非時の司(トキジクノツカサ)/東国人+理力使い+ドラッカー


(絵:土岐野さん)
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要点

東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪・長い杖・病的・薬を静脈に入れるための管

周辺環境

四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山・魔法陣・廃墟

評価

体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 装甲 白兵 近距離 中距離 遠距離
0 -1 -2 -1 -1 3 4 1 -1 -1 0 -1 3 2

リアルデータ

体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 装甲 白兵 近距離 中距離 遠距離
1 0.67 0.44 0.67 0.67 3.38 5.06 1.5 0.67 0.67 0.82 0.67 2.76 1.84

特殊

  • 東国人は一人につきターン開始時に燃料1万tが増加する代わりに資源1万tを消費する。
  • 東国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
  • 理力使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は×2.25(評価2)され、燃料は必ず-1万tされる。
  • ドラッガーはドラックによる強化行為により、任意の評価を×1.50(評価1)補正することができ、この時燃料2万tを必ず消費する。
  • ドラッガーは予知夢行為(判定:幸運)ができ、この時燃料1万tを消費する。

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  • 職業
魔法使い・幻影使い・理力建築士・入院患者・ウォードレスダンサー・ドラッグマジシャン



非時の司についての記述

都築藩国の南部山岳地帯で採れる作物の一つにトキジクの実というものがある。これは都築藩国のみで栽培されている拳一つ程度の大きさの果物で、橙に近い黄色をしたやや厚めの皮を剥けば鮮やかでみずみずしい果肉が詰まっており、程よい甘さと酸味が多くの国民に好まれている。
また藩国独自の生産品ということで古くより代表的な供物としても用いられているため、供物とともに祭りの際に大地へ感謝と祈りを捧げる役である祈祷師達がいつしかこの果物に因んだ名で呼ばれるようになったという。
これが非時(トキジク)の司という名の由来である――というのは表向きの話。
実はこのトキジクの実の皮と果肉をある特殊な方法でもって精製すると、身体能力あるいは集中力を一時的に向上させられる薬物になるのである。中毒性はそれほど高くは無いが、副作用――特に効果が切れた直後に襲ってくる疲労感は凄まじいものがあり、使い慣れていない者の中には薬が切れた瞬間にばったりと倒れ、そのまま半日以上身動き一つ取れなくなる者もいるらしい。
なお、軍部に所属している者ならば皆その薬の存在自体は知っているのだが、製造法そのものは軍の最高機密扱いであり、他藩国はもちろん、藩国内においても製造に関わっている一部の者のみにしか知らされていない。知られてしまったら最後、八百屋の店先に置いてある果物から危険な薬物を作ることが出来てしまうのだから、当然といえば当然ではあるのだが。
この薬物は特に精神的な面の強化に有効で、また能力強化に使用する薬物の多くにありがちな使用者を興奮状態にする効果が無いため、戦闘中、詠唱および魔法陣を制御するために精神力と冷静さを必要とする理力使い達はドーピングを行う際には必ずこの薬物を使用している。このことから薬物による強化行為を用いながら戦う理力使い達を、トキジクを司る者――『非時の司』と呼称するようになった。
これが一般には知られていない『非時の司』の由来であり、真の姿なのである。

(文:らうーる)



非時の司演習場について

人里離れた場所に演習場がある。
そこは、体にトキジクを慣らすための訓練や、実際にトキジクを用いての演習(詠唱戦闘)を行う場所である。出来得る限り生還させるために、様々な状況を想定し、且つ訓練できるように演習場を設計した。市街地はもちろん、草原や森林、山岳に冬なら雪上戦もできるようになっている。
その一角に「廃墟」がある。市街地戦用の場所に隣接したその場所は、人為的に作製された場所ではあるが「どーせ壊すんなら別に他国の建築様式を真似なくてもいいよね」という手抜きのせいもあり、まるで自分の住んでいる町を彷彿とさせる場所になってしまった。
その場所を見るたび思うという。「こんな風にしちゃいけない」と。

(文:うつわさん)


最終更新:2007年05月03日 00:50
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