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リターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・プレイヤーズ・ガイド Return of the Runelords Player's Guide

 ヴァリシアという開拓地の国家は近年非常に持ちこたえてきた――ゴブリンとジャイアントの蜂起、自然災害あるいは自然の中での人為的な災害、暴虐的なクーデターと絶望的な反乱、そして古代サーシロンの遺物の常に存在している脅威など。3つのアドベンチャー・パスがヴァリシアで起こり、2つのアドベンチャー・パスがこの土地から始まった。数多くの冒険がこの開拓地での他のイベントを年代記に記録している。コミックとノベルはそれ以上に多くのことを語っている。これらすべてが1つの最後のイベントへと繋がっている――リターン・オヴ・ザ・ルーンローズへと。
 先行作品の全てのうち、ライズ・オヴ・ザ・ルーンローズとシャタード・スターはリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの背景の中心となるものである。このキャンペーンはこれら以前の2つのアドベンチャー・パスの中で記録されている出来事が起きたことを前提としており、それぞれの事件の中で、英雄たちはルーンロードのカルゾウグを倒し、その後シヘドロンと呼ばれる古代のアーティファクトを取り戻し作り直した事を想定している。これらのキャンペーンで始まった出来事はリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの中で実を結び、そこでプレイヤーたちはヴァリシアやゴラリオンの世界にとっての最新の脅威に立ち向かわなければならない新しい英雄たちの役割を担う。

シヘドロンの英雄たち THE SIHEDRON HEROES

 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズは新しい1レベルの冒険者のパーティのために書かれているが、独立して存在しているわけではない。このアドベンチャー・パスは2つの前のグループがカルゾウグと対抗し、シヘドロンを取り戻すという挑戦へと至ったことを仮定している;彼らの名前と行為は、最近の伝説としてヴァリシアの人々に知られており、この地域の最近の歴史の一部である。これらのキャラクターは君のテーブルの人たちで演じられた者たちかもしれない!
 ライズ・オヴ・ザ・ルーンローズとシャタード・スターのアドベンチャー・パスに参加した英雄たちの数は多様なものであるが、人数に拘わらず、リターン・オヴ・ザ・ルーンローズは彼らの一部の集団がヴァリシアに留まり、その領域の防衛として働き続けることを選んだことを前提としている。この英雄たちの集団――前述の2つのアドベンチャー・パスで描かれている英雄たち――はこことリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの中で「シヘドロンの英雄たち」と言及される。
 ライズ・オヴ・ザ・ルーンローズやシャタード・スターを遊んでいないグループとともに君がリターン・オヴ・ザ・ルーンローズを遊ぼうとしているならば、GMはこのアドベンチャー・パスを遊ぶ上で、準備の一つとしてシヘドロンの英雄たちのアイデンティティを決定する必要がある――アドバイスはキャンペーン2本目の「It Came From Hollow Mountain」に現れる(シヘドロンの英雄たちの実際のアイデンティティは非常に限定化されたもので最初の冒険には関係ない)。
 しかし君がリターン・オヴ・ザ・ルーンローズやシャタード・スターを遊んでいるならば、シヘドロンの英雄たちは君の前のPCの一人だ!

シヘドロンの英雄たちの選択 Choosing the sihedron heroes

 君と他のプレイヤーとGMはお互い協力して、シヘドロンの英雄たちが君のリターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・キャンペーンにおいて何者であるかを決定する必要がある。ヴァリシアで有名なシヘドロンの英雄たちの人数はキャンペーンの参加者の人数と同数であるべきである。各プレイヤーは以前のアドベンチャー・パスで遊んだキャラクターの一人を選択すべきである――前のPCをどのグループに属させるかを決めたら、GMに知らせる。リターン・オヴ・ザ・ルーンローズのGMが以前のキャンペーンを遊んだ人と同じでないならば、前のキャラクターのデータと情報を提供する。
 君のグループのプレイヤーの中には、前のアドベンチャー・パスを遊んでいない人がいるかもしれない。遊んでいないならば、GMと一緒にシヘドロンの英雄の名前、クラス、設定を考えよう。君が望むなら、この英雄で開始することもできる――キャラクターは17レベルか18レベルであるが、英雄はライズ・オヴ・ザ・ルーンローズあるいはシャタード・スターを完了させたものと同じレベルとなる。
 以前のアドベンチャー・パスやキャンペーンで君がプレイした他のPCはリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの中で果たすべき直接的な役割を持たない――君が何故かを説明する理由を決定するのが最善だ。以前のPCは冒険から引退したのかもしれないし、あるいはPCが世界の別のところや大いなる彼方に移動したのかもしれない。PCが死んでいたり、行方不明かもしれない。決定は君が行うべきであるが、GMがストーリーラインに組み込む英雄たちの数を増やすことに不安がある限り、シヘドロンの英雄はプレイヤー1人につき1人に制限することが最善である。
 いずれにしても、リターン・オヴ・ザ・ルーンローズの開始時点では、シヘドロンの英雄たちの現在の所在は不明である――冒険者は出来心で普通ではない旅へと向かう傾向があるためこれは珍しいことではなく、シヘドロンの英雄のような強力なPCは全ての結果を報告する必要を感じる可能性が低いだろう。君のリターン・オヴ・ザ・ルーンローズのキャラクターが前のキャラクターと直接結びつくようにしたい場合、GMと相談し、〔伝説の末裔〕のキャンペーン特徴(11ページ参照)をとることを考慮せよ――しかし、このキャンペーンが始まると、君も君のPCも君の以前のPCの現在位置とデータは知らないことを留意せよ。この不在は2つの目的のためだ:まず、「リターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスが展開すれば明らかになる特定の物語の要素」を保護するため;次に、状況が厳しくなった時に、低レベルの英雄を救済するための以前の(そしてより強力な)PCの助太刀よりも、現在のキャラクターへゲームの焦点を当てるため。
 いずれにせよ、リターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスの各々の冒険は、シヘドロンの英雄が新しいキャンペーンでどのような役割を果たしているかについてのGMへの十分な情報が含まれている。

マップについて ABOUT THE MAPS

 このプレイヤーズ・ガイドはいくつかのマップを再収録している――ヴァリシア(キャンペーンが行われる場所)の地とそこにある4つの大都市だ。これらの都市4つ全てへの訪問はリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの間の様々な時点で発生するが、そうした冒険では概してそれらの地図を再収録しない。プレイヤーやGMがこれらの4つの都市に関する詳細情報が必要ならばPaizo.comによる以下の本を参照すること:
ケル・マーガ/Kaer MagaCity of Secrets
コルヴォーサ/KorvosaGuide to Korvosa
マグニマール/MagnimarMagnimar, City of Monuments
リドルポート/RiddleportPathfinder Adventure Path #13: Shadow in the Sky

集結 COMING TOGETHER

 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズはヴァリシア湾の北東部にあるロデリック入江町という小さな町から始まる。最初の冒険はこの街を拠点に進むが、このアドベンチャー・パスは壮大な範囲をめぐり、キャンペーン中にPCがロデリック入江町へと戻ってくることを意図せず数多くの場所へと旅立っていくことを留意せよ。君のキャラクターを作るときは、故郷を離れたくはない者ではなく、ヴァリシア全土に投資をする人を目指すのが最良である。ロデリック入江町の居住者を作ることは、君のキャラクターに居住地と市民の幸せを願う理由を与える素晴らしい方法であろう――もちろん他のPCも同様だ。
 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズはPC全員がお互いを既に知っている状態でプレイを開始する事を想定しているため、君は物語にすぐさま飛び込むことができる;が、君や他のプレイヤー、GMが望むなら、PCがどのように知り合ったかを確立するために少し前から開始することもできる。このプレイヤーズ・ガイドの後半にあるキャンペーン特徴はPCがロデリック入江町に少なくとも一か月ほど滞在しており全員が知り合いであることを前提としている事に注意すること――君のキャラクターはパーティの他のメンバーと親友である必要はないが、すべてのPCはグループとして一緒に連携する必要がある。

キャラクターのコツ Character tips

 君のキャラクターが、ロデリック入江町で生まれた地元民であっても、数か月あるいは数年の間に近隣の都市からやってきた新しい血筋であっても、最近幸運を探して街にやってきた旅人であっても、君のPCは冒険の準備ができていて、冒険者としての経歴に踏み切ることに熱心であるべきである。このアドベンチャー・パスは、ある程度、こなすべき仕事に触れる為にNPCが近付くのを待つ集団ではなく積極的に冒険を探しに行く集団に依拠している。最初の2つの冒険には多少の「与えられるクエスト」が存在するが、PCが明らかにする計画や陰謀は、PCに何をすべきかを伝えることはなく、次のステップや冒険の目標を暗示したものとなる(もちろん、君のグループが多くのガイドのあるフレームワークを好むならば、GMは常に物事を調整することができる――リターン・オヴ・ザ・ルーンローズで出会う潜在的にクエストを提供してくれるNPCはたくさんいるのだから)。
 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズは冒険のテーマの古典的な混ざり具合を特徴としている。このアドベンチャー・パスのキャラクターの特定のテーマについては、富と名声を熱望し、太古の時代からの危険からヴァリシアを守っているのを見たいと思うものであるべきである。
 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズはヴァリシアの太古の時代について学びたく、可能な限り強力になろうとするアドベンチャー・パスの「ルーンロード三部作/Runelords Trilogy」を終わらせる壮大な物語に参加したいプレイヤーのためのキャンペーンである――上手くいけば、このキャンペーンが終わるころにはキャラクターは20レベルに到達しているだろう。

属性 Alignment

 PC同士が連携している限り、属性はこのアドベンチャー・パスで中心的な問題となるものではない。悪のキャラクターであっても、理論上はリターン・オヴ・ザ・ルーンローズで機能できるが、悪のPCがグループ内の結束の邪魔になるという事態はいつも付いて回るため、君はそのようなキャラクターがグループ内の結束の邪魔にならないようGMと他のプレイヤーと協力したいと思うことだろう。リターン・オヴ・ザ・ルーンローズの個々のプロットラインは利他主義なテーマに向いているため、悪のキャラクターは一部のストーリーの要素において参加するモチベーションが低いかもしれない。

クラス Classes

 どのクラスのキャラクターであってもリターン・オヴ・ザ・ルーンローズで輝く場面があるが、戦闘と古代の場所の探索はこのキャンペーンの要素の最も大きい部分であることに留意せよ。荒野を探検し、都市内部での陰謀を楽しみ、社会的な挑戦とロールプレイの機会に参加する可能性がある一方で、これらの要素がすべての冒険の最前線にあるわけではない。プロットが進むにつれて、休息期間やリラクゼーション、その他の要素の機会はあるにはあるが、ストーリーが進むにつれて各々の冒険の焦点は変わっていく。PCはリターン・オヴ・ザ・ルーンローズで長い間一か所に定住しない。
 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズの重要なテーマは古代の伝説と失われた秘密の発見であり、特に(これに制限されないが)古代サーシロン文明に関するものである。世界の隠された秘密を学ぶことに関心を持つキャラクターはこのアドベンチャー・パスに参加する十分な動機があるはずである。
 このキャンペーンの大部分はヴァリシア、多様性で知られている開拓地の領域に集中している。この地域には最も一般的なクラス(ファイター、クレリック、ローグ、ウィザード)に強い伝統があるが、サムライ、アーケイニスト、ガンスリンガー、キネティシストなどの知名度の低いクラスもこの地で知られていないわけではない。特定のクラス・オプションについてのアドバイスは以下のページにあるが、これらの提案がパスファインダー・アドベンチャー・パス・プレイヤーズ・ガイドにある従来の提案よりも短いことに注意せよ――これは意図的なものである。リターン・オヴ・ザ・ルーンローズはほぼ全てのキャラクター・タイプにでも使用できるような比較的幅の広いテーマを持つ。

アーキタイプ Archetypes

 君のキャラクターを特化させるアーキタイプは無数に存在しているが、君が選んだものと関係なく、リターン・オヴ・ザ・ルーンローズの古典的な主題はほとんどのアーキタイプが輝く瞬間を持つことを計画している。特に、古代遺跡や失われし王国の探索に焦点を置くアーキタイプ(考古学者のバードUCやoccult historianのオカルティストUWなど)やキャラクターを地域の守護者(この場合はヴァリシアの)にすることを助けるアーキタイプは極めて適切な選択であるに違いない。
 ヴァリシア地域に特に関連している特定のアーキタイプは以下のものがある(限定はしてない):
  • Masked maiden(ヴィジランテ)AG
  • Runesage(ウィザード)AG
  • Shoanti burn rider(バーバリアン)SC
  • Sigilus(メイガス)AG
  • Sister-in-arms(キャヴァリアー)AG
  • Tattooed(ソーサラー)SM
  • Varisian pilgrim(クレリック)SM

秘術の伝統 Arcane traditions

 サーシロンの伝説と伝統を現代へと復活させることに伴い、自らの研究を集中させるやり方としてサーシロンを専門とすることを選択したウィザードの数が増えている。Pathfinder RPG Adventurer’s Guideの63ページにはサーシロンの専門家ウィザードのためのルールが記載されている。これらの伝統は何世紀も前にルーンロードたちによって作られたものであるが、伝統自体には、それに従うPCのウィザードに妥協させたり優位を与えたりできるような倫理的あるいは道徳的な要素は本質的に持っていない。
 血脈/Bloodlines:このキャンペーンには以下の血脈が特に適している:秘術、運命の子。
 守護者/Patrons:リターン・オヴ・ザ・ルーンローズでは以下のウィッチの守護者が特にテーマにあう:祖霊UM、時UM

随伴者 Companions

 随伴者と旅をするキャラクター・クラスは以下のアドバイスを考慮すべきである。これらのオプションはヴァリシアのテーマに適しているからである。水棲の随伴者はこのアドベンチャー・パスにとって避けるべき選択肢であることに注意しよう。
 動物の相棒/Animal Companions:以下の動物はヴァリシア中で見つかり、テーマに適切な動物の相棒である。Pathfinder RPG Core Rulebookからは:クロコダイル、バジャー(とウルヴァリン)、ベア、バード、ボア、スモール・キャット(典型的にはfirepelt)、ドッグ、ホース、ポニー、コンストリクター・スネーク(典型的にはnightbelly boa)、ヴァイパー、ウルフ。Pathfinder RPG Ultimate Wildernessでの良い選択肢は、キャトル、ファルコン、ジャイアント・フリルド・リザード、ジャイアント・ポーキュパイン、giant salamander、ジャイアント・スカンク、グリズリー・ベア、ムース、セイバートゥース・キャット。Ultimate Wildernessに詳述されている植物や蟲の相棒は同様に適切なものである。
 使い魔/Familiars:モンキーを除いた Core Rulebookにあるすべての使い魔はヴァリシアに原住している。Ultimate Wildernessの使い魔のリストも、以下の、テーマに沿った選択肢を含んでいる:butterfly/moth、チキン、コックローチ、クリーパー・アイヴィー、ファイアー・サラマンダー、ホーンド・リザード、レパード・スラグ、モウル、オスプレイ、ピーフォウル、ラビット、ラヴナス・タンブルウィード、レイザー・ファーン、シマーウィング・ドラゴンフライ、スクワール。Pathfinder RPG Ultimate Magicの良い選択肢は、ドンキー・ラット、フォックス、ゴート、グリーンスティング・スコーピオン、ヘッジホッグ、ハウス・センチピード、ピッグ、スカーレット・スパイダー、スラッシュ、タートル。
 守護霊/Phantoms:リターン・オヴ・ザ・ルーンローズは他のキャンペーンの続編なのでスピリチュアリストのPCにユニークな機会を与える――スピリチュアリストの守護霊は、ライズ・オヴ・ザ・ルーンローズやシャタード・スター、あるいはヴァリシア内の他の冒険で死んだNPCやPCであるかもしれない。

レンジャーのオプション Ranger options

 君のPCはリターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスを通じて様々な敵と遭遇し、広範囲にわたる地形を旅する。
 得意な敵/Favored Enemies:国家は主に人間が住んでいるため、人型生物(人間)はレンジャーの得意な敵としてもっともよい選択である。しかし以下の選択は同様にリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの中でよく出現するものである:異形人造人型生物(ゴブリン類)、魔獣人型怪物来訪者混沌)、来訪者)、来訪者秩序)、アンデッド
 得意な地形/Favored Terrains:リターン・オヴ・ザ・ルーンローズのための得意な地形の最善の選択は森林、地下、都市である。キャンペーンの後半では、追加の選択肢として、寒冷地、山岳、平地である(GMに相談をし、どの地が良い選択肢であるかを判断すること)。

言語 Languages

 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズは主にヴァリシアで行われるため、ヴァリシアの地域の言語を学ぶことは賢い選択である。加えて、古代サーシロンの遺産を含むキャンペーンであるので、サーシロン語も賢い選択である。これら2つの選択肢以外では、以下の言語がリターン・オヴ・ザ・ルーンローズを通して様々な応用の段階を持つに違いないが、どれも必須のものではない:奈落語、アズラント語、巨人語、ゴブリン語、地獄語、ネクリル語。ほかの言語も同様に使用することもあるが、キャンペーンの進行上であまり重要なものではない。

種族 Races

 すべての基本種族はリターン・オヴ・ザ・ルーンローズのキャラクターのための適切な選択肢である。ヴァリシアは多様性のある領土であり、君はPathfinder Campaign Setting: Inner Sea Racesに詳述されている種族を遊ぶことができるが、以下のものはヴァリシアで原住している人口がいたり、伝統的に居住していたりする:アアシマール、チェンジリング、ダンピール、ドラウ、ゴブリン、ティーフリング。ゴブリンのプレイはこのアドベンチャー・パスの特定の要素を、特に冒険の初期の要素を、問題のあるものにしてしまうあるため、特にゴブリンのPCをプレイする場合にはGMの許可を得るべきである。

宗教 Religion

 Core Rulebookに収録されている悪でない神格がこのキャンペーンにおける神格の適切な選択である(悪の神格を選択したい場合はGMにまずは相談せよ)。主要神格以外では、数多くの他の神格がヴァリシアで力を得ている存在として知られているため、テーマに沿った崇拝するのに良い選択肢として寄与するだろう。これらの神格には、ブライ、メラウニ、ドワーフやエルフ、ハーフリングの神格、至高天の王(特にアシャヴァ、ブラック・バタフライ、ソラリオン、イリマンチャ)が含まれる。これらの他の神格の詳細に関してはPathfinder Campaign Setting: Inner Sea Godsを参照せよ。このキャンペーンで存在が珍しく、興味深く挑戦的な選択肢として利用できるかもしれない3柱の神格のちょっとした付記を下に記し、古代サーシロンの信仰及びオラクルとシャーマンのためのオプションに関するアドバイスも同じく記している。
 アシャヴァ/Ashava:リターン・オヴ・ザ・ルーンローズでまず会う味方の一人はオードラニという名の女性で、ロデリック入江町の墓地の管理人である。そして、至高天の王であるアシャヴァを崇拝している。アシャヴァ崇拝のPCはオードラニへの追加の結び付きを持つかもしれず、そして、キャンペーンの最初の三分の一で楽しめる追加のテーマ的要素を持つかもしれない。それ以上に重要な点として、リターン・オヴ・ザ・ルーンローズの2巻ではこの柱の恩恵に関する追加の情報を含むこの至高天の王への記事を特集している。
 ノクティキュラ /Nocticula:ラス・オヴ・ザ・ライチャス・アドベンチャー・パスの出来事はリターン・オヴ・ザ・ルーンローズに直接影響を与えないが、そのキャンペーンで動く特定のイベントはそこの中で前に進み続けている。特に、暗殺・闇・欲望の守護者であるデーモン・ロードのノクティキュラは、真夜中群島という自身の次元界の領域を捨てたことを一部の学会内での噂は示唆している。しばらくの間彼女のクレリックは呪文と力への使用権を維持し続けてはいるが、異端の派閥もまた勢力を増してきている。救世女王教団として知られるこれらの異端者たちは、ノクティキュラが彼女のデーモンの遺産を放棄し真の神格として昇天するのだと主張している――アーティスト、真夜中、追放者の女神として。GMが許可するならば、君のキャラクターはこの異教徒の一人であった。当分の間は、これらの崇拝者は一般的に混沌にして中立の属性である。君がノクティキュラの異端のクレリックであるならば、工匠、混沌、闇、旅、虚空BoDの領域と、探検APG、IsolationBoD、MoonBoD、夜APG、RevelryBoD、WhimsyISGの副領域への使用権を得る。救世女王教団の聖印は、中心にある一対の唇と、その後ろにある7本の尖った冠を持つ月であり、教団の好む武器はダガーである。
 ヨグ=ソトース/タウィル・アト・ウムル/Yog-Sothoth/Tawil at’Umr:時間、その経過、そして遠い昔から浮上する危険という主題は、リターン・オヴ・ザ・ルーンローズに於いて時間に関連する神格の崇拝を極めて適切なものにする助けとなっているが、外なる神ヨグ=ソトースとその化身タウィル・アト・ウムルの崇拝は特に注意が必要である、「鍵」と「門」と呼ばれるかの諸柱は大いなる彼方で最も不明瞭で強力な神格の2つであるからだ。ヨグ=ソトースを崇拝していようとより人間的な姿(それでもまだ根本的には異質なものであるが)の権化であるタウィル・アト・ウムルを崇拝していようと、その礼賛は組織だった宗教ではなく、その外なる神を敬慕する人々は、同じ信仰を持つ他者相手に他人であるかのように口論し戦う一匹狼である傾向がある。ヨグ=ソトースあるいはタウィル・アト・ウムルの支持者は混沌にして善、混沌にして中立、混沌にして悪であろう(悪属性のPCのための追加のアドバイスは5ページの属性を参照)。君のキャラクターがヨグ=ソトースあるいはタウィル・アト・ウムルを信仰したい場合は、まずGMと話し許可をもらうべきだ。外なる神を崇拝する人はリターン・オヴ・ザ・ルーンローズでいくつか面白い瞬間があるだろう。
 古代サーシロンの信仰/Ancient Thassilonian Faiths:リサーラや孔雀の精霊への失われた崇拝などの古代サーシロンと結びつく信仰への崇拝と哲学とのつながりはこのキャンペーンの崇拝への適切な選択肢ではない。
 神秘と霊/Mysteries and Spirits:リターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスのテーマと強いつながりのあるオラクルの神秘とシャーマンの霊は祖霊UM、伝承APG、時UMである。

技能と特技 Skills and Feats

 君のパーティには技能と特技のバランスの取れた組み合わせが推奨されるが、リターン・オヴ・ザ・ルーンローズでは他の技能や特技より抜きんでて重要である技能や特技はない。このアドベンチャー・パスで最も重要な〈知識〉は、神秘学、歴史、地域、次元界、宗教であるが、あらゆる〈知識〉技能はキャンペーンの中のどこかで使用する機会が存在するだろう。〈製作〉〈職能〉など休息期間に使用するための技能が光り輝く機会はあまりない、何故なら特に君の一行は移動し、商売を開始するか家を建てるといったことをするのに十分に長い期間一か所に留まることがないだろうからだ。魔法のアイテムを作成する機会は存在するが、冒険の合間である。君が魔法のアイテム作成に焦点を当てたキャラクターを作りたい場合はGMと相談せよ。

キャンペーン特徴 CAMPAIGN TRAITS

 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスはロデリック入江町の霊障のある町から始まり、ヴァリシア自体の未来のための壮大な対立までPCを導く。PCは互いに知っており、ロデリック入江町から開始すべきである;そこ以外では、君のキャラクターの来歴は君の決定に委ねられている。
 各々のPCは以下のキャンペーン特徴の1つを持って開始することを仮定している。君のキャラクターに小さな恩恵を加えることに加えて、これらの特徴は、君のキャラクターがなぜヴァリシアで最も新しい英雄の一人の役割を引き受ける運命にあるのかという理由を確立するのに役立つ。さらにこれらの特徴はアドベンチャー・パスが進み、展開される更なるイベントでつながり、招来の予期せぬ機会の鍵を開けるかもしれない。GMはPCが冒険に参加する際に、これらの機会についての情報を得るだろう。

〔不慮のクローン〕 Accidental Clone

 君の記憶している限り、君の血を冒険心が流れており、そして外に出て世界を探検せよというこの衝動は君が(君が探検をどう見ているかに依るが愚かにもあるいは勇敢にも)故郷の近くの古代サーシロン遺跡を探検しようと決めた最近、君の状況処理能力を低下させていた。その冒険は、美しい女性――君がサーシロンの古代のルーンロードの一人だと信じていた人物――の像を調査している間に君が破滅的な罠を作動させ、悲劇に終わった。罠は君のパーティ全員を――君も含めて――殺害したのだ。
 しばらくして君は死から目を覚まし、君の記憶は残ったままだったが、君の体は変わっていた。もはや君は以前の君と全く似つかないものになっていた――代わりに像に描かれていた女性のように見えた。今、君は新しい冒険者の集団に加わっている;君の悲劇的な最初のダンジョン探索の試みにもかかわらず、冒険への君の渇きはこれまで以上に強くなっている。今度は、自分は仲間の探索者たちを生かせると君は確信しており、君が新しい身体――君の研究が明らかにしているところによれば元々愛欲のルーンロードであるソーシェンその人の複製体と意図されていた肉体――での人生に戻ってきて以来君が見ている奇妙な夢は、君とその仲間は偉人になると運命付けられているという君の気持ちを更に確固たるものにしかしていない。
 この特徴をとる場合君のキャラクターは人間でなければならない(以前のジェンダーとしてのアイデンティティは保持しているかもしれないが)。君の人種はアズラント人であるが、純血ではない――君は標準的な人間の能力値修正を持つ。君の姿がソーシェンに似ていることは、良いか悪いかにかかわらず予期せぬ副作用をキャンペーン進行中に生じさせるかもしれない。いかなる場合でも、君は〈はったり〉〈交渉〉判定に+1の特徴ボーナスを得、これらの技能は常に君のクラス技能となる。
 1回の冒険ごとに1回、ロールの結果を決めた後、[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに+20の特徴ボーナスをさかのぼって適用させることができる。出目1のセーヴィング・スローの結果は自動的に失敗となるが、+20のボーナスが成功するように調整できるならば、その失敗したセーヴィング・スローは成功したものとみなす。
 GMが許可しない限り、〔不慮のクローン〕の特徴はグループに1人のPCしかとることができない。

〔オードラニの味方〕 Audrahni’s Ally

 PCそれぞれはエルフの墓掘り人オードラニと少なくとも一時的に親しくなるべきであるが、君は彼女を真の友人だと考えている町内で数少ない者の1人だ。君とオードラニが共有している共通点を整理するためにGMと話し合おう。おそらく君は彼女の職業に対応する神格を崇拝しているだろう(アシャヴァやファラズマなど)。おそらく君は孤児エルフで(訳注:Forlorn elfは非エルフの共同体で育ったエルフのこと)、彼女と馬が合いそうと感じるかもしれない。GMが許可するならば、ロデリック入江町に到着し彼女と再会する前に、マグニマールで彼女を知っていたかもしれない。あるいは、君は単に神秘学、舞踏、歴史、魔法、宗教に対して似たような情熱を共有しているだけかもしれない。オードラニについての詳細は冒険中に現れるが、彼女は過去について口を閉ざす神秘的な女性である――そして君はキャンペーン開始時により強い関係を持つようにGMと相談する必要がある。
 オードラニは君を信用しており、君の友となってから彼女の過去の要素を共有した。以下から質問を1つ選択すること。キャンペーンの初めで、GMはオードラニの過去について君についてささやかな回答を1つ提示する。ひとたび答えを知ったならば、君は君自身のPCの歴史の中で相似する出来事を拵え、オードラニと共有する悲惨さや記憶を作り出すべきである。君が、過去に自分が経験したものと類似した出来事に遭遇した人物に会ったという事実は、君自身の決意を助長させ、君が選択した質問によって決まるセーヴィング・スローに+1の特徴ボーナスを与える。
 「君の両親に何が起こったのか?」/“What happened to your parents?”:頑健セーヴィング・スローに+1の特徴ボーナスを与える。
 「君はどこで育ったのか?」/“Where did you grow up?”:反応セーヴィング・スローに+1の特徴ボーナスを与える。
 「最も君に影響を与えた歴史上の人物は誰か?」/“What historical figure inspired you the most?”:意志セーヴィング・スローに+1の特徴ボーナスを与える。
 1回の冒険ごとに1回、標準アクションとして君はオードラニと共有する絆に精神集中することができる。これらの記憶によってもたらされる強い感情は、前進したい生きたいという君の願望を強め、君のキャラクター・レベルに等しい術者レベルで次の呪文のうち1つの効果を君に与える:カーム・エモーションズキュア・モデレット・ウーンズレッサー・レストレーション

〔近しい仲間たち〕 Close Allies

 君と他のPCは近しい仲間である――友人や恋人や兄弟や双子かもしれない。他のプレイヤーと協力して共有している歴史を作ること――君と他のプレイヤーはキャンペーン特徴として〔近しい仲間たち〕を選択しなければならず、ともに両方のプレイヤーは2人のキャラクター間の関係性に同意しなければならない(GMが望むなら、2体を超えるPCがこの特徴によってつながりを得てもよい)。君と君の近しい仲間は常にお互い支えあった。お互いの文章を完成させたり、似たような服を着たり、同じ宗教や信仰を共有したり、過去に危険な出来事に耐えた傾向があるだろう。君ともう片方のプレイヤーが同意する場合(そして、下記の兄弟姉妹あるいは双子の選択肢を選ぶ場合)君たちは近しい「味方」を特に好いてさえいないかもしれないが、それでも君たちはまだ互いを尊重していて、この特徴の利益を全く同じように利用することができる。
 近しい仲間との関係が終わると(死、決別、その他のカタストロフの結果などによって)、君はすぐさまこのキャンペーン特徴を失い、君の感情的な苦痛の結果として〔霊との接触〕と置き換える(下記参照)。
 君と他のPCがこの共有の特徴をとることに同意している場合、以下の1つを選ぶことによって君のキャラクターの絆の性質についても同意していなければならない:友人、恋人、兄弟姉妹、双子。双子を選択した場合、両方のPCは同じ種族でなければならない。兄弟姉妹を選択する場合、同じ種族でないのであれば君たちのうち片方あるいは両方は養子である。
 近しい仲間と隣接しているとき、君は全てのセーヴィング・スローに+1のボーナスを得る。
 1回の冒険ごとに1回、割り込みアクションとして、君は近しい仲間に1回のd20ロールに1d6の結果に等しいボーナスを与えることができる。君はこの能力を使うために味方に視線が通っていなければならない。君はこのボーナスを味方がロールした後に与えることを選ぶことができるが、ロールの結果が決定される前に使用するかを決定しなければならない。

〔サーシロンへの誘惑〕 Intrigued by Thassilon

 数年前のサーシロンの遺物の再発見は君を含め多くの人々の目を見張るものであった。これらの巨大な廃墟の影で長く暮らした後、君は予想していたよりも遥かに古く、これらを作ったルーンロードたちがまだ存在するかもしれないことに興味をひかれた。君は、サーシロン、ルーンロード、そして古代文明の神秘的な歴史について、できる限りの全てを明らかにすると自分自身へ約束をした。
 君はボーナス言語としてサーシロン語を得、1レベルの時点と以降2レベルごとに、〈知識:神秘学〉〈知識:歴史〉〈言語学〉〈魔法装置使用〉にのみ適用できるボーナス技能ランクを得る。
 1回の冒険ごとに1回、〈魔法装置使用〉に対して出目20を採用するか、チャージを消費することなくチャージ型の魔法のアイテムを起動することができる。

〔伝説の末裔〕 Scion of Legend

 君のキャラクターはヴァリシアで確立された英雄の一人と個人的なつながりや付き合いがある。この英雄は前のキャンペーンで君がプレイしたPCでなければならない(シヘドロンの英雄の1人であるかもしれないが、必ずしもそうである必要はない)。君のキャラクターは英雄の弟妹、従弟妹、見習いだったかもしれない。十分な時間が経過していれば、英雄の子供や、君のキャラクターが生まれる前に死んだ英雄の魂の生まれ変わりかもしれない。
 君の関係している英雄が技能ランクを持つ2つの技能を選択する。君はそれらの技能両方の判定で+1の特徴ボーナスを得、これらの2つの技能は君のクラス技能となる。
 1回の冒険ごとに1回、フリー・アクションとして、君は忘れてしまった英雄からのちょっとのアドバイスや言い伝えを思い出し、技能判定に君のクラス・レベルに等しい洞察ボーナスを得る(最小値+10)。君は技能判定をロールした後にこのボーナスを適用することができるが、ロールの結果が分かる前に適用するかを選択しなければならない。

〔霊との接触〕 Spirit Touched

 子供のころ、死や不死に関連する圧倒的な感情的なトラウマの影響を受け、その影響は君の人生の残りの時間に刻み込まれた。君はゴーストに憑りつかれたり、霊障のある家で奇妙な夢を見たり、アンデッドの源から影響を受け苦しんだりしたかもしれない。臨死体験をしたり、あるいは実際に死んで生き返ったかもしれない。君が霊とどのように接触するようになったかをGMとともに決定する;リターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスのテーマにより緊密に結びつけるための提案があるかもしれない。
 君はアンデッド・クリーチャーからの超常能力の攻撃、呪文、擬似呪文能力に対する全てのセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。
 1回の冒険ごとに1回、君は容態安定化するための【耐久力】判定か、負のレベルを取り除くためのセーヴィング・スローに自動的に成功することができる。

〔失われた時間〕 Time Lost

 君はいつも生まれた時代と断絶されていると感じている。もしかしたら君は、自分はあまりに遅くに生まれており、君と君の興味は前の時代により適していると感じている。ひょっとしたら君は自分があまりも早く生まれており、本当の運命は幾らか遠い未来にあるという確信がある。君には記憶がないために、失われた時間――数時間、数週間、あるいは数か月でさえあるかもしれないが――に苦しんでいるのかもしれない。代わりに君は実際の年齢よりも老いていたり若かったりする友人や敵の短い幻視を受け取るかもしれない。君はこの奇妙な状態に慣れながら成長してきたが、なぜその現象で苦しんでいるのかまだ判断できていない。君のGMにはこの奇妙な性質に関する追加情報がリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの第3巻で示されるだろう。
 君は動くべき時を直前に知るコツを修得しており、イニシアチブ判定に+2の特徴ボーナスを得る。
 1回の冒険ごとに1回、割り込みアクションとして、時間の流れへの奇妙な繋がりを使用し、GMに1回のd20ロールを再ロールさせるよう強制させることができる。GMがd20をロールした直後にこの能力を宣言しなければならないが、君はロールの結果を見た後に再ロールさせることを選択することができる。

掘り出し物を狙う HUNTING FOR BARGAINS

 リターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスはPCが少なくとも数週間はロデリック入江町の町にいたことを前提としている。PCは町の繁華街である「環輪」として知られる広場で最近予想外に勃発した暴力的な騒動をすべて耳にしている。この出来事は数週間前の深夜に起こり、対立する暴徒同士の激しい衝突で数名の死者が出た。その結果、町は緊張状態にあり、噂が飛び交っている――リドルポートの密偵が、ロデリック入江町に侵入して経済を不安定にさせようとしていると言う者もいれば、ロデリック卿自身の落ち着いていない状態が町の特定の人々に影響を与えていることは間違いないと考えているものもいる。
 騒動の原因が何であれ、この騒動は、入江町の住民が毎週伝統的に組織される環輪市を行うことを止めてはおらず、この催しで町の中央広場に商人や家族が集まって地元民が家財道具を取引したり、旅商人が自らの商品を行商したり、運の良い買い物客が思いもかけぬ掘り出し物を見つけられたりできる。君のグループはリターン・オヴ・ザ・ルーンローズの開始時点で、このイベントに参加したがっている。ゲームが開始されると、GMはどのようなお買い得品を見つけられるかを決定する為に以下の表をロールする機会をプレイヤーそれぞれに与えるだろう(環輪市は毎週催されるイベントで、最初の冒険が進むにつれて、GMの許可があればマーケットへ訪れて掘り出し物を探す更なる機会があるだろう)。

環輪市の掘り出し物探し Circle Market Bargain Hunting

d20 結果
1~6 君の選んだ冒険用装備、衣類、飲食物、交易品(Ultimate Equipmentから選ぶ)ひと品が通常の10%の価格
7~12 君の選んだ錬金術アイテム(Ultimate Equipmentから選ぶ)ひと品が通常の10%の価格
13~16 君の選んだ武器(Ultimate Equipmentから選ぶ)ひと品が通常の10%の価格
17~19 君の選んだポーションあるいは巻物(Ultimate Equipmentから選ぶ)ひと品が通常の10%の価格
20 君の選んだ魔法のアイテム(Ultimate Equipmentから選ぶ)ひと品が通常の10%の価格

オードラニ AUDRAHNI

 気難しく、ひょろっとしたエルフであるオードラニは数年間はロデリック入江町に住んでいたが、他の町の住民の中に全く溶け込んでいないように見えた。彼女は直近の1年間の間町の墓地の管理人と墓掘り人として働いていたが、ロデリック入江町の住民へ友好を多くは求めていなかった――デシル・マルファンという名のファラズマの地元の司祭と君たちPCを除いては。プレイヤー・キャラクター全員がオードラニの友人としてキャンペーンを開始する必要はないが、君たちのキャラクターの背景設定には少なくとも1人はオードラニとのつながりを含めるように努めるべきである――彼女はリターン・オヴ・ザ・ルーンローズでパーティの最初の味方の1人となる運命にあり、彼女が開始時からPCを知っていて信用しているとベストだ。

詳細を知りたい場合は? WANT TO READ MORE?

 何冊かの書籍が君のリターン・オヴ・ザ・ルーンローズ・アドベンチャー・パスのキャンペーンにより多くの視点と知識を提供する。以下のものは必要ではないが、このキャンペーンをプレイするにあたり非常に有用なものであり、刺激的なことを与えるかもしれない追加の情報源である。

ゲーム・マスター用 FOR GAME MASTERS

Pathfinder Adventure Path: Rise of the Runelords
Pathfinder Adventure Path: Shattered Star
Pathfinder Campaign Setting: Artifacts and Legends
Pathfinder Campaign Setting: Guide to Korvosa
Pathfinder Campaign Setting: City of Secrets
Pathfinder Campaign Setting: Lost Kingdoms
Pathfinder Campaign Setting: Magnimar, City of Monuments
Pathfinder Campaign Setting: Sandpoint, Light of the Lost Coast
Pathfinder Comics: Hollow Mountain
Pathfinder Tales: Lord of Runes

プレイヤー用 FOR PLAYERS

Pathfinder Player Companion: Varisia, Birthplace of Legends
最終更新:2021年03月06日 11:40