このクリーチャーの膨れ上がった輪郭は重い足取りのたびに震えている。その見かけにもかかわらず、驚くべき素早さで動いている。
ドレッチ 脅威度2 Dretch
防御
AC 14、接触11、立ちすくみ14(+3外皮、+1サイズ)
hp 18(2d10+7)
頑健 +5、
反応 +0、
意志 +3
DR 5/冷たい鉄または善;
完全耐性 [電気]、
毒;
抵抗 [酸]10、[火]10、[冷気]10
攻撃
移動速度 20フィート
近接 爪(×2)=+4(1d4+1)、
噛みつき=+4(1d4+1)
擬似呪文能力 (術者レベル2)
一般データ
【筋】12、
【敏】10、
【耐】14、
【知】5、
【判】11、
【魅】11
基本攻撃 +2;
CMB +2;
CMD 12
特技 《追加hp》
技能 〈隠密〉+9、
〈脱出術〉+5、
〈知覚〉+5
言語 奈落語(話せない);
テレパシー 100フィート(奈落語を解する目標限定)
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、2体、徒党(3~5)、群れ(6~12)、大軍(13+)
宝物 なし
アビスで最も下級のデーモンではあるが、危険で破滅と恐怖を広めようという欲求に満ちている。卑しいドレッチは、自分たちの生きる領域で他者に蛮行を振るう欲望を実現するような力はないが、残酷であるのと同じくらい醜く堕落している。ドレッチの多くはより強力なデーモンの犠牲となるために存在しているが、ごく少数の幸運な者は進化できるほど長く生き延びることができる。
ドレッチは面白半分にアビスから召喚をしようとする者にとって格好の標的である。比較的弱く脅して従わせるのが容易いドレッチはしばしば、より弱体な敵にそのイライラと怒りをぶつける機会を与えるという漠然とした約束だけで長期間の服従を強いられる。しかしドレッチを召喚しようとする者は、このデーモンが来た時と同じように臆病で信用できないことを忘れないようにしなければならない。強力な敵に直面したドレッチは、哀れっぽく命は見逃してくれると、知っていることを易々としゃべってしまう。
ほとんどのデーモンと異なり、ドレッチはだらしのない性格と長い期間の肉体的な労働を厭うため、滅多に成功することがない。強化されたドレッチは稀であるが、自身が作り出された時よりもマシなものになることができたものは、しばしばアビスの貧民の王となり、蟲、破壊された魂、精神のないアンデッド、そして他のドレッチを残酷かつ過酷に支配する。僻地の街の下にある下水道の忘れ去られた片隅や、もっと分別のある精神のあるものに見捨てられた湿地の不安定な地区、デーモンでさえ不快、不潔と思うようなアビスのこの好ましからざる一角に、その帝国は置かれる。しかしドレッチ王にとって、その領域は帝国であり、哀れむべき執着心でそれを守る。
ドレッチは身の丈4フィート、体重180ポンド。ドレッチは典型的には怠惰で邪悪な魂から形成される。しかし魂の小さな欠片だけで、そのぞっとするような誕生の引き金となる。しばしば1つの魂でドレッチの小さな軍勢を顕現させることができ、新しく生まれたドレッチの軍勢がアビスのうねる原物質から引き剥がされていく光景は、本当に恐ろしく吐き気を催すようなものである。
最終更新:2016年10月30日 04:41