このフィーンドの鎧のような肉体は鱗があり湿気を帯びている。歯がたくさん生えた大きな口が、一対の飢えた爬虫類のような目の下に開いている。
ヘズロウ 脅威度11 Hezrou
防御
AC 25、接触9、立ちすくみ25(+16外皮、-1サイズ)
hp 145(10d10+90)
頑健 +16、
反応 +3、
意志 +9
DR 10/善;
完全耐性 [電気]、
毒;
抵抗 [酸]10、[火]10、[冷気]10;
SR 22
攻撃
移動速度 30フィート、水泳30フィート
近接 噛みつき=+17(4d4+8、加えて“
つかみ”)、
爪(×2)=+17(1d8+8、加えて“
つかみ”)
接敵面 10フィート;
間合い 10フィート
特殊攻撃 吐き気
擬似呪文能力 (術者レベル13)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/沼地(奈落界アビス)
編成 単体、徒党(2~4)
宝物 標準
特殊能力
吐き気(変則)/Nausea ヘズロウの肉体からは常に吐き気を催す悪臭を放つ液体が分泌されており、組みついたクリーチャーにとりわけ有害となる。ヘズロウに組みつかれたクリーチャーは、毎ラウンド、DC24の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は
吐き気がする状態となる。このように
吐き気がする状態となったクリーチャーは、DC24の頑健セーヴに成功するか、ヘズロウに
組みつき状態でなくなってから1分間が経過した後か、どちらかの状態が訪れるまでは、そのままである。セーヴDCは【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
ヘズロウは広大なアビスの湿地、沼、水路に住み、陸上でも水中でも等しく快適に過ごしている。ヘズロウの存在は周囲の植物と水質に明白に影響し、植物は捩れ節くれだち、水は腐臭を放ち刺激的な味がするようになる。物質界ではアビスよりさらに兆候はよく見て取れるようになる。このような汚染に長くさらされると、有害な変形やぞっとするような奇形が出てくるようになる。しばしば、辺境の水場近くの共同体全体が奇形の変異体である場合は、彼らの歪んだ顔立ちは近親婚や低栄養のせいであるよりも、ヘズロウが近くにいるためであることのほうが多い。
かなり知的ではあるが、ヘズロウは公平に言ってその知性を無駄にしている。彼らは睡眠、ぞくぞくするような拷問、生きている食べ物をほおばる至福、固く握った拳で何か美しいものを砕き粉々にする喜びといった単純な楽しみを好む。帝国を建設したりカルト教団を導いたりといったことは余り望まないが、このデーモンに仕えようとやって来る配下志望者をヘズロウが追い払うことは滅多にない。
この極悪非道の獣的なクリーチャーは、麻薬中毒者、暗殺者、実験が環境を汚染することなど気にもかけない錬金術者のような、自分自身や仲間、周囲に毒を撒き散らした邪悪な定命の者の魂から形作られる。
最終更新:2016年10月30日 04:42