カードリスト > 武田家 > Ver.1.0 > 030_禰々

武将名	ねね
	UC禰々	武田信虎の三女で、信玄の異母妹。政略結婚 で諏訪頼重に嫁ぎ、嫡男の寅王丸を出産。し かし、夫の頼重は兄の信玄と対立し、戦に破 れて自害する。残された禰々はその死を悲し み、心痛のため16歳の若さで没した。 「どうして私を生かすの……？」
出身地	甲斐国
コスト	1.0
兵種	弓足軽
能力	武力1　統率5
特技	魅力
計略	力萎えの呪い	敵と味方の武力を下げる。
	必要士気4
Illustration : 吉野啓太

『 何もかも、消えればいいの 』

虚ろな目で抜き身の刀を手にしているイラストや暗いセリフなどで非常に怖い印象を受ける女性武将。
落城演出は剣舞→納刀タイプ。カードイラストと見比べると中々感慨深いものがある。

他勢力へと引き裂かれた夫C諏訪頼重と似たスペック。
統率は5と高いが武力が1と低く、攻城中の敵部隊の妨害、序盤の伏兵堀り、端攻城が主な仕事になるだろう。
スペックインフレが進む現在では見劣りするスペックであり、ほぼ計略要員と言っていい。デッキに入れるからにはある程度の計略使用を期待される。
所属する武田家では弓足軽ということもあり、R馬場信春の泰山の陣と比較的相性が良い。

計略の「力萎えの呪い」は敵味方の武力を下げる妨害計略。
具体的には自身含み敵味方の武力を-5。
範囲は直径が戦場横幅6割弱の自己中心円。
効果時間は敵味方ともに基礎時間約11c、統率依存約2.1c(Ver2.12B)。因みにこれに限らず妨害計略の効果時間は、基礎時間±統率依存×√統率差である。
統率差+4に約15c、統率差+1に約13c、統率差±0(自分含め)に約11c、統率差-1に約9c、統率差-4に約7c。
上記例のように、家宝で統率を相手の主軸を超えるように調整すると効果時間が大きく伸びる。

必要士気の割に武力低下値は高く効果時間も長い上、計略範囲も広い優秀な計略なのだが、味方まで巻き込むので運用には工夫が必要。
味方が密集している時に誤爆すると、どうしようもない惨状になる。
状況は限定されるが、決まれば采配でも潰せるほどの高い成果を期待できる、爆発力のある計略である。

味方にも効果がかかってしまう計略の為、これを避けるため運用方法はやや特殊なものとなる。
以下に主な運用方法を挙げる。

運用

• まず、彼女を先行させて味方を範囲外にする方法。

計略範囲はそれほど狭くないものの、自己中心円なので周りに敵が密集するような状態を作る必要がある。
よって、超絶騎馬などの散開した相手を各個撃破できる計略の持ち主と組むのが相性が良い。
所属する武田家にはSR山県昌景を筆頭に、超絶騎馬には事欠かない。
　主戦場の反対側から回り込み、裏から当てる手もある。
ver2.12Bで弓足軽の移動速度が上がった事もあり、端攻めとの2択が容易になった。
放置されやすいカードなのでこの使い方も押さえておくと良い。
　注意点としては、 自身が必ず対象に含まれるため、効果時間が終わらない限り再発動できない という点。同統率以上には重ねがけは期待できない。
このため、計略使用後は帰城せずすぐに撤退したほうが回転率は高まる。そういう意味でも一人で先行させるのは有効な使い方といえる。

• 次に、自城際で用いる方法。

防衛部隊を城から出す時、禰々だけワンテンポ（ないし一瞬だけ）早く出しその瞬間に計略を発動することで円内でも敵だけを対象にできる。
味方と足並みを揃えやすいのでデッキ編成はあまり問わず、高い戦果を期待できる。
陣形を使って貼りつくタイプのデッキに対しては特に有力なアンチカードに成り得る。
このため攻めは強いが、自城の守りを苦手とするキーカードと相性が良い。

• 最後に、流転計略と重ねる方法。

力萎えの呪いは、味方には「味方から掛けられた武力-5の強化計略」という扱いで掛かるためか、敵からの計略効果を対象とするUC天室光育の浄化の術で消すことはできない。
しかし、味方からの計略効果も対象となるSRお市の方などの流転計略であれば消す事が可能。
ver2.12B現在で流転系の全体強化としては赤尾清綱の流転の采配とＲ岡部元信の鳴海城の抵抗の2枚が存在する。
が、前者は同勢力内に同じ計略を持つ山崎吉家が居り、罠計略など他のコンボ計略にも事欠かない。
また後者は今川家限定計略で1コスト弓足軽とはいえ禰々に効果が掛からないという難点がある。
よって、これらのカードを使用するデッキに禰々を入れる必然性に欠けるのが問題点である。

調整の歴史

ver1.0：敵に対しては統率差時間である一方、 味方には素の統率で約22.9c(統率依存は統率1当たり2.1c) もかかってしまう、味方への妨害時間の方が長いという妙な仕様であった。
ver1.1：味方へのマイナス効果も統率差が適用され、自身は約12c、統率10あれば約8cで効果が消えるので統率依存は2.1c。
ver1.2：全体の計略時間修正に伴い、計略効果時間が短縮。基礎時間12.7c→10.4c。
ver2.12B：旧カードの大規模上方修正に伴い、計略効果時間が延長、範囲拡大。
基礎時間10.4c→約11c、直径が戦場横幅の5割強→6割弱。