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マークスマンの戦闘スタイル Marksman Combat Styles

 以下に示すのはマークスマンが選択することができる遠隔戦闘スタイルである。GMによってはより多くの戦闘スタイルが使用できるかもしれない。

術策のスタイル Finesse Style

 術策のマークスマンは行うのがあまりにも難しいとわかる遠隔攻撃の特殊な技術を学ぶ。術策のマークスマンは手首のフリックで敵の手から武器を落とさせ、出血させることなく扉に打ち付けることができる。

 スタイル技術/Style Technique 2レベルの時点で、マークスマンは、遠隔攻撃として以下の戦技の一つを使うために遠隔公的を行いながら念能収束を拡張することができる:突き飛ばし、裏技、武器破壊、武器落とし、足払い。マークスマンは、この攻撃のためのCMBを決定するときに【筋力】あるいは【敏捷力】修正値のいずれかを使用することができる。この遠隔攻撃はダメージを与えず、通常通り機会攻撃を誘発する。

 スタイル技能/Style Skill 3レベルの時点で、術策のマークスマンは〈威圧〉に+1のボーナスを得る。このボーナスは以降3マークスマン・レベルごとに1ずつ増加する。

 スタイル真言/Style Mantra 3レベルの時点で、術策のマークスマンは念能収束を維持しているかぎり、遠隔攻撃を行うときの攻撃ロールに+1の技量ボーナスを得る。7レベルの時点と以降4レベルごとにこの技量ボーナスは1ずつ増加する。

 目くらましの強襲(超常)/Dazzling Assault 4レベルの時点で、術策のマークスマンは攻撃が成功すると鮮やかな光を放つサイコキネシスのエネルギーを遠隔武器攻撃あるいは投擲武器攻撃にチャージすることができる。この能力を起動させたとき、マークスマンの武器攻撃の全ての遠隔武器甲が気あるいは投擲武器攻撃は、攻撃が成功すると1ラウンドの間目標が目が眩んだ状態となる効果を1ラウンドの間与える。この能力は1日に3+マークスマンの【判断力】修正値に等しい回数だけ使用できる。

 畏怖の植え付け(超常)/Instill Awe 8レベルの時点で、マークスマンは、戦闘に参加する前に2度相手に考えさせることができる。標準アクションとして念能収束を維持している限り、術策のマークスマンは目標に遠隔攻撃を行うことができる。攻撃が成功すると、この攻撃はダメージを与えないが、目標はマークスマンの【判断力】修正値に等しいラウンド数の間怯え状態となる。意志セーヴに成功すると(DC 10+マークスマン・レベルの半分+マークスマンの【判断力】修正値)持続時間を1ラウンドに減少させる。これは[精神作用]効果である。

 瞬間移動攻撃(超常)/Teleporting Attack 12レベルの時点で、術策のマークスマンは予期せぬ角度から敵を襲うために遠隔武器あるいは投擲武器を瞬間移動させることができる。遠隔攻撃あるいは投擲攻撃の一部として念能収束を拡張することによって、目標はこの攻撃の目的で立ちすくみ状態とみなされる。目標が直感回避あるいは直感回避強化を持っている場合、目標が立ちすくみ状態であるかどうかを判断するためにマークスマン・レベルをローグ・レベルとしてみなす。

 朦朧とさせる見せつけ(超常)/Stunning Display 16レベルの時点で、術策のマークスマンは遠隔武器あるいは投擲武器を用いて遠隔戦闘の熟達さを真に魅惑的に見せつけることができる。標準アクションとしてマークスマンの30フィート以内の全てのクリーチャーは意志セーヴに成功しない限り(DC 10+マークスマン・レベルの半分+マークスマンの【判断力】修正値)、マークスマンの【判断力】修正値に等しいラウンド数の間恍惚状態となる。何かしらかにより効果が途中で終了した場合、クリーチャーは代わりに1ラウンドの間朦朧状態となる。
 この能力は精神のないクリーチャーには影響を及ぼさない。この能力は10分に1回使用できる。

 技術の達人/Master Technique 20レベルの時点で術策のマークスマンはナイフの牢の技術の達人を得る。

 ナイフの牢/Oubliette of Knives:標準アクションとして、遠隔武器あるいは投擲武器を用いて遠隔攻撃を行い、各々成功した攻撃の後に別の目標へ攻撃を向けなおすことができる。この方法で行われる各追加の攻撃は君の一番高い基本攻撃ボーナスを使用する。この技術で複数回同じ目標を攻撃することができるが、別の目標が攻撃の間に攻撃されたときだけであり、各目標は1回のナイフの牢の使用につきマークスマンの【判断力】修正値に等しい回数だけ攻撃される。投擲武器や射出武器が移動した全ての距離は射程の増分に対して数えられるものである。
 例えばボブは術策のマークスマンであり、【判断力】20で、オークに対して自身の全力攻撃ボーナスで攻撃しナイフの牢を使用した。攻撃が成功したため、ボブは近くにいたゴブリンに攻撃を向けなおした。この2つ目の攻撃は成功し、ボブはオークへと攻撃を向けなおし戻した。このプロセスを攻撃が失敗するまで続け、武器は最大射程へと到達し、各目標は各々5回の攻撃を受けた。

 スタイル特技/Style Feats 《妨害射撃》*、《機動射撃》《万能投擲術》

狙撃手のスタイル Sniper Style

 このスタイルのマークスマンは、一発の射撃を行いそれを最大限に活用することに重点を置いている。これは敵のリーダーを排除することによって戦闘の全ての過程を変えるために一発の攻撃を利用するマークスマンである。時には暗殺者と名付けられるこのマークスマンは残忍ではなく、今まさに適切なポイントに配置された一発の完璧な射撃に優雅さを見つける。

 スタイル技術/Style Technique 2レベルの時点でマークスマンは攻撃で与えるダメージに自身の【判断力】修正値を加えるために1回の遠隔攻撃を行うために念能収束を拡張することができる。この能力は全力攻撃の一部として使用することはできない。

 スタイル技能/Style Skill 3レベルの時点で、狙撃手のマークスマンは〈隠密〉に+1のボーナスを得る。このボーナスは以降3マークスマン・レベルごとに1ずつ増加する。

 スタイル真言/Style Mantra 3レベルの時点で、狙撃手のマークスマンは念能収束を維持している限り、遠隔武器あるいは投擲武器によって行われる攻撃のダメージ・ロールに+2の技量ボーナスを得る。7レベルの時点と以降4レベルごとに、このボーナスは1ずつ増加する。

 2度目のチャンス(超常)/Second Chance 4レベルの時点で、狙撃手のマークスマンは遠隔攻撃が失敗したときに攻撃路再ロールするために念能収束を拡張することができる。この能力は1日に3+マークスマンの【判断力】修正値に等しい回数だけ使用できる。

 増強射撃(超常)/Augmented Shot 遠隔武器や投擲武器を用いた1回の攻撃の一部として、8レベルの時点で狙撃手のマークスマンは念能収束を拡張し、増強したダメージ与える攻撃を行うことができる。攻撃の基本ダメージを1ダイス増加させられる。通常のボーナスとは異なり、これは実際の武器ダメージを増加させ(近接攻撃における【筋力】修正値のように)、クリティカル・ヒット時も倍化する。《渾身の一打》などの特技で、この増加した基本ダメージは、ボーナス・ダメージを決定するために使用される。例えば、中型サイズのライト・クロスボウを使用している場合、1d8ダメージを与える。以降6マークスマン・レベルごとにこの武器ダメージは追加のダイスを増やす。この能力は全力攻撃の一部としては使用できない。

元サイトの編集者注:増強射撃の武器ダメージ表 Augmented Shot Weapon Damage Progression
元の武器ダメージ 8レベル増強 14レベル増強 20レベル増強
1d2 2d2 3d2 4d2
1d3 2d3 3d3 4d3
1d4 2d4 3d4 4d4
1d6 2d6 3d6 4d6
1d8 2d8 3d8 4d8
1d10 2d10 3d10 4d10

 止められぬ力(変則)/Unstoppable Force 12レベルの時点で、狙撃手のマークスマンの遠隔攻撃が、目標を殺すか気絶状態とするのに十分なダメージを与えた場合、マークスマンは他の目標に攻撃が当たるまで、目標が居た場所へ直線状に矢を放ち続けることを選択でき、その点ではマークスマンは以前の攻撃-4として同じボーナスで次の攻撃を行う。この攻撃ロールが成功すると、目標は攻撃を受けたかのようにダメージを受ける(クリティカル・ヒットによって倍加されないボーナス・ダメージは最初も目標にしか適用されない)。このプロセスは目標が死なないか、気絶状態とならないか。攻撃ロールが失敗するか、攻撃が最大射程に到達するまで続けられる。

 クリティカルの達人(変則)/Critical Master 16レベルの時点で、狙撃手のマークスマンは得意な武器のクリティカル範囲が倍化し、クリティカル・ヒット確定ロールに【判断力】修正値に等しい技量ボーナスを得る。この能力は《クリティカル強化》やキーンの武器と累積しない;代わりにクリティカル範囲は1だけ増加する。

 技術の達人/Master Technique 20レベルの時点で狙撃手のマークスマンは至極の業の技術の達人を得る。

 至極の業/Through the Eye of the Needle:標準アクションとして、慎重に敵を撃つことに集中し敵に対して1回の遠隔攻撃を行う。攻撃が成功した場合、目標は5d6ポイントの追加ダメージと、完全に回復されるまで(最大ヒット・ポイントまで)使用者が選択した以下のペナルティの1つを得る:
 選択したペナルティは頑健セーヴ(DC 20+マークスマンの【判断力】修正値)に成功すると無効化できるが、受けたダメージは無効化できない。


掃射のスタイル Volley Style

 掃射のマークスマンは可能な限り多くの射出武器を送り込む。これらのマークスマンは複数の目標を攻撃し、相手を串刺しに資、目に見えるよりも速く見えるような発射速度で弓を放つことに優れている。

 スタイル技術/Style Technique 2レベルの時点で、マークスマンは遠隔武器か投擲武器を用いて全力攻撃を行う間1回の追加攻撃を得るために念能収束を拡張することができる。この追加攻撃は、ヘイストフィジカル・アクセラレーション、スピードの武器の特殊能力などの追加攻撃を得る他の効果と累積しない。15レベルの時点で、この技術はヘイストフィジカル・アクセラレーション、スピードの武器の特殊能力などの追加攻撃を得る他の効果と累積する。

 スタイル技能/Style Skill 3レベルの時点で、掃射のマークスマンは〈知覚〉に+1のボーナスを得る。このボーナスは以降3マークスマン・レベルごとに1ずつ増加する。

 スタイル真言/Style Mantra 3レベルの時点で掃射のマークスマンは、念能収束を維持している間、イニシアチブと反応セーヴに+1の技量ボーナスを得る。7レベルの時点と以降4レベルごとに、この技量ボーナスは1ずつ増加する。

 分裂射撃(超常)/Split Shot 掃射のマークスマンは遠隔攻撃を飛行中に2体の目標に当てるように念動力で分裂させることができる。この能力を起動するとき、マークスマンが行う1回の遠隔攻撃は最初の目標から15フィート以内の追加の目標を攻撃することができる。両方の目標に対して、攻撃が成功するかを決定するために同じ攻撃ロールを使用する。ダメージは通常通りロールし、各々の目標へ等しく分割する。この能力は1日に3+マークスマンの【判断力】修正値に等しい回数だけ使用できる。

 迅速な掃射/Quick Volley 8レベルの時点で、掃射のマークスマンは機動性を維持しながら、武器を迅速に発射する方法を学ぶ。マークスマンが念能収束を維持している限り、移動を行っている間に遠隔武器あるいは投擲攻撃を用いた全力攻撃を行うことができるが、そのラウンドの間全ての攻撃に-4のペナルティを受け、次のターン開始時までACに-2のペナルティを受ける。

 爆発矢(超常)/Burst Arrows 12レベルの時点で、掃射のマークスマンは敵を爆発させたり妨害したりするために、念動力のエネルギーを遠隔攻撃にチャージすることができる。1日1回遠隔武器か投擲武器を用いた全力攻撃の一部として、マークスマンは各対象が占めるマスをマークスマンの【判断力】修正値に等しいラウンド数の間まきびしで覆われているかのように扱うために念能収束を拡張することができる。加えて攻撃された目標の半径5フィート以内の全てのクリーチャーは反応セーヴに成功しない限り(DC 10+マークスマン・レベルの半分+マークスマンの【判断力】修正値)、マークスマンの【判断力】修正値に等しいダメージを受ける。この能力は2マークスマン・レベルごとに1日の使用回数を1回追加される。

 卑劣なる掃射(超常)/Vicious Volley 16レベルの時点で、掃射のマークスマンは矢をより致命的かつ正確に放つことができる。遠隔武器あるいは投擲武器を用いて全力攻撃を行うとき、マークスマンは全力攻撃の各攻撃ごとに2回攻撃ロールを行い良いロールの方を採用できる。この能力は10分に1回使用できる。

 技術の達人/Master Technique 20レベルの時点で掃射のマークスマンは太陽を遮るの技術の達人を得る。

 太陽を遮る/Block the Sun:全ラウンド・アクションとして、全力攻撃の間に行う通常の攻撃ロール毎に2つの5フィート四方のマスを選択することができる。目標となった各マスは、別の目標のマスに隣接している必要がある。君の最も高い攻撃ボーナスで1回の攻撃ロールを行い、影響を受けたマスにいるクリーチャーに対して使用する。攻撃が成功した場合、攻撃された各目標は通常通りダメージを受ける。攻撃がクリティカル可能域であった場合、各々目標に対して別々に確定ロールを行う。加えて、各影響を受けたマスは射出された大量の射撃のために移動困難な地形として扱われる。この能力を使用すると、影響を受けるマス辺り矢弾4ユニット(あるいは投擲武器1つ)を消費し、十分な矢弾がない限りこの能力は使用できない。あるいは、マークスマンは分裂射撃の使用回数を1回使用した1つの投擲武器あるいは影響を受けたマス1つにつき矢弾1ユニットを使用することができるが、このラウンドの間分裂射撃の通常の利益を得ることはできない。この能力は卑劣なる掃射のスタイル能力と組み合させることができる。


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最終更新:2023年07月31日 13:48