UI > 魔法のアイテム > 指輪

魔法の指輪

指輪
優れた下級の指輪 市価 重量
コミュニケ・リングズ 6,000GP
優れた下級の指輪 市価 重量
リングズ・オヴ・バンディッジ 18,200GP
スウォームウォーカーズ・リング 26,000GP
劣った上級の指輪 市価 重量
リングズ・オヴ・グレーター・バンディッジ 42,000GP
優れた上級の指輪 市価 重量
リング・オヴ・ザ・シャドウ・ヴィクティム 101,000GP

コミュニケ・リングズ

Communique Rings/意思疎通の両指輪)
出典 Ultimate Intrigue 241ページ
オーラ 中程度・変成術 術者レベル 6
装備部位 指輪;市価 6,000GP;重量
解説
 つがいで作成されるこの簡素な金の指輪によって、着用者たちは短距離間での意思疎通ができるようになる。一覧とコストは指輪一対用のものだ。着用者たちがお互いと1マイル以内にいる限り、彼らは囁いてもう片方の指輪にその言葉を受取人へと囁かせることによって意思疎通ができる。コミュニケ・リングズに話された言葉あるいはコミュニケ・リングズから唱え直された言葉は、着用者が余りに大声で話していた場合近くのクリーチャーが聞き取れるかもしれない。コミュニケ・リングは着用されている間のみ音を転送し、静かにする必要がある場合には着用者は指輪を外して良い。魔法的な静寂あるいは距離のみがこの意思疎通を阻害し、着用者は通常通り壁や他の障害物越しに会話できる。指輪は、着用者によって伝送する意図を以て直接話された音のみを拾い、環境音や他のクリーチャーの声を拾う事はない。
作成要項
必要条件 《魔法の指輪作成》メッセージコスト 3,000GP

スウォームウォーカーズ・リング

Swarmwalker's Ring/群がりを歩む者の指輪)
出典 Ultimate Intrigue 242ページ
オーラ 中程度・召喚術 術者レベル 7
装備部位 指輪;市価 26,000GP;重量
解説
 この輝ける生成り色の骨製の指輪は、連結している無数の鼠の歯に見えるように作られており、下水の狩人の白子の眼のような柘榴石製の眼が12個しつらえられている。この指輪の着用者は合言葉を唱える事で1d3体のラット・スウォームを40フィート以内に呼び寄せられる。これらのスウォームそれぞれは即座に行動し、7ラウンド後に消え失せる。それらは独立しており、着用者の支配下にあるわけではないが、着用者はこの指輪の使用によって作り出されたスウォームの効果と攻撃に対して完全耐性を持つ。
 代わりに、合言葉により、この指輪の着用者はディメンジョン・ドアを使用できる。この魔法的な転送は開始と終了をこの指輪の使用によって招来されたスウォームの含まれるマス内でしなければならない。
 この指輪の能力は1日に好きな組み合わせで合計3回使用できる。この指輪を装備している都市ドルイド(Pathfinder RPG Advanced Player's Guideの101ページ目)は自然の化身能力の1日の使用回数を3回分消費する事で追加でこの指輪の1日の使用回数を1追加で獲得できる。
作成要項

リング・オヴ・ザ・シャドウ・ヴィクティム

Ring of the Shadow Victim/影の犠牲者の指輪)
出典 Ultimate Intrigue 241ページ
オーラ 中程度・幻術 術者レベル 7
装備部位 指輪;市価 101,000GP;重量
解説
 この滑らかで光沢のない灰色の指輪は暗いガラス製であり、死体の像がその帯の部分にあしらわられている。1日に1回、この指輪の着用者は、死んでから1週間経っていない死体に触れながら繰り返し指輪の合言葉を囁くという複雑な精神的かつ音声的な儀式を行える。そのクリーチャーは生前7ヒット・ダイス以下しか持っていなければならない。この儀式は1ラウンド程に短くても良いし、最大で24時間継続させても良い。これには完全な専念と、指輪、その着用者、そして目標となっている死体との間での常時接触が要求される。あらゆる種類の邪魔は儀式を台無しにし、着用者は一からやり直さなければならなくなる。この指輪の着用者がこの儀式を継続する期間を選択するが、その決定は儀式を始める前に下さなければならない。
 儀式が完了すると、接触していたクリーチャーの幻の複製――部分的に現実であり、魔法的な影に覆われた動く氷で構成されている――が実体を得る。これは特記ない限り完全にレッサー・シミュレイクラムと同様に機能する。この指輪の着用者はこの儀式を執り行う際に〈変装〉判定に+10のボーナスを得る。その影のクリーチャーはあらゆる点で元気で生命感溢れるように見え、儀式の間にその死体が持っていたあるいは着せられていた装着品と威服を全て装備している。その影のクリーチャーが完成すると同時に、目標となった死体及び付属していた装備品全ては消失し、雪のように溶け去る。
 リング・オヴ・ザ・シャドウ・ヴィクティムによって実体を得たこの偽りのクリーチャーは、目標となった死体と同じ基本能力値、種別、副種別を持つ。その複製はあらゆる点で接触していた死体のものと同じ個性を持ち、そのクリーチャーの一般的な人格、態度、能力、そして知性を保持する。しかし、この複製は指輪の着用者も保有しているわけではない記憶を保有しておらず、擬似呪文能力や超常能力を持たず、起動型の変則的能力を使用できず、治癒の利益を得られず、レベルを得ることも能力を上昇させることもできず、3ヒット・ダイスを超える事もない。
 この偽クリーチャーは生前とほぼ同じように振舞うが、指輪の着用者に対する最初の態度は協力的であり、概して着用者の如何なる努力にも手助けしようとする。この影のクリーチャーは指輪の着用者を助けるほぼあらゆるアクションを取り、それには危険で愚かで自殺的なアクションも含まれる。この半ば幻覚のクリーチャーは7×それを作成した最初の儀式の長さに等しい時間か、着用者がリング・オヴ・シャドウ・ヴィクティムを取り外すか、着用者がこの指輪を再度起動するか、このクリーチャーが暴力によって死亡するか、どれかが起こるまで存在し続ける。その時にこの複製は消滅して元々の死体が最初の儀式が完了した時と変わらない状態でその場所に現れる。
作成要項

リングズ・オヴ・グレーター・バンディッジ

Rings of Bondage, Greater/上級屈従の指輪)
出典 Ultimate Intrigue 242ページ
オーラ 中程度・心術 術者レベル 11
装備部位 指輪;市価 42,000GP;重量
解説
 この特別な両指輪はリングズ・オヴ・バンディッジと同様に機能するが、主人の指輪の着用者によって課された命令(両着用者に影響を与える相互の合意を含む)は起動するのに10分かかり、永続的であり、DC16の意志セーヴで依然として無効化される点を除いてはギアス/クエストとして機能する。
 加えて、主人の指輪の着用者は継続するサンクチュアリ(DC16)の効果を、従者の指輪の着用者に対して得、従者が主人に攻撃する度にセーヴが要求される(範囲攻撃も含むが、その着用者を攻撃する為に仲間あるいは支配されたクリーチャーを狙う時にはセーヴは要求されない);セーヴに失敗するとその攻撃1回のみが妨害される。 従者が主人への攻撃に成功する度、従者はDC16の意志セーヴに成功しない限りビストウ・カースと同様の影響を受ける。
作成要項

リングズ・オヴ・バンディッジ

Rings of Bondage/屈従の指輪)
出典 Ultimate Intrigue 242ページ
オーラ 中程度・心術 術者レベル 7
装備部位 指輪;市価 18,200GP;重量
解説
 これらの指輪はつがいで鍛たれ、それらを着用しているクリーチャー2体の間に精神的な繋がりを確立し、1体を主人に、もう1体を従者に指定する。この記載と費用は指輪両方合わせてのものだ。リングズ・オヴ・バンディッジを装着しているクリーチャーたちはお互いの発声を理解できる。主人の指輪の着用者は従者に対して〈真意看破〉判定に+6の技量ボーナスを得、ステイタス呪文と同様に従者の指輪の着用者の位置と一般的な状態に継続して気付く。
 加えて、1日に1回、主人のリング・オヴ・バンディッジの着用者は従者の指輪の着用者に自分の意思を課し、レッサー・ギアス(意志・DC16・無効)の対象になったかのように1つのアクションを行うよう、あるいは避けるよう、従者に強制できる。また、この効果を着用者たちの接触によって実行する事もできる:主人の指輪の着用者がレッサー・ギアスの目標として有効である限り、主人側は従者の指輪の着用者の命じたレッサー・ギアスを受け入れられる。このような出来事に於いて、どちらの着用者にもセーヴィング・スローの権利は与えられず、合意が取れた事項を果たす為のレッサー・ギアスがどちらにも強制される。従者の指輪の着用者がそうした契約に合意する意思がない場合、従者側は常に「自分からこのレッサー・ギアスを除去しろ」といったレッサー・ギアスを選択できる。
 リング・オヴ・バンディッジによって課されたレッサー・ギアスが効果を発揮している限り、どちらの指輪も外せない。どちらかの指輪が破壊された場合、レッサー・ギアスの効果は継続するが、失われた方の指輪が修理されるか交換されるまで残っている指輪は新たなレッサー・ギアスを創造できない。相互のレッサー・ギアスが合意され、あるレッサー・ギアスが終了した場合、その両方のレッサー・ギアスは同時に終了する。
 目標はリング・オヴ・バンディッジを指に強制的に嵌めさせられるかもしれないが、それはそのクリーチャーが無防備状態である場合のみである。
作成要項
最終更新:2019年08月04日 22:46