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ドルイド Druid

フェイの語り手(アーキタイプ) FeySpeaker

 出典 Ultimate Intrigue 26ページ
 フェイ・クリーチャーがするように、自然世界のささやきを聞き取るドルイドもいる。彼らは野生動物と文明人の両方の心に影響を及ぼすため、興味を掻き立てるつぶやきを真似る方法を身につける。このようなフェイの語り手はしばしば何らかの形でフェイに触れられたものだ。それはフェイの秘密の会堂にいる間に食事を食べワインを飲んだ、向こう見ずな定命のものだ。

 フェイの魔法/Fey Magic:1レベルの時点で、フェイの語り手はフェイとの奇妙で楽しい経験により、魔法を授かる。フェイの語り手は呪文発動能力(呪文のDC、一日の呪文数へのボーナス、精神集中判定など)に用いる能力値に、【判断力】の代わりに【魅力】を用いる。4レベル、6レベル、8レベル、10レベル、12レベル、14レベル、16レベル、18レベルの時点で、フェイの語り手はウィザード/ソーサラー呪文リストから心術呪文あるいは幻術呪文を1つ、自身のドルイド呪文リストに加えることができる。この呪文の呪文リストは、通常より1レベル高くなる(例えば、4レベルの時点で、フェイの語り手は2レベルのドルイド呪文にカラー・スプレーを加えることができる)。呪文を選択するには、フェイの語り手はその呪文を発動できるだけのレベル(上昇した呪文レベルで考える)を有していなければならない。一度選択したなら、以後この呪文を変更できない。

 フェイの語り手はサモン・ネイチャーズ・アライ呪文を任意発動する能力を失う。フェイの語り手は自然の化身能力を6レベルの時点で得るが、通常よりドルイド・レベルが2低いものとして全ての利益を得る。フェイの語り手は自然の化身能力を用いてエレメンタルに変身できない。

 この能力は自然の化身呪文発動能力を変更する。

 フェイの話術(変則)/Fey Speech:1レベルの時点で、フェイの語り手の言葉はフェイの声が持つ異界の力の欠片を、ほんのわずかだけ帯びるようになる。フェイの語り手はクラス技能に〈交渉〉〈真意看破〉〈はったり〉〈変装〉を加える。また、ボーナス言語として森語を修得する。加えて、フェイの語り手は技能ランクを4+【知力】修正値ではなく、6+【知力】修正値だけ得る。フェイの語り手の基本攻撃ボーナスは、通常のドルイドの基本攻撃ボーナスではなく、ドルイド・レベルの半分に等しい(すなわち、ソーサラーの基本攻撃ボーナスと同様に計算される)。

 この能力は自然感覚を置き換え、ドルイドの基本攻撃ボーナス、クラス技能、レベル毎の技能ランクを変更する。

 野生動物へのいたずら(変則)/Wild Mischief:1レベルの時点で、フェイの語り手は動物1体に、近くに食料、魅力的な相手、捕食者がいるかのように思わせることができる。この能力はキャラクターを騙すための〈はったり〉判定と同様に機能する。野生動物へのいたずら判定の結果を決める際、フェイの語り手は1d20をロールし、それにドルイド・レベルと【魅力】修正値を加える。〈はったり〉判定同様、野生動物へのいたずら判定は嘘の情報の信頼度に従って修正を受ける。人に慣れた一般的な動物はフェイの語り手のことを疑ったりしない(状況による修正なし)が、野生の動物は通常疑っている(判定に-5のペナルティ)。野生動物へのいたずらを使用するには、フェイの語り手と対象の動物は互いを観察できなければならない。つまり、通常の状況下で30フィート以内にいなければならない。一般に、この方法による動物への働きかけには1分かかるが、人に対する場合と同様に必要な時間は増減しうる。

 フェイの語り手はこの能力で【知力】が2以下の魔獣に影響を及ぼすこともできるが、その判定には-4のペナルティを受ける。

 この能力はドルイドの中装鎧への習熟を置き換える。

肌変わり(アーキタイプ) Skinshaper

 出典 Ultimate Intrigue 26ページ
 肌変わりは他のドルイドが動物の姿を取るのと同じ原初のエネルギーを使用して、他の何よりも危険な獣――人と人型生物の姿を取る。肌変わりは単に人型生物の姿と能力を取るだけではなく、通常の人型生物クリーチャーの限界をはるか超えた位置に押しやる、粗暴なエネルギーを解き放つ。人型生物とのつながりのために、肌変わりは通常のドルイドよりも人の住むところにいることが多く、変装を好むために術策に卓越している。

 クラス技能:肌変わりはクラス技能から〈騎乗〉を取り除き、代わりに〈変装〉を加える。

 これはドルイドのクラス技能を変更する。

 肌変え(超常)/Skinshaping:4レベルの時点で、肌変わりは自分の姿を小型か中型の人型生物に変化させたり、元に戻ったりする能力を得る。この能力は一日に1回使用できる。下記に示す点を除き、この能力はオルター・セルフとして機能する。この効果はドルイド・レベル毎に1時間が経過するか、肌変わりが元に戻るかするまで持続する。姿の変化は標準アクションであり、機会攻撃を誘発しない。肌変わりは選択した姿のことをよく知っていなければならない。6レベルの時点と以降2レベル毎に、この能力の一日の使用回数は1回ずつ増加し、18レベルの時点で最大の8回になる。20レベルの時点で、肌変わりは肌変えを回数無制限で使用できるようになる。肌変わりは自分の肉体を武器として使用する方法を本能的に理解する。肌変えを使用している間、肌変わりは《素手打撃強化》特技の利益を得る。また、肌変わりの素手打撃は、モンク・レベルがドルイド・レベルー3に等しいモンクであるかのようにダメージを与える。

 6レベルの時点で、肌変わりは人型生物の多様な生態とつながり、体と心を強化する能力を得る。肌変わりは本来の姿と異なる人型生物の姿をとる間、任意の能力値1つに+2の強化ボーナスを得る。このボーナスは肌変わりが姿を維持する間持続する。10レベル、14レベル、18レベルの時点で、肌変わりは能力値1つに対して追加で+2の強化ボーナスを得る。これらの強化ボーナスは肌変わりが望むように+2単位で分配できるが、能力値1つで+4を超えることはできない。

 8レベルの時点で、肌変わりはさらなる精密さで人型生物クリーチャーを模倣できるようになる。肌変わりは変化した形態の持つ、以下の能力を全て獲得する:暗視90フィート、鋭敏嗅覚、夜目、登攀60フィート、飛行60フィート(機動性は良好)、水泳60フィート、息こらえオークの凶暴性凶暴性。変化した形態が(水棲)の補足説明を持つなら、肌変わりは(水棲)の補足説明と、水陸両生のその他の特殊能力を得る。

 12レベルの時点で、肌変わりは模倣する人型生物の種族的な記憶に触れることができるようになる。変化した形態が以下の種族能力を持つなら、肌変わりもその能力を得る:急所攻撃+2d6、嫌悪、毒の使用、武器精通、踏ん張り、防御修練。加えて、肌変わりは選択した形態の種族言語を全て会話できるようになる。

 16レベルの時点で、肌変わりは変化した人型生物の技能への種族修正を得る。ただし、技能毎に+4を上限とする。選択した形態からボーナスを得る技能が複数の選択肢から1つを指定するもの(ノームが持つ〈職能〉〈製作〉への種族ボーナスなど)の場合、肌変わりはその利益を得られない。

 この能力は自然の化身を置き換える。

 瞬間変化(超常)/Flashmorph:13レベルの時点で、肌変わりは極めて高速に姿を変える術を身につける。肌変わりは即行アクションで肌変えを使用できるようになる。

 この能力は千の顔を置き換える。


毒身(アーキタイプ) Urushiol

 出典 Ultimate Intrigue 27ページ
 毒身のドルイドが自然とのつながりを結んだ時、ほとんどのドルイドとは大きく違った形を取る。その肉体は毒性を強め、毛穴から恐ろしい毒を分泌する。

 毒の分泌(超常)/Toxic Secretions:1レベルの時点で、毒身の肉体は毒を1日に1回分生み出す能力を持つ。3レベルの時点と以降2レベル毎に、1日の毒の生産量は1回分ずつ増加し、19レベルの時点で最大の10回分になる。毒身の一日の毒の生産量は、毒身が呪文を回復する際に回復するが、毒身が武器に塗っていた毒は一日の毒の生産料に数えられる。毒身は自分の毒に対して完全耐性を持ち、武器に自分の毒を塗布する際に誤って自分を毒に侵すこともない。選択する毒の伝達方法にかかわらず、毒身の毒は以下の基本データを持つ。

 毒身の毒/Urushiol Venom種別 毒(さまざま); セーヴ 頑健・無効; 頻度 1回/ラウンド(2ラウンド持続); 効果 1d3【筋力】ダメージ; 治療 1回成功。セーヴDCは10+毒身のレベル+【判断力】修正値に等しい。

 1レベルの時点で、毒身は標準アクションにより毒を1回分だけ分泌させ、肉体武器、素手打撃、人工的な武器にこの毒を致傷毒としてまとわせることができる。毒身は肉体武器、素手打撃、刺突ダメージあるいは斬撃ダメージを与える手にした人工的な武器から1つを選択しなければならない。この武器は有毒であったり毒が塗布されていたりしてはならない。この武器は毒身がその武器による攻撃を命中させるか、1ラウンドを超えて毒身の手から離れるか、毒が拭い去られるかするまで毒を帯びたままである。

 4レベルの時点で、毒身の肉体はさらに毒を含み、肉自体が毒を持つかのようになる。クリーチャーが噛みつきあるいは飲み込みで毒身にダメージを与えた際、毒身は割り込みアクションとして一日の毒の生産量を1服分消費することで、そのクリーチャーに摂取毒を与えることができる。

 7レベルの時点で、毒身は標準アクションで毒を2服分消費することで、接触毒を分泌させ、四肢のいずれか一つをその毒で覆わせることができるようになる。毒身は標準アクションで接触攻撃に成功することで相手を毒に侵すことができる。この接触攻撃は、毒を分泌する標準アクションの一部として同時に行っても良い。この攻撃が外れた場合、毒身が接触攻撃を命中させるか、別の物体に毒で覆われた腕が触れるかするまで、毒はその効果を持ち続ける。

 11レベルの時点で、毒身は標準アクションで毒を3服分消費することで、毒身を中心とした半径20フィートの範囲に吸入毒の雲を撒くことができる。この雲は1ラウンド持続する。

 14レベルの時点で、毒身の毒は頻度が1回/ラウンド(4ラウンド持続)に変化する。加えて、自身の毒を使用する際、毒身は追加で1服分の毒を消費することで、毒のダメージ種別を【敏捷力】ダメージか【耐久力】ダメージに変更できるようになる。この変更は、他の能力と組み合わせて使用できる。例えば、毒身は合計3服分消費することで、【耐久力】ダメージを与える吸入毒の雲を作り出すことができる(訳注:原文通り。4服分必要と思われる)。

 この能力は自然との絆自然の誘惑への抵抗力を置き換える。

 毒への耐性(変則)/Venom Immunity:毒身は9レベルではなく、4レベルの時点で毒への耐性を得る。

 この能力は毒への耐性を変更する。
最終更新:2019年10月26日 21:56