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サイオンの始祖(エラン) Ascendant Psion (Elan)

 エランとなるための変異は、エランの種族のメンバーが細心の注意を払ってきた複雑な秘密のプロセスである。しかし一部のエランは、このプロセスを継続させられることを発見した。そこでは、念能のエネルギーで構成される物理的な肉体が純粋なエネルギーの1つへの変換できる。このサイオンの始祖は物理的な形状を必要とせずに世界と対話するために自身の精神の力を使う方法を学ぶ。
 技能/Skills サイオンの始祖は自身のクラス技能のリストに〈変装〉〈知覚〉を加える。
 これは分野を選択した時に得られるボーナス・クラス技能と置き換える。
 才能/Talents サイオンの始祖は、才能としてファー・ハンドミッシヴテレキネティック・パンチを得る。
 この能力は1レベルの時点で通常選択できる専門と置き換える。
 始祖の念力/Ascendant Powers 修得済み念力を選択するとき、サイオンの始祖はクラス念力リストに以下のリストの念力を加える。これらの念力の1つを修得済み念力として選択することは、依然としてサイオンの始祖の修得済み念力の数として数える。
 この能力は分野を選択した時に得られる念力リストと置き換える。
 精神隠し(超常)/Hide Mind 2レベルの時点で、サイオンの始祖は自身の発現者レベルより4以上高い効果の術者レベルあるいは発現者レベルでない限り、占術呪文、超知覚念力、あるいはその他類似の能力によって念能的に特定されない。
 この能力は2レベルの時点で通常得られる分野能力と置き換える。
 姿の仮定(超常)/Assume Likeness 8レベルの時点で、サイオンの始祖は機会攻撃を誘発しない標準アクションとして、小型、中型、大型のクリーチャーの姿を仮定し似せることができる。能力は変わらないが、そのクリーチャーのように見え、疑いを逸らすための 〈はったり〉〈変装〉技能に頼る。あるいはサイオンの始祖は自身意味えないように外見を変えることができる。サイオンの始祖はこの能力を使用するとき〈変装〉判定に+10の追加の状況ボーナスを得る。
 この能力は8レベルで通常得られる分野能力と置き換える。
 テレキネティック・フォース(擬念)/Telekinetic Force 14レベルの時点で、サイオンの始祖は1日1回擬似念能力として自身のクラス・レベルに等しい発現者レベルでテレキネティック・フォースを使用することができる。以降2サイオンの始祖レベルごとに、1日毎の追加の1回の使用回数を得る。セーヴDCは【魅力】に基づく。
 この能力は14レベルで通常得られる分野能力と置き換える。
 アセンション/Ascension 20レベルの時点で、サイオンの始祖は物理的な肉体を完全に分離し、純粋なエネルギーのクリーチャーとなることを学ぶ。サイオンの始祖はアンボディードとなり、アンボディードの発現能力を得ることはないが、代わりにサイオンのレベルから得られる自身の発現能力は維持したままとなる。サイオンの始祖のクリーチャー種別は人型怪物に変更され、非実体の副種別を得、ACに【魅力】修正値に等しい反発ボーナスを得る(最小+1)。加えて、サイオンの始祖は回数無制限に擬似念能力としてテレキネティック・フォースを使用でき、1日の使用回数制限はもはやない。

 この能力は20レベルで通常得られる分野能力と置き換える。

Section 15: Copyright Notice
Ultimate Psionics, © 2013, Dreamscarred Press; Authors: Andreas Rönnqvist, Jeremy Smith.

ボンバルディア Bombardier

 サイコキネティックのエネルギーの壮大な表現はキネティシスト唯一の領域ではない。ボンバルディアはサイコキネティックのエネルギーをクリスタル製のストーンへとチャージし、敵を爆発させるために投げつける。
 クラス技能/Class Skills ボンバルディアは自身のクラス技能に〈魔法装置使用〉を加える。
 《巻物作成》/Scribe Scroll ボンバルディアはボーナス特技として、回数無制限にパワー・ストーンを作成するための《巻物作成》を得る。
 この能力は1レベルの時点で得られるボーナス特技と置き換える。
 パワー・ストーン爆発(超常)/Exploding Stone ボンバルディアは標準アクションとして、敵にパワー・ストーンを投擲することができる。パワー・ストーンを投擲することは距離20フィートであり、飛散武器の投擲の特殊攻撃を用いる。直接当たると、パワー・ストーン爆発は1d6ポイントボンバルディアが起動しているエネルギー種別のダメージボンバルディアの【知力】修正値に等しい追加ダメージを与え、パワー・ストーンの効果は攻撃されたクリーチャーに影響を及ぼす。
ボンバルディアはパワー・ストーンを使用する代わりにパワー・ストーン爆発として一般的なクリスタルを使用することができる。
ボンバルディアのパワー・ストーン爆発のダメージは、各奇ボンバルディア・レベルごとに1d6ポイント増加する(このボーナス・ダメージはクリティカル・ヒットや《渾身の一打》などの特技の使用によっては倍加しない)ボンバルディアのパワー・ストーン爆発による飛散ダメージは常にパワー・ストーン爆発の最小ダメージと等しい(従ってパワー・ストーン爆発が直接当たったときに2d6+4ポイントの[火]ダメージを与える場合、飛散ダメージは6ポイントの[火]ダメージとなる)。飛散ダメージを受ける者はダメージを半減するために反応セーヴを試みることができる。このセーヴDCは10+ボンバルディア・レベルの1/2+ボンバルディアの【知力】修正値に等しい。
 ボンバルディアは1日に自身のクラス・レベル+【知力】修正値に等しい回数だけパワー・ストーン爆発を投擲することができる。
 この能力は分野と置き換える。
 才能/Talents ボンバルディアは念能収束を維持している限り回数無制限に使用できる才能としてエネルギー・スプラッシュを得る。
 この能力は分野の才能と置き換える。

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Psionics Expanded: Advanced Psionics Guide. Copyright 2011, Dreamscarred Press; Authors: Jeremy Smith and Andreas Rönnqvist.

支配者(ブルー、テレパス) Dominator(Blue, Telepath)

 彼らの親類の部族全体を率いることで知られているブルーは直接的な精神支配を放棄した後も、ある程度の統制を維持し影響を与えることを可能にする能力を開発した。
 執拗なる存在(超常)/Lingering Presence クリーチャーが支配者によって発現された、才能ではない[精神作用]の念力に対する意志セーヴに失敗したとき、1日+セーヴに失敗した念力の持続時間の間支配者によって発現された精神感応の念力に対する意志セーヴィング・スローに-2のペナルティを受ける。加えて、支配者は1日に支配者のクラス・レベルに等しいラウンド数の間執拗なる存在の効果下にあるクリーチャーの感覚をセンス・リンク念力を用いたかのように使用することができる。
 この能力は1レベルの時点で得られるボーナス特技と置き換える。
 主の囁き/Master’s Whisper 執拗なる存在の効果下にある目標に対して精神感応の念力を発現するとき、支配者は2念力ポイントだけ発現するためのコストを減少させる(コストの最小値は1念力ポイント)。支配者は念力ポイントをこの念力に費やすことができるかをこのコスト減少を適用させる前の値で計算する。
 この能力はテレパシーと置き換える。
 常にそこに/Always There 10レベルの時点で、支配者は精神医接触したクリーチャーとの深いつながりをもつ。支配者は執拗なる存在の効果下にあるクリーチャーの肉体的及び精神的な状態を感知するだけでなく、一般的な方向を感知することができる。これにより、支配者はそのクリーチャーが怪我をしていたり、怯え状態であったり、高いレベルの恐怖の状態であるかが分かる。
 この能力は10レベルの時点で得られるボーナス特技と置き換える。

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Ultimate Psionics. Copyright 2013, Dreamscarred Press; Authors: Andreas Rönnqvist and Jeremy Smith

二分野の専門家 Dual Disciple

 殆どのサイオンは自身の研究を一つの分野に集中させ、他の分野は触れるだけで満足しているが、一部には複数の分野の秘密を解明しようとするものもいる。二分野の専門家は自身が解明に集中するものとして選ばなかった分野にはあまり熟達していないため、これらの秘密には価値がある。
 第二の分野/Secondary Discipline 二分野の専門家が自身の分野を選択するとき、第二の分野も選択する。二分野の専門家の第二の分野はジェネラリストであってはならない。二分野の専門家は第二の分野の念力リストから習得済み念力を通常の念力リストのように選択することができる。しかし、二分野の専門家は選択した分野以外の念力を発現すると、自身の発現者レベルに-1のペナルティを受ける。二分野の専門家は通常通り2、8、14、20レベルで第一の分野の能力を得る。
 この能力は分野を選択したときに通常得られるクラス技能と置き換える。
 第二の分野能力/Secondary Discipline Ability 10レベルの時点で二分野の専門家は第二の分野の2レベルの分野能力を得る。
 この能力は10レベル・サイオンが通常得るボーナス特技と置き換える。
 第二の分野能力/Secondary Discipline Ability 15レベルの時点で二分野の専門家は第二の分野の8レベルの分野能力を得る。
 この能力は15レベル・サイオンが通常得るボーナス特技と置き換える。

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Psionics Expanded: Advanced Psionics Guide. Copyright 2011, Dreamscarred Press; Authors: Jeremy Smith and Andreas Rönnqvist.

肉体拘束屋(オフィディアン、エゴイスト) Fleshbinder(Ophiduan, Egoist)

 オフィドゥアンにとって彼らの身体と血統はより大きな力への踏石に過ぎない。彼らの実験は他の種族を構成するテンプレートを変えることだけでなく、自分の種族の種類に多くのバリエーションをもたらした。これらの実験を行う者たちの中で最も重要なのが、肉体拘束屋である。これは身体の形状の支配が類のないものなのである。噂によると、この肉体拘束屋は胎児のときに能力を使うことを学んでおり、子宮内で念能の力を与えられているとされている。
 肉体拘束の使い魔(超常)/Fleshbound Familiar 肉体拘束屋は同じレベルのウィザードとして使い魔を得るが、使い魔は呪文共有の能力の代わりにサイクリスタルの念力共有の能力を得る。加えて、距離が自身の超代謝の念力を発現するとき、使い魔が自身の5フィート以内にいることを必要とせずに念力が使い魔に影響を及ぼすために念能収束を拡張子追加の2ポイントの念力ポイントを費やす事ができる。
 この能力は1レベルで通常得られるボーナス特技と置き換える。
 私こそが贈り物(超常)/Mine is the Gift 2レベルの時点で、肉体拘束屋が自身の使い魔を含む他のクリーチャーへ超代謝の念力を発現する時、効果の持続時間を2倍にするために念能収束を拡張する事ができる。加えて、自身の使い魔は自身を融合することができる。融合している間使い魔は目標とならず、高速治癒 5を得る。
 この能力は超代謝の治癒力と置き換える。
 血を通じて(超常)/Through the Blood 8レベルの時点で、肉体拘束屋は距離が自身以上の超代謝の念力を、接触したクリーチャーを目標に発現でき、接触したクリーチャーの内部で休眠する。肉体拘束屋がフリー・アクションとして念能収束を拡張することによって開放するまで、念力は休眠状態のままである。クリーチャーは休眠状態の念力を常に1つしか持つことができない。別の念力を休眠させると、元の休眠状態の念力は失われる。念力抵抗とセーヴがある場合発現された念力に対して適用され、効果が起動した時クリーチャーは肉体拘束屋と同じ次元界に存在していなければならない。
 この能力は効果の共有と置き換える。
 肉体拘束の味方(超常)/Fleshbound Allies 14レベルの時点で、肉体拘束屋は標準アクションとして、肉体拘束している味方に手を置くことによって、味方の肉を自身に結びつけることができる。
 そのような結びつきは骨の折れる事であり、その間、肉体拘束屋にその結びつき1つにつき1ポイントの【耐久力】の永続的なペナルティを与える。結びつきが存在してる間、それぞれの肉体拘束は肉体拘束屋の使い魔のような以下の能力を得る:念力共有、主人との会話、肉体拘束屋との融合能力。
 この能力は弾性力のある身体と置き換える。

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精神工 Mindwright

 サイオンの中でも念能のアイテムを作成することを専門とする者は、精神工として知られている。精神工は分野に特化したサイオンのユニークな能力を得ることはないが、非常に熟達した念能のアイテムのクリエイターである。
 クラス技能/Class Skills 1レベルの時点で、精神工はクラス技能として〈魔法装置使用〉〈製作〉〈職能〉技能を得る。これは分野を選択したときに得られるクラス技能と置き換える。
 ボーナス特技/Bonus Feat 1レベルの時点と、以降5サイオン・レベルごとに、精神工はボーナス特技としてアイテム作成特技を得る。最小発現者レベルを含むボーナス特技としての全ての前提条件は満たしていなければならない。
 この能力は分野のクラス特徴と置き換える。精神工はジェネラリストのように分野を選択しないため、習得済み念力を選択するときサイオンの念力リストに制限がかかる。
 熟達した芸術家/Trained Artisan 精神工は〈製作〉〈職能〉技能判定に自身のレベルの半分に等しいボーナスを得る(最小値+1)。
 この能力は分野の才能と置き換える。
 効率的な職人/Efficient Artisan 2レベルの時点で、精神工は念能のアイテムを作成するときのコストを5%減少する。加えて、精神工は基本価格を5%低い値として扱い、念能のアイテムの作成にかかる時間を決定する。6レベルと以降4レベルごとに、精神工はコストと時間をさらに5%削減する。この能力は念能のアイテムを作成するコストや時間を削減する他の効果とは累積しない。
 この能力は2レベルで通常得られる分野の能力と置き換える。
 念能の識別(変則)/Psionic Identification 8レベルの時点で、精神工は念能のアイテムを識別するための〈呪文学〉判定に自身のサイオン・レベルをボーナスとして加える。
 この能力は8レベルで通常得られる分野の能力と置き換える。
 グレーター・エクトプラズミック・クリエイション(擬念)/Greater Ectoplasmic Creation 14レベルの時点で、精神工は1日3回擬似念能力としてメジャー・エクトプラズミック・クリエイションを使用することができるが、存在できる物体の数は自身の【知力】修正値までに限られている。
(訳注:グレーターではなくメジャーの間違いと思われる)
 この能力は14レベルで通常得られる分野の能力と置き換える。
 念能の注入(超常)/Psionic Infusion 20レベルの時点で、精神工は鎧、盾、武器に一時的に特殊能力を追加することができる・これを行うには全ラウンド・アクションで〈呪文学〉を行う必要がある(DC 25+特殊能力の発現者レベル)。判定に成功すると、精神工は1分間の間アイテムに特殊能力を加える。特殊能力を追加するためにアイテムに+1の強化ボーナスは必要ない。
 精神工は特殊能力の基本価格の500gp(端数切り上げ)ごとに1ポイントの念力ポイントを費やす必要がある。精神工は自身のサイオン・レベルまでの数の念力ポイントを費やすことができる。精神工がこの能力を使用して既存の念能のアイテムに特殊能力を追加する場合、特殊能力を追加するために必要な念力ポイントの数を決定できる場合は基本価格をアイテムの基本価格から引く。精神工が〈呪文学〉判定に失敗した場合、念力ポイントは失われない。
 この能力は20レベルで通常得られる分野の能力と置き換える。

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平和の守り手(ノラル、テレパス) Peacekeeper(Noral, Telepath)

 ノラルにとって、他の種族や国家が戦争に行く際に中立を保つことは長い間実行可能な戦略の人るであった。しかし、時がたつにつれて、戦争は資源を使い果たし、中立派にさえ影響を及ぼしてくる。そのため、ますますノラルは「平和維持」に目を向け、敵意を拡散させ、紛争を終わらせようとする。
 力を通じた平和/Peace Through Force 2レベルの時点で、平和の守り手は。精神感応念力で使用できる以下の増強のオプションを得る。追加の2ポイントの念力ポイントを費やすことで、目標がセーヴに失敗した場合、目標は1ラウンドの間幻惑状態となる。念力が通常セーヴィング・スローを行わせない場合、目標はこの効果を無効化するための通常のセーヴDCとして意志セーヴを行うことができる。追加の6ポイントの念力ポイントを費やすことで、目標がセーヴィング・スローに失敗した場合、1ラウンドの間朦朧状態となる。念力が通常セーヴィング・スローを行わせない場合、目標はこの効果を無効化するための通常のセーヴDCとして意志セーヴを行うことができる。加えて、平和の守り手がヒット・ポイント・ダメージを与える念力を発現するときは、代わりに非致傷ダメージを与えるために念能収束を拡張することができる。この能力は種族特性のマインド・スラストの擬似念能力にも機能する。
 この能力は精神への侵入と置き換える。
 手など挙げさせない(超常)/No Raised Hand 8レベルの時点で、平和の守り手が精神集中を維持している限り、平和の守り手を攻撃したい者は、意志セーヴに成功するか(DC 10+平和の守り手のクラスレベルの1/2+平和の守り手の【知力】修正値)、その攻撃は失敗し、そのアクションの一部は失われ、次のターン終了時まで平和の守り手が発現した念力に対する全てのセーヴィング・スローに-1の士気ペナルティを受ける。セーヴィング・スローに成功した場合、24時間この効果に完全耐性を持つ。範囲効果はこの効果の対象とならない。移動アクションとして念能収束を拡張することで、1ラウンドの間30フィート以内の全ての味方にこの能力を共有させる事ができる。これは[精神作用]効果である。
 この能力はテレパシーと置き換える。

Section 15: Copyright Notice
Ultimate Psionics. Copyright 2013, Dreamscarred Press; Authors: Andreas Rönnqvist and Jeremy Smith
最終更新:2022年05月29日 00:38