役職
WoWでは大きく3つの役職がある。

Tank

  • 特徴
    敵の攻撃を一手に引き受け、自分以外に敵が行かないようにThreat(Hate)を稼ぐスキルや敵の攻撃を中断、緩和させるスキルを駆使して盾の役目を果たす。
    敵に与えるダメージは高くはないが、装備やTalent(スキルツリー)により敵からの攻撃を回避、軽減したりする性能が高い。

    Tankは戦闘を開始する一番最初の役職になるので、特にBoss戦ではBossの攻撃パターンなどを熟知したり、自分以外に敵が行った場合は即座にキャッチしたり、敵を倒す順番を考えたり、リーダー的な資質が求められるときがある。
    またRaid(10人、25人で攻略するインスタンス)ではTankが2~3名必要となり、Bossによっては一匹のBossを二人のTankでシーソーのようにキャッチするしたり、1名のTankがBossを、もう1名のTankがAddをTankするような戦闘も必要となる。(Bossを受け持つようなメインでTankを担当するのをMain Tank、略してMTと呼ぶ。Addなどを主に担当するのをOff Tank、略してOTと呼ぶ)
    シーソーのタイミングは敵のスキルやDebuffによって千差万別なので、それに対する予備知識も必須である。
  • 需要
    前述の通り、インスタンス攻略では必須の役職であるが、その仕事の難度が他の役職より難易度が高いイメージがあり、インスタンスやRaidで仲間を募集する(所謂、野良グループ、Pick up Group、以下PuGと表記)時にTankは最も需要があり、引く手数多(あまた)である。
  • クラス
    Warrior、Druid、Paladin、Death Knight

DPS

  • 特徴
    Damage Per Secondの略で毎秒どのくらいのダメージが出せるか。という用語がそのまま役職の名前になっている。
    なので、DPSどのくらい?という会話ではDPSを計測するアドオンなどででたDPS値とという意味も持つ。
    最近では運営側は数値としてのDPSとの混同を避けるためDamage Dealerという表現も使われる。
    但し、ゲーム内での表記はDPSが浸透している。
    役割としては敵にダメージを与える、攻撃専門職。しかしDPSは全クラスでも可能な役割でもある。
    求められるのは与ダメージで、そのために全力を尽くすことになる。
    DPSをさらに分けると近接タイプのMeleeDPSと、遠距離タイプのRanged DPSに分かれる。
    DPSがある一定のダメージを出せないと、時間切れでBossがEnrageしてWipeするような戦闘が多く、攻撃は単純明快にDamage Meterで明確に数値として誰からもわかるので、特にRaidやエンドコンテンツでは高いDPS値が求められる。
    またダメージを与えまくって、TankのThreatを超えてしまってDPS職に敵が跳ねてしまうのは基本的にTankに責任は無く、DPS自身が自分でダメージをコントロールする必要がある。
  • 需要
    攻撃を専門とするため、DPS職のプレイヤーは多い。RaidでもDPSの占める割合は高く、10manで5~6名、25manで16~17名を占める。
    高いDPSを出すためには、自分のClassについて熟知し、研究している必要がある。装備や戦闘知識が整っており高ダメージを安定して繰り出す事が出来て、状況に応じて攻撃のみならずCCしたり、Interrupt(詠唱妨害スキル)したり、Threat管理を補助できたりするプレイヤーは、どこからも歓迎される。
  • クラス
    全クラス可能
    DPSは全クラスこなす事ができるが、逆にDPSしかできないクラスがあり以下のクラスがDPS専門クラスになる。
    DPS専門クラスはエンドコンテンツに近づくにつれてDPS以外のハイブリッドタイプの役職よりもDPS性能が優れている傾向がある。ボス戦にもよるが基本的にDPS専門クラスよりDPSが出るクラスは無い。
    他クラスが専門クラスよりDPSが出る場合は、ボスの戦闘方法、装備、プレイヤースキルが影響している。
  • DPS専門クラス
    Hunter、Mage、Warlock、Rogue(MeleeDPS)

Healer

  • 特徴
    その名の通り、回復を担当するクラス。
    HP回復だけでなく様々なDebuffを解除したりするスキルも使用する。
    Healのスキルも様々ものがあり、その効果も大きく違う。
    その豊富なスキルを状況に応じてどれだけ使い分けられるかでプレイヤースキルの差がでてくる。
    またHealerができるクラスは複数あり、そのクラスによってHealのタイプが異なる。
    ヒールしている間は動けず、定常的にヒールし続ける事を得意とするタイプ、移動しながらヒールできて、メンバーのHPが減ったらヒールするタイプとに大きく分かれる。
    当然ながら味方にHealすることによるThreatも発生する。
    HealerがHealを行ってそのせいでThreatがTankを超えてしまう場合はこれはTankの責任とされるのが一般的であるが、TankがPull Aggro(最初の接敵)を得る前にHealしてHealer自身がAggroを得るのは避けるべきである。
  • 需要
    Tank同様、需要はとても高い。ボス戦でもボスの特殊攻撃などによるダメージの入り方などを知識として持っておくことが望ましく、エンドコンテンツでは基本中の基本となっている。
    このクラスも熟練Healer程重宝され、Raidの攻略の進行度の重要なファクターである。
    優秀なHealerはPuGでもGuildでも需要が高く、特にPuGでのRaid Leaderから気に入られると頻繁に声がかかることも良くある。
  • クラス
    Priest、Druid、Paladin、Shaman

Tips

上記で挙げたDPS専門クラス以外はDPSをしたりHealerをしたり併用できるがそのためにはTalentを変更して、装備も全て専用のを装備する必要がある。
Caster系(魔法)などの装備は共有できるものもあるがエンドコンテンツになるほど専門性の高い装備が必要になる。
またBossがDropした戦利品の装備は、自分がどの役職で参加しているかによって取得優先権が決まるのが一般的である。

例としては普段はTankやってるけど今日はDPSで参加した。
このような場合で、戦利品にTank向けの装備がでたとしても取得優先権はTankとして参加してたプレイヤーのほうが高い。自分がいつもやっている職をメインスペックといい、それ以外の職をオフスペックという。
オフスペック向けの装備が欲しい場合は、メインスペックのプレイヤーがそのアイテムを不要とした場合である。
この際にはRoll(サイコロ振り)時にチャットにてオフスペックであればその旨を通知しておくのが一般的である。

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最終更新:2010年10月13日 05:31