勝田車両センター・E501系

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勝田車両センター

〔E501系:常磐・水戸線〕

 1995年(平成7年)に登場した東日本旅客鉄道(JR東日本)の交流直流両用通勤形電車。常磐線の輸送改善用として209系電車を基本に設計した車両で、常磐線の交流電化区間では初の4扉車である。
 1995年に基本10両編成と付属5両編成各1本が、1997年に基本10両編成と付属5両編成各3本の計60両がそれぞれ川崎重工業で10両編成が3本と5両編成が2本、東急車輛製造で10両編成が1本と5両編成が2本製造され、勝田電車区(当時)に配置された。1995年12月1日から、常磐線の上野~土浦間で営業運転を開始し、普通列車(取手 - 上野間は快速)のみに使用された。日中の運用は10両編成での運転だった。上野~土浦間の行先表示器には2006年(平成18年)3月17日まで運転されていた通勤快速の表示は用意されていたが、2005年(平成17年)7月9日から運転を開始した特別快速はE531系限定運用とされたこともあり、用意されなかった。また、快速の表示も用意していたが、定期列車としては取手以南の快速運転区間でも通常は終着駅名を表示していた。また、土浦以北の駅名は神立、友部、水戸、勝田の表示が用意されていた。車内の停車駅案内図は、上野~土浦間の普通列車の停車駅と、取手 - 北千住間の各駅停車の駅を掲示していた。この当時は、「普通」と「各駅停車」が並んで掲載されるものだった。2004年(平成16年)10月16日以降は、取手以南で「快速」と案内されることになったため、「土浦~取手間 普通 取手~上野間 快速」としたものに取り替えられた。
 朝ラッシュの最混雑時間帯である土浦駅発上り6~7時台の列車には、2005年7月9日のダイヤ改正から運用を開始した同じ4扉車であるE531系とともにほぼ集中的に投入され、取手駅からのE231系とともに乗車位置の統一や収容力向上、および列車遅延の防止が図られた。
 10両+5両の分割編成であるが、着席サービスの向上を図るため、本系列の運用列車は検査時の415系・E531系による代走も含め(営業運転開始当時を除き、後のダイヤ改正以降)終日15両編成で運転されていた。ただし、検査などで勝田車両センターに回送される際は、土浦~勝田間の構内有効長の関係から、10両編成と5両編成に分割して回送されていた。
 予備編成がないため、取手駅以北で120km/h運転可能な本系列の限定運用と403系・415系で代走可能な運用とに分けられていた。実際に検査や整備などで403系・415系が代走する際は、交流区間の各駅では代走期間と該当する時刻の4扉車が3扉車に変更される旨が表示されていた。同じ4扉車で130km/h運転が可能なE531系が2005年に登場したことや転用対応の改造工事開始に伴いE531系による代走の機会が増加し、本系列は2007年2月21日を最後に常磐線土浦以南での所定運用を終了した。ただし、後述の改造後で2007年3月改正前日である2007年3月17日に、移り変わり運用で10両編成が上野駅まで乗り入れている。

(「Wikipedia」より一部改)


【10両基本K編成 = 全4本】


カツK701編成

〔1995年 5月23日 川崎重工製〕
【  534M:勝田駅】 【回2533M:水戸~勝田間】◇WS(幕時代)

カツK702編成

〔1997年 2月20日 川崎重工製〕
【  534M:勝田~水戸間】 【  549M:水戸~勝田間】

カツK703編成

〔1997年 3月 6日 川崎重工製〕
【  552M:勝田駅】 【  561M:勝田駅】

カツK704編成

〔1997年 3月18日 東急車輛製〕
【  552M:勝田~水戸間】 【  533M:友部~内原間】


【5両基本K編成 = 全4本】


カツK751編成

〔1995年 3月28日 東急車輛製〕
【  544M:勝田~水戸間】 【  555M:水戸~勝田間】

カツK752編成

〔1997年 2月21日 川崎重工製〕
【  544M:勝田駅】 【回 725M:水戸~勝田間】◇WS(幕時代)

カツK753編成

〔1997年 3月 7日 川崎重工製〕
【  526M:勝田~水戸間】 【回2527M:水戸~勝田間】

カツK754編成

〔1997年 3月19日 東急車輛製〕
【  532M:勝田~水戸間】 【  547M:水戸~勝田間】


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最終更新:2022年10月16日 19:46
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