TR909-Rim Shot
回路考察
analogさんより、実機とローランドの回路図では異なっているという情報を得て考察してみた。
回路
リドローしたオリジナル回路はこちら。
しかしanalogさんの実機では、IC50aの1番ピンからリムショット音が出力されており、IC50bからなるフィルタは通っていないとのこと。
ところで、IC50bのフィルタは、よく見知った回路と異なっている。ローランドの回路図が間違いとは言い切れないけれども、この部分がサレン・キーフィルタだったとすると、R422の接続先が違うのではないか。↓をやりたかったのではないかなぁ、と。
もうちょっと慣れ親しんだ形にすると↓
リムショット音源部を↑の回路にしたら出力は発振した。フィルタ定数の解析はしていないけれども、びみょーな定数になっているのかもしれない。サレン・キーフィルタに無理やりゲインを持たせた設計に見えるので、そこの部分を修整して、
こんな回路にすると出力の発振は止まった。HPFとして働き、IC50aの1番ピンから出力する信号と比べると低い音が削られているように聞こえる。
進捗
2008/1/21
2008/1/20 最終段HPF改修
上記の回路考察の通り。
2008/1/12-14 製作
回路図から蛇の目基板にリムショット部のコピー製作。トランジスタの選択に迷う→結論でず。
MP3ファイル(128kbps)
回路を修整したので音データを消去しました。
最終更新:2008年01月24日 07:19