ウォードレスの開発










(絵:津軽さん)
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一般性能要求(要点)

ウォードレスとは、アイドレスのサイボーグ系が装備する強化服である。
I=Dと単独で戦うことが出来、小型ロケットを装備して高い機動力を狙うという、ある種の万能的な野心的プロジェクトとして開発が始まった。
これによって大量の資源が必要になったが、歩兵戦闘力の向上は極めて有効であり、後には一般歩兵やI=Dを押しのけて一定の地位を築くことになった。

評価

  • 全能力×1.50(評価1)

特殊

  • 陽光は歩兵として扱う。
  • 歩兵・偵察兵1名を必要とする。この歩兵・偵察者の能力をベースとして評価修正を加える。
  • 陽光は白兵戦、近距離戦、中距離戦行為ができる。
  • 兵員2人分として数える。
  • アタックランク12として数える。

次のアイドレス

  • ウォードレス
偵察型ウォードレス・本格的ウォードレスの開発・次期主力ウォードレス



都築藩国ウォードレス「陽光」パンフレットより

都築藩国設計ウォードレス
コードネーム:陽光

■設定
陽光は新規藩国である都築藩国で設計されたウォードレス(以下、WD)である。
設計初期段階では、非公式であるが参謀本部勤務者との話し合いが設けられ、その軍事知識その他のアドバイスを頂いたことを、まずここに感謝を申し上げる。
また、「陽光」というネームについては藩国内で公募され、投票の結果選ばれた藩国民らうーるの応募したものである。これは都築藩国諜報部からの情報で、にゃんにゃん共和国のFEGが開発するWDに対抗する、あるいは対になるWDとなるよう込められたものである。
陽光はこれまでの敵根源種族との戦い及び今後の戦況の変化を推測し作られており、歩兵による中距離以上の火力確保が主眼となっている。装備は事項に記しているが、対物火器に分類される大火力装備がメインとなっている。また、中距離以上を交戦範囲として想定されているため、センサー類の用意(ヘッドドームASSY・ヘルメットバイザー式情報投影装置など)も充実しているものである。ただしこれらは陽光を鈍足にするものではなく、的確な武器の選択とWD本来の柔軟な機動性によって充分な活動範囲を確保しうる。
ユニットには指揮通信・火器・宇宙戦・ロケットの4種があり、ある程度の汎用性が確保されている。
その外見はセンサー類の充実した頭部に絡めてデザインされ、ノーマルタイプは白と暖色でカラーリングされている。カモフラージュについては、雪原や砂漠地帯、都市戦から宇宙までさまざまなパターンが用意されているものである。

■装備
  • 近接用ナギナタ
近接戦用に作られた白兵武器であり、長い柄に近接用ナイフを付属したもの。
  • 12.7mm機関銃
長さ1m、重量15kgのWD用ライフル。射程は500mほどであり、汎用の効くベースウェポンである。
ユニット構造になっていて整備性が向上している以外にも、
ロングバレルやグレネードランチャーの装着などの様々な仕様への変更が容易になっている。
通常はマガジンを使用するが、火器ユニット装着型のベルト給弾に変更可能。
  • 75mmL24砲
対戦車榴弾、通常榴弾、煙幕弾などの発射が可能な短砲身砲。射程は750mほど。曲射が可能であるため、状況によっては重宝する。携行性を向上させるために折りたたみ構造なっている。
  • ATM
単発式対戦車ミサイル、重量50kg。射程は1000m程度。
  • SAM
単発式地対空ミサイル、重量50kg。射程は1000m程度。降下攻撃するアウドムラ対策でもある。
  • 拠点防衛用設置型レールカノン
発射の際には射撃体勢を取る必要のある長大かつ長重量のレールカノン。設置時に外部電源からの入力により、必要電源をカバーする。
連射性能の向上や宇宙での使用を可能にするために冷却装置を外部に拡張することが出来るが、
外部の装置が肥大化し運搬がさらに困難になるため、採用する部隊は少ない。
  • レーザー砲
宇宙での運用を考え、未だ試験的ではあるが設けられた武装。腕部に設置し、背部バックパックを電源としている。
  • シーカーポッド
使い捨てのラジコンであり、WDとのデータリンクによる情報収集役である。また、ATMやSAMなどの追加装備も可能であり、WDからのコントロールによる射撃が可能である。

■ユニット
  • 指揮通信ユニット
指揮通信バックパックセット、WD兵携行輸送・設置型衛星通信ユニットなど、指揮に必須となる通信装備が背部および頭部に集中するユニットである。元々陽光は頭部がセンサー類のせいで膨らんでいるのだが、更に大きいために見分けは簡単であろう。
  • 火器ユニット
通称"弁慶"。背部に火器管制センサーおよび火器収納バックパックを背負っており、「背中から撃たれたらやばくねえか」という心配の声が聞かれるが、仁王立ちして敵を一歩たりとも通さないことが主眼とされる、通称通りのユニットである。
また、当初は火器ユニットの可動アームは武装の迅速な交換を主眼に開発されていたが、
大型火器の肩部固定を補助する役割や電源を運搬したりと、実際には汎用性の高いものになっている。
可動アームは最大4本まで拡張可能。
  • 宇宙戦ユニット
今後の宇宙への派兵を想定され試験的に作られたユニット。背部に生命維持装置及びレーザー砲電源、腕部にレーザー砲を装備している。
機動性を高めることを目的に、背部の噴射口をフレキシブルに動くよう設計した為、
噴射口の動作調整にかなり多くに時間を要したと開発者の談。
また、手首と足首に設けられた噴射口は、小さい出力ながらも大きなモーメントを生むため、
着用者のスキルが高い場合は、開発時の予想を大きく上回る機動性が発揮されている。
  • ロケットユニット
強襲用の小型ロケットを設けたユニット。数回の長距離跳躍を可能としている。また、これによりWD開発の理念に則り、一時的ではあるものの大幅な機動力の確保がなされているものである。

(文:都築つらね)


最終更新:2007年06月30日 02:12