人込みの中で、湧き上がる大声と打ち鳴らされる杯の音が常連と地元の民家の持ち主を急き立てる。のどかな村の宿屋兼酒場にせよ、薄暗い都会のクラブにせよ、饗宴を行う領主のロングハウスにせよ、祝祭を行いエールを注ぐ理由があるその他の場所にせよ、酒場の住人たちは単なる給仕を超えたことを行い、ある共同体で起きた事と噂を語り、追加の一杯のために支払う貨幣を持っている者にならば誰に対してでも丁寧なもてなしをする。
経験点200
人間、2レベル・コモナー
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +1;
感覚 〈知覚〉+4
防御
AC 11、接触11、立ちすくみ10(+1【敏】)
hp 7(2d6)
頑健 +0、反応 +1、意志 -1
攻撃
移動速度 30フィート
近接 配膳トレイ=+1(1d4)または
フライパン=+1(1d6、加えて1[火][温まっている場合])
遠隔 グラス=+2(1d4、加えて1ラウンド目が眩んだ状態[目に水が入って])
一般データ
酒場の女給は世界中の都市や町の宿屋や酒場の給仕をする娘や踊り子、女料理人である。通常は若いが、一部は家族経営で働いているより歳をとった主婦である。
また酒場の女給は農夫、漁夫、店主の妻や宿屋や貴族の邸宅で働くあらゆるタイプの使用人として使うこともできる。酒場の女給の
〈職能〉技能を変える事で、必要なタイプの使用人を作成することができる。
〈職能:売春婦〉にすることで経験の浅い売春婦や売春宿で働く女給を作成できる。
代用武器に習熟するかわりに、女給の特技を変更することで他の有用な技能を有する使用人を作ることができる。
《鋭敏感覚》または
《技能熟練:知覚》に変更することで、会話を聞き取ることに長けた女給を作成できるし、危険な安酒場で働く女給はダガーを隠し持ち、
《素手打撃強化》と
《武器の妙技》を持っているかもしれない。
典型的な小さな酒場には1人の
酒場の主人と2人の酒場の女給がいるだけである(脅威度4)。大きな宿屋には6人の酒場の女給と1人の
酒場の主人、警備のために
チンピラの用心棒がいるかもしれない(脅威度6)。酒場の女給はしばしば2人の
農場主または
船員と共に現れる(脅威度4)。あるいは1人の
貴族の御曹司と共に現れる(脅威度3)。2人の酒場の女給は2人の
酔っ払い、
チンピラ、または
流民に給仕しているかもしれない(脅威度4)。
経験点400
人間、1レベル・コモナー/2レベル・ウォリアー
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +0;
感覚 〈知覚〉-1
防御
AC 12、接触10、立ちすくみ12(+2鎧)
hp 23(3HD;1d6+2d10+9)
頑健 +7、反応 +0、意志 -1
攻撃
移動速度 30フィート
近接 クラブ=+3(1d6+1)または
ダガー=+3(1d4+1/19~20)
遠隔 クラブ=+2(1d6+1)または
ダガー=+2(1d4+1/19~20)
一般データ
酒場の主人や女給と共にどこにでもいる酔っ払いは、すべての町のほぼすべての酒場で見かけられるだろう。酔っ払いは、余りにも頻繁に酒場通いを行う酒びたりであり、そのわずかな稼ぎを費やし、特に自分の共同体の外から来た者に対してはしばしば無愛想で好戦的になる。彼らは片隅で酔いつぶれて新しいドンチャン騒ぎを寝過ごしていない限り、酒場で喧嘩を始め、あるいは参加する人々である。
酔っ払いは上陸休暇中の一般的な船員、自分の飲む酒を持たずに町を訪れた田舎の若者、酔っていかがわしい非番の衛兵として使用することができる。また酔っ払いは自分の商品をちょっと多めに試している無愛想な酒場の主人として用いることができる。
酔っぱらいは単独であらわれるかもしれないし、運が向いていない2人の酔っ払いが1人の
流民に次の一杯の飲み代をせびっているかも知れない(脅威度3)。4人の酔っ払いが酒場のテーブルについているかもしれない(脅威度5)。あるいはそれに加えて1人の
酒場の主人がいるかもしれない(脅威度6)し、あるいは1人の
罠狩人の話を聞いているかもしれない(脅威度6)し、1人の
吟遊詩人がいるかもしれない(脅威度7)。また2人の酔っ払いは2人の
船員と(脅威度4)、あるいは2人の休暇中の
隊商の護衛と(脅威度5)、あるいは2人のだらしの無い
売春婦と(脅威度5)路上で騒いでいるかもしれないし、あるいは1人の
売人から何らかの非合法の品を買おうとしているかもしれない(脅威度5)。
経験点800
人間、4レベル・エキスパート/1レベル・ウォリアー
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +0;
感覚 〈知覚〉+10
防御
AC 13、接触10、立ちすくみ13(+3鎧)
hp 23(5HD;4d8+1d10)
頑健 +5、反応 +1、意志 +6
攻撃
移動速度 30フィート
近接 サップ=+3(1d6-1非致傷)または
ダガー=+3(1d4-1/19~20)
遠隔 高品質のヘヴィ・クロスボウ=+5(1d10/19~20)
一般データ
酒場の主人はしばしば宿屋が併設されているさまざまな酒場の亭主である。ある者は痩せたイタチめいた非友好的な者だが、ほとんどの者はおしゃべりで客を物語とジョークで楽しませ、幸せに飲み続けさせることを望む。世界中から彼の酒場を訪れる客がいるため、ほとんどの酒場の主人ははるか遠い地から来た外国人と話すために他の言語を知っている。
酒はしばしば飲み手の最悪の部分を引き出すため、酒場の主人は仕事場で揉め事を起こされることに慣れている。ほとんどの酒場の主人は酔っ払いと暴漢を威圧することに慣れている。言葉が通じなかったときのため、よき酒場の主人はカウンターの下に武器を隠し、それを使うことを怖れない。
酒場の主人の
〈職能〉技能を(宿屋の主人)に変更し、
〈威圧〉のかわりに
〈交渉〉、
〈芸能〉のかわりに
〈職能:料理人〉のようなほかの職能技能を持たせることで、宿屋の主人を作ることができる。
平均的な酒場の主人は4人の
酒場の女給、用心棒として2人の
衛兵または
チンピラを雇っている(脅威度6)。1人の酒場の主人は1人の
店主と(脅威度4)、または1人の
衛兵隊長と(脅威度5)と飲み話をしているかもしれない。
最終更新:2017年06月18日 00:07