軍仕の司(グンシノツカサ)/東国人+サイボーグ+バトルメード+ガンスリンガーメード




(絵:津軽さん)
(クリックすると大きくなります)
継承元:東国人

要点

東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪・メード服・箒型銃・軍用メード服・突撃銃・機関銃・拳銃・一部機械

周辺環境

四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山・宮殿・戦場・機械化工房

評価

体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 装甲 白兵 近距離 中距離 遠距離
1 1 1 1 0 -2 7 2 1 1 1 1 5 4

リアルデータ

体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運 装甲 白兵 近距離 中距離 遠距離
1.50 1.50 1.50 1.50 1.00 0.44 17.09 2.25 1.50 1.50 1.50 1.50 7.59 5.06

特殊

  • 東国人は一人につきターン開始時に燃料1万tが増加する代わりに資源1万tを消費する。
  • 東国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
  • サイボーグは宇宙戦行為が出来る。
  • サイボーグはナショナルネット接続行為が出来る。
  • サイボーグは筋力、耐久力の評価を×2.25(評価2)補正することが選択でき、この時燃料3万tを消費する。
  • バトルメードはI=Dのパイロットになることが出来る。
  • バトルメードは援軍行為ができ、王女の許可があればどこの藩民としても活動出来る。
  • ガンスリンガーメードは援軍行為ができ、王女の許可があればどこの藩民としても活動出来る。
  • ガンスリンガーメードはI=Dに乗っていないとき、独自で近距離戦行為ができ、この時、選択によって近距離戦の攻撃判定は×1.50(評価1)出来る。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。
  • ガンスリンガーメードはI=Dに乗っていないとき、独自で中距離戦行為ができ、この時、選択によって中距離戦の攻撃判定は×2.25(評価2)出来る。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。
  • ガンスリンガーメードはI=Dに乗っていないとき、独自で遠距離戦行為ができ、この時、選択によって遠距離戦の攻撃判定は×1.50(評価1)出来る。補正を選択した時は燃料1万tを必ず消費する。

次のアイドレス

  • 職業
ウォードレスダンサー・ハッカー・宇宙軍・ハイパーメードお局さん・はぐれメード・ガンスリンガーメード・侍女 ・特殊工作員・宰相の養女
  • イベント
銃を置いてお見合い・叶わない恋
  • ACE
松井いつか



軍仕の司についての記述

 都築藩国王宮警護軍所属サイボーグバトルメード――長いので大抵は軍仕の司と略される彼女たち(『彼女』ではないものが混じっていることについては最早語るまい)の任務は正式名称にあるとおり王宮、特に外部・外周の警護である。
 王宮の警護、という役割は同じく王宮で働いている奉仕の司にも与えられているが、しかし二者の間には明確な差が存在している。奉仕の司があくまで側面として内部の警護の役を担っているのに対し、軍仕の司は警護および武力による外敵の排除こそを目的とした集団であるという点だ。また、当然ながら常に相応の訓練を行っているという点も大きな違いであろう。――要はよりプロフェッショナルな存在ということである。軍、の字は伊達ではないといったところだろうか。
 普段はバトルメードの象徴である箒型銃や予備の拳銃程度の装備で警備を行っている彼女たちだが、外敵の侵入、あるいは戦争状態に突入した場合、サイボーグ故の膂力で突撃銃や機関銃、必要に応じてはATMやSAM、WD用の装備すら使いこなし、敵を容赦なく撃破する。
 都築藩国の王宮に攻め入ろうとする愚か者たちは、まず軍仕の司の火力による手厚い歓迎をその身に受け、たとえそこを切り抜けて王宮内に侵入できたとしても、一見非戦闘員に見える奉仕の司の王宮の構造を存分に利用した奇襲に翻弄される、という二重の反撃に晒されるのである。
 もっとも、敵意を持っていない者にとってみればメード服を基にした軍服(防刃防弾仕様。他の軍服と違うのは軍属であろうとメードの心得を忘れないため、と制服デザイナーの誰かが声高に主張したため)を着こなした軍仕の司はなかなか格好いい存在ととられている様である。

 ちなみに。軍仕の司のメンテナンスもかの<エステ>と呼ばれる施設にて結構な頻度で行われている。(このあたりは奉仕の司も軍仕の司も同列に扱われているようである)たとえ暴力に身を染めても、美容には気を抜かないのが女性のサガというものなのだろう。
(文:らうーるさん)

音声データ
(声:えるむさん)

軍仕の司の日常

その日、都築藩国王宮警備軍の資料室では、一人の軍仕の司が資料の山と格闘していた。
ぶつぶつと独り声をもらしながら課題に取り組んでいた彼女は、ふうっと一際大きなため息をつくと、積み上げた資料の谷間につっぷしてぐんにゃりしている。
その背後からもう一人のバトルメードが音も無く忍び寄ると、手にしたテキストを丸めてぽかりと叩いた。

「あ痛っ。」
「こら、お行儀悪いぞ。礼儀作法の単位取れなかったら、要人警護のメンバーから落とされるわよ。」
「せんぱーい、酷いですよう。せっかく補習対策を詰め込んでるのに、頭叩いたらこぼれて落ちます。」
「なあに、また補習なの?」
笑顔を返す先輩格の軍仕の司はトレーニング帰りだったが、にもかかわらず身だしなみはきちんとして隙がない。藩国首脳陣からも一目置かれる、軍仕の司でもリーダークラスの一人であった。

「だって先輩、いくら何でも必修単位が多過ぎます。銃火器の取り扱いや火薬の知識が必要なのは分かりますけど、車両とか航空機とか建築とか、人体模型とか、どうして勉強しなくちゃならないんですかー。」
「当然でしょ、私達が投入される状況はいつだって、一瞬のチャンスなのよ。最小限の時間と弾薬で確実に成果を上げるには、標的の何処を狙うべきなのかは頭に叩き込んどかなくちゃ。」
「どんなに叩いても、こんなに入りませんー。」
ともすれば馴れ合いに陥ってしまいそうな女性主体の特殊軍を支えているのは、きめ細かい指導態勢である。そしてその繋がりの強さが、強烈なストレスを強いられる実際の作戦行動をも支えているのだった。

「相手の被害を最小限にするための知識がでもあるのよ。」
「……が、頑張ります。」
むくりと起き上がって背筋を延ばした後輩に微笑すると、励ますように彼女は明るい声を上げた。
「よし、一区切り付いたら、エステに行こう。」
「あ、行きます行きます。」
「隣でレクチャーして上げる。科目は何がいい?」
見事なアメとムチである。楽しみが有る限りは結構頑張れてしまうのを、さすが指導教官達は知り尽くしている。
「……はうぅ、爆発物処理でお願いしますぅ。」
「そうか、じゃあ即席花火の作り方でもやろうか。」
(文:えるむさん)


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最終更新:2008年04月06日 12:15