薄暗いジャングル、隠された山脈、広大な平原、荒涼たる凍土、その他無数の大自然のもっとも野蛮な地域には、文明化された地の影響を受けずに生活している人々がいる。侵入者を警戒しつつ古代の伝統を守る部族民たちは、外部の者にはよく分からないことを固く信じ、自らの土地に関してはもっとも知識のある外来者よりも精通している。蛮族であるという以上に、これらの人々は自らの生きる環境の主にして僕であり、仲間である。そして自分たちの土地に足を踏み入れるもの全てに敬意を求める。
経験点400
人間、2レベル・バーバリアン
CN/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +1;
感覚 〈知覚〉+6
防御
AC 13、接触9、立ちすくみ12(-2激怒、+1【敏】、+4鎧)
hp 25(2d12+12)
頑健 +8、反応 +1、意志 +3
防御能力 直感回避
攻撃
移動速度 40フィート
近接 グレートクラブ=+6(1d10+6)および噛みつき=+1(1d4+2)または
素手打撃=+6(1d3+4)および噛みつき+1(1d4+2)または
噛みつき=+6(1d4+4、加えて組みつきに+2ボーナス)
遠隔 スローイング・アックス=+3(1d6+4)
特殊攻撃 激怒(9ラウンド/日)、激怒パワー(獣の憤怒)
戦術
基本データ 激怒していないときのバーバリアンのデータは
AC15、接触11、立ちすくみ14;
hp 21;
頑健 +6、
意志+1;
近接 グレートクラブ+4(1d10+3)または素手打撃+4(1d3+2)、噛みつきなし;
遠隔 スローイング・アックス+3(1d6+2);
【筋】15、
【耐】16;
CMB +4(+6組みつき);
〈登攀〉+4、
〈水泳〉+4
一般データ
【筋】19、
【敏】13、
【耐】20、
【知】10、
【判】12、
【魅】8
基本攻撃 +2;
CMB +6(組みつき+8);
CMD 15(組みつきに対して17)
特技 《組みつき強化》、
《素手打撃強化》
技能 〈水泳〉+6、
〈生存〉+6、
〈知覚〉+6、
〈登攀〉+6、
〈動物使い〉+4
言語 共通語
その他の特殊能力 高速移動
装備 ハイド・アーマー、グレートクラブ、スローイング・アックス(2)
恩恵 蛮族は3日間までの間、荒野で1体または1グループの自意識のあるクリーチャーを追跡することに協力してくれる。
食人種は猛烈で野蛮な
人型生物であり、自意識のある生物の肉を食べる野人である。戦闘においては蛮声をあげて突撃し、しばしば武器を脇に放り出して野放図に飢えを満たすために敵に飛びかかり、戦いの法悦の中で血と肉を味わう。
食人種は通常の蛮族の部族民としても使用できる。この場合は、別の激怒パワーを持っているかもしれない(威圧の眼光、力任せの一打、呪い避けなど)。また特技を
《持久力》、
《不屈の闘志》、
《強打》、
《薙ぎ払い》に置き換えているかもしれない。鋭敏嗅覚の激怒パワーを持つ食人種は優れた追跡者となり、俊足を持つ食人種は獲物に容易に追いつくことができる。
食人種は通常は4~6人の狩猟団として現れる(脅威度5または6)。しばしば同数の半野生の大型
犬を連れている(脅威度6または7)。8人の食人種は1人の
祈祷師を連れているかもしれない(脅威度8)し、1人の
酋長を連れているかもしれない(脅威度11)。
経験点1,600
人間、7レベル・アデプト
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ -1;
感覚 〈知覚〉+1
防御
AC 12、接触9、立ちすくみ12(-1【敏】、+3鎧)
hp 31(7d6+7)
頑健 +3、反応 +1、意志 +6
攻撃
移動速度 30フィート
近接 高品質のシックル=+4(1d6)
準備済みのアデプト呪文(術者レベル7;精神集中+8)
一般データ
祈祷師は原始的な部族で叡智、神話、医術を伝える者であり、誕生と人生、死を見つめる者である。古代の儀式を伝え、自然の精霊を鎮め、煙から兆を読み取り、名誉ある死者を送る薪の山に火をつけ、部族の縄張りと生活を脅かそうとする者に燃える怒りを叩きつける。
祈祷師は長い歴史と英雄の伝統を持つ部族では善か中立の属性、堕落した食人部族の邪悪な呪医は悪属性の傾向を持つ。通常は荒野に現れるが、とりわけ幻視や精霊の声に導かれた場合は街や都市で遭遇するかもしれない。
祈祷師は護衛として1人の
剣闘士、または
モンスター狩り、
襲撃者を連れているかもしれない(脅威度7)。あるいは見習い祈祷師として2人の
終末論者を連れているかもしれない(脅威度6)。
経験点9,600
人間、12レベル・ウォリアー
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +1;
感覚 〈知覚〉+2
防御
AC 15、接触11、立ちすくみ14(+1【敏】、+4鎧)
hp 102(12d10+36)
頑健 +9、反応 +5、意志 +3
攻撃
移動速度 20フィート
近接 +1ヒューマン・ベイン・グレートソード=+17/+12/+7(2d6+7/17~20)または
+1ヒューマン・ベイン・グレートソード=+19/+14/+9(4d6+9/17~20)対人間または
ハンドアックス=+16/+11/+6(1d6+4/×3)
遠隔 ロングボウ=+13/+8/+3(1d8/×3)
一般データ
酋長は食人部族やその他の野蛮な集団をむき出しの暴力、猛烈な狡猾さ、強烈な意志の力で導く。ある酋長は自らの権力の象徴として、そして自らに挑もうとする者への警告として強力な武器を持ち、その刃は部族の外の敵と同じほど部族内の多くの競争相手の血を吸っている。
祈祷師や
食人種を伴っているため、酋長は誇り高い高貴な野蛮人の集団でも獣的な堕落した食人部族でも支配できる。徳のある英雄的行いでその地位を得た酋長は、データ・ブロックの武器の代わりに
ドラゴン・ベインまたは
マジカル・ビースト・ベイン・グレートソードを持っているかもしれないし、強大な食人種の酋長はより重い鎧を着ており、打ち負かした(あるいは喰らった)敵の持っていた異国の武器を振るうかもしれない。
また酋長は単純で直線的な
剣闘士または城や都市全体の警備隊の指揮を執る高レベルの衛兵として使うこともできる。このような衛兵司令はバンデッド・メイルまたはフル・プレートのようなより重い鎧を着て(ACはそれぞれ18または20)、
《持久力》、
《不屈の闘志》の代わりに
《強打》と
《薙ぎ払い》を持っているかもしれない。
酋長は通常2人の
襲撃者の護衛、1人の
祈祷師、12人の
食人種と共に現れる(脅威度12)。また1人の酋長は10人の
襲撃者からなる(脅威度13)、または9人の
バイキングからなる(脅威度14)襲撃団を率いているかもしれない。
最終更新:2017年06月20日 00:01