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チェルナボーグ

名前:Chernabog
デビュー:『禿山の一夜 / アヴェ・マリア』(ファンタジア)(1940年)

概要

禿山に住む悪魔のボス。死者などを呼び起こし、夜の世界を支配している。光に弱く、朝が来ると彼の世界は終わりを告げる。

悪魔や炎を操る強大な力を持つ闇の支配者。明確なストーリーの無い『ファンタジア』という作品の特性上、彼の目的や性格には不明な点が多いが、その分彼の恐ろしさが強調されている。 恐ろしい悪役のはずだが、TVシリーズ『ハウス・オブ・マウス ミッキーとディズニーのなかまたち*』では「実は暗闇が…怖い」と発言するなどコミカルなギャグキャラにされている。

彼のモデルはスラブ神話に登場する悪魔チェルノボグ。スラブの言葉でチェルノは黒、ボグは神を意味している。実写モデルを務めたのはウィルフレッド・ジャクソン

ディズニーのキャラクターの中で、最も悪魔を具現化した姿をしている。彼のデザインはアルバート・ハーター*ケイ・ニールセン*によるもので、力強いアニメーションはウラジミール・タイトラ*の功績である。ちなみに、チェルナボーグの姿はディズニーと親交のあった外部のアーティスト、ハインリッヒ・クレイ*の描いた原画が基になっている。ウォルト・ディズニーはチェルナボーグを「悪魔そのもの」と称している。

当初は『魔法使いの弟子』のセグメントに登場する案もあったという。また、実写版『魔法使いの弟子』のクライマックスシーンに登場する案もあったが、こちらも流れている。

エピソード

ファンタジア

禿山の一夜 / アヴェ・マリア』のシークエンスに登場。チェルナボーグが大きな黒い翼を広げると、近くの村は大きな影に包まれ、さらには悪魔や亡霊を呼び起こす。

やがて、朝日の光が差し始めると悪魔たちは撤退し、チェルナボーグも眠りにつく。そのままシークエンスは最後の楽曲『アヴェ・マリア』へと移行していく。

その他

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、子犬たちが視聴する『禿山の一夜』のシーンに登場し、テレビから飛び出して子犬たちを仰天させる。チェルナボーグは写真撮影には参加していない。

ゲーム

ディズニー エピックミッキー2 二つの力*

禿山の一夜 / アヴェ・マリア』をモチーフにしたステージに登場する。

KH

キングダム ハーツ

ラストダンジョンである「エンド・オブ・ザ・ワールド」のボスとして登場。ソラドナルドダックグーフィーに襲いかかる。ソラたちは「ネバーランド」同様、空中を浮遊しながら戦うこととなる。

技の多くが炎属性であるため、炎耐性を整えて挑むとダメージを抑えることができる。チェルナボーグの胴体の根本にある火口に降り立つことで召還魔法が使用できるため、ティンクを呼びながら戦うことも可能。

なぜか、彼を倒してもジミニーメモに記録されない。攻略本には「ファンタジアの魔人」という名前で掲載されていた。

オリジナル版では通常ボス戦闘曲が使用されているが、北米版やFINAL MIX版では「禿山の一夜」のアレンジ曲が使用されている。

キングダム ハーツ 3D: ドリーム ドロップ ディスタンス

シンフォニー・オブ・ソーサリー*」のリク編のボスとして登場。本作ではチェルナボーグという名前での登場である。

ダイブモードをモチーフとした特殊な戦闘となっているため、シークレットポータルによる再戦が唯一不可能なボスとなっている。チェルナボーグの攻撃をかわしつつ三回近接攻撃を当てれば撃破することができる。

登場作品

1940年代


1980年代

1986年
シンデレラ城ミステリーツアー*(アーカイブ) ※東京ディズニーランド

2000年代



2010年代



2020年代




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キャラクター
最終更新:2024年03月28日 14:38