東大工学系研究科建築学専攻教員 アニリール・セルカン博士の経歴・業績に関わる疑惑の検証
~注意!~
以下の記述はWeb上の公開情報を元に客観的に比較検証を行った結果であり、特定思想や人種・宗教等に由来する一方的な中傷ではありません。もちろんそれらの偏見を助長するものでもありません。
【付録:よくある質問】
情報がたくさんあって良くわかりません。何が起きているのですか?
とても信じられません。ここに載っている話は本当なのですか?
客観的な証拠や第三者機関(NASA、アメリカ物理学会、アメリカ特許局、ロサンゼルスオリンピック記念財団などなど)の提供するデータと照合した結果を記載しています。信じられない気持ちは良くわかりますが、リンク先のデータや写真などを良くご覧になってください。一方、セルカン氏の話(オリンピック出場、11次元宇宙理論で受賞、宇宙飛行士候補採用、等々)は元をたどると御本人の著書や発言しか根拠がないことが少なくありません。新聞や雑誌の記事なども、本人の著書や取材に基づいていることが多いようです。
客観的なデータや写真を見て、少し落ち着いたら考えてみてください。「スキーでオリンピックに出て、11次元宇宙理論で受賞し、大学院生のうちにNASAのプロジェクトリーダーになり、宇宙飛行士候補になり…」と言う話も簡単には信じられない話ではないでしょうか?不可能ではないかもしれませんが、疑いの目を持つことも重要です。
素晴らしい人なのにどうしていじめるのですか?
真実を明らかにしようとしているだけです。仮に経歴のかなりの部分が詐称であっても、氏があなたにとって素晴らしい人であるならば、それは否定しません。
しかし、氏の素晴らしい「経歴」に魅かれて本を購入したり、講演を聴いた人もいるのではないでしょうか。
また、事実を知った上でもう一度本を読んだり話を聞くと、印象が変わると言う方も少なくないのでは?(変わらないならそれでも結構です。)
どうして今になって騒ぎになっているのですか?誰かの陰謀ですか?
有志の調査で驚くべき事実がいくつも判明してきました。そのきっかけは、2009年9月になってから、セルカン氏のホームページの業績リストに「Physical Review Letters, ケンブリッジ大学出版, 2003/09, p. 39-50、2003年9月」なる論文が挙げられていることに誰かが気づいたことだったようです。
疑問点の検証(業績編)で述べているように、これは物理の研究者や大学院生ならばすぐにおかしいと気づくようなものでした。これだけでも研究者にとっては重大な問題ですが、他にも多くの疑問や問題が見つかりました。
むしろ、最近まで問題点が注目されなかったことの方が不思議ではないでしょうか。
最終更新:2009年10月07日 02:09