629 名前: メサルギア 投稿日: 2007/06/18(月) 22:11:18 ID:JFz7xsQ9
任務が終わり俺は次の任務まで家で休養していた
(ふぅ~今回はなかなかやばかった)
俺は買ってきた果物に食べながらビールを飲んでいた
(しばらくゆっくりするかな)
ふと俺の視界に一枚の写真が目に飛び込んできた
(元気にしてるかな?)
俺が最初の任務の時にアシスタントをしてくれた俺と同じコードネームを持つ男
ふと彼に会いたくなった
いや会わなければならない。今会わなければ後悔すると思った
(博士に連絡してみよう、博士ならすぐに彼の居所を教えてくれる)
しばらくして博士からの連絡があった
『彼は今日本と言う国の雛見沢村という場所に任務でいっとるぞい』
彼はそこにいるんだな?
『ああ、そうじゃ。行くのか?』
ああ
『わかった、手配をしよう』
ありがたい
『キャンベルに今度チェスをしようといっといてくれ』
ああ、伝えておく
『では気をつけての~』
俺は装備をまとめ家をでた
「ウキウキ(スネーク今度は俺がお前を助ける)」
「ウィキーーーーー(まってろよー)」
俺は雛見沢村に向かった

636 名前: メサルギア 投稿日: 2007/06/19(火) 23:31:20 ID:W7Q/inug
AM3:00
雛見沢村上空
『コード30000フィート、降下まで後10分』
機内に放送がかかり俺の目の前にいる一人の兵士が俺に注意をした
「おいタバコを消して支度に入れ」
俺は気にせず吸い続ける
「あいつ素人か?あんな軽装で」
『後五分だ、スネーク支度をするんだ』
わかった
『目標ポイントから北に10K先に降下し、降下し終えたらそこから徒歩だ』
了解した
『先ほど言ったように今回は前のミッションの用に隠れる場所がないから十分注意するんだ』
ああ、わかっている
『ハッチ開放』
ゆっくりとハッチが開き東の空から日の出が見えた
『日の出だ、さあ鳥になってこい』
俺は生きよいよく飛び出し緑の大地へ飛びだった
「ウキウキ(バンダナ忘れた)」

670 名前: メサルギア 投稿日: 2007/06/24(日) 12:26:12 ID:y8cL7rIf
降下してから何時間も歩き続けると流石にお腹が減る
ウキウキ(流石にお腹が減った来たな)
ふと木の上に目をやると木の実らしき物が沢山なっていた
ウキ(あれを食べよう)
ゲッチュ。
パク、カリカリ
ウキ(不思議な味だ)
俺は再び歩み続けると木造の建物が見えた
ウキウキ(ここにスネークが)
「ウォーーーーーー」
突如知っている声が聞こえ彼は遙か彼方まで飛ばされた
ウキッキキー(スネェェェク)
「アハハ、りかちゃん酷いね」
俺は慌てて身を隠す
「これでやっと一勝できたな」
少年が笑顔で言った
ウキ(あいつらがブカツのメンバー、まだ子供じゃないか)
ウキウキ(いやあの子供達はチャイルドソルジャーなのか?)
俺はとりあえず様子を見てからスネークに思い姿を消した

684 名前: メサルギア 投稿日: 2007/07/02(月) 22:50:46 ID:cen6JDJo
彼のテントが見えた
ほんのりと明かりがついている焚火でもしているんだろう
一歩、また一歩とテントに近づく
あと少しというところだった
ドカ
「グハ」
彼の声が聞こえテントの外から彼を誰かが彼を引きずていた
俺は物陰に隠れた
今日の昼に見た男の子だった
「畜生畜生」
彼は何度も何度も繰り返しブツブツと言っていた
ウキ(スネーク)
俺は他にもブカツメンバーの仲間が居ないかと周囲を気にしながら彼をつけた
しばらくすると男の子は山中に入り元から仕掛けてあったんだろう穴があった
男の子はスネークを穴に放り込み土をかぶせた
「ウキ(スネーク!!!)」
パン
俺は持ってきたバナナガンのトリガーを引いた
「ウッ」
見事に男の子の頭にヒットした
男の子はそのまま地面に倒れこみその隙に俺は彼を助けようと土をどけ
呼吸を確認するとかすかに息はあり彼は何度も同じことを言った
「すまない俺を信じてくれ圭一」
「ウキ(この子がKか)」
彼の頭の上にはまだ気絶アイコンが回っていた

698 名前: メサルギア 投稿日: 2007/07/05(木) 21:26:58 ID:DC2z7LrI
俺はとりあえず彼のねぐらへ向かい治療した
彼はうなされていた
「圭一俺は味方だ」
先ほどからずっとこの言葉をくり返している
「ウキウキ(・・・・・スネーク)」
俺はテントの外に出て渇いた木の枝をばらまいた
「ウキ(これで誰か近づいてきたら音で知らせてくれる)」
俺はテントに戻った
「う、ここは」
「ウキ(気づいたかスネーク)」
「お、お前何故ここに」
「ウキウキ(虫の知らせでな、危なかったなスネーク)」
「そうか俺は確か圭一に殴られて、そうだお前いつ来た?」
「ウキ(今日の朝だ)」
「くそ手遅れか」
「ウキ(手遅れ?)」
「ああ、俺もお前もここの風土病に既に感染している」
「ウキ(風土病?)」
「ああ、さっきの少年を見ただろう」
「ウキッキ(あのチャイルドソルジャーの事か?)」
「彼はソルジャーでも何でもない普通の少年だ」
彼は今まで見せたことのない顔で怒鳴った
「ウキウキ(落ち着け、ソルジャーじゃなかったら何故お前はあのKに殺されかけていた)」
「彼はそんな事をする人間じゃあない、これが風土病の発症した時なんだ」
「ウキウキ(あれが風土病だって)」
「ああ、俺もいつああなるか」
「ウキ(発症しないにはどうすれば良いんだ?)」
「この村を出なければいい」
「ウキ(なんだと)」
パキ
パキパキ
先ほど仕掛けた小枝の折れる音がした
「ウキ(スネーク)」
「ああ」
俺達は持ってきた武器を手に取った
「ウキ(ここは村じゃない)」
「ああ、ここは戦場だ。いくぞ」
「ウキ」
俺とスネークはいきよいよく飛び出した

703 名前: メサルギア 投稿日: 2007/07/07(土) 00:23:51 ID:UvZgdMoa
パン
パンパン
「ハァハァ」
戦闘時間から既に30分
「ウキウキ(こいつら一体)」
「こいつら村の人間じゃない」
俺達は校舎の中に入りマガジンにを入れ替えた
「ウキ(ただの兵士じゃないこいつらは)」
「ああ、確実に特殊訓練されている」
「ウキ(どうする)」
「日の出までがタイムリミットだ、日が出たら俺達は確実にやられる」
「ウキ(かといって外にはでれない)」
「やつらを倒すしかない」
「ウキウキ(ああ、それしかないようだ)」
「ウキ(スネーク、弾は?)」
「今のを入れて残り二つ」
「ウキウキ(弾切れも時間の問題か)」
「相手の数もわからん、できるだけCQCだけで」
「ウキ(OK)」
「よし行くぞ」

同じ時刻 村のどこか
「スネークどこだい?」

712 名前: メサルギア 投稿日: 2007/07/09(月) 19:34:15 ID:uwcrN9M9
鳴りやむことのない銃声
俺達はその中心がいる
「いたぞ」
何人倒したろうが敵兵の死体があちらこちらに横たわる
「ハァハァ」
俺達は敵をまきながら一人一人倒していった
パン
「ウキ(クッ)」
弾は俺の肩を貫通した
「スネーク」
「ウキ(大丈夫だ)」
血が止まらない、ここまでか
「今待ってろ、止めてやる」
「ウキ(いやいい)」
残念だがもう力が入らない
銃は握れない
「ウキウキッキー(俺がここでくい止める、その隙に逃げてくれスネーク)」
「そんなことさせるか」
「ウキ(スネークやめろ)」
彼は俺をおぶり走った
「見捨てはしない、それに片手で無事なんだろ」
「ウキ(君って奴は)」
「よし行くぞ」


『隠れる場所はどこにもない。
               帰る場所もない。
 だが俺達は戦う自分の為に』

714 名前: メサルギア 投稿日: 2007/07/11(水) 21:31:37 ID:NpH9ajx0
「いたか?」
「いえ隊長こちらにはいません」
「チッ、いったん立て直す基地に戻れ」
「ハッ」
雨の音が聞こえる、彼の荒い息づかいが聞こえる
ここはどこだ?
「ハァハァここまで来れば、大丈夫かスネーク?」
「・・・・ウキ(ウッ)」
もう喋るのもやっとだ
「しっかりするんだ」
「ウキ(ここは?)」
「山の中だ、ここまでは奴等は追ってこれない」
「ウキ(雨)」
「ああ雨だ」
もう何も感じない、俺ももうここまでか
「ウキ(綺麗な雨だ)」
「何を言っているんだ」
「ウキ(スネーク)」
「なんだ?」
「ウキウキ(俺は・・いやなんでもない)」
「おい、しっかりしろ」
「ウキ(スネーク、お前は生きてくれ。そして事件の真相を)」
「ああ、わかった。もう喋るな」
「ウキウキ(故郷の・・・・・バナナを・・・もう一度・・・・食べたかった)」
「おい、しっかりしろ」
体が楽だ、そしてここはどこなのだろう?
一面に広がる光、真っ白な世界
「さあ参りましょう」
君は?
「今回は会ってないですが次は必ず会えるはず」
次?次ってなんだ
「次は次、もうこの雛見沢には未来はない」
まだ彼がいる
「だが皆が助からなければ意味がない、無論あなたも。さあ参りましょう次の舞台へ」
光の中に引っ張られていく、体も、記憶も、全部
715 名前: メサルギア 投稿日: 2007/07/11(水) 21:33:08 ID:NpH9ajx0
「スネーク」
彼は悲しみにくれていた
「俺はもう」
パキ
「誰だ?」
彼は一発しかない残ってないハンドガンを音のしたほうに向けた
『僕だよスネーク』
「オタコン」
『だいぶやられたみたいだね』
「お前、今どこに?」
『もち安全なところ』
「これは遠隔操作か?」
『ああ、次のMGS4に使う予定だったんだけど今回は実験もかねてね』
「オタコン、俺はどうすればいい?」
『君らしくもないな、大丈夫、大佐が手を打ってある』
「本当か?」
『ああ、だから脱出するんだ、ここから2k先に迎えのヘリが30分後に来る』
「そうか」
『そうだ後これ役立つと思って持ってきた』
ハンドガンのマガジンを取り出した
「これはご親切に」
『さあ時間がない急ごう』
「オタコン、彼も」
『ああ、連れて行こう』

735 名前: メサルギア 投稿日: 2007/07/19(木) 00:45:03 ID:xIXn+zQt
数年後 とある墓地
彼は死者に送る花を持ち歩いていた、カツンカツン、石の街道と革靴の底が当たり誰もいない墓地に音が響く
「あった」彼は一つの墓標を見つけ花とポケットから出したドッグタグを墓標の前に置いた
「すまない、ずいぶんと待たせた」彼は墓標に向かい敬礼をした



彼は敬礼をしていた。涙を流しながら
俺のために泣いてくれるのかスネーク?
「すまない」
しばらくするとヘリが墓地に降下し、一人の白衣を着た男がヘリから降りてきた
「スネーク」
「オタコン、死者が眼を覚ますぞ」
MGS4へ続く メサルギア「完」

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最終更新:2008年04月14日 22:14