DHC:MEMO

ウイークリーよこた:2008-007

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ytm2007

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★Weeklyよこた DHC通信 2008/03/03(Mon)-007号:
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<先週のメモ>
 2月25日に、 気象庁から長期予報が発表になりました。
3月から5月の3か月予報によりますと、「この期間の平均気温は高い確率50%
です。」
さらに、予想される夏(6月から8月)の天候も発表になり、「この期間の平均
気温は平年並か高い確率ともに40%です。」
昨年と同様の夏が予測されますが、昨年は7月は梅雨が続いて温度が上がらず、9
月の残暑に救われたわけでした。なにわともあれ、冷夏ではないとの予想と思われ
ますので、少し安心な思いです。

 平成20年2月15日付けで。国土交通省総合政策局環境政策課から、「社会資本
整備審議会環境部会・交通政策審議会交通体系分科会環境部会の「中間とりまとめ」
に関する意見募集の結果について」が発表になっているのを見つけました。

これは、国土交通省として、街づくり、輸送システム等をとおして、京都議定書目標
達成計画の評価・見直しについて方針を述べたもので、昨年の夏に中間とりまとめと
して公表されたものです。さらに、昨年8月にこれに対してパブリックコメントを
募集していたもので、私としては、地域冷暖房の記述を追加すべき旨の意見を出しま
したら、それが反映された記述になって公表されましたので、すこし安心したしだい
です。

ぜひ、京都議定書目標達成計画の評価・見直しに関する「街づくり」の姿勢が記述さ
れていますので、ぜひご覧下さい。
http://www.mlit.go.jp/pubcom/07/kekka/pubcomk94_.html

<以下先週のニュース・スクリップ>

★関東甲信地方:3か月予報:予報期間 3月から5月
http://www.tenki.jp/tyo/66203.html
平成20年2月25日
気象庁 地球環境・海洋部 発表

<予想される向こう3か月の天候>
 向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量
等の確率は以下のとおりです。

3月から5月  この期間の平均気温は高い確率50%です。

3月 天気は数日の周期で変わるでしょう。気温の変動が大きい見込みです
。気温は平年並または高い確率ともに40%です。

4月 天気は数日の周期で変わるでしょう。気温の変動が大きい見込みです
。気温は平年並または高い確率ともに40%です。

5月 天気は数日の周期で変わるでしょう。気温は平年並または高い確率と
もに40%です。

<気温>     3か月   3月     4月     5月
地域     低 並 高  低 並 高  低 並 高  低 並 高%
関東甲信地方 203050 204040 204040 204040

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 ★関東甲信地方:暖候期予報:予報期間 6月から8月
平成20年2月25日
気象庁 地球環境・海洋部 発表

<予想される夏(6月から8月)の天候>
 夏(6月から8月)の出現の可能性の大きな天候は以下のとおりです。
 6月から7月は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。その後は平年
と同様に晴れの日が多い見込みですが、曇りや雷雨となる時期があるでしょ
う。
 この期間の平均気温は平年並か高い確率ともに40%です。

 なお、5月までの予報については、最新の3か月予報等をご覧下さい。

<確率>
期間    要素   地域            低・少 平年並 高・多%
 6~8月  気温   関東甲信地方        20  40  40

 6~8月  降水量  関東甲信地方        30  40  30
 6~7月  降水量  関東甲信地方        40  30  30

 ★エルニーニョ監視速報(No.185)
気象庁 地球環境・海洋部
平成20年2月12日
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html

主文
太平洋赤道域の海水温等の2008年1月の状況、及びエルニーニョ監視海域(北緯5度~南緯5度、西経150度~西経90度)の海面水温の今後の見通し(2008年2月~2008年8月)は、以下の通りである。

太平洋赤道域の海面水温は、中部で顕著な負偏差だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温では、中部から東部にかけて顕著な負偏差が見られた。中部太平洋赤道域の東西風は上層で西風偏差、下層で東風偏差だった。これらの状態は、ラニーニャ現象が持続していることを示している。
エルニーニョ監視海域の海面水温は、今後、夏にかけて次第に基準値に近づくと予測され
る。ラニーニャ現象は夏にかけて次第に弱まっていくと見込まれ、夏の初めまで持続する可能性が高い。

★京都議定書目標達成計画の評価・見直しに関する最終とりまとめ
地域冷暖房の記述が追加された箇所です


3章 地球温暖化対策の今後の方向性
3.1 見直しの視点

3.2 当面取り組むべき対策・施策の方向
当面の重要な課題は、京都議定書に定められた目標を確実に達成する
ことである。2008 年度から京都議定書第1 約束期間が始まることを踏
まえると、温室効果ガスの排出削減を短期的に実現する対策・施策につ
いては、特に重点的に取り組む必要がある。一方、目達計画に数値目標
が定められていないものの地球温暖化対策に資する取組についても、引
き続き着実に実施することが重要である。
また、国土交通分野の施策、特に、都市構造・地域構造の変革を視野
に入れた取組はかなりの長期間を要するものであり、ポスト京都議定書
も念頭に置いた中長期的な取組が常に求められている。
このような①第1 約束期間に排出削減を実現しその数値目標を設定
する対策・施策、②排出削減を下支えする対策・施策、③排出削減に中
長期的に効果がある対策・施策について、3.1 で述べた事項を踏まえる
と、当面、検討が必要な対策・施策の方向は以下のとおりである。

(1) 環境に配慮したまちづくり・公共交通
環境に配慮した都市構造や公共交通体系の実現に向けて、まちづくり
や公共交通などの分野を総合的な政策として一体的に取り組むことが
必要である。

1)環境に配慮したまちづくり
〔今後検討すべき対策・施策について〕
i) 環境に配慮した都市構造に向けて
環境に配慮した省CO2 型の都市構造に向けて、CO2 削減効果に関する
評価手法や運用指針の整備等を行い、都市レベルでは既成市街地におけ
る都市機能の集約や都市交通体系の再編、緑地の配置計画など、地区レ
ベルでは各プロジェクトにおける熱エネルギーの利用の効率化などの
対策を、都市計画制度などにより総合的に行うことが必要である。
また、人工廃熱の抑制等、総合的なヒートアイランド関連施策を実施
することによって、都市の熱環境改善を通じた省CO2 を図っていくこと
も必要である。

ii) 集約型都市構造の実現
集約型の都市構造を実現することにより、自動車利用から公共交通へ
の転換によるCO2 削減、まちのコンパクト化による移動に伴うエネルギ
ー消費量の削減等の環境改善効果が期待されるところである。
このためには、広域にわたる都市構造に大きな影響を与える大規模集
客施設等に係る立地制限の強化など都市計画制度等の活用による都市
機能の適正配置を促進するとともに、中心市街地の整備・活性化により、
都市の重要な機能のまちなかへの集積を促進する。
さらに、現在、「都市・地域総合交通戦略」の策定を国が支援し、戦
略に基づく道路交通の円滑化やLRT 等の公共交通の導入支援等を重点
的に支援しているところであるが、過度な自動車利用を抑制し都市機能
がコンパクトに集約された都市構造への再編を実現するため、さらなる
支援のあり方について検討する必要がある。

iii) 省CO2 型の都市構造に向けたエネルギーの面的な利用の促進(P29)
エネルギー需要密度の高い都市部において、地域冷暖房等による複数
の施設・建物への効率的なエネルギーの供給、施設・建物間でのエネル
ギーの融通、エネルギー効率の高い分散型エネルギーシステムの導入等
のエネルギーの面的な利用を促進することにより、都市のエネルギー環
境を改善し、省CO2 型の都市整備を推進する必要がある。
以上

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