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アント・ライオン:ジャイアント・アント・ライオン Ant Lion, Giant

 この穴を掘る巨体の昆虫はその丈に比してさえ大きすぎる腹部を持つ。凶悪そうな長い一組の鈎状の顎が頭部から突き出している。

ジャイアント・アント・ライオン(巨大アリジゴク) 脅威度5 Giant Ant Lion

経験点1,600
N/大型サイズの
イニシアチブ +0;感覚 暗視60フィート、振動感知60フィート;〈知覚〉+0
防御
AC 19、接触9、立ちすくみ19(+10外皮、-1サイズ)
hp 60(8d8+24)
頑健 +9、反応 +2、意志 +2
完全耐性 [精神作用]効果
攻撃
移動速度 30フィート、穴掘り10フィート
近接 噛みつき=+10(2d8+7、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート;間合い 5フィート
特殊攻撃 砂の罠
一般データ
【筋】20、【敏】11、【耐】17、【知】―、【判】11、【魅】10
基本攻撃 +6;CMB +12(+16組みつき);CMD 22(30対足払い)
生態
環境 暑熱の砂漠
編成 単体、あるいは巣(2~4)
宝物 乏しい
特殊能力
砂の罠(変則)/Sand Trap ジャイアント・アント・ライオンは砂や柔らかい地表に、直径60フィート、深さ20フィートの落とし穴の罠を作成できる。砂の罠の作成には1時間かかる。DC15の〈知覚〉判定でクリーチャーはそのような砂の中の窪みが実は罠であることを認識できる。DC14の反応セーヴに失敗した場合クリーチャーは罠の内へと滑り落ちる――そのような犠牲者はダメージは受けないが転倒する。ジャイアント・アント・ライオンは砂の罠の底に落ちるクリーチャーに対して機会攻撃を行なえる。このクリーチャーは砂の罠を通常の移動速度で移動することができ、この罠の効果に対する完全耐性を持つ。他のクリーチャーはDC20の〈登攀〉判定で罠の壁をなんとか進める。

 砂漠奥地にある危機として、ジャイアント・アント・ライオンは移り動く砂から罠を構築する。蟻たちはそうした穴の底に潜み、半分埋もれながら辛抱強く不注意な獲物を待ち続ける。


アント・ライオン:ジャイアント・アダルト・アント・ライオン(巨大ウスバカゲロウ) Ant Lion, Giant Adult

 4枚の薄い翅で上空を飛ぶ生やしたこの細長い昆虫は、飢えでその顎をカチカチと鳴らしている。

ジャイアント・アダルト・アント・ライオン 脅威度6 Giant Adult Ant Lion

経験点2,400
N/超大型サイズの
イニシアチブ +3;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+0
防御
AC 19、接触11、立ちすくみ16(+8外皮、-2サイズ、+3【敏】)
hp 85(10d8+40)
頑健 +11、反応 +6、意志 +3
完全耐性 [精神作用]効果
攻撃
移動速度 30フィート、飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+12(3d8+10)(更新
接敵面 15フィート;間合い 10フィート
特殊攻撃 砂の罠
一般データ
【筋】24、【敏】16、【耐】19、【知】―、【判】11、【魅】10
基本攻撃 +7;CMB +16;CMD 29(37対足払い)
技能 〈飛行〉+3(更新
生態
環境 暑熱の砂漠
編成 単体あるいは雲霞(2~12)
宝物 なし

 ジャイアント・アント・ライオンが成虫になるとき、自身の周囲に砂と礫の繭を作り出す。1ヶ月が経つと、そのアント・ライオンは劇的な変態を遂げる――繭から出るとき、その肉体は長く厚くなり、そして一対の巨大な網目模様の翅を得る。地域によってはジャイアント・アント・ライオンはジャイアント・レイスウィング、ジャイアント・ダムセルフライ、あるいはジャイアント・スピンドルフライと呼ばれることもあるが、彼らの貪食さと致命さは変わっておらず、幼虫の頃の砂の罠の狡猾さの代わりに素早い飛翔と戦場でのより優れた機動性を持つ。
最終更新:2017年06月15日 04:00