武将名 |
しまづとよひさ |
漂流者 |
SS島津豊久 |
島津家久の子。伯父の義弘に従い、関ヶ原の 戦いに参陣。西軍総崩れとなり、周りを東軍 に囲まれた義弘を救うため、捨て奸となり、 追撃してきた井伊直政と戦闘。互いに重傷を 負い、以後の豊久の消息は不明である。敵の 首級を挙げることに異様な執着を見せたという。
「なぁ、大将首だ!! 大将首だろう!? 大将首だろうお前!」
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出身地 |
薩摩国 |
コスト |
2.5 |
兵種 |
槍足軽 |
能力 |
武力9 統率5 |
特技 |
魅力 攻城 |
計略 |
首おいてけ! |
武力が上がり、カードをタッチする と一定距離を高速移動できるように なる。さらに敵を撤退させるたびに 武力が上がり、闘痕効果が発生する。 闘痕による武力上昇と最大兵力減少 の効果は効果終了後も残る。 |
必要士気5 |
Illustration : 平野耕太 |
漫画ドリフターズより、妖怪首おいてけこと島津豊久が登場。
全勢力を見ても、このコスト帯で、武闘派の武力9を維持しつつ特技二つというカードは数が少なく、
さらに統率も5を備えているので、破格とも言えるスペックである。
計略は士気5で武力+3、1部隊撃破するごとに武力+2と闘痕効果による武力+1が加算される(合計+3)。
効果時間は17.7c、統率依存は0.2c。(以上 3.02F)
撤退を参照する計略のお約束として、乱戦中に他部隊の突撃・弓や銃の射撃といった、
援護効果で撤退させた場合も、このカード自体が接触していれば、闘痕効果が追加される。
また、タッチでカードの向きに一定距離を高速移動する(カード縦1.5枚分、突撃待機中の騎馬に追いつける程度)。
ごく短距離の、斬撃のない、使い放題の示現流といったところ。
高速移動であるので、速度迎撃が発生する。闘痕で最大兵力がどんどん減ることもあって、移動先の槍をよく見ておく必要がある。
乱戦時でもタッチ移動は可能だが、敵部隊をすり抜けたり押すことは不可能となっている。撤退時には結構便利。
闘痕計略の亜種と言え、計略終了時ではなく、「部隊の撃破時に闘痕が進行する」というスタイル。
そのため、ノーマルの状態から発動すれば、三部隊撃破時に撤退することになる。
コストと能力、兵種の点から前衛役・虎口攻めを含めた攻城役が求められる一枚なので、
闘痕効果が残り、最大兵力キャップが課されると後の戦略に支障をきたしがち。
また、闘痕効果が残った状態で、再度計略を使用すると、
二部隊以下の撃破で撤退してしまうので、本来の計略の効率性を弱めてしまう結果となる。
前もって闘痕状態を解除する計略と一緒にデッキを構成するのでなければ、
「SS島津豊久一枚と、敵部隊三枚を等価交換で撤退させる」
という割り切った用法で発動していくのが賢明か。
一部隊でも撃破すれば武力15、二部隊撃破時点で武力18となり、
タッチ動作での高速移動による追撃効果もあって、
敵集団を引き付けていれば、比較的容易に複数部隊を撤退させられる。
相手に押し込まれた時に、自爆計略気味に単騎で敵を道連れにしつつ、
仕切りなおしまで持っていく場面で輝く計略と言えるだろう。
また、このカード自体の問題ではないが、島津家という勢力自体、高コストに采配・全体強化持ちが集中している。
それらと併用するとデッキコストを圧迫しがちなので、デッキ構築の段階からよく吟味する必要がある。
SSカードは尖ったもしくは独特な性能のものが多いが、
SS島津豊久は元々のカード能力が優れているせいか、デッキ採用率も比較的高め。
SSカードゆえ入手難易度が高く、プレイヤーに広く行き渡っているとはいい難いが、
そんな中でもしばしばランキングに顔を出しているという活躍ぶりである。
漫画原作のカードだけあって、作中でも使われた彼を代表する台詞がボイスとなって目白押し。
原作ファンはぜひとも一度聞いていただきたい。
最終更新:2015年03月25日 12:26