稲荷の司(イナリノツカサ)/東国人+犬妖精+ドラッカー



(絵:ホーリーさん)
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要点

東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪・犬耳・尻尾・病的・薬を静脈に入れるための管

周辺環境

四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山・廃墟

評価

体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 装甲 白兵 近距離 中距離 遠距離
0 0 -2 0 0 1 4 -1 0 -1 0 0 2 2

リアルデータ

体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 装甲 白兵 近距離 中距離 遠距離
1 1 0.44 1 1 1.5 5.06 0.67 1 0.67 1 1 2.25 2.25

特殊

  • 東国人は一人につきターン開始時に燃料1万tが増加する代わりに資源1万tを消費する。
  • 東国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
  • 犬妖精はコパイロット行為が出来る。
  • 犬妖精はオペレーター行為が出来る。
  • 犬妖精は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は×3.38(評価3)され、燃料は必ず-1万tされる。
  • 犬妖精は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は×1.50(評価1)され、燃料は必ず-1万tされる。
  • ドラッガーはドラックによる強化行為により、任意の評価を×1.50(評価1)補正することができ、この時燃料2万tを必ず消費する。
  • ドラッガーは予知夢行為(判定:幸運)ができ、この時燃料1万tを消費する。

次のアイドレス

  • 職業
犬・銃士隊・バトルメード・入院患者・ウォードレスダンサー・ドラッグマジシャン
  • イベント
ぽち王女の巡幸


稲荷の司とその日常(なぜなに都築藩国より抜粋)

稲荷の司とは、都築藩国のアイドレスのひとつである。彼らは戦線に立ち何かをするというよりは、文官として、そして司祭としての役割が多い。
その名称の通り彼らは農作についての業務に多く貢献しており、平時は農林水産部へ登庁して事務作業を行っている。その際の彼らはドラッカーとしての能力を遺憾なく発揮し、アドレナリン全開、カフェインどんと来いの気概でドーピングしつつ朝から晩まで業務を行っているのである。また、四季の豊作祈願を目的とした祭事では、理力使い系アイドレスである非時の司とともに予知夢などによってその年の天候を占い、神前に豊作を祈るのである。彼らは犬耳を持つ者たちであるが、少数の農業についての占いに長けた者は稲荷の名に恥じぬように狐に近い耳や尻尾を持っているようである。
また、昨今の戦争状態においては常日頃鍛えた事務スキルと先見の明を併せ、有能なオペレーターとしても活躍するだろう。
目下の難点としては、彼らが病的なまでの仕事人、ワーカーホリックという点である。藩国運営においては大変有難いことではあるが、ぶっ倒れられたら俺が叶わんと藩王はちょくちょく差し入れを持っていっているようである。

彼らの朝は日が昇ると同時に始まる。
布団からまだ治らぬ腰の痛みを抑えつつ這い出し、障子を開けて朝日を拝む。これは農業を司る彼ら独自の朝のしきたりで、今日も一日良き天の恵みをと祈るものである。ちなみに、曇りや雨の日も東に向かって行う。天候の如何に関わらず、全てはお天道様の気まぐれであり、また恵みなのである。照りすぎてもいけない、雨が降りすぎてもいけない、適度な天候こそ草葉は育つのだ。
そして、ワーカホリック的な彼らではあるがきっちりと身支度を整え始める。これはどんなときでも身なりだけはしっかりすべしとの慣習があるためである。彼らも一応は神職の一端を担うものであり、また実務レベルでの交渉ごとも多いためであるが、一番の理由は服装を整えることで気持ちを引き締めるという意味合いが強いのであろう。その後、栄養バランスの考えられた朝食と、栄養ドリンクを一本飲んだ後、彼らは登庁する。
各部署で朝礼は行われる。その頃には垂れた犬耳を持つもの以外はしっかりと耳が立っており、気合充分で業務に取り掛かるのである・・・そして、筆舌に尽くしがたい一日の業務が始まる。卓の上には栄養ドリンクが朝から並び、彼らは鬼のような形相で筆を走らせ始め、時には犬妖精の特殊効果を駆使し捕まると長いからといって逃げる藩王をしっかと追跡し捕縛するのである。その時はれっきとした犬耳を持つ者でも、狐に憑かれたかの如く見えるという。また、彼らに限っては昼休憩として多めに時間が取られているのだが、ただの休憩ではなく予知夢用の時間であったりもする。予知夢によって得られた情報で、彼らは午後も頑張るのである。日が沈んだ頃、彼らは箱買いした栄養ドリンクを空にし始め、点滴を打ち始め、夜半までその業務は続くという。
彼らの休日は少ない。だが、息抜きに見る予知夢でない夢というのは、快いらしい。最近は藩王が彼らのためにひとつひとつ藁編みの枕を作り、少しでも良い気分で寝られるように配っているのだとか。
稲荷の司の日常である。

(文:都築つらね)


最終更新:2007年06月03日 18:15
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