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剥製術クリーチャー Taxidermic Creature

大きな縫い目の列がその体を縦横無尽に横切る一方で、出鱈目な毛皮の房がこの不気味なベアの体に並んでいる。

剥製術グリズリー・ベア 脅威度3 Taxidermic Grizzly Bear CR 3

経験点800
N/大型サイズの人造
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+0
防御
AC 12、接触9、立ちすくみ12(+3外皮、-1サイズ)
hp 63(6d10+30)
頑健 +2、反応 +2、意志 +2
完全耐性 人造の種別特性
弱点 欠陥(雑な縫い目)、斬撃に対する脆弱性
攻撃
移動速度 30フィート
近接 爪(×2)=+7(1d6+4)、噛みつき=+7(1d6+4)または叩きつけ=+7(1d6+6)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
一般データ
【筋】19、【敏】11、【耐】―、【知】―、【判】10、【魅】3
基本攻撃 +4; CMB +9; CMD 19(対足払い23)
技能 〈水泳〉+8; 種族修正 +4〈水泳〉
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 いかなる数でもあり得る
宝物 なし

 剥製術クリーチャーは死んだものを保存し、生き返らせるために彼らの錬金術や心霊的な才能を使おうとしている憑りつかれた個人の作品である。剥製術クリーチャーの能力は、知性あるいは自分たちを導く活動する生命力を奪われているため、生きた対照と比較して劣化する事がある。代わりに、剥製術クリーチャーは本能の初歩的な形態は保有しており、創造主からの基本的な指示に従うことはできる。
 アンデッド、ゴーレム、その他の人造を自立行動させるために使用される魔法より洗練されていないが、剥製術クリーチャーの創造は不正確な科学の最善を尽くしている。剥製術クリーチャーを作成する単一の方法はないため、結果はそれぞれ異なる。このような方法で作成される全てのクリーチャーは使われた材料やプロセスの間に用いたショートカットに基づく固有の欠陥を生み出しやすく、作成者の命令に満足に従うことができない場合がある。剥製術クリーチャーの限定された精神的特性のために、彼らに命じるときに製作者は非常に注意深く文字通りでなければならない。
 無人で放置すると、剥製術クリーチャーは飲み、食べ、寝る必要がないままその場に立ち尽くす。特定の命令を与えられない限り、これらのクリーチャーの動作は予測できない。剥製術クリーチャーそれぞれは、その個々の人造の癖に応じて異なる振る舞いをする。いくらかの剥製術クリーチャーは放浪する動物のように動き行動するが、他はアニメイテッド・オブジェクトの厳格で無謬な目的を持って動く。一部の捻くれた剥製術師は今までに見過ごしてしまってきていた剥製術人型生物、剥製術異形、剥製術フェイさえ作る。

剥製術クリーチャーの作成 Creating a Taxidermic Creature

 「剥製術クリーチャー」は(人造アンデッドを除く)実体のあるクリーチャーに加えることができる後天性テンプレートであり、以下これを基本クリーチャーと呼ぶ。
 脅威度:これは、以下の表に注記されるようにクリーチャーの元のヒット・ダイスに依存し、以下のヒット・ダイスの事項に注記されるようにそのサイズに基づいてさらに調整される。

ヒット・ダイス 脅威度
1 1/4
2 1/2
3~4 1
5~6 2
7~8 3
9~10 4
11~12 5
13~16 6
17~20 7
21~24 8
25~28 9

 属性:常に中立。
 種別:クリーチャー種別は人造に変更する。属性の副種別(など)と、種を表す副種別を除きすべての副種別を保持する。変性種の副種別は得ない。ここで注記されることを除き、全ての基本クリーチャーのデータと特殊能力を使用する。
 感覚:クリーチャーが持っていないならば、暗視60フィートと夜目を得る。
 アーマー・クラス:剥製術クリーチャーの外皮ボーナスはそのサイズに基づく。

サイズ 外皮ボーナス
超小型以下 +0
小型 +1
中型 +2
大型 +3
超大型 +4
巨大 +7
超巨大 +11

 ヒット・ダイス:クラス・レベルから得られるヒット・ダイスを取り除き(最小1)、全ての種族ヒット・ダイスをd10に変更する。人造として、剥製術クリーチャーはサイズに基づくボーナス・ヒット・ポイントを得る。この情報は以下の表にある。以下の表に注記されるように、剥製術クリーチャーはサイズに基づくボーナス・ヒット・ダイスも得る。

サイズ ボーナス・ヒット・ダイス ボーナス人造hp 脅威度の上昇
超小型以下
小型 +10
中型 +20
大型 +1 HD +30 +1
超大型 +2 HD +40 +1
巨大 +3 HD +60 +1
超巨大 +4 HD +80 +2

 セーヴ:クリーチャーの基本セーヴ・ボーナスは頑健+1/3ヒット・ダイス、反応+1/3ヒット・ダイス、意志+1/3ヒット・ダイスである。
 防御的能力:剥製術クリーチャーは防御的能力を失い、人造として得られる全ての特性と完全耐性を得る。
 弱点:剥製術クリーチャーは以下の弱点を得る。
 欠陥(変則)/Defect:剥製術クリーチャーぞれぞれには大きな欠陥が1つある。それはその対象に使われた再構築方法に基づいたユニークな弱点として現れる。以下の1つを選択する。

  • 雑な縫い目/Crude Stitching:大きく開いた縫い目は剥製術クリーチャーの表面を損なっている。斬撃武器に対する脆弱性を得る。
  • 不良品の瞳/Defective Eyes:ガラス製の目に入った罅によってか適用されるのが遅すぎた防腐剤による曇りからかに関わらず、剥製術クリーチャーの目はダメージを受けている。剥製術クリーチャーによって行われる全ての近接、遠隔攻撃は10%の失敗確率を受ける。
  • 不十分な詰め物/Understuffed:剥製術クリーチャーが人造であることから得られるヒット・ポイントのボーナスを半分まで減少する。中型かそれより小さいサイズの剥製術クリーチャーのみこの欠陥を持つことができる。
  • ワイヤーの骨格/Wire Frame:厚い金属のワイヤーが剥製術クリーチャーを支えている。それは[電気]に対する脆弱性があり、金属に影響を及ぼす呪文や能力において金属であるものとされる(チル・メタルショッキング・グラスプなど)。
  • 木のでっぱり/Wooden Struts:木の板が剥製術クリーチャーの骨格を仕上げている。それは[火]に対する脆弱性があり、木に影響を及ぼす呪文や能力において木であるものとされる(ウォープ・ウッドなど)。

 移動速度:剥製術クリーチャーの基本移動速度を10フィート減少させるが、最小20フィートである。翼を持つ剥製術クリーチャーは飛行することができるが、機動性は劣悪まで低下する。基本クリーチャーが魔法で飛行するならば、剥製術クリーチャーはこの能力を失う。他の全ての移動速度の種類は保持される。
 攻撃:剥製術クリーチャーは基本クリーチャーの全ての肉体武器、人工的武器による攻撃、武器の習熟を保持する。剥製術クリーチャーのサイズに基づくダメージを与える叩きつけ攻撃も得る。
 特殊攻撃:剥製術クリーチャーは基本クリーチャーの特殊攻撃を何も保持していない。
 能力値:【筋力】-2、【敏捷力】-2。剥製術クリーチャーは【耐久力】と【知力】の値を持たない。このクリーチャーは【判断力】は10になり、【魅力】は3になる。
 基本攻撃ボーナス:たとえ大半の人造の基本攻撃ボーナスがそのヒット・ダイスに等しいとしても、剥製術クリーチャーの基本攻撃ボーナスはそのヒット・ダイスの3/4に等しい。
 技能:剥製術クリーチャーは技能ランクを持たない。物理的形状に直接関係のない技能判定に関して全ての種族ボーナスを失う。
 特技:剥製術クリーチャーは基本クリーチャーが持つ全ての特技を失い、ヒット・ダイスが増加しても特技を得ない。
 その他の特殊能力:剥製術クリーチャーは基本クリーチャーのほとんどのその他の特性を失う。近接攻撃、遠隔攻撃を強化する変則的能力は維持される。