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アンティパラディン Antipaladin

 稀にしか起きないことだが、パラディンが啓発の道から外れたことを行うことがある。このような道を違えた聖なる戦士のほとんどは自らの過ちの贖罪と赦免を求め、敬虔、慈善、強力な魔法を通じてその力を取り戻す。しかしそうでない者も存在する。この不穏で暗黒の少数者は積極的に悪に向かい、かつての同胞たちに復讐するため、ひとたびは立ち向かっていた闇の力に仕える。最も高く上ったものがもっとも遠く落ちると言うが、アンティパラディンはこの事実を証明するものであり、その傲慢と憎悪によって自分たちが見捨てた守護者の栄光から目を塞がれている。

 アンティパラディンはかつての自分自身のアンチテーゼとなる。フィーンドと盟を結び、無辜の者の命を奪い、自らの個人的な力と富よりも重きを置く物はない。悪のために戦う戦士として、彼らはしばしば悪のクリーチャーの軍勢を率い、聖なる物を滅ぼし弱き者に圧制をもたらすために他の邪悪と共に働く。驚くことではないが、パラディンはこのような非道な反英雄に終焉をもたらすことを躊躇うことはない。

 アンティパラディンは代替的クラスである。基本クラス「パラディン」の多くの面を使用し、また変更しているこの悪の戦士は新しいキャラクター・クラスという権利を持つとみなすことはできない。しかし、ここでなされている変更点は、完全に新しいクラスをデザインすることなく、パラディン・クラスの細目と傾向を完全に反対方向へ向け、全く異なったファンタジーのテーマを表している。一部だけの再デザインとはいえ、この代替的クラスはこの章の第一部にある他の標準クラスと同様に使用することができる。

 役割: アンティパラディンは最も危険な悪漢である。彼らは他者の命を顧みることはなく、秩序ある社会に死と破壊をもたらすことを積極的に望む。彼らが従属させていない者たちと共に旅をすることはほとんどない。内部から破滅をもたらそうという策略の一部である場合を除けば。

 属性:混沌にして悪。

 ヒット・ダイスの種類:d10。

クラス技能

 アンティパラディンのクラス技能は、以下の通り:
 〈威圧〉【魅】、〈隠密〉【敏】、〈騎乗〉【敏】、〈呪文学〉【知】、〈職能〉【判】、〈真意看破〉【判】、〈製作〉【知】、〈知識:宗教〉【知】、〈動物使い〉【魅】、〈はったり〉【魅】、〈変装〉【魅】。

 レベル毎の技能ランク:2+【知】修正値。

高貴よりの堕落 Fall from Grace

 パラディンは、めったに光に背かないが、代わりに邪悪な勢力と協定を結ぶ事がある。しばしば、これは誘惑またはある種の策略であるが、取り引きが始まれば、パラディンは破滅への道筋にいる自身に気がつく。
 そのような堕落が起こった場合、変化は迅速である。パラディンは1対1の割合でアンティパラディン・レベルと自身のパラディン・レベルのすべてを入れ替える。これは通常、生贄と(時に証人として手下を送る事がある)不浄なる権力者たちへの暗黒の誓いという複雑な儀式を含む衝撃的な経験である。儀式が完成すれば、荒廃を世界にもたらす用意ができた者として、アンティパラディンは出現する。
 全てのアンティパラディンが堕落したパラディンであるわけではないことは注目されるべきである。何人かの戦士は、悪の模範の中に苦痛とトラウマを通して作り上げられて、アンティパラディンの跡を継ぐように若い頃(子供)時代から訓練される。これらの残酷な戦士は同情または忠誠の事など何も知らないが、彼らは苦痛と苦しみについてたくさん教えることができる。

表:アンティパラディン
レベル 基本攻撃ボーナス 頑健セーヴ 反応セーヴ 意志セーヴ 特殊能力 1日の呪文数
1 2 3 4
1 +1 +2 +0 +2 悪のオーラディテクト・グッド善を討つ一撃 1/日
2 +2 +3 +0 +3 腐敗の接触不浄なる反発
3 +3 +3 +1 +3 戦慄のオーラ無慈悲疫病の運び手
4 +4 +4 +1 +4 負のエネルギー放出善を討つ一撃 2/日 0
5 +5 +4 +1 +4 魔物の恩恵 1
6 +6/+1 +5 +2 +5 無慈悲 1
7 +7/+2 +5 +2 +5 善を討つ一撃 3/日 1 0
8 +8/+3 +6 +2 +6 絶望のオーラ 1 1
9 +9/+4 +6 +3 +6 無慈悲 2 1
10 +10/+5 +7 +3 +7 善を討つ一撃 4/日 2 1 0
11 +11/+6/+1 +7 +3 +7 復讐のオーラ 2 1 1
12 +12/+7/+2 +8 +4 +8 無慈悲 2 2 1
13 +13/+8/+3 +8 +4 +8 善を討つ一撃 5/日 3 2 1 0
14 +14/+9/+4 +9 +4 +9 罪業のオーラ 3 2 1 1
15 +15/+10/+5 +9 +5 +9 無慈悲 3 2 2 1
16 +16/+11/+6/+1 +10 +5 +10 善を討つ一撃 6/日 3 3 2 1
17 +17/+12/+7/+2 +10 +5 +10 堕落のオーラ 4 3 2 1
18 +18/+13/+8/+3 +11 +6 +11 無慈悲 4 3 2 2
19 +19/+14/+9/+4 +11 +6 +11 善を討つ一撃 7/日 4 3 3 2
20 +20/+15/+10/+5 +12 +6 +12 不浄なるチャンピオン 4 4 3 3

クラス特徴

 以下の全てはアンティパラディンのクラス特徴である。

 武器と防具への習熟:アンティパラディンは単純武器と軍用武器に習熟している。また全ての鎧(重装、中装、および軽装)および盾(タワー・シールドを除く)に習熟している。

 悪のオーラ(変則)/Aura of Evil:アンティパラディンの悪のオーラ強度(詳細はディテクト・イーヴル参照)は、アンティパラディンのクラス・レベルに等しい。アンティパラディンに対し、悪を討つ一撃を使うパラディンは、最初に成功した攻撃においてパラディン・レベルにつき2ポイントのダメージを与える。

 ディテクト・グッド(擬呪)/Detect Good:アンティパラディンは、回数無制限で呪文と同様のディテクト・グッドを使うことができる。アンティパラディンは60フィート以内にあるアイテムひとつか1体の対象に対して1回の移動アクションで精神を集中することで、それが善であるかどうかを見抜き、あたかも3ラウンド費やしたかのようにそのオーラの強度を知ることができる。1つの個人または物体に集中し続ける限り、アンティパラディンは範囲内にある他の善に気付くことはない。

 善を討つ一撃(超常)/Smite Good:1日1回、アンティパラディンは善を打ち砕く邪悪な力を呼び出すことができる。1回の即行アクションを費やして、1体の対象を“一撃”の目標として選ぶ。もしこの目標が善であれば、アンティパラディンは【魅力】のボーナス(あれば)を攻撃ロールに加え、かつアンティパラディン・レベル1ごとに1ポイントの追加ダメージを全てのダメージ・ロールに加える。もし対象が、クレリックまたはパラディンのレベルを持つ善のクリーチャー、(善)の副種別を持つ来訪者、善属性の竜であれば、最初に命中した攻撃のダメージへのボーナスはアンティパラディンが持つレベル毎に2ポイントへと増加する。標的に関わらず、善を討つ一撃はクリーチャーが持つ全てのダメージ減少を自動的に無視する。
 加えて、善を討つ一撃が効果を発揮している間、アンティパラディンは一撃の対象となっている目標からの攻撃に対して、ACに(もしあれば)【魅力】修正値を反発ボーナスとして加えることができる。もしアンティパラディンが善の属性でないクリーチャーを一撃の目標にしてしまったなら、その一撃は消費され、効果は発揮しない。
 善を討つ一撃の効果はその目標が死亡するか、アンティパラディンが休息を取りこの能力の使用を回復するまで持続する。4レベルになってからと以後3レベル毎に追加で1回、アンティパラディンは1日に使用できる善を討つ一撃の回数を増やすことができる(表:アンティパラディン参照)。19レベルで最大7回使用できる。

 不浄なる反発(超常)/Unholy Resilience:2レベル以降、アンティパラディンは【魅力】ボーナス(あれば)を全てのセーヴィング・スローにボーナスとして加える。

 腐敗の接触(超常)/Touch of Corruption:2レベルになると、アンティパラディンは自らの手を魔物の炎で包み、触れることによって負傷を負わせることができる。1日に使える回数は、1/2アンティパラディン・レベル+【魅力】ボーナスである。アンティパラディンは、接触攻撃として1体の対象にアンティパラディン・レベル2レベル毎に1d6ポイントのダメージを与えることができる。この能力は、機会攻撃を誘発しない標準アクションである。
 ダメージを与える代わりに、アンティパラディンはこの能力を使ってアンデッド・クリーチャーをアンティパラディン2レベル毎に1d6ポイント回復することができる。この能力は、パラディンの癒しの手のクラス特徴に働くどのような特技、呪文、または効果によってでも修正され得る。例えば、《癒しの手回数追加》特技は、腐敗の接触の1日2回の追加回数をアンティパラディンに与える。

 戦慄のオーラ(超常)/Aura of Cowardice:3レベルになると、アンティパラディンは明らかに恐ろしいオーラを放ち、10フィート以内にいる全ての敵に、[恐怖]の効果に対するセーヴィング・スローに-4のペナルティを与える。また、[恐怖]に対する完全耐性を持つクリーチャーは、完全耐性を失う。この効果は、アンティパラディンの意識がある場合にのみ有効である。アンティパラディンが気絶か死亡状態では、効果はない。

 疫病の運び手(変則)/Plague Bringer:3レベル時、悪魔はアンティパラディンのために腐敗と病気ののろしを作る。アンティパラディンは静かに病気にかかり、それらを他に広げることができるが、アンティパラディンは病気の効果に対し違った形で免疫を持つ。アンティパラディンは全ての病気から、ダメージやペナルティを受けることがない。

 無慈悲(超常)/Cruelty:3レベルになってからと以後3レベル毎に、アンティパラディンは無慈悲をひとつ選択することができる。ひとつの無慈悲は、アンティパラディンの“腐敗の接触”の能力にひとつの効果を加える。アンティパラディンが“腐敗の接触”の能力を1体の対象に使用しダメージを与えようとする時、対象はそのアンティパラディンが有する“無慈悲”中から1つの追加効果を受ける。この無慈悲を避けるために、目標は頑健セーヴを行うことができる。セーヴが成功しているならば、目標は通常通りダメージを受けるが、無慈悲の追加効果は与えられない。このDCは10+アンティパラディンのレベルの1/2+【魅力】修正値と等しい。3レベルの時点で、アンティパラディンは以下の初級無慈悲リストから選択することができる。
  • 疲労状態:対象を疲労状態にする。
  • 怯え状態:対象をアンティパラディンの1レベルにつき1ラウンドの間、怯え状態にする。
  • 不調状態:対象をアンティパラディンの1レベルにつき1ラウンドの間、不調状態にする。
 6レベルの時点で、以下の無慈悲リストが選択肢に加えられる。
  • 幻惑状態:対象を1ラウンドの間、幻惑状態にする。
  • 病気:対象はアンティパラディンのレベルを術者レベルとするコンテイジョンの呪文にかかったように病気にかかる。
  • よろめき状態:対象をアンティパラディンの2レベルにつき1ラウンドの間、よろめき状態にする。
 9レベルの時点で、以下の無慈悲リストが選択肢に加えられる。
  • 呪い状態:対象をアンティパラディンのレベルを術者レベルとするビストウ・カースの呪文にかかったように呪い状態にする。
  • 過労状態:対象を過労状態にする。アンティパラディンは先に“疲労の無慈悲”を持っていなければこの無慈悲を選択できない。
  • 恐れ状態:対象をアンティパラディンの2レベルにつき1ラウンドの間、恐れ状態にする。アンティパラディンは先に“怯えの無慈悲”を持っていなければこの無慈悲を選択できない。
  • 吐き気がする状態:対象をアンティパラディンの3レベルにつき1ラウンドの間、吐き気がする状態にする。アンティパラディンは先に“不調の無慈悲”を持っていなければ、この無慈悲を選択できない。
  • :対象はアンティパラディンのレベルを術者レベルとするポイズンの呪文にかかったように毒を受ける。
 12レベルの時点で、以下の無慈悲リストが選択肢に加えられる。
  • 盲目状態:対象をアンティパラディンの1レベルにつき1ラウンドの間、盲目状態にする。
  • 聴覚喪失状態:対象をアンティパラディンの1レベルにつき1ラウンドの間、聴覚喪失状態にする。
  • 麻痺状態:対象を1ラウンドの間、麻痺状態にする。
  • 朦朧状態:対象をアンティパラディンの4レベルにつき1ラウンドの間、朦朧状態にする。
 これらの能力は累積しない。例えば、12レベルのアンティパラディンの腐敗の接触能力は6d6ポイントのダメージを与え、また目標を、疲労状態幻惑状態、毒、または病気のどれか1つにすることができる。選択された無慈悲を、変更することはできない。

 負のエネルギー放出(超常)/Channel Negative Energy:4レベルに達したアンティパラディンはクレリックと同様に、超常能力として負のエネルギー放出能力を得る。この能力の使用は、2回の“腐敗の接触”の使用回数を消費する。アンティパラディンは“負のエネルギー放出”を行うときは、有効クレリック・レベルに自身のレベルを使用する。この能力は【魅力】ベースである。

 呪文/Spells:4レベルになると、アンティパラディンはアンティパラディンの呪文リストにある少数の信仰呪文を選択し、使用することができる。アンティパラディンは、事前に呪文を選んで準備する必要がある。準備する際、また発動する際、アンティパラディンは10+使用する呪文レベルと同じだけの【魅力】能力値を有している必要がある。また、呪文に抵抗するDCは、10+呪文レベル+アンティパラディンの【魅力】ボーナスである。他の呪文の使い手同様、アンティパラディンも1日に決まった数の呪文数しか使用することができない。呪文の使用回数は、表:アンティパラディンに記載されている。加えて、もしアンティパラディンの【魅力】が高ければ、1日の呪文数にボーナスを得る可能性がある(“表:能力値修正と1日毎のボーナス呪文数”を参照)。“表:アンティパラディン”において、1日の呪文数が“0”となっている時は、アンティパラディンは【魅力】能力値に基づいて得られるそのレベルのボーナス呪文しか得ることはできない。
 アンティパラディンは1日の呪文発動回数を回復するために、1日に1時間は静寂の中での祈祷と瞑想をしなければならない。アンティパラディンはアンティパラディン呪文リストに記載されているいかなる呪文でも選択できるが、日々の瞑想の中でそれらの呪文を事前に準備しておかなければならない。
 3レベルまでアンティパラディンは術者レベルを持たない。4レベルの時点で、アンティパラディンは現在のアンティパラディン・レベル-3の術者レベルを得る。

 魔物の恩恵(擬呪)/Fiendish Boon:5レベルに到達してすぐに、アンティパラディンは邪悪な後援者から恩恵を受け取る。この恩恵は以下の2つの内いずれかの形を取る。一度形態を選んでしまったなら、以後はそれを変更することはできない。
 絆の形態の1種類目は、標準アクションでアンティパラディンの1つの武器に邪霊の助力を呼び降ろし、アンティパラディン・レベル毎に1分間アンティパラディンの武器を強化する。招請を行った時、その武器は松明のような邪悪な光を帯びる。5レベルの時点で邪精は武器に+1の強化ボーナスを与える。これは5レベルを超える3レベル毎に+1され、20レベルの時点で最大+6になる。これらのボーナスは既にその武器に備わっている強化ボーナスに累積させても構わないし(最大で+5まで)、以下にある武器の特殊能力を付与しても良い:アナーキックフレイミングフレイミング・バーストキーンスピードアンホーリィヴィシャスヴォーパル、そしてウーンディング。これらの特殊能力の付与は、特殊能力のコスト(“表:近接武器の特殊能力”参照)と同等のボーナス量を消費する。これらの能力は、すでにその武器が有している如何なる特殊能力に対しても追加で作用するが、同じ能力の重複は累積しない。もしその武器が魔法のものでないなら、最低でも+1の強化ボーナスを付与しないと、他の特殊能力を付与することはできない。
 ボーナスと特殊能力は、その邪霊が招請された時に選択しなければならない。そしてそれは一度選んでしまうと、次に邪霊を呼び出すときまで変更することはできない。邪霊は、アンティパラディン以外のいかなる者がこの契約を結んだ武器を手にしても、何のボーナスも提供しない。しかし、アンティパラディンの手に戻ったらまたボーナスを与える。このボーナスは双頭武器の一方にしか作用しない。5レベルのアンティパラディンは、1日に1回この能力を使用することができる。またそれ以後も5レベルを超える4レベル毎に、アンティパラディンは1日1回追加でこの能力を使用することができる。つまり、17レベル時点で1日に4回、この能力を利用することができる。
 もし邪霊を宿した武器が破壊された場合、そのアンティパラディンは30日間かまたは、そのアンティパラディンが新たにレベルを獲得するまでの間、この能力を使用することができなくなる。アンティパラディンはこの30日の期間、攻撃ロールとダメージ・ロールに-1のペナルティを被る。
 契約の2種類目を選択すると、アンティパラディンが魔物のしもべの奉仕を得ることを可能にする。持続時間が永続で、アンティパラディンが1つのクリーチャーの奉仕を得ることができて、そのクリーチャーが(混沌)かつ(悪)の副種別を持たなければならないか、フィーンディッシュ動物でなければならない事を除き、サモン・モンスターIIIと同等に機能する。一度選択した魔物のしもべは変更できないが、アンティパラディンのレベルが上昇するときに変更することができる。
 1日に1回、全ラウンド・アクションを費やすことで、アンティパラディンはその魔物のしもべを魔法的に召喚することができる。この能力はアンティパラディンのレベルの1/3に等しい呪文レベルを持つ。しもべはすぐさまパラディンの隣に出現する。アンティパラディンは5レベルの時点でこの能力を1日に1回使用でき、以後4レベル毎に1日に1回追加で使用できるようになる。最終的には17レベルで1日に4回呼び出すことができる。
 11レベルの時点で、しもべはアドヴァンスト・テンプレートを持つ。15レベルの時点で、アンティパラディンのしもべは11+アンティパラディン・レベルの呪文抵抗を得る。
 アンティパラディンのしもべが死亡または追放された場合、アンティパラディンは30日間かまたは新たなアンティパラディン・レベルを得るまで、別のしもべを招来することはできない。アンティパラディンはこの30日の期間、攻撃ロールとダメージ・ロールに-1のペナルティを被る。

 絶望のオーラ(超常)/Aura of Despair:8レベル時、アンティパラディンから10フィート以内の敵はすべてのセーヴィング・スローに-2のペナルティを受ける。このペナルティは“戦慄のオーラ”のペナルティと累積しない。
 この効果は、アンティパラディンの意識がある場合にのみ有効である。アンティパラディンが気絶か死亡状態では、効果はない。

 復讐のオーラ(超常)/Aura of Vengeance:11レベルの時点で、アンティパラディンは善を討つ一撃能力を2回分消費することで、善を討つ一撃能力を周辺10フィートの範囲内に居る仲間に1分間付与することができる。得られるボーナスはアンティパラディンのものを使用する。この能力で一撃能力を授かった仲間たちは、アンティパラディンの次のターンが来る前に、この一撃能力を消費しなければならない。この能力を使用するのはフリー・アクションである。善のクリーチャーはこの能力からは如何なる影響も受けない。

 罪業のオーラ(超常)/Aura of Sin:14レベルの時点で、アンティパラディンの振るう武器は、ダメージ減少を打ち負かすときに悪属性の武器として見なされる。アンティパラディンの10フィート以内でアンティパラディンの敵に対して行われた攻撃は全て、悪属性の武器とみなされる。この能力はアンティパラディンに意識がある時にのみ作用する。意識を失ったり死亡したりしていると効果を発揮しない。

 堕落のオーラ(超常)/Aura of Depravity:17レベルの時点で、アンティパラディンは5/善のダメージ減少を得る。10フィート以内の各敵は(強制)効果に対するセーヴィング・スローに-4ペナルティを受ける。この能力はアンティパラディンに意識がある時にのみ作用する。意識を失ったり死亡したりしていると効果を発揮しない。

 不浄なるチャンピオン(超常)/Unholy Champion:20レベルの時点でアンティパラディンは邪悪な力の勢力のために導管になる。ダメージ減少は10/善へと増大する。このアンティパラディンが善の来訪者に善を討つ一撃を使用すると、その来訪者は同時にバニッシュメントの対象になる。術者レベルはアンティパラディン・レベルに等しい(武器と邪印は自動的にこの能力の対象が憎む物体とみなされる)。バニッシュメントの効果とその攻撃のダメージ処理を解決した後で、その“善を討つ一撃”は終了する。加えて、アンティパラディンがクリーチャーを傷つけるために負のエネルギー放出の能力か“腐敗の接触”の能力を使用した時はいつでも、そのダメージ量は常に最大値となる。

 行動規範/Code of Conduct:アンティパラディンは混沌にして悪の属性でなければならず、自らの意志で利他的に善なる行いを行った場合、武器と防具への習熟を除く全てのクラス能力を失う。これはアンティパラディンは他の誰かが善であると評価する行動をとれないことを意味するわけではない。そのような行動が常に自らの暗黒の目的に利するものでなければならないというだけである。アンティパラディンの行動規範は自分自身の利益と欲望を他の全てより上におくことと同様に、自らの目的を妨げない限り、圧制をなし、可能な限り優位を取り、善と公平を罰することを要求する。

 仲間/Associates:悪または中立の仲間とともに冒険をしてもよいが、アンティパラディンは善のキャラクターやたえず善なる行動を取ろうとする者とともに行動することを避ける。特別な状況ではアンティパラディンは善の者と同盟を結ぶこともありうるが、彼らを内部から打ち破りその勢力に破滅をもたらすためでなければならない。アンティパラディンはその非道なる目的が最終的に実現する限り、このような通常ではない同盟関係のためにはアトーンメント呪文を必要としない。悪は結果しか気にかけないのだ。アンティパラディンは混沌にして悪の雇い人、従者、腹心のみを受け入れる。

元アンティパラディン Ex-Antipaladins

 “混沌にして悪”で無くなったり、善の行動を喜んで受け入れたり、行動規範を大幅に逸脱したアンティパラディンは、全てのアンティパラディン能力(魔物の恩恵も含まれるが、武器、鎧、盾への習熟は残る)と、呪文を使う能力を失う。アンティパラディンはこれ以上アンティパラディン・レベルを上げることはできない。違反に対してしかるべき贖罪を行えば、失った能力を回復し、レベル上昇の制限も解除される(詳しくは、アトーンメントの呪文を参照)。
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