単位認定について

高専から大学へ編入した場合、高専時代にとった単位をそれぞれの大学での単位に照らし合わせて認定する
所謂 「単位認定」 という制度があります。
勿論沢山の単位を認めてもらえば残りの大学生活は楽勝!てなことになりますが
逆にまったく認めてもらえない場合編入直後に留年が決定する なんてことも(稀ですが)あります。

さらに、大学によって「書類(シラバス)提出タイプ」「単位認定試験タイプ」の二種類があります
旧帝大などの大きな大学では書類提出タイプが、地方国立大学などでは単位認定試験タイプが多い傾向にありますがその辺は大学によりけりです。

ここでは、各大学各学科でどの程度単位認定があったかを紹介していきたいと思います。

大阪大学

・工学部(書類提出タイプ)
  • 応用理工学科機械工学科目
大阪大学は普通、一般科目や基礎科目を豊中キャンパスで受講しますが、工学部は吹田キャンパスにあるので
もしその1~2年時の単位をとらなくてはならなくなった場合その前後の授業を豊中まで受けに行っていてはその前後の授業が受けれなくなります。
そういった立地的な背景に配慮して頂けるので、応用理工ではかなり沢山の単位認定をしてもらいました。
確か1~2年時の単位はすべて認めてもらえたはずですが
ぶっちゃけ今よく考えたら何単位認めてもらえたのかはっきりしないのでまた確認して更新します

科目系統 科目 認定単位数
共通教育科目 教養教育科目 12
言語・情報教育科目 11
健康・スポーツ教育科目 2
その他 2
専門教育系科目 専門基礎教育科目 28
専門教育科目 38.8
合計 93.8
卒業要件単位数合計 137

1~2年時の単位が認められているので再履修の必要がない上に三年時の授業も少し認められたので生活には結構ゆとりがあります
ちなみに英語や第二外国語は二年時までに終わっているので受講する必要はありません
また、自分で選択して申請するタイプではないのでいったん認められた授業を再履修することはできません

・基礎工学部
自分(donc)は基礎工じゃないので詳しくはわかりませんが、あんまり認めてもらえないようです


京都大学

・工学部(書類提出タイプ)
  • 電気電子工学科
京大は再来年度から、東大と同じく二年次編入になるだけあって流石の単位認定数です
京大に編入した人に聞いたところによると三年前期で29コマ(二重登録5教科)だそうです。わけがわからないですね。

認定単位数 46
卒業研究履修必要単位数 116
卒業要件単位数 134

神戸大学

・工学部(振替一覧受け取り&書類提出タイプ)
基本的に、シラバスを提出してから大学側で振り替えはやってもらえます。その後、自分たちで漏れはないか、その振替の仕方で問題ないかをチェックし、単位認定となります。
工学部では、教育言論(教養、つまり一般科目)が最大28、専門科目が最大53単位の、合計81単位が最大認定数です。教養科目は、基本的に全て認められ、大学入学後は履修する必要はありません。
入学者の手引きなどに、最大で61単位と書かれていますが、今のところ、そんな少ない編入生は工学部にはいないと思います。
  • 市民工学科
MAXの81単位認定でした。編入生全員が高専出身のため、全員同数の認定です。3回の講義、たとえば実験なども、認定されました。
1回の必修単位を取得する必要があるため、一年生の講義に出る必要がありますが、特に問題はありません。
非常に余裕のある時間割になるため、他学部の講義を受けに行くことが可能です。
※※認定単位数に誤りがあるかもしれません※※
認定単位数 ??
卒業研究履修必要単位数 100※1
卒業要件単位数 126
※1:必修単位をすべて取得していること、各系の専門科目をある一定単位以上取得していることなどが条件
前期は10コマ1集中講義1学外実習で、23単位取得予定。
内部生と比べた場合、若干少ない
  • 建築工学科
こちらも81単位。基本的に、市民工学科と同じシステムになっています。
認定単位数 81
卒業研究履修必要単位数 102
卒業要件単位数 124

・理学部(振替一覧受け取り&書類提出タイプ)
  • 理学部物理学科
※※大学→大学の方の例です※※
認定単位数 69
卒業研究履修必要単位数 96※1
卒業要件単位数 124
※1四回に上がるのに必要な単位数
内部生と比べた場合、10~15単位ほど少ない。
年間取得単位の上限(CAP制)は50単位
注意することは、特になし!!!

奈良女子大学

  • 言語文化学科 ヨーロッパアメリカ言語文化学コース
認定単位数
教養、保体、外国語一括認定
専門60単位のうち、4単位認定

卒業単位数:142単位
※四回にあがっていれば、卒研は問題ない
内部生と比較した場合:専門以外一括認定のため、同じくらいもしくは若干の余裕あり
注意するべきこと:なるべく多く授業をとっておくべき。
         編入生は、取得単位の上限はない
         教職をとる場合、綿密な計画が必要

九州大学

・工学部(タイプ?)
  • 物質科学工学科 材料科学工学コース

全学教育科目 45
総合選択履修科目 4
専攻教育科目 29
合計 78
卒業に必要な単位数
全学教育科目 45
総合履修 6
専攻教育科目 84
合計 135

詳細

必要単位数は学科によって異なる。卒研に取り掛かるのに必要な単位数は不明
二年までの単位はほぼすべて認定。きちんと単位をとっておけば、内部生とあまり変わらない単位数を認定してもらえる。
総合履修は4単位が上限。3年で高年次教養科目を一つ履修する。
3年で頑張れば、4年で楽になると思われる。

信州大学

  • 物理学科?(書類提出タイプ?)

認定単位 約60
卒業研究履修要件単位数 約100
卒業要件単位数 128

工学部から理数への編入のケースです
当初かなり厳しいのではないかと考えられていたのですが
大学側の配慮?でかなり無理なもとい良心的な認定の仕方をされたようです
(例えば英語の単位を落としていたのに認めてもらえた、かなり種類の違う単位をむりやり振りかえたなど)
それでも流石に認定数が多いとは言えないうえに無理やり振り替えているので授業の内容が謎ぃという現象が発生しがちなようです

山口大学

・工学部
  • 機械工学科(書類提出・一部認定試験タイプ)

認定単位数 94
四年進級時に最低必要な単位数 107
卒業に必要な最低単位数 126

主に数学などの単位は書類で認定されるようですが、専門科目は認定試験をする傾向が強いようです
また、必修科目に産業倫理が入っています。

共通教育科目(おそらく二年時までの一般科目など)は44単位一括で認定されていることもあって、結構な数を認定されるようです
最終更新:2010年05月11日 15:38
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