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旧令制国について

店舗情報で現在の県名と旧令制国が交互に表示される。このうち東京は江戸、東北も山形が羽前などと表記される。
(各都道府県と国名の詳細については都道府県についてを参照)
だが実際には江戸は武蔵国の一地域で、現在でいう23区の一部であり、
羽前、羽後、磐城、岩代、陸前、陸中、陸奥も明治以降に出羽、陸奥が分割されてできた国名である。
これはゲームセンターの住所表記が当然旧令制国では無く都道府県で対応しているためにそこまで細かい設定ができないためだと思われる。
カード裏の出身国は上記を気にする必要は無いため旧令制国に基づいたものになっている。

ちなみに、律令制に基づいた長官である「守」が太守として国をおさめる事になっていたが、この制度自体はすでに名目だけのものとなっている。
とはいえ権威付けやその地方を支配するための大義名分として朝廷から位をもらったり、勝手に名乗る事も多々あったという。
もっとも名目であるため支配下領域と国名は一致しないことが多かった(九州に縁のない羽柴秀吉が筑前守を名乗るなど)。
ただし上野、上総、常陸の三国は親王任国(親王が国司を務める国)であるため、次官である「介」が臣下としての最高官位となり、
戦国時代では織田信長が上総介を、佐竹義重が常陸介を名乗っている。

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最終更新:2011年06月30日 07:44