとんどがシンクロ召喚一色に染まってしまったといって良い。
それまで注目されなかった《レスキューキャット》や《精神操作》などのカードがシンクロ召喚に非常に有用であることから多用され制限カードとなるなどデュエルの環境が一変した。
これに押されて生け贄召喚・融合召喚・そもそもあまり目立ってなかった儀式召喚は一気にマイナーに落とし込まれ、冬の時代を迎えることになる。
それまで注目されなかった《レスキューキャット》や《精神操作》などのカードがシンクロ召喚に非常に有用であることから多用され制限カードとなるなどデュエルの環境が一変した。
これに押されて生け贄召喚・融合召喚・
後にシンクロを押さえ込むために、融合召喚は強力な効果とさまざまなカードとのシナジーを持ち、縛りの緩い素材で行える融合モンスターが次々と登場し、
儀式はさまざまなサポートカードの登場によって手札に儀式カードを揃えることが容易になり、
上級モンスターのアドバンス召喚は、環境の変化によるゲームの速度低下と、強力な効果を持つモンスターの台頭によって強化が加えられた。
とはいえ、5D's放送当時は大会上位に食い込むほどの影響力はなかった。
しかし融合召喚は、禁止を喰らったA級戦犯クラスのカードがいくつも存在し、現在でもシャドールのような猛威を振るっているカードが存在している。
儀式はさまざまなサポートカードの登場によって手札に儀式カードを揃えることが容易になり、
上級モンスターのアドバンス召喚は、環境の変化によるゲームの速度低下と、強力な効果を持つモンスターの台頭によって強化が加えられた。
とはいえ、5D's放送当時は大会上位に食い込むほどの影響力はなかった。
しかし融合召喚は、禁止を喰らったA級戦犯クラスのカードがいくつも存在し、現在でもシャドールのような猛威を振るっているカードが存在している。
第6期序盤に多くのゲームバランス崩壊カードを輩出し、ゲームのインフレ化に拍車を掛けたためかDMやGX世代のプレイヤーの中には、今もなおこの召喚方法を破滅の象徴として快く思っていない人々もいる。この場合、カオスモンスターやダークモンスター、ライトロードなどについては触れないのが約束である。
(プラシドの台詞を借りて「シンクロ召喚こそ~」「DDBの惨劇を忘れたか」等と語られている)。
結果的にモンスターをスピードで回す高速化環境が主流となり、ペンデュラム召喚の出現で更に高速化してしまっている。
(プラシドの台詞を借りて「シンクロ召喚こそ~」「DDBの惨劇を忘れたか」等と語られている)。
結果的にモンスターをスピードで回す高速化環境が主流となり、ペンデュラム召喚の出現で更に高速化してしまっている。
遊戯王ZEXALOCGに移行してからは通常パックではチューナーやシンクロモンスターが完全に収録されなくなり、《氷結界の龍 トリシューラ》等の強力なチューナー・シンクロモンスターに禁止・制限がかけられるようになったこともあり、今度はシンクロ召喚が冬の時代を迎えることとなった。
アニメ遊戯王ZEXALでも、15話の決闘庵に彫られた歴代の主要モンスターの木像達の中で5D'sのモンスターだけハブられるなど、チューナーも含めて一切登場しなかった(*2)。
スタッフも「シンクロが出ない件に関しては世界観に深く関わるので現時点ではノーコメント」と発言したが、結局その理由は最後まで明かされぬまま最終回を迎えてしまった。
アニメ遊戯王ZEXALでも、15話の決闘庵に彫られた歴代の主要モンスターの木像達の中で5D'sのモンスターだけハブられるなど、チューナーも含めて一切登場しなかった(*2)。
スタッフも「シンクロが出ない件に関しては世界観に深く関わるので現時点ではノーコメント」と発言したが、結局その理由は最後まで明かされぬまま最終回を迎えてしまった。
エクシーズ召喚の召喚形式だと安易に高レベルのシンクロモンスターを召喚できるようになるため、《ガガガマジシャン》《カゲトカゲ》など一部のモンスターにはシンクロ素材にすることができない制約も登場している。
上記の規制や制限に加え、ぶっ飛んだ能力は少ないもののレベルが同じならモンスターの縛りも少なくシンクロより召喚しやすいエクシーズモンスター達にお株が奪われる形となり、
一時期は《スターダスト・ドラゴン》など一部のシンクロモンスターしか採用されないなど、繁栄の時代から一転し、エクストラデッキは白から黒へと変わっていった。
「JUDGMENT OF THE LIGHT」では《幻獣機コンコルーダ》《星態龍》などのチューナーやシンクロモンスターが2年ぶりに通常パック収録が復活し、ストラクチャーデッキ「青眼龍轟臨」にもシンクロモンスターの《蒼眼の銀龍》が青眼と共にパッケージを飾るなどシンクロが少しずつ復活したものの、《クリムゾン・ブレーダー》のような大会向けの強力なシンクロモンスター以外はほとんど使われなかった。
上記の規制や制限に加え、ぶっ飛んだ能力は少ないもののレベルが同じならモンスターの縛りも少なくシンクロより召喚しやすいエクシーズモンスター達にお株が奪われる形となり、
一時期は《スターダスト・ドラゴン》など一部のシンクロモンスターしか採用されないなど、繁栄の時代から一転し、エクストラデッキは白から黒へと変わっていった。
「JUDGMENT OF THE LIGHT」では《幻獣機コンコルーダ》《星態龍》などのチューナーやシンクロモンスターが2年ぶりに通常パック収録が復活し、ストラクチャーデッキ「青眼龍轟臨」にもシンクロモンスターの《蒼眼の銀龍》が青眼と共にパッケージを飾るなどシンクロが少しずつ復活したものの、《クリムゾン・ブレーダー》のような大会向けの強力なシンクロモンスター以外はほとんど使われなかった。
打って変わって遊戯王ARC-Vでは本格的に登場。
融合召喚やエクシーズ召喚と同様、LDSが最近教え始めた珍しい召喚法という位置づけになっている。
その割に、第3話で「シンクロ召喚で楽しく学ぶチューニング算数教室」という看板が確認できる。ここはLDSの傘下なのか? それともただの学習塾なのか?
融合召喚やエクシーズ召喚と同様、LDSが最近教え始めた珍しい召喚法という位置づけになっている。
その割に、第3話で「シンクロ召喚で楽しく学ぶチューニング算数教室」という看板が確認できる。ここはLDSの傘下なのか? それともただの学習塾なのか?
ARC-Vのシンクロ召喚は、召喚時にシンクロモンスターのレベルを宣言するという特徴があり、融合やエクシーズと差別化されている。