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ピノキオ

名前:Pinocchio
デビュー:『ピノキオ』(1940年)

概要

ピノキオ』(1940年)に登場する木彫りの人形。体は松の木で作られており、Pinocchioはイタリア語で「松の種」という意味がある。

息子がいない時計職人のゼペットによって作られた。ゼペットが一際輝く青い星に「ピノキオが本当の子供になりますように」という願を掛けたことで妖精のブルー・フェアリーから正しい行いをすれば人間の子供にしてもらえることになった。お目付役のコオロギ、ジミニー・クリケットと命を与えられる。世間知らずで誘惑に負けることも多々あるが、心優しく勇敢なところもある。

映画製作の際に最も難航したのがピノキオのデザインであり、なかなか案がまとまらなかったために製作が中止になりかけたこともあったという。

エピソード

ピノキオ

からくり職人のゼペットに作られた木彫りの人形ピノキオブルー・フェアリーから命を授かり、正しい行いをすればピノキオを本物の人間の子供にしてくれることになる。ジミニー・クリケットは世間知らずなピノキオの良心役を引き受け、命の宿ったピノキオを見たゼペットとペットのフィガロクレオはとても驚く。

翌日、ピノキオはジミニーと学校へ向かうが詐欺師コンビのJ・ワシントン・ファウルフェローギデオンの誘惑に負け、ストロンボリの劇団に出演することとなる。糸のない操り人形として活躍するピノキオは人気を博すが、強欲なストロンボリはピノキオを鳥かごに閉じこめてしまう。そこに現れたブルー・フェアリーに嘘の供述をしたピノキオは鼻が伸びる。ピノキオは嘘をついてはいけないという教訓を得ると、一度だけブルー・フェアリーに助けてもらう。

家へと急ぐピノキオは再びファウルフェローとギデオンの誘惑に負け、今度は遊びの遊園地プレジャー・アイランドへついて行ってしまう。不良のランプウィックと仲良くなったピノキオはジミニーから絶交されるが、ランプウィックはロバに姿を変えてしまい、ピノキオにもロバの耳としっぽが生えてきたことで、島の異変に気付いたジミニーはピノキオを連れて脱出する。

家にたどり着いたピノキオは、ゼペットがピノキオを捜して海へ向かい、クジラの王様モンストロに船ごと呑み込まれてしまったことを知る。ピノキオはモンストロの中へ飛び込み、ゼペットと再会。ピノキオは船の家具を燃やし、モンストロにくしゃみをさせる作戦で体外へ脱出する。ピノキオは命がけでゼペットを抱えて泳ぎ、浜辺で気を失ってしまう。

悲しみに暮れるジミニー、ゼペット、フィガロ、クレオの前にブルー・フェアリーが現れる。彼女はピノキオの勇気ある行動を認め、彼を本物の人間の子供へと変える。目覚めたピノキオを見てゼペットたちは大いに喜ぶ。

その他

ロジャー・ラビット』ではラストシーンに登場。

ローラー・コースター・ラビット』ではピノキオらしきボードビルの看板が登場する。

アラジン』『アラジンの大冒険*』では、ジーニーの変身レパートリーとして披露される。前者では、ジーニーが「ウソでしょ?」と言う代わりにピノキオに変身、アラジンが「ウソじゃないって!」と返答するやりとりが行われる。

ハウス・オブ・マウス ミッキーとディズニーのなかまたち*』では、誘惑に負けてペインパニックを良心にしてしまう失敗をするが、最終的にはジミニー・クリケットと和解する。

Teacher's Pet: The Movie*』の冒頭シーンにカメオ出演している。

フィニアスとファーブ*』にもカメオ出演している。

塔の上のラプンツェル』のミュージカル・シーン「誰にでも夢はある」にピノキオらしき人形が映りこんでいる。

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、ティアナの呼びかけに応じて写真撮影へ向かった。

ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。

ゲーム

スーパーファミコン版『ピノキオ』ではプレイヤーキャラとして登場。

Villains' Revenge』では、ヒーローとして紹介されるが登場シーンはラストのカメオのみ。

Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』では、グリーティングキャラクターとして登場。ファンタジーランド空飛ぶダンボ前で会うことができる。モンストロに教科書を食べられ、くしゃみをさせるためのコショウビン集めを主人公に依頼する。また、池に落としたゼペットのランプを拾って欲しいという依頼もあり、それをこなすにはプロスペクターから釣り竿をもらう必要がある。

ディズニー エピックミッキー:ミッキーのふしぎな冒険*』では、ジーニーとともにタイガーヘッドに囚えられているところをミッキーマウスに救出される。

KH

キングダム ハーツ

ワンダーランドディープジャングルをクリアした後、モンストロに突入する前にアクセサリーショップを訪れると、ジミニー・クリケットとピノキオの再会イベントが発生する。

その後、モンストロに呑まれてしまい、彼の腹の中に登場する。モンストロからの脱出方法を考えていたところ、またもジミニーと再会する。心を持つ人形であるためにリクに利用されそうになるが、ソラに救われる。

モンストロからの脱出後、トラヴァースタウンの1番街にレオンがピノキオとゼペットの家を調達してくれる。

キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ / キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ

「ソラ編」ではソラの記憶から生まれた幻のモンストロに幻のピノキオが登場。ソラのモンストロ初訪問時の記憶がベースになっているらしく、ピノキオはソラとともに訪れたジミニー・クリケットのことを知っていた。

自分のせいでモンストロに呑み込まれたことに負い目を感じており、体内を探検して脱出方法を模索しつつもゼペットやジミニーに心配をかけないように嘘をついていた。グーフィーに諭されてからは勇気を出して本当のことを話すようになった。ボスハートレス「パラサイトケイジ」に捕まった経験をヒントにモンストロの奥で暴れて吐き出してもらう作戦を考案、ソラたちの決行によってゼペットとともに脱出に成功する。

キングダム ハーツ 3D: ドリーム ドロップ ディスタンス

眠りに閉ざされたプランクスターズ・パラダイス*に登場。

ソラ編:遊園地でドリームイーター*に遭遇していたところ、ソラジミニー・クリケットに救われる。ロバの姿に変えられそうになっていたため、テントから脱出。モンストロに呑み込まれてしまったゼペットを救うため、勇敢に海*へと飛び込む。

リク編:モンストロのお腹の中で謎の黒コートの男に付いて行ってしまう。自分の闇を前に悩んでいるリクにアドバイスを与える。最終的にモンストロの体内でゼペットと再会する。

テーマパーク


ソーサラーズ・オブ・ザ・マジック・キングダム*」におけるピノキオのカードは「Pinocchio's Sawdust Blast」。

アトラクションでは、「ピノキオの冒険旅行」に登場する。

NHK紅白歌合戦出場履歴

第45回(1994年) ワンマンズ・ドリーム*
第63回(2012年) ジッパ・ディー・ドゥー・ダー
第66回(2015年) 星に願いを
第71回(2020年) 小さな世界
第73回(2022年) 君の願いが世界を輝かす*

登場作品

1940年代

1940年
ピノキオ


1970年代

1972年
The Mouse Factory*

1980年代

1983年
ピノキオの冒険旅行 ※東京ディズニーランド

1986年
シンデレラ城ミステリーツアー*(カメオ出演) ※東京ディズニーランド
ジミニー・クリケットのクリスマス*

1988年
ロジャー・ラビット(カメオ出演)

1990年代

1990年
ローラー・コースター・ラビット(カメオ出演)

1992年
アラジン(カメオ出演)

1994年
アラジンの大冒険*(カメオ出演)


1999年
Villains' Revenge(カメオ出演)

2000年代





2009年
フィニアスとファーブ*(カメオ出演)

2010年代

2010年
塔の上のラプンツェル(カメオ出演)





2020年代

2021年
ディズニー マジックキングダムズ ※ver6.5.0:2021年12月追加





実写

The Mouse Factory*』にカメオ出演。


ワンス・アポン・ア・タイム*』にも登場。ストーリーブルックでは、気ままな旅人オーガスト・ブース。演じるのはアイオン・ベイリー* / 坂詰貴之。幼少期はジェイコブ・デイヴィーズ / 佐藤瑠生亮*

実写版『ピノキオ』ではCGキャラクターとして登場し、声をベンジャミン・エヴァン・エインズワース / 川原瑛都が演じる。

タグ:

キャラクター
最終更新:2024年04月09日 23:20