君は間合い内の全ての敵を同時に攻撃できる。
前提条件:【敏】13、【知】13、
《攻防一体》、
《回避》、
《強行突破》、
《一撃離脱》、基本攻撃ボーナス+4。
利益:全力攻撃アクションを行う際に、自分の通常の攻撃をあきらめ、その代わりに一番高い基本攻撃ボーナスを用いて間合いの中にいるすべての敵に対して1回ずつ近接攻撃を行うことができる。それぞれの敵に対して、別々の攻撃ロールを行うこと。
《大旋風》を行う場合、他の特技や呪文、能力によって得られた追加攻撃を行うことはできない。
敵は君が正統なものでない、間に合わせの武器を自在に操ることに驚かされる。
利益:君は近接代用武器を扱う際にペナルティを受けない。武装していない敵は君の代用武器による攻撃に対して
立ちすくみ状態になる。
通常:代用武器を扱う際には攻撃ロールに-4のペナルティを受ける。
椅子の脚や小麦小袋、それ以外のどのようなものであっても、君の手にあればそれは恐るべき武器へと変わる。
前提条件:
《代用武器の巧み》あるいは
《万能投擲術》、基本攻撃ボーナス+8。
利益:君は代用武器を使うことによるいかなるペナルティも被らない。さらに、君の手にある代用武器は以下のように強化される。まず、代用武器のダメージ・ダイスを1段階(例えば、1d4から1d6へ)増加させる。ただし最高は1d8(両手持ちの場合2d6)である。さらに、代用武器は19~20のクリティカル可能域と、×2のクリティカル倍率を持つ。
君は盾を攻撃と防御に同時に使える。
前提条件:
《盾習熟》。
利益:君が盾攻撃を行う際にも、ACに盾ボーナスは適用される。
通常:この特技を持っていない場合、盾攻撃を行ったキャラクターはその盾によるACへの盾ボーナスを、次の自分のターンまで失う(“装備”の章を参照)。
君の盾への熟練は、盾が君の動きを阻害することなく戦えるようにする。
前提条件:
《盾攻撃強化》、
《盾習熟》、
《盾のぶちかまし》、
《二刀流》、基本攻撃ボーナス+11。
利益:君は別の武器を持っている時に生じる盾攻撃の攻撃ロールへのペナルティを受けない。また、盾の強化ボーナスを武器の強化ボーナスのように盾攻撃の攻撃ロールとダメージ・ロールに加える。
君は盾を適切に扱う方法を知っている。
利益:タワー・シールド以外の盾を使う場合、盾の防具による判定ペナルティは【筋力】と【敏捷力】を基準とする技能判定にしかつかない。
通常:習熟していない盾を使う場合、君は盾の防具による判定ペナルティを攻撃ロールと、移動に関するすべての技能判定(
〈騎乗〉を含む)に被る。
特殊:バーバリアン、バード、クレリック、ドルイド、ファイター、パラディン、レンジャーは《盾習熟》をボーナス特技として持っているため、改めて選択する必要はない。
君は盾で攻撃をはじくことに熟練している。
前提条件:
《盾習熟》、基本攻撃ボーナス+1。
利益:使用している盾によるACへのボーナスが1上昇する。
適切な位置で使えば、君の盾による一撃で敵は吹き飛ばされる。
前提条件:
《盾攻撃強化》、
《盾習熟》、
《二刀流》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:君の盾攻撃を受けた敵は、同時に君の攻撃ロールの結果を戦技判定の結果と見なした突き飛ばしを受ける(“戦闘”の章を参照)。この突き飛ばしは機会攻撃を誘発しない。壁などの障害物で後ろに下がれない敵は、動ける限り後ろに動いた後で、
伏せ状態になる。移動アクションや5フィート・ステップが残っているなら、敵と一緒に動くことを選択しても構わない。
君は目標1体に対して同時に複数の矢を射ることができる。
前提条件:【敏】17、
《近距離射撃》、
《速射》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:弓で全力攻撃を行う際、君の最初の攻撃は同時に2本の矢を放つ。その攻撃が当たった場合、両方の矢が当たったことになる。狙いの正確さに基づくダメージ(急所攻撃など)とクリティカル・ヒットによるダメージは1本にしか適用されない。コンポジット・ボウでの【筋力】ボーナスやレンジャーの得意な敵のボーナスなどは両方の矢に適用される。ダメージ減少やエネルギーへの抵抗などはそれぞれの矢に適用される。
君はタワー・シールドを適切に使うトレーニングを受けた。
前提条件:
《盾習熟》。
利益:タワー・シールドを使う場合、盾の防具による判定ペナルティは【筋力】と【敏捷力】を基準とする技能判定にしかつかない。
通常:習熟していない盾を使う場合、君は盾の防具による判定ペナルティを攻撃ロールと、移動に関するすべての技能判定(
〈騎乗〉を含む)に被る。
特殊:ファイターは《タワー・シールド習熟》をボーナス特技として持っているため、改めて選択する必要はない。
君は基本的な武器を扱う訓練を受けている。
利益:君は単純武器での攻撃ロールを通常通り行うことができる。
通常:習熟していない武器を使う場合、攻撃ロールに-4のペナルティを受ける。
特殊:ドルイド、モンク、ウィザードを除くすべてのキャラクターは自動的にすべての単純武器に習熟しているため、この特技を取る必要はない。
対象の弱点を的確に狙うことによって、相手に致命的な一撃を見舞うことができる。ただし、攻撃の成功率は下がってしまう。
前提条件:【敏】13、基本攻撃ボーナス+1。
利益:全ての遠隔攻撃ロールに-1のペナルティを受けることによって、全ての遠隔攻撃によるダメージに+2のボーナスを得ることができる。基本攻撃ボーナスが+4に達した時点及び以降+4されるごとに、ペナルティは-1され、ダメージ・ボーナスは+2される。君はこの特技の使用を攻撃ロールの直前に宣言し、効果は次の君のターンまで継続する。このボーナス・ダメージは接触攻撃や、ヒット・ポイントへのダメージを与えない効果には適用されない。
君は肉体的にタフである。
利益:hpが+3される。3ヒット・ダイスを越える1ヒット・ダイスごとに、1ポイントhpが増加する。また、君のヒット・ダイスが3以上なら、(レベルが上がるなどして)ヒット・ダイスを得る毎にhpが+1される。
敵が君から離れようとした時、とっさに近づくことができる。
前提条件:基本攻撃ボーナス+1。
利益:隣接する敵が5フィート・ステップで君から離れようとした時、君も割り込みアクションとして5フィート・ステップを行い、この特技の効果を発動させた敵に隣接することができる(隣接しないようには移動できない)。この5フィート・ステップを行ったのなら、次の君のターンで君は5フィート・ステップを取れない。もし次のターンに移動を行ったなら、全移動距離が5フィート減少する。
君は敵を落馬させることを得意とする。
前提条件:【筋】13、
〈騎乗〉1ランク、
《騎乗戦闘》、
《強打》、
《突き飛ばし強化》、基本攻撃ボーナス+1。
利益:ランスを持ち騎乗した状態で目標に突撃を行う際に、君は通常通り攻撃を行う。もしその攻撃が命中したなら、それは通常通りダメージを与えるだけでなく、君は即座にアクションを消費することなく突き飛ばしを試みることができる。突き飛ばしが成功した場合、相手は馬から落ち、君と反対側で馬に隣接したマスで
伏せ状態になる。
君は敵をあちこちへ押しやることに長けている。
前提条件:【筋】13、
《強打》、基本攻撃ボーナス+1。
利益:君は突き飛ばしの戦技を行う時、機会攻撃を誘発しない。さらに、突き飛ばすための判定に+2のボーナスを得る。また、突き飛ばしに抵抗するためのCMDにも+2のボーナスを得る。
通常:突き飛ばしを行う際には機会攻撃を誘発する。
君の呪文は通常より簡単に呪文抵抗を打ち破ることができる。
利益:クリーチャーのSRを打ち破るための術者レベル判定(1d20+術者レベル)に+2のボーナスを得る。
良く狙った一撃でもって、君は多くの敵に素早く、痛みに満ちた終焉を迎えさせる。
前提条件:
《威圧演舞》、
《上級武器熟練》、
《防御崩し》、
《武器熟練》、選択した武器への習熟、基本攻撃ボーナス+11。
利益:標準アクションで、君が
《上級武器熟練》を持つ武器を用いて
朦朧状態、あるいは
立ちすくみ状態の敵に1回の攻撃を行う。命中した場合、通常の2倍のダメージを与え、さらに【耐久力】に対する1ポイントの出血状態を引き起こさせる(“
状態”の章を参照)。クリティカルした場合、2倍したダメージを何倍かするのではなく、通常のクリティカルによるダメージにさらに通常ダメージを加える。クリティカルによって出血ダメージの量は変わらない。
君の動き回る速度は敵が君を攻撃することをほとんど不可能にしてしまう。
前提条件:【敏】17、
《回避》、
《風の如き脚》、基本攻撃ボーナス+11。
利益:もし君がターン中に2つのアクションを使って移動するか、撤退アクションを行った場合、君は1ラウンドの間50%の視認困難を得る。
君の大義の下には信奉者が集い、冒険に加わる仲間が増える。
前提条件:キャラクター・レベル7。
利益:この特技は1人の忠実な腹心と、何人かの従者を君のもとに引きつける。腹心は通常クラス・レベルをもったNPCであり、従者は低レベルのNPCである。何レベルの腹心と何人の従者が得られるかについては以下の表:「統率力」を参照。
統率力への修正値:いくつかの要素が君の統率力値に影響し、基本の値(キャラクター・レベル+【魅力】修正値)を上下させる。君の(腹心や従者候補の人たちから見た)評判により、以下のように統率力値を修正する。
リーダーの評判 |
統率力修正値 |
大きな信望 |
+2 |
公平で寛大 |
+1 |
特殊なパワー |
+1 |
失敗 |
-1 |
高慢 |
-1 |
残酷 |
-2 |
以下の表には、腹心を得ようとする時の他の修正値がまとめられている。
リーダーが… |
修正値 |
使い魔、特別な乗騎、動物の相棒を持っている |
-2 |
属性の異なる腹心を募集している |
-1 |
腹心の死の原因となった |
-2* |
*累積する |
従者は腹心とは異なった優先順位を持っているため、従者を引きつける場合には以下の修正値を用いる。
リーダーが… |
修正値 |
拠点や基地、ギルドの建物などを所持している |
+2 |
あちこちと移動する |
-1 |
他の従者たちの死の原因となった |
-1 |
表:統率力
統率力値 |
腹心のレベル |
レベルごとの従者の数 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
1以下 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
2 |
1 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
3 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
4 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
5 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
6 |
4 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
7 |
5 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
8 |
5 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
9 |
6 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
10 |
7 |
5 |
― |
― |
― |
― |
― |
11 |
7 |
6 |
― |
― |
― |
― |
― |
12 |
8 |
8 |
― |
― |
― |
― |
― |
13 |
9 |
10 |
1 |
― |
― |
― |
― |
14 |
10 |
15 |
1 |
― |
― |
― |
― |
15 |
10 |
20 |
2 |
1 |
― |
― |
― |
16 |
11 |
25 |
2 |
1 |
― |
― |
― |
17 |
12 |
30 |
3 |
1 |
1 |
― |
― |
18 |
12 |
35 |
3 |
1 |
1 |
― |
― |
19 |
13 |
40 |
4 |
2 |
1 |
1 |
― |
20 |
14 |
50 |
5 |
3 |
2 |
1 |
― |
21 |
15 |
60 |
6 |
3 |
2 |
1 |
1 |
22 |
15 |
75 |
7 |
4 |
2 |
2 |
1 |
23 |
16 |
90 |
9 |
5 |
3 |
2 |
1 |
24 |
17 |
110 |
11 |
6 |
3 |
2 |
1 |
25以上 |
17 |
135 |
13 |
7 |
4 |
2 |
2 |
統率力値:君の基本統率力値は、キャラクター・レベル+【魅力】修正値である。【魅力】が低いキャラクターを考慮して、表は非常に低い統率力値も記載しているが、《統率力》を取得するためには7レベル以上でなければならない。上記の通り、他の要素も統率力値に影響する。
腹心のレベル:このレベルまでの腹心を引きつけることができる。君の統率力値に関係なく、君は自分のレベルより2レベル以上低い腹心のみ採用することができる。腹心はそのレベルにおいて適切な装備を身につけている(“NPCの創造”の章を参照)。腹心はどのような種族でも、クラスでも構わない。腹心の属性は秩序-混沌方向と善-悪方向のどちらでも君の属性と反対であってはならない。また、属性の違う腹心を仲間にしようとする場合には統率力値に-1の修正を受ける。
腹心はパーティに与えられる経験値を計算する際、パーティ・メンバーとして数える必要はない。代わりに、腹心のレベルを君のレベルで割り、それに君が得た経験値をかけたものが腹心が得る経験値となる。
もし腹心が君より1レベル低いレベルに到達しそうになった場合は、腹心のレベルは上がらず、その経験値はそのレベルに到達する経験値より1ポイント低い経験値で止まる。
レベル毎の従者の数:君はそれぞれのレベルの従者を、示された人数まで率いることができる。従者は腹心と同じように扱うが、彼らはたいていより低いレベルのNPCである。普通5レベル以上離れているため、従者が戦闘において有効であることはほとんどない。
従者は経験値を得ず、従ってレベルが上がることもない。君のレベルが上がった時に表『統率力』を見て、従者が増えたかどうかを判定する。増えた従者のうちの何人かは、既にいる従者達よりレベルが高いかもしれない。しかし、腹心は経験値を得るので、腹心のレベルを表『統率力』から判定してはならない。
君は動物や乗騎とうまくやっていく方法を心得ている。
利益:すべての
〈動物使い〉及び
〈騎乗〉判定に+2のボーナスを得る。もしどちらかの技能ランクが10以上ならば、その技能へのボーナスは+4になる。
スパイクト・チェインやウィップなど、特殊武器を1つ選択する。君はその特殊武器を戦いにおいてどのように使ったらよいのか理解しており、特殊武器が提供する特別な技や性質の恩恵を受けられる。
前提条件:基本攻撃ボーナス+1。
利益:その武器での攻撃ロールを通常通り行うことができる。
通常:習熟していない武器を使うキャラクターは攻撃ロールに-4のペナルティを被る。
特殊:この特技は複数回取得できる。1回取得するたび、1種類の新しい特殊武器が使えるようになる。
最終更新:2017年10月03日 18:20