デッキ名 全知の領域デッキ
概要
SR太原雪斎、EX太原雪斎の「全知の領域」を軸に攻めるデッキ。
陣形効果は味方統率上昇、敵武力低下と少々地味だが、効果が超長時間となっている(1.20C現在統率+6、敵武力-3、効果時間 12.5c+統率×4.2c)。
全知を展開し引きこもりつつ士気を溜め、陣形効果を活かした計略の連打で相手に畳みかける。
SR太原雪斎は統率12のため生半可な事では進軍を止められない上、「攻城」特技を持つので虎口攻めで大ダメージも期待できる。
対してEX太原雪斎は制圧持ちの馬。通常時統率11、全知発動中なら統率17と、大筒の上で存分に敵武将を押し回すことができる。
このデッキの最大の弱点であり問題点が、雪斎本人の武力6の2.5コスト槍・3コスト騎馬というスペック。
9コスト制になり以前ほどではなくなったが、デッキの構築幅が苦しく、総武力が低くなりがち。
全知の効果を活かした守りを展開するハンドスキルがあることが必須である。
またデッキの目的が全知の効果時間によるアドバンテージ形成である以上は絶対に雪斎を撤退させられない。
しかし、SR雪斎は逃げ足が遅く遠距離攻撃もできない槍足軽で、武力も6と不安の残る数値。
一方のEX雪斎は足の速い騎馬だが、コストがさらに重くSRと違い突撃され放題なので、超絶騎馬など敵は多い。
相手を陣に入れないと武力低下が発揮されないため、必然的に雪斎は前に出ざるを得ないが
少しでも出過ぎると集中攻撃で落とされてしまう。全知中の雪斎が撤退してしまえば勝つことは至難の業である。
難点を多数抱えるデッキだが、全知を展開した状態で大量の士気があれば比類なき制圧力を見せつけることができる。
戦略やハンドスキルでいかにカバーできるかが全知デッキを使う上での最大の課題となるだろう。
と、上記のとおり、これまでは環境による差異はあるものの基本的に使い手を選ぶデッキであったがver2.00において
R武田信虎が追加されたことにより状況が変わった。
信虎の計略「
老虎の采配」は今川家限定で移動速度を上げる長時間采配、但し効果時間終了後に兵力が減少する。
兵力減少というデメリットこそ抱えるものの、長時間に渡る移動速度上昇はこれまで苦手とされていた鉄砲隊や強力な陣形・采配に対して有効で、
攻勢に出ると見せて士気を使わせて撤退したり士気を貯めた状態ですばやく攻めあがるなど全知の領域デッキの常識を覆す運用が可能となった。
また、ver2.00から乱戦では攻城ゲージを減らす事が出来なくなったことも追い風となっている。
とはいえ、SR太原雪斎とR武田信虎の2枚で既に5コストを占めてしまうためデッキの自由度は低く兵力の管理にもより一層気を遣う必要がある。
キーカード
今川028 |
今川家 |
SR太原雪斎 |
2.5 |
槍 |
6/12 |
城 伏 魅 |
全知の領域 |
8 |
【陣形】今川家の味方の統率力が上がり、敵の武力が下がる。 |
全カード中で最高の統率力12に特技3つとかなり豪華だが、その分武力は6しかない。
計略も軒並み素武力が低い今川家限定であるため全体的に低武力になりがち。
その為、プレイヤーの戦略眼が特に重要となると言える。
計略使用後は、相手もスキあらば集中攻撃で落とそうと狙ってくるため、
全知使いの意地にかけて、落とされないように大胆かつ慎重に立ち回ろう。
EX005 |
今川家 |
EX太原雪斎 |
3 |
馬 |
6/11 |
制 伏 魅 |
全知の領域 |
8 |
【陣形】今川家の味方の統率力が上がり、敵の武力が下がる。 |
EXカードとして登場したもう1枚の全知雪斎。
兵種が騎馬になった事でSR雪斎よりさらコストが0.5上がってしまっている。
しかし機動力・生存力が増しており、味方が戦闘しそうなところに近寄るだけで良いので広がって攻めやすく端攻めも怖くない。
SR雪斎が苦手な鉄砲隊に対しても立ち回りやすく、計略効果も相まって他の騎馬隊が苦手とする挑発、啄木鳥等への耐性が高い。
よほどの凡ミスをしなければ撤退して陣消滅、ということは起こらないだろう。
ただし逆に騎馬に対しての耐性が槍のSR雪斎ほどないので、相手に速度上昇騎馬等がいる場合は立ち回りには十分注意しよう。
特技攻城が制圧に変わっているので、虎口攻めに重点を置きたければ他の武将を用意しよう。
機動力と制圧を活かし、計略使用後は大筒を積極的に奪い終盤までに城ゲージ差を少しでも詰めておきたい。
候補カード
全知の領域の統率上昇効果が今川家限定であるため、パーツ候補も今川家であることが望ましい。
陣形の妨害効果を頼み計略も統率上昇を必要としないならば、別の武家との混成も不可能ではないが、研究が未熟なため割愛する。
精鋭計略
今川の十八番ともいえる精鋭計略持ち。
全知の領域で統率力が上がるため、ただでさえ長い計略時間をさらに伸ばす事ができ、低い素武力を補う事が可能。
精鋭計略はどれも優秀だが、瞬間的な爆発力を求めるならR朝比奈泰朝・R酒井が有力。
R朝比奈泰能は武力が上がり切るまで時間が掛かるが、うまく育てればタイムアップまでには武力20をゆうに超える。
SR岡部・R井伊も、撤退させないよう戦場に居座らせ続けられれば頼もしい。
2人とも攻城特技がSR雪斎と被っているのがもったいなかったが、EX雪斎との相性は非常によい。
回復計略
今川014 |
今川家 |
UC鵜殿長照 |
1.5 |
槍 |
4/6 |
柵 |
精鋭への援軍 |
4 |
味方の統率力が高いほど兵力が回復する。 |
今川015 |
今川家 |
R鵜殿長持 |
1.5 |
弓 |
4/5 |
制 伏 |
精鋭への援軍 |
4 |
味方の統率力が高いほど兵力が回復する。 |
今川007 |
今川家 |
SR井伊直虎 |
1.5 |
騎馬 |
4/7 |
魅 |
不屈の采配 |
5 |
今川家の味方の武力と兵力が上がる。 |
対象部隊の統率が高いほど回復量が増えるので、全知の領域との相性はいい。
相手次第では全知の武力低下と援軍の回復でゴリ押しするのもアリだろう。
ただしゴリ押し戦略を取る場合は援軍が後半のキーカードであるため、
危険な最前線に出さずとも仕事ができる弓のR鵜殿長持が汎用性の面で一歩リードか。
一方のUC鵜殿長照も柵持ち槍で、精鋭計略弓(C鳥居・SR岡部など)との相性が抜群なので
自分のデッキに合わせて適宜選択すると良い。
SR井伊直虎は回復と共にサブ計略の役割も兼ねられるが、全知展開中の回復量では精鋭援軍に劣ってしまうのが難点。
妨害・ダメージ計略
今川026 |
今川家 |
UC関口氏広 |
1.5 |
槍 |
4/7 |
伏 |
誘導の術 |
3 |
敵を向いている方向に強制的に移動させる。 |
今川030 |
今川家 |
UC早川殿 |
1 |
槍 |
2/3 |
魅 |
山津波の計 |
7 |
敵に土砂によるダメージを与える。ダメージはお互いの統率力で上下する。 |
今川033 |
今川家 |
UC松下之綱 |
1 |
槍 |
2/4 |
- |
猿回しの術 |
3 |
敵を向いている方向に強制的に移動させる。 |
今川005 |
今川家 |
C安部元真 |
1.5 |
弓 |
4/7 |
- |
呪縛の術 |
7 |
敵の移動速度を下げる。 |
今川024 |
今川家 |
UC定恵院 |
1 |
弓 |
2/4 |
魅 |
力萎えの術 |
5 |
敵の武力を下げる。 |
SS046 |
今川家 |
BSS一宮随波斎 |
2.0 |
弓 |
8/2 |
|
弓撃無双 |
5 |
【チャージ計略】矢を放ち、敵に武力によるダメージを与える。ダメージはチャージ時間が長いほど上がる。 この計略は1回使用すると効果が終了する。 |
全体強化・妨害に乏しい今川家では貴重な力萎えの術を備え、スペックも良好なUC定恵院は有力候補。
UC早川殿の山津波は基礎威力が下がった関係で、以前に比べて選択肢とし辛いが低統率に対して脅威なのは相変わらず。
UC関口はハイスペックで誘導の術も使い勝手がよい。
UC松下も城際での攻防や対超絶強化で力を発揮してくれるだろう。
BSS一宮は計略の癖が強く使いづらいが、今川家では最高の武力で通常戦闘をこなせるのが強み。
その他計略要員
今川012 |
今川家 |
SR今川義元 |
2 |
弓 |
7/7 |
城 魅 |
上洛の幻 |
7 |
今川家の味方の武力が大幅に上昇する。ただし効果中は城内に入れず、効果終了時に兵力が下がる。 |
今川019 |
今川家 |
Rお田鶴の方 |
1 |
弓 |
1/6 |
魅 |
三色八重散椿 |
5 |
矢を当てている敵の武力と統率力と移動速度が下がるようになる。ただし効果終了時に自身の兵力が下がる。 |
今川032 |
今川家 |
UC松井宗信 |
1.5 |
槍 |
6/4 |
制 |
死闘の構え |
4 |
武力が大幅に上がる。ただし、効果終了時に兵力が下がる。 |
宴006 |
今川家 |
R庵原忠胤 |
2 |
騎馬 |
7/7 |
- |
死闘の迅雷 |
4 |
武力と移動速度が上がる。ただし効果終了時に兵力が下がる。 |
今川039 |
今川家 |
SR井伊直虎 |
2.0 |
槍 |
6/8 |
魅 |
精鋭の采配 |
7 |
今川家の味方の武力が上がる。 |
SS007 |
今川家 |
SS今川義元 |
2 |
槍 |
7/8 |
魅 |
果てなき遊び場 |
7 |
今川家の味方の武力と兵力が上がる。ただし効果中は自城に入れなくなり、効果終了時に兵力が下がる。 |
Rお田鶴の方は爆発力で崩しに来る超絶強化の対策として。本人の武力こそは上がらないものの効果は最高クラスのキーカード潰しの弓強化。
UC松井・R庵原の死闘計略は、今川には貴重な武力が大きく上がる超絶強化で、急場しのぎや相手の超絶強化への対抗ができる。
SR今川・SS今川は終盤での押し込みで重ねることで攻城につなげやすくなる。
武力・スペック要員
精鋭計略がいくらコストパフォーマンスに優れているとはいえ、全部隊を全知後に強化するのは無理がある。
またなかなか準備が整わず、ラインを上げるタイミングに悩まされることも多い。
さらに、計略時間が非常に長いとはいえ永続ではなく、最後の攻めのタイミングで効果切れ……という事もありうる。
それを防ぐために素武力の高い武将を投入し、「全知の領域」を発動しただけの状態でも
十分に攻め上がれる構成にするという選択肢も視野に入ってくるだろう。
その場合、精鋭計略に回していた士気は「精鋭への援軍」に注ぎ込むのが有効。
特に騎馬隊のUC天野景貫は序盤から何かと単独行動が多いということもあり、素武力の高さが活きる。
C大原資良は、ver2.10現在で今川家唯一の武力8槍足軽でありスペック要員として優秀。
計略もデメリットを抱えるものの、使いどころを間違えなければ攻守に両面で頼りになる。
家宝
先述の通り、安定して勝つには何かと不安要素の多いデッキなので、自分がどう言う場面で不利に陥りがちなのか分析して家宝を選ぶと良い。
- 相手が号令を絡めて来た場合に当たり負けしてしまう・全知前後の攻防に弱い→武力上昇/兵力回復
- 雪斎一人が集中攻撃を受けて落とされてしまう→単体武力上昇/単体兵力回復
- 弓・鉄砲の多いデッキに負ける・部隊を分けて端攻めされると対処に困る、
または準備が整ったと思ったら既に時間切れ間近な事が多い→速度上昇
- いざ全知を使おうと思った時に雪斎が撤退している・開幕が弱すぎて被落城寸前まで押し込まれる→復活時間短縮
所持させる武将は、兎にも角にも雪斎がいない事には始まらないデッキなので、よほどの事がない限り雪斎に持たせた方がよいだろう。
デッキサンプル
デッキサンプル(9コスト)
No |
勢力 |
武将名 |
コスト |
兵種 |
特技 |
武/知 |
計略名 |
|
計略効果 |
今川028 |
今川家 |
SR太原雪斎 |
2.5 |
槍 |
城 伏 魅 |
6/12 |
全知の領域 |
8 |
【陣形】今川家の味方の統率力が上がり、敵の武力が下がる。 |
今川002 |
今川家 |
R朝比奈泰朝 |
2 |
騎馬 |
6/5 |
気 |
精鋭突撃術 |
4 |
武力と突撃ダメージが上がる。 |
今川035 |
今川家 |
C大原資良 |
2.0 |
槍足軽 |
8/3 |
- |
奮闘の構え |
3 |
武力が上がるが、効果終了後に兵力が下がる。 |
今川015 |
今川家 |
R鵜殿長持 |
1.5 |
弓 |
4/5 |
制 伏 |
精鋭への援軍 |
4 |
味方の統率力が高いほど兵力が回復する。 |
今川033 |
今川家 |
UC松下之綱 |
1 |
槍 |
2/4 |
- |
猿回しの術 |
3 |
敵を向いている方向に強制的に移動させる。 |
総武力27 |
総統率30 |
騎1槍3弓1 |
城1伏2魅1気1制1 |
|
武将名 |
勢力 |
コスト |
兵種 |
特技 |
武/知 |
計略名 |
計略効果 |
EX太原雪斎 |
今川 |
3 |
馬 |
6/11 |
制 伏 魅 |
全知の領域:8 |
【陣形】今川家の味方の統率力が上がり、敵の武力が下がる。(統率長時間) |
SR岡部元信 |
今川 |
2 |
弓 |
6/6 |
城 気 |
精鋭弱体弓術:4 |
武力が上がり、矢を当てている敵の武力が下がるようになる。(統率長時間) |
UC朝比奈信置 |
今川 |
1.5 |
槍 |
6/3 |
- |
精鋭戦術:2 |
武力が上がる。(統率長時間) |
UC鵜殿長照 |
今川 |
1.5 |
槍 |
4/6 |
柵 |
精鋭への援軍:4 |
味方の統率力が高いほど兵力が回復する。 |
UC松下之綱 |
今川 |
1 |
槍 |
2/4 |
- |
猿回しの術:3 |
敵を向いている方向に強制的に移動させる。 |
総武力24 |
総統率30 |
騎1槍3弓1 |
城1気1制1柵1魅1伏1 |
EX太原雪斎をメインに入れたデッキ。 SR岡部は精鋭弱体弓術が強力で頼りになる他、EX雪斎が持っていない攻城を持っているので、終盤では虎口に押し込むことで逆転を狙っていくことができる。 |
解説
メインとなる計略「全知の領域」はver1.11B現在今川の味方の統率+6、敵の武力-3という効果。
士気8の割に地味な効果だが効果時間が異様に長く、実質的に永続計略なのでいかに陣を維持するかが最初の課題となる。
維持さえできれば相手は常に武力-3の状態でぶつかり合う事になり非常に嫌らしい計略ではあるが、
冷静に見れば後方陣などで簡単に並ばれてしまう程度の差なので、過度の信用は厳禁である。
また、戦いを優位に進めるには味方統率力UPからの計略コンボが重要になってくる。
特に精鋭計略は全知の領域内で使えば大幅に効果時間が延びる為、低い素武力の底上げに使えるだろう。
序盤、中盤を伏兵などでうまく凌ぎ、全知の領域からの長時間計略で部隊を強化したうえで
後半に一気に畳みかけるといったスタンスがこのデッキのスタンダードといえる。
特にSR雪斎は統率12で攻城持ちのため、虎口ゲージが溜まったタイミングで大きなプレッシャーを与えられるのが強み。
ただ精鋭計略ばかりの構成になりがちで搦め手が少なく、3コスト槍の雪斎が中心となるため機動力が不足しやすいのが難点。
序盤中盤の城ゲージ被害はある程度仕方がない所もあるが、あまり削られすぎてしまうと
終盤で城の殴り合いの展開に持ち込まれ、ゲージ差を取り返しきれずに競り負けることもあるので注意したい。
このデッキへの対抗策
前述の通り、序盤から中盤にかけてが非常に脆いデッキなので開幕からどんどん押しこんでいきたい。
また、陣形発動後の雪斎を落とす事ができれば相手はかなりの士気損となるので、俄然優位に立てる。
ただし統率12を誇る雪斎の伏兵威力は凄まじく統率5以下は即撤退、7程度でも瀕死になるので処理には細心の注意を払おう。
兎にも角にも、相手に戦線維持をさせないように立ち回ることを心がけておくといいだろう。
終盤の雪斎による虎口攻めがこのデッキの肝のため、虎口前に柵を配置し割られないよう丁寧に守れば、終盤で大きな効果を発揮する。
また「精鋭への援軍」を上手く機能させないために、各個撃破を基本にしていこう。
機動力がないため端攻城も有効で、射撃が回避されにくい事から鉄砲多めのデッキは有利に戦う事が出来る。
特にマイナス効果を無効にできるR佐々成政、超長距離射撃で雪斎を狙撃できるSR雑賀孫市、槍陣形潰しのR鈴木重兼等は強力なメタカードと成り得る。
周りの精鋭計略持ちを全知もろとも打ち消せるSR瀬名があると相手はかなり立ち回りが難しくなるだろう。
逆にダメージ計略系は効果が著しく軽減されてしまう(特に統率18にもなる雪斎はかすり傷一つ負わない)ため、
全知発動後は陣内の敵に向けての使用は控えるようにしよう。
コメント *編集が苦手な方はこちらへデッキ案、訂正指摘等々、お願いします
最終更新:2013年12月14日 15:48