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特技 Psionic Feats

 非念能のキャラクターが、新しい能力を与えるために、既存の能力を改良するために特技に頼る時、念能のキャラクターも隠された可能性の鍵を開け、念力を強化し、彼らの選択肢を増やすための特技を使う。ここに数多くの新しい念能に関連した特技、そして、新しい一般的な特技がある。
 ここに示される特技の一部は一般的なもので、それらを縛る特殊なルールはないが、一部の特技には関連した種類と特殊なルールがある。この種類は特技の名称の後に書かれている。
 念能特技は、念力を発現するか念能の力をリザーヴしておくことができる能力を持つキャラクターあるいはクリーチャーのみ使用できる(言い換えれば、念力ポイント・リザーヴあるいは擬似念能力のどちらかを持つ)。念能特技は超常能力であるので―—特技が超常能力を与えないという一般的なルールからの逸脱である――戦闘において妨害されることなく(念力が行えるように)、一般的に機会攻撃誘発しない(詳細欄にある場合を除く)。超常能力は念力抵抗の対象とならず、解呪されることもない;しかし念能が抑制されている範囲、例えばヌル・サイオニクス・フィールドなどでは機能しない。その範囲から出ることは直ちに念能特技を使用できることを可能とする。多くの念能特技は念能収束しているときにのみ使用できる;他の特技は利益を得るために念能収束を拡張する必要がある。念能収束を拡張することはアクションを必要としない;他のアクションの一部である(例えば特技を使用するなど)。念能収束を拡張するとき、拡張するのに費やしたアクションのみに適用される。

アイテム作成特技 Item Creation Feats

 発現者は永続的な念能のアイテムを作成するために自身の力を使用することができる。ほとんどの念能のアイテムは魔法のアイテムを作成することができるアイテム作成特技と同じものを使用して作成する。アイテムの種別に関係なく、様々なアイテム作成特技は全て共通の特徴を持っている。多くの念能のアイテムを作成するには以下に示すような適切な魔法のアイテム作成特技を利用する。サイオニック・タトゥーとコグニザンス・クリスタルの作成は以下に示す新しいアイテム作成特技を用いる。

念能のアイテム アイテム作成特技
ドルジェ 《ワンド作成》
パワー・ストーン 《巻物作成》
サイクラウン 《スタッフ作成》
サイオニック・タトゥー 《タトゥー作成》
念能の武器と鎧 《魔法の武器防具作成》
その他のアイテム 《その他の魔法のアイテム作成》

原材料費:念能のアイテムを作成するためには、コストのある構成要素が必要であり、そのほとんどは作成のプロセス中に消費される。これらの原材料のコストはアイテムのコストの半分に等しい。
 念能のアイテム作成特技を使用するためには、研究室、あるいは念能作業室や、特別な器具やその他の装備品が必要となる。通常キャラクターは特殊な状況でない限り(家から遠く旅をしているなど)、たいていの場合は必要なものを手に入れることができる。

時間:念能のアイテムを作成するための時間は特技とアイテムの価格による。最小時間は1日である。

アイテムのコスト:ドルジェ、パワー・ストーン、サイオニック・タトゥーを作成することは、念力の効果を直接的に再現するアイテムを作成することであり、これのアイテムの強さはその発現者レベルによって異なる――すなわち、そのレベルの発現者によって発現されるならば、アイテムからの念力はその強さを持つ。しばしば、これは念力を発現するために必要な最小の発現者レベルである。(ランダムに発見したアイテムは通常このルールに従う)。しかしながら、アイテムを作成するとき、そのアイテムの強度を最小値よりも高くすることができる。キャラクターが追加の念力ポイントを費やして増強された念力を使用するアイテムを作成したとき、アイテムのコストを計算する目的でキャラクターの有効発現者レベルは費やした1追加念力ポイントについ1増加する。(増強は多く念力の特徴であり、追加の念力ポイントを費やした場合に念力に様々な方法で増幅を可能とする)。アイテムに設定された念力のその他の全てのレベルに依存するパラメータは、有効発現者レベルに従って設定される。
 念能アイテムの価格は念力のレベルとキャラクターの発現者レベルに依存する。キャラクターの発現者レベルはアイテム作成者が選択したレベルで念力を発現できるほど高くなければならない。それぞれの場合の最終的な価格は、以下に示すようにキャラクターの発現者レベルに念力レベルをかけ、その結果に定数をかける。

パワー・ストーン:基本価格=念力レベル×発現者レベル×25gp

サイオニック・タトゥー:基本価格=念力レベル×発現者レベル×50gp

ドルジェ:基本価格=念力レベル×発現者レベル×750gp

念能修正特技 Metapsionic Feats

 発現者の念能の知識が成長し、発現者は当初念力がどのように設計され学ばれた方法とは異なる方法で念力を発現することを学ぶ。当然ながら、念能修正特技を用いて念力を発現することは、通常の念力を発現することより高価なものである。

発現時間:念能修正特技を用いて発現された念力は、特技の補足説明に特記ない限り通常の念力の発現時間と同じである。

発現のコスト:念能修正特技を使用するために、念能のキャラクターは念能収束を拡張させ(下記参照)、特技の説明欄にあるような増加した分の念力ポイントのコストを費やさなければならない。

使用制限:全ての念力と同様に、君は自身の発現者レベルよりも高い念力で念力ポイントを費やすことはできない。念能修正特技は単に君が様々な方法で念力を発現できるようにする;これは君がこの鍵となるルールを違反することを許可するものではない。

念力における念能修正特技の効果:全ての方法において念能修正された念力は追加の念力ポイントをコストとしても元の念力・レベルで機能する。念能修正特技による念力の変更は念力のに記述のある効果にのみもたらす。発現者はパワー・ストーン、ドルジェ、その他の装置から発動する念力を変更させるために念能修正特技を使用することはできない。

《念力高速化》特技によって修正された念力を発現することは機会攻撃を誘発しない。

一部の念能修正特技は特定の念力にのみ適用でき、その特技の詳細欄に記載されている。

念能のアイテムと念能修正念力:正しい念能アイテム作成特技を用いて、パワー・ストーン、サイオニック・タトゥー、ドルジェに念能修正念力を保存することができる。サイオニック・タトゥーのレベルの制限は、念力の最も高い念能修正レベルを用いる。
 キャラクターは念能修正念力が保存されているアイテムを起動するためには適切な念能修正特技は必要としないが、そのようなアイテムを作成するためには念能修正特技が必要となる。

念能収束 Psionic Focus

 以下に示す多くの特技は念能クラス能力と同様に、念能収束を維持あるいは拡張することによって機能する。

念能収束を得る/Gain Psionic Focus:精神内に念能のパワー・ポイントを持つ能力があることは、念能のキャラクターに特殊なエネルギーを与える。念能のキャラクターは実際に念力ポイントのコストを費やすことなくそのエネルギーを機能させることができる――彼らは念能的に収束させることができる。
 念力ポイント・プールを持っていたり、擬似念能力を発現するための能力を持つ場合、念能収束をするために瞑想することができる。瞑想は機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションである。
 君が念能的に収束しているとき、以降に行う1回の精神集中判定に念能収束を拡張することができる。この方法で念能収束を拡張した時、君の精神集中判定は15をロールしたかのように扱う。君の精神集中修正値に15を加えることを除き、出目10と同様である。君が念能特技の利益を得るために念能収束を拡張することもできる――ほとんどの念能特技はこの方法で起動する。
 一度君が念能的に収束した場合、君の収束を拡張するか、気絶状態となるか、眠りにつく(あるいはエランやエルフの場合瞑想に入る場合)まで収束は維持される(訳注:ゴラリオンのエルフは瞑想ではなく睡眠をとるため、pathfinder rpgのエルフは瞑想を取る記述はないが、エルフが眠らずに瞑想をするキャンペーンセッティングである時代の記述のままであるため、瞑想があるという旨である)。
 君が念力ポイントをすべて使い果たしてしまったとしても、依然として念能収束を得ることができる。
 特技、クラス特徴、その他の能力に力を与える君の念能首足を拡張することは、単一の効果にしか力を作用させない。君は一度に念能収束を拡張することによって念能収束を拡張することを必要とする複数の能力の利益を得ることはできない;各効果は念能収束を拡張する各々の実例を必要とする。

特技の説明 Feat Format

全ての特技の説明欄は以下のフォーマットを使用している


特技名
特技名
特技の名前と、あればその属するサブカテゴリーを()で示す。さらに、その特技で何ができるかの簡単な説明が続く。
前提条件:この特技を修得するために持っていなければならない最低限の能力値、別の特技、最低限の基本攻撃ボーナス、技能ランクなどを示す。もしなにも前提条件がなければ、この項は存在しない。複数の前提条件を持つ特技も存在する。
利益:その特技によって、君(キャラクター)ができるようになること。同じ特技を複数回取得しても、その特技の説明に累積すると明記されていなければ、その利益は累積しない。
通常:キャラクターがその特技を持っていない場合、行動にどんな制限を受けるか、あるいは何ができないか。その特技を持っていないことで特に不利益が発生しないなら、この項目はない。
特殊:その特技に関する追加の普通でない事項。


コグニザンス・クリスタル作成の方法 Merging Craft Cognizance Crystal

 《コグニザンス・クリスタル作成》特技はできることがかなり制限されている。《コグニザンス・クリスタル作成》を使用して作成できるアイテムを拡張する補足的な材料を使用していない場合、この特技はコグニザンス・クリスタルを作成するための上記の式を用いて、GMの裁量で《その他の魔法のアイテム作成》に併合させてもよい。

特技の詳細


Section 15: Copyright Notice
Psionics Unleashed . Copyright 2010, Dreamscarred Press.
Psionics Expanded: Advanced Psionics Guide. Copyright 2011, Dreamscarred Press; Authors: Jeremy Smith and Andreas Rönnqvist.
Ultimate Psionics. Copyright 2013, Dreamscarred Press; Authors: Andreas Rönnqvist, Jeremy Smith.
最終更新:2019年10月28日 21:30