この怒り狂うデヴィルは危険な鋸歯のグレイヴを素早く振るう。歯をむき出した口の下にはぞっとするような顎鬚がピクピクと蠢いている。
ビアデッド・デヴィル(バルバズゥ)CR5 Bearded Devil (Barbazu)
防御
AC 19、接触12、立ちすくみ17(+7外皮、+2【敏】)
HP 57(6d10+24)
頑健 +9、
反応 +7、
意志 +3
ダメージ減少 5/善または銀;
完全耐性 [火炎]、
毒;
抵抗 [強酸]10、[氷雪]10;
SR 16
攻撃
移動速度 40フィート
近接 グレイヴ=+11/+6近接(1d10+6、加えて“地獄の流血”)または
爪(×2)=+10近接(1d6+4)
接敵面 5フィート;
間合い 5フィート(グレイヴは10フィート)
特殊攻撃 あご鬚
擬似呪文能力 (術者レベル12)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(地獄界ヘル)
編成 単体、2体、戦隊(3~10)、部隊(10~40)
宝物 標準(グレイヴ、その他の宝物)
特殊能力
あご髭(変則)/Beard ビアデッド・デヴィルが1体の敵に対して両方の爪攻撃を命中させた場合、その目標にとがった不潔なあご鬚が打ちつけられる。犠牲者は1d8+2ポイントのダメージを受け、DC17の頑健セーヴを行わなければならない。失敗した場合、“
悪魔風邪”に感染してしまう。セーヴDCは【耐久力】修正値に基づいて算出されている。病気―致傷型;
セーヴ 頑健・DC17;
潜伏期間 1d4日;
頻度 1回/日;
効果 1d4【筋】;
治癒 連続3回のセーヴ成功。
地獄の流血(超常)/Infernal Wound ビアデッド・デヴィルが自身のグレイヴを用いて与えたダメージは、2ポイントの
出血ダメージを与えるふさがらない傷を与える。地獄の流血による出血は、特に止めることが難しい。DC17の
〈治療〉判定に成功すればこのダメージを止めることができる。地獄の流血を受けているクリーチャーに(治癒)呪文をかけようと試みるにはDC16の術者レベル判定を行わなければならず、失敗すると呪文は効果を生じない。成功すれば治癒呪文は通常通り効果をあらわし、犠牲者の出血は止まる。ビアデッド・デヴィルの地獄の流血はデヴィルの持つ超常能力であり、武器によるものではない。
地獄の軍団のエリート兵であるビアデッド・デヴィル、あるいはバルバズゥは、地獄の君主の名の下に野蛮に戦い、精神のない亡者の軍団を戦場に向けて号令をかける。彼らは地獄の第3階層エレバスの宝物庫の間に集まり、地獄で鍛えられたグレイヴの訓練を行うが、第1階層アヴェルヌスに戻り恐ろしい君主である
バルバトスの傍らで仕えなければならない。
バルバズゥはグレイヴを用いて突撃攻撃を行うのを好み、その大切な長柄武器が大きな効果をあらわすことができるように、自身と敵との間に10フィートの距離をとり続けようとする。自身より広い間合いを持つ敵(あるいは他の方法でこのデヴィルの好む戦術を無効化できる敵)に対しては、グレイヴを捨てて、爪とぞっとするあご髭を使う。
意識して直立した場合ビアデッド・デヴィルは身の丈6フィート(前かがみになった戦いの構えのため、しばしば実際よりも低く見られるが)、体重は200ポンド余り。
最終更新:2021年10月14日 01:16