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凡蔵稀男

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種族  人間>半妖精バンシー人
血縁  育ての親:凡蔵夫妻禅寺のじじい
所属  鮒界市立公園墓地管理人、タロット・アスの使い魔、骸者殲滅部隊

凡蔵稀男(ぼんくらまれお)


本作品の主人公。

第一部

渾名は『亡くし屋』『サメ男』。

ロックヘイムキナモムム国で、バンシー人間との間に生まれた半妖精。
出来損ないの『ニス』だったために、ソロモンヘイムの人間の赤子「凡蔵稀男」と取り替えられ、それ以来「凡蔵稀男」として生きている。
実の母はバンシー、父はおそらくキナモムムに来た純人間の種男で、凡蔵夫妻のいずれとも血縁はつながっていない。

両親の跡を継ぎ公園墓地の管理人をしている。
人助けをしてその見返りに金銭を巻き上げることを生業としている。
嫌いなものは魚と人間、特に鯛と女。
人助けすることを自己の存在の認証として人格を維持しているが、関係の深い人間が死ぬとそのショックで『無我』人格が崩壊することから、他人と深い関係を持つことを避けている。

左目でアカーシャ球体『いのち』の緒『こころ』の緒を見ることができ、指で命の緒を切断できる。
膨大なマナ(運)の持ち主で、強大な『運ぶ力』の胎界主悪魔達が探している『真の胎界主』の候補のひとり。

第二部

+ ...
骸者殲滅部隊としてロックヘイムを訪問。
リョースより3つ目の名を授かり、三つの連なる真の名が『凡蔵・稀男・カルタ』となった。

第三部

+ ...

無我が井戸に沈み、主人格と名前が純子となった。
メフィストフェレスの直属使い魔となり、リースルーサークリムと公園墓地で暮らす。

本物の凡蔵稀男

公園墓場管理人凡蔵夫妻から生まれた、本物の凡蔵稀男。赤子のときにバンシーの赤子(=今の稀男)と交換され、現在もキナモムムにいる?

凡蔵稀男の中に存在する複数の人格

凡蔵稀男は幼い事に自我が崩壊しており、その後に稀男の精神に残存する様々な記憶、欲求などから以下に挙げる複数の人格が成形された。
どの人格も共通してその存在を保つために自我の礎を必要とし、
他者からの「存在承認」を力(精神内での他人格への影響力、肉体への干渉力)の源としている。
その中でも稀男のたましいの所有者となった人格は主人格と呼ばれ、肉体の主導権や精神内での他人格の支配権を得る。

無我


稀男の持つ「いのちの緒が見える」という特殊能力によって人を助ける行為を礎に生まれた人格。
自我崩壊後の稀男の主人格。
「人助け」をする事で他者からの存在承認を得て自我の基盤を固めるスタンスを取る。
自身の命より人助けを優先するが、愛情や道徳心といった感情は微塵も持ち合わせておらず、
あくまで「人助け」という自我の礎を保つ事で崩壊を防ぐ事を唯一の目的としている。
その範囲は基本的には「自身に助けを求めた者」「自身を頼る者」に限定されており、
それ以外の者の命運についてはあまり関心がない模様(但し、魚成勇タロット・アスの複躰部族の少年などの子供に対しては求められずとも自ら助けている節がある)。
その代わり自身が助けると決めた者を助けられなかった場合は
自我が崩壊してしまうリスクを背負っている(人格達は地震と呼んでいる)。
「人助け」の最中や、その成否と存続に影響を与える事柄に対応している時以外は
一切感情が動かないらしい(井戸カルテット曰く「人間のふりをやめた蝋人形」)。
+ ...
物語が進むにつれ、無我はそのスタンスを以下のように遷移させている。
人助けをする→親切にする→意思決定基盤を持たない愚者

井戸カルテット


自我崩壊前の凡蔵稀男の心の闇から生まれた4体の人格(個々の名前は不明)。
曰く「自然な精神の発達過程に誰にでもできる本能の淀み」
原則的には主人格たる無我の支配下にあり、肉体が受けた痛みを全て肩代わりさせられたり、
完全破棄されそうになったりと憂き目に遭っているが、幾度も無我を封じ込めようとするなど
常に主人格の座を狙っている。

凡蔵純子


自我崩壊前の凡蔵稀男の「いとおしさ」の残滓から発生した合成人格。
愛情による異性との繋がりを礎とする。
クリムが稀男の承認を得る為に設定した人格(ペルソナ)であるロリムと接触した事で姿形を得て、
その後タロット・アスに施された躰化の術による女体化によって力を増し、
夢魔2号によって夢見人に仕立て上げられた事で無我に「純子」と名付けられその存在を承認されるに至る。
+ 第二部ラストでは
第二部ラストでは無我に変わり主人格となった。

本物の○○

+ ...

本物の無我


凡蔵稀男の本来の主人格の残滓。
自身を「本物の無我」、自身に替わって主人格となっていた無我の事を「クソニス」と呼ぶ。
稀男は他のニスと同様に7歳の時に一度死亡しているが、その際に生来の自我は崩壊し、
その精神は存在承認を失い肉体の主導権も失っている。
だが完全消滅した訳ではなく、取り換え時にソロモンにかけられた「ピュアの示す主流に従い、タロット・アス(ソロモン)を司神降臨の場に運ぶ」
という認識ロックからピュアへの崇拝を礎としてその存在を保っていた。
後に主人格となったクソニスはこの本物の無我の礎の影響を無意識に受け続け、最終的にピュアに敗北を喫する事となる。
クソニスが本物の無我だけを残して稀男のたましいから離れた事により本物の無我は人格として表面化し、同時にクソニスは暗示ロックによる呪縛から解放された。

時折稀男が唐突に「げらげらげらげらげらげら」と笑うのは本物の無我の仕業である。
取り換え時にソロモンが認識ロックを施した事を切っ掛けにこのような笑い方をするようになったように見える。

稀男の人格、スタンスの遷移

+ ...

生後~七歳

稀男本来の自我のみが存在。本物の稀男と取り換えられる際にソロモンによってビュアの示す主流に従い、タロット・アス(ソロモン)を司神降臨の場に運ぶよう認識ロックをかけられる(この暗示は後に主人格の座に就いた無我にも影響を与え続けた)。

七歳~

稀男が死亡した際に生来の主人格が崩壊。その後に無我、井戸カルテットが発生。無我が主人格となり、「人助け」を礎として活動

クリム襲来時

クリムのペルソナ「ロリム」との接触によって純子が形と力を得る

東郷正義殺害時

人助けのリスク(失敗時の自我崩壊の発生確率)の高さを再認識した無我が、依然として人助けを礎にとしながらもその規模を縮小する形でスタンスを「親切」に切り替える

対ウェンティゴ戦

無我がスタンスを「親切」に切り替えた事でその礎が弱まり、ウェンティゴと共謀した井戸カルテットに肉体制御を奪われるが、純子の力によって回避。またその際、カルテットは夢想胎界経由でピュアと対面し、無我がピュアを拒んだ場合はカルテットが仲間になる密約を交わす

タロット・アス対面時

アスが稀男に躰化の術を施し女体化させた事で純子の力が増す

夢魔2号襲来時

夢魔2号が純子を夢見人にした事で純子が名前と存在証明を得る。だがその状況を逆手に取った無我が井戸カルテット、純子を精神の底に沈め弱体化させる(これによって無我の女性恐怖症が解消される)

地獄下層辺りから?

無我がスタンスを意思決定基盤を持たずにあらゆる事態にフレキシブルに対応する「愚者」(シリアス路線に対するギャグ路線)に切り替える

司神降臨時

ピュアに敗北した無我が、自身も純子と同様の「合成人格」であり、本物の無我(稀男生来の自我)は別に存在する事に気付く。

リース死亡時

レンタ・リースが死亡した事で無我(クソニス)の礎が揺らぎ、たましいの座に「本物の無我」だけを残して主人格から降板する(これにより無我(クソニス)はソロモンの暗示ロックの呪縛から解放される)。本物の無我は肉体の主導権も取り戻した上で他の人格を全て破棄しようとしたが、無我(クソニス)の計略により精神内での影響力を完全に失い初期化されてしまい、空いた主人格の座には無我(クソニス)の思惑通り純子が就いた。だが純子が主人格となった後も「げらげらげら」と笑っている事から、本物の無我が完全に初期化されたか否かは不明。

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