この人物の後ろにそり返った爪と野獣のように牙をむく容貌は、この者のフィーンド的な本質を疑いようのないものとしている。
ラークシャサ 脅威度10 Rakshasa
防御
AC 25、接触16、立ちすくみ19(+1回避、+9外皮、+5【敏】)
hp 115(10d10+60)
頑健 +9、
反応 +12、
意志 +8
DR 15/善および刺突;
SR25
攻撃
移動速度 40フィート
近接 +1ククリ=+16/+11(1d4+4/15~20)、
爪=+10(1d4+1)、
噛みつき=+10(1d6+1)
特殊攻撃 ディテクト・ソウツ
修得呪文 (術者レベル7)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、カルト(3~12)
宝物 ×2(+1ククリ、その他の宝物)
特殊能力
ディテクト・ソウツ(超常)/Detect Thoughts ラークシャサは
同名の呪文を用いたかのように思考を感知できる(術者レベル18)。ラークシャサはフリー・アクションでこの能力を抑止したり再開したりできる。ラークシャサがこの能力を使う場合、常にあたかも3ラウンド精神集中したかのように働く。従って、感知できる最大限の情報を得られる。DC18の意志セーヴに成功すれば、クリーチャーはこの効果に抵抗することができる。このセーヴDCは【魅力】修正値に基づいて算出されている。
ラークシャサは獲物のそばまで気づかれずに歩み寄れる人型生物の外見を身にまとう邪悪な霊である。ラークシャサは大抵の共同体で禁忌とされる事柄を体現しており、汚さんとする者らの姿をとって、ラークシャサは憎むべき行為を存分に堪能する。人間の姿であれば、それは人肉食、冒涜行為、あるいはもっと悪しき行ないであり、地獄で最も残酷な者でさえラークシャサに犯罪者の烙印を押すことだろう。
人型生物に扮していない場合、ラークシャサは動物の頭部を持っていること以外は人型の形状をしている。大抵、ラークシャサは(タイガーやパンサーなどの)大型の猫か(コブラやヴァイパーなどの)蛇の頭部を有する。しかし、それ以外の頭部を持つものもいないわけではない。エイプ(大猿)、ジャッカル、ヴァルチャー(ハゲタカ)、エレファント(象)、マンティス(螳螂)、リザード(蜥蜴)、ライナセラス(犀)、ボア(猪)、などなどもあり得る。ほとんどの場合、ラークシャサが有する頭部の種類は、そのラークシャサの性格をある程度物語っている。虎の頭のラークシャサはこそこそしていて貪欲だ。猪の頭のラークシャサは食い意地が張っていて粗野であることが多い。こうした違いがラークシャサの基本データに影響を及ぼすことはめったにないが、複数の頭部を有し、より高い呪文発動能力を持ち、致命的で珍しい追加特殊能力を身につけた、標準のラークシャサよりもずっと強力な亜種も存在する。
ラークシャサは宗教をあざ笑う。ラークシャサは神格のパワーを理解しているが、自分たちこそが定命の種族から崇拝されるに値する唯一の存在であると見なしているのだ。従って、ラークシャサのクレリックは非常に稀である。ラークシャサは来訪者だが、ほとんど物質界のクリーチャーも同然であり、多くのラークシャサは、最初のラークシャサは忘れ去られて久しい神格の手によりかつて課されていた何か他の役割を解かれてこの追放刑を受けることになった、と信じている。ラークシャサは通常、単独で事に当たるが、幾世代にもわたって内側より定命の文明を崩壊させるべく共同で作業するラークシャサの拡大家族を目にしたという話も聞かないではない。ラークシャサは身長6フィート(約1.8m)、体重180ポンド(約80kg)である。
最終更新:2016年10月30日 04:44