ジャイアント

ジャイアント Giant

ジャイアント:クラウド・ジャイアント Giant, Cloud

このそびえ立つ巨人はすばらしい彫像のような外見をしている。その肌は白くきめ細か、長く細い髪は風の中にいるかのようにはためいている。

クラウド・ジャイアント 脅威度11 Cloud Giant

経験点12,800
NGまたはNE/超大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +1;感覚 鋭敏嗅覚夜目〈知覚〉+17
防御
AC 25、接触9、立ちすくみ24(+12外皮、-2サイズ、+1【敏】、+4鎧)
hp 168(16d8+96)
頑健 +16、反応 +6、意志 +10
防御能力 岩つかみ
攻撃
移動速度 50フィート
近接 モーニングスター=+22/+17/+12(4d6+18)または叩きつけ(×2)=+22(2d6+12)
遠隔 岩=+12(2d6+18)
接敵面 15フィート;間合い 15フィート
特殊攻撃 岩投げ(140フィート)
擬似呪文能力 (術者レベル16)
回数無制限:オブスキュアリング・ミストレヴィテート(自身に加えて2,000ポンド)
1回/日:フォッグ・クラウド
一般データ
【筋】35、【敏】13、【耐】23、【知】12、【判】16、【魅】12
基本攻撃 +12;CMB +26;CMD 37
特技 《強打》《蹴散らし強化》《突き飛ばし強化》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《鋼の意志》《ふっとばし攻撃》《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+26、〈芸能:弦楽器〉+8、〈交渉〉+9、〈製作:いずれか1つ〉+10、〈知覚〉+17、〈登攀〉+19
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 特大武器使用
生態
出現環境 温暖/山岳
編成 単体、徒党(2~5)、一家(2~5、加えてその35%の人数の非戦闘員、加えてソーサラー1、または4~7レベルのクレリックおよびグリフィン2~5)、部族(6~20、加えてソーサラー1、または7~12レベルのクレリックの祭司およびグリフィン2~5)
宝物 標準(チェイン・シャツ、モーニングスター、その他の宝物)
特殊能力
特大武器使用(変則)/Oversized Weapon クラウド・ジャイアントは巨大サイズの武器をペナルティを被ることなく振るうことができる。ほとんどは巨大なモーニング・スターを使うことを好む。

 クラウド・ジャイアントの肌は乳白色から薄い空色まで。成人男性は身長約18フィート、体重約5,000ポンド、女性は少し背が低く体重も軽い。クラウド・ジャイアントは長ければ400年ほども生きる。手に入る限り最上の衣服を着、装身具を身につける。多くのクラウド・ジャイアントにとって、外見は地位を示すものである。よい服を着てよい装身具を身につけている者ほど地位も高い。また彼らは音楽も好み、多くの者は1種類以上の楽器を演奏できる(特にハープが好まれる)。
 クラウド・ジャイアントの属性には普通は見られない幅がある。およそ半分は善属性で、半分は悪属性なのだ。善のクラウド・ジャイアントは、通商の為に、自分たちの居住地から他の種族の街道へと通じる道を作る。善のクラウド・ジャイアントが高山の麓にある人間の町で、人間にまじって歩いているのを見ることも稀ではない。悪のクラウド・ジャイアントは恒久的な居住地を作らず、高山の頂に粗末な砦を築き、必要な物を村々から略奪するときだけ降りてくる。この2つの哲学のため、しばしば隣り合う部族同士で血みどろで長く続く戦が起きてきた。
 伝説によれば、大雲の中にクラウド・ジャイアントの魔法の都市があり、風に吹かれて世界を巡っているという。ほとんどのクラウド・ジャイアントはこれをただの夢想と考えているが、これを見たと主張する者もいくらかはいる。しかし、彼らの長い人生においても再び発見することができた者はいないという。


ジャイアント:ストーム・ジャイアント Giant, Storm

この巨人は英雄的な体格の、途方もなく大きな筋肉質の人間のよう。肌は青銅色、髪は黒く、火花を放つような緑の目を持つ。

ストーム・ジャイアント 脅威度13 Storm Giant

経験点25,600
CG/超大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +2;感覚 夜目〈知覚〉+27
防御
AC 28、接触10、立ちすくみ26(+12外皮、-2サイズ、+2【敏】、+6鎧)
hp 199(19d8+114)
頑健 +17、反応 +8、意志 +13
防御能力 岩つかみ完全耐性 [電気]
攻撃
移動速度 50フィート、水泳40フィート(鎧装備時35フィート、水泳30フィート)
近接 高品質のグレートソード=+27/+22/+17(4d6+21/17~20)または叩きつけ(×2)=+26(2d6+14)
遠隔 高品質のコンポジット・ロングボウ=+15/+10/+5(3d6+14/×3)
接敵面 15フィート;間合い 15フィート
擬似呪文能力 (術者レベル15)
一般データ
【筋】39、【敏】14、【耐】23、【知】16、【判】20、【魅】15
基本攻撃 +14;CMB +30;CMD 42
特技 《強打》《クリティカル強化:グレートソード》《渾身の一打》《渾身の一打強化》《突き飛ばし強化》《薙ぎ払い》《鋼の意志》《武器破壊強化》《ふっとばし攻撃》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+20、〈軽業〉+18、〈芸能:歌唱〉+12、〈真意看破〉+24、〈水泳〉+22、〈製作:いずれか1つ〉+13、〈知覚〉+27、〈登攀〉+17
言語 共通語、巨人語、風界語、竜語
その他の特殊能力 水中呼吸、戦闘者
生態
出現環境 暑熱/地形問わず
編成 単体、一家(2~5、加えて7~10レベルのクレリックまたはソーサラー1、ロック1~2、グリフィン2~6、およびシャーク2~8)
宝物 標準(高品質のブレストプレート、高品質のコンポジット・ロングボウ[+14【筋】ボーナス]とアロー20本、高品質のグレートソード、その他の宝物)
特殊能力
戦闘者(変則)/Militant ストーム・ジャイアントは全ての単純武器と軍用武器に習熟している。
水中呼吸(変則)/Water Breathing ストーム・ジャイアントは水中でも空気中と同様に呼吸をすることができる。

 ストーム・ジャイアントは日に焼けたような皮膚の色をしている傾向にあるが、すみれ色の肌、青黒い髪、銀灰色や紫の目をしている者がごく稀にいる。このようなすみれ色をしていることはストーム・ジャイアントの中では幸運のしるしと考えれており、これらの者は同属の指導者となることが多い。大人は身の丈およそ21フィート、体重およそ12,000ポンド。長ければ600年ほども生きる。休息時には、彼らは丈の短い、ゆったりとしたチュニックで、腰のところをベルトで止めている。履物はサンダルか裸足、頭にはヘッドバンドをしている。これに加えて、簡素だが立派な細工の装身具をつけている。足輪(裸足の者がこれを好む)、腕輪、額冠などが一般的である。戦いの時には、きらきら光るブラストプレートを着用し、巨大なグレートソードと弓を振るう。
 ストーム・ジャイアントは隠遁生活を好み、辺鄙な海岸の近くや南洋の島に住んでいることが多い。しかし、その名の通り、暴力的な感情にとらわれることがある。悪を目にするとたちまちに怒りだし、侮辱されると野蛮で危険な敵と化すこともある。戦いの際には、相手に矢と雷の雨を降らせるのを好み、敵が弓の間合いを潜り抜けてきた時にのみグレートソードを抜く。
 ストーム・ジャイアントは立派に築かれた塔や城、城壁のある居住地に住み、住処のそばの土地に頼って生きていくのを好む。丹精した大きな庭や、集団ごとに何百エーカーもの農園を作る。多くの場合、エルフや人間など他の人型生物を農園で働かせるために雇う。ストーム・ジャイアントの領地はしばしばひとつの島全体や海岸線一帯の平和を保っていることがある。


ジャイアント:ストーン・ジャイアント Giant, Stone

この巨人はノミで彫られたような筋肉と、天辺が平らで額が絶壁になった頭をしている。まるで石から削りだされたかのように見える。

ストーン・ジャイアント 脅威度8 Stone Giant

経験点4,800
N/大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +2;感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+12
防御
AC 22、接触11、立ちすくみ20(+11外皮、-1サイズ、+2【敏】)
hp 102(12d8+48)
頑健 +12、反応 +6、意志 +7
防御能力 岩つかみ強化
攻撃
移動速度 40フィート
近接 グレートクラブ=+16/+11(2d8+12)または叩きつけ(×2)=+16(1d8+8)
遠隔 岩=+11/+6(1d8+12)
接敵面 10フィート;間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(180フィート)
一般データ
【筋】27、【敏】15、【耐】19、【知】10、【判】12、【魅】10
基本攻撃 +9;CMB +18;CMD 30
特技 《強打》《近距離射撃》《軍用武器習熟:グレートクラブ》《精密射撃》《鋼の意志》《早抜き》
技能 〈威圧〉+12、〈隠密〉+4(岩場では+12)、〈知覚〉+12、〈登攀〉+12;種族修正 +8岩場での〈隠密〉
言語 共通語、巨人語
生態
出現環境 温暖/山岳
編成 単体、徒党(2~5)、一団(4~8)、狩猟隊(9~12、加えて長老1)、部族(13~30、加えてその35%の人数の非戦闘員、長老1~3、およびダイア・ベア4~6)
宝物 標準(グレートクラブ、その他の宝物)
特殊能力
岩つかみ強化(変則)/Improved Rock Catching ストーン・ジャイアントは投げられた石をつかもうとする際の反応セーヴに+4の種族ボーナスを得る。この特殊能力は、それ以外の点では“岩つかみ”の特殊能力と同様に働く。

 ストーン・ジャイアントは分厚い皮の衣を好んで着る。衣は茶色や灰色に染めてあり、周囲の石に溶け込みやすい色になっている。大人で身の丈およそ12フィート、体重は1,500ポンドばかり。長ければ800年ほども生きる。
 ストーン・ジャイアントは可能ならば遠距離から戦うが、近接戦闘が避けられない時は、石を刻んだ巨大な棍棒を使う。彼らの好む戦術は、じっと動かずに立っていて風景に溶け込み、そこから急に踏み出して岩を投げて敵を不意討ちするというものである。
 ストーン・ジャイアントが好んで住むのは岩山の高みにある深い洞窟である。ストーン・ジャイアントの集団同士は、数日の行程よりも遠くに離れていることはめったにない。山羊やその他の家畜の群れを部族間で共有して飼養することさえある。年取ったストーン・ジャイアントは部族から離れ、その晩年の重要な期間を放浪して過ごす。どこかに1人で隠遁する者もあれば、他の人型生物の社会に溶け込もうとする者もいる。この自分で選んだ放浪を数十年間続け、戻ってきた者はストーン・ジャイアントの長老となる。

ストーン・ジャイアントの長老

 ストーン・ジャイアントの中には環境にかかわりのある特殊能力を身につけた者がいる。長老と呼ばれるこれらのストーン・ジャイアントは、【魅力】能力値が15以上であり、3つの擬似呪文能力(術者レベル10)を有する。
1回/日…ストーン・シェイプストーン・テルトランスミュート・ロック・トゥ・マッドまたはトランスミュート・マッド・トゥ・ロックのいずれか(DC17)。セーヴDCは【魅力】修正値を基に算出されている。長老の10人に1人はソーサラーであり、そのクラス・レベルは通常3~6である。ストーン・ジャイアントの長老は脅威度が+1される。


ジャイアント:ヒル・ジャイアント Giant, Hill

この猫背の巨人からは粗雑で無分別な怒りと力があふれている。粗末な毛皮の衣は、その野蛮な辺境の暮らしを物語っている。

ヒル・ジャイアント 脅威度7 Hill Giant

経験点3,200
CE/大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ -1;感覚 夜目〈知覚〉+6
防御
AC 21、接触8、立ちすくみ21(+9外皮、-1サイズ、-1【敏】、+4鎧)
hp 85(10d8+40)
頑健 +11、反応 +2、意志 +3
防御能力 岩つかみ
攻撃
移動速度 40フィート(鎧装備時30フィート)
近接 グレートクラブ=+14/+9(2d8+10)または叩きつけ(×2)=+13(1d8+7)
遠隔 岩=+6(1d8+10)
接敵面 10フィート;間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)
一般データ
【筋】25、【敏】8、【耐】19、【知】6、【判】10、【魅】7
基本攻撃 +7;CMB +15;CMD 24
特技 《強打》《軍用武器習熟:グレートクラブ》《薙ぎ払い》《武器熟練:グレートクラブ》《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+12、〈知覚〉+6、〈登攀〉+10
言語 巨人語
生態
出現環境 温暖/丘陵
編成 単体、徒党(2~5)、一団(6~8)、襲撃隊(9~12、加えて1dダイア・ウルフ4)、部族(13~30、加えてその35%の人数の非戦闘員、加えてバーバリアン1、または4~6レベルのファイターの隊長、ダイア・ウルフ11~16、オーガ1~4、およびオークの奴隷13~20)
宝物 標準(ハイド・アーマー、グレートクラブ、その他の宝物)

 ヒル・ジャイアントの肌の色は淡褐色から濃い赤茶色まで、髪の毛は茶色か黒、目は髪と同じ色である。獣皮を雑に加工した、毛がついたままのものを、何枚も重ねて着ている。服を洗ったりつくろったりするよりは、むしろ古いものがすりきれてきたら上に新しいものを重ね着するほうを好む。大人で身の丈10フィート、体重は1,100ポンドばかり。長ければ200年ほども生きるが、ほとんどはそこまで行かない。
 ヒル・ジャイアントは小高い岩場に陣取って、自分の身に危険が及びにくい遠くから岩や大きな石を投げつけるのを好む。白兵戦に入る時は、最初は自分よりサイズの小さいクリーチャーに対して蹴散らし攻撃を仕掛けるのを好む。以後は足を止めて大きな重いクラブをぶん回す。
 ヒル・ジャイアントは巨人族の中でもっとも放浪を好み、襲撃と略奪のため、人里を次々に回り巡っていく。温暖な気候を好むが、襲撃が実入りがよく成功し続ける限り、自分の好きな環境から遠くはなれて旅をすることもある。全体として、信じられないほど利己的なクリーチャーで、難なく勝てるだろうと思う時でなければまず戦わない。ヒル・ジャイアントは恐るべき敵に対してはお互いに押しやり合うことで知られ、自分が傷を負わないためには躊躇無く仲間を盾にする。ヒル・ジャイアントの集団がうろつき回るのは温暖な丘陵では普通のことであり、彼らの間断ない襲撃は、この気候帯での最も恐れられている危険の1つとなっている。
 悪属性ではないヒル・ジャイアントが独居しているのは非常にまれなことだが、他の人型生物の社会では時折見られることがある。もっとも、中央の都市や人口の多いところではまず受け入れられることはないが。彼らにとって最良なのは、へんぴな辺境の町で人足や兵士をしていることだが、襲撃してきたヒル・ジャイアントの一団と交渉する駆け出し外交官の役目を与えられることもよくある。不幸なことに、種族伝来の生活を捨てて文明を受け入れたヒル・ジャイアントは嘲りの対象であり、放浪生活を守る同胞は見ただけで殺そうとしてくる。それでも、“文明化”されたヒル・ジャイアントは社会の中に自分の居場所を見つけ、多くは何とか平和で平凡な生活を送る。


ジャイアント:ファイアー・ジャイアント Giant, Fire

この頑丈な巨人は短い切り株のような足と力強い筋肉質の腕を持つ。髪の毛と髭はまるで炎でできているかのようだ。

ファイアー・ジャイアント 脅威度10 Fire Giant

経験点9,600
LE/大型サイズの人型生物巨人
イニシアチブ -1;感覚 夜目〈知覚〉+14
防御
AC 24、接触8、立ちすくみ24(+8外皮、-1サイズ、-1【敏】、+8鎧)
hp 142(15d8+75)
頑健 +14、反応 +4、意志 +9
防御能力 岩つかみ完全耐性 [火]
弱点 [冷気]に対する脆弱性
攻撃
移動速度 40フィート(鎧装備時30フィート)
近接 グレートソード=+21/+16/+11(3d6+15)または叩きつけ(×2)=+20(1d8+10)
遠隔 岩=+10(1d8+15、加えて1d6[火])
接敵面 10フィート;間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、灼岩
一般データ
【筋】31、【敏】9、【耐】21、【知】10、【判】14、【魅】10
基本攻撃 +11;CMB +22;CMD 31
特技 《強打》《軍用武器習熟:グレートソード》《蹴散らし強化》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《鋼の意志》《武器熟練:グレートソード》《武器破壊強化》
技能 〈威圧〉+11、〈製作:いずれか1つ〉+8、〈知覚〉+14、〈登攀〉+14
言語 共通語、巨人語
生態
出現環境 暑熱/山岳
編成 単体、徒党(2~5)、一団(6~12、加えてその35%の人数の非戦闘員およびアデプト1、または1~2レベルのクレリック)、襲撃隊(6~12、加えてアデプト1、または3~5レベルのソーサラー、ヘル・ハウンド2~5、およびトロル2~3、またはエティン)、部族(20~30、加えてアデプト1、クレリック、または6~7レベルのソーサラー;ファイター1、または8~9レベルのレンジャー王としての;およびヘル・ハウンド17~38、トロル12~22、エティン7~12、およびヤング・レッド・ドラゴン1~2)
宝物 標準(ハーフプレート、グレートソード、その他の宝物)
特殊能力
灼岩(超常)/Heated Rock ファイアー・ジャイアントが岩投げを行う際、攻撃アクションの一部としてその肉体の熱を岩に移すことができる。灼岩は命中すると1d6ポイントの追加[火]ダメージを与える。

 ファイアー・ジャイアントは巨人族の中で最も厳格かつ軍国主義的な種族である。常に戦争に備えて訓練しており、道中出遭った全ての者に野蛮な戦術を実地で試す。彼らの厳格な指揮系統は兵士、指揮官、さらには将軍で構成されており、王からの命令に何の疑問もなく従う。
 ファイアー・ジャイアントの髪は明るいオレンジ色で、炎でできているかのように揺らぎ輝いている。成人男性で身長12~16フィート、胸囲は9フィート、体重はおよそ7,000ポンドである。女性は少し背が低く体重も軽い。ファイアー・ジャイアントは長ければ350年ほども生きる。
 ファイアー・ジャイアントの服は丈夫な布か革でできており、色は赤、オレンジ、黄色、黒のいずれか。戦士は黒ずんだ鋼のハーフプレートと兜を身につけており、大きなグレートソードをふるって戦場を駆け回り薙ぎ倒していく。大集団では、ファイアー・ジャイアントは野蛮でかつ効率的な戦術に従って戦い、敵を伏兵のいる場所に誘い込むために1人や2人の仲間を犠牲にすることも躊躇しない。
 ファイアー・ジャイアントは暑い場所を好む。暑ければ暑いほどよい。砂漠、火山、温泉、溶岩層に近い地下の深い所で見られる。城砦、防壁をめぐらせた居住地、大きな野営地に住み、彼らの厳格な軍事体制を反映して、指揮官が下士官兵よりもよい場所に住むように区画が決められている。


ジャイアント:フロスト・ジャイアント Giant, Frost

この巨人は恰幅のいい、筋骨たくましい人間のよう。肌は雪のように白く、薄青い長い髪は編まれている。


フロスト・ジャイアント 脅威度9 Frost Giant

経験点6,400
CE/大型サイズの人型生物巨人冷気
イニシアチブ -1;感覚 夜目〈知覚〉+10
防御
AC 21、接触8、立ちすくみ21(+9外皮、-1サイズ、-1【敏】、+4鎧)
hp 133(14d8+70)
頑健 +14、反応 +3、意志 +6
防御能力 岩つかみ完全耐性 [冷気]
弱点 [火]に対する脆弱性
攻撃
移動速度 40フィート
近接 グレートアックス=+18/+13(3d6+13)または叩きつけ(×2)=+18(1d8+9)
遠隔 岩=+9(1d8+13)
接敵面 10フィート;間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)
一般データ
【筋】29、【敏】9、【耐】21、【知】10、【判】14、【魅】11
基本攻撃 +10;CMB +20;CMD 29
特技 《技能熟練:隠密》《強打》《軍用武器習熟:グレートアックス》《蹴散らし強化》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《武器破壊強化》
技能 〈威圧〉+7、〈隠密〉+2(雪上では+6)、〈製作:いずれか1つ〉+7、〈知覚〉+10、〈登攀〉+13;種族修正 +4雪上での〈隠密〉
言語 共通語、巨人語
生態
出現環境 寒冷/山岳
編成 単体、徒党(3~5)、一団(6~12、加えてその35%の人数の非戦闘員およびアデプト1、または1~2レベルのクレリック)、襲撃隊(6~12、加えてその35%の人数の非戦闘員、アデプト1、または3~5レベルのソーサラー、ウィンター・ウルフ1~4、およびオーガ2~3)、部族(21~30、加えてアデプト1、クレリック、または6~7レベルのソーサラー;バーバリアン1、または7~9レベルのレンジャー・イャール;およびウィンター・ウルフ15~36、オーガ13~22、およびヤング・ホワイト・ドラゴン1~2)
宝物 標準(チェイン・シャツ、グレートアックス、その他の宝物)

 フロスト・ジャイアントの髪の毛は薄青色か汚れた黄色、目の色は髪の毛の色と同じであることが多い。皮や毛皮の服を着て、持っている装身具は全て身につけている。フロスト・ジャイアントの戦士はチェイン・シャツと、角や羽飾りをつけた金属の兜を身につけている。大人の男で身の丈およそ15フィート、体重およそ2,800ポンド。女は少し背が低く体重も軽いが、それ以外の特徴はおおよそ男と同じである。フロスト・ジャイアントは長ければ250年ほども生きる。
 フロスト・ジャイアントは最も恐ろしいジャイアントである。理由も無く破壊したがり、戦いを渇望し、恐れ知らずに振舞うことにより、際限なく蛮行を繰り返すからである。フロスト・ジャイアントは通常は遠距離で戦闘を開始し、岩を投げつくすか敵が近づいてくるまでは岩を投げ続ける。それから巨大なバトルアックスを手にして切り合いに入る。好んで取る戦術は、相手が容易く入ってこれないような、雪や氷に覆われた斜面の上で雪中に身を埋めて待ち伏せるというものである。そして戦いに飛び込む前に雪崩を起こす。フロスト・ジャイアントは雪の多い環境で巧妙に身を隠すことができ、彼らの領域の中では隠密の達人である。
 フロスト・ジャイアントは荒涼とした苛酷な環境で、狩猟と襲撃のみによって生活している。フロスト・ジャイアントの集団は、当座しのぎの居住地や打ち捨てられた城に住み着いているものと、略奪品と食料を求めて凍てつく北方をうろつく放浪者にだいたい半々に分かれている。部族の長はイャールと自称し、仲間に絶対の服従を求める。イャールはいつでも部族の支配権を求めて挑戦される可能性がある。このような挑戦はおおむね競争相手の一方の死に終わる。1人のイャールが1ダース以上のフロスト・ジャイアントの小部族をまとめあげた大部族連合を支配することもよくある。このような場合、下位部族の長は単に族長ないし将軍と呼ばれる。
 フロスト・ジャイアントは好んで捕虜を捕まえ、奴隷や商品、さらには食料にしてしまう。フロスト・ジャイアントの集団には通常1~2人の奴隷が奴隷監督に枷でつながれている。通常奴隷監督は集団の中でイャールの次に卑劣で残酷な者がなる。また、モンスターをペットにすることも好む。ホワイト・ドラゴンやウィンター・ウルフが人気があるが、ルモアハズ、イエティ、さらにはリノームさえもがフロスト・ジャイアントの住処にいることもある。