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ミイラ:スウォンプ・ミイラ Mummy, Swamp

その元の衣類の断片を着ている、この枯れた皮のような死体には暗い空の眼窩がある。

スウォンプ・ミイラ CR4 Swamp Mummy

XP 1,200
秩序にして悪/中型サイズのアンデッド
イニシアチブ +5;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+12
オーラ 溺死(30フィート、DC15)、異様なオーラ(30フィート)
防御
AC 17、接触10、立ちすくみ16(+6外皮)
HP 52(7d8+21 HD)
頑健 +6、反応 +3、意志 +7
DR 5/―;完全耐性 アンデッドの種別特性
攻撃
移動速度 20フィート
近接 叩きつけ(×2)=+10(1d8+5、加えて“沼地腐敗病”)
一般データ
【筋】20、【敏】12、【耐】―、【知】6、【判】15、【魅】15
基本攻撃 +5;CMB +10;CMD 21
特技 《イニシアチブ強化》《頑健無比》《強打》《追加HP》
技能 〈隠密〉+11、〈知覚〉+12
言語 共通語
生態
出現環境 気候問わず/沼地
編成 単体、巡視隊(2~6)、または護衛選抜隊(7~12)
宝物 標準
特殊能力
沼地腐敗病(超常)/Bog Rot 呪いおよび病気―叩きつけ;セーヴ 頑健・DC15;潜伏期間 1分;頻度 1回/日;効果 1d6【耐】および1d6【敏】;治癒 ―。沼地腐敗病は呪いでもあり病気でもあり、まず呪いが除去され、病気が魔法的に除去された時点でのみ治癒することができる。沼地腐敗病の呪いの要素が取り除かれた後でさえ、罹患したクリーチャーは時が経っても自然治癒はしない。沼地腐敗病に感染したクリーチャーに対して召喚術(治癒)を発動しようとするキャラクターは、DC20の術者レベル判定を行わなければならず、失敗すればその呪文は浪費され、治癒は効果を及ぼさない。沼地腐敗病で死んだものは塵となり、リザレクション以上の魔法でなければ生き返らせることはできない。セーヴDCは【魅力】に基づく。
溺死のオーラ(超常)/Drowning Aura スウォンプ・ミイラから半径30フィート以内の全てのクリーチャーはDC15の意志セーヴに成功するか、発声と呼吸をすることができなくならなければならない。クリーチャーは依然として息を止めていることができるが、空気で呼吸をしないクリーチャーは影響を受けない。セーヴに成功しているかにかかわらず、そのクリーチャーは24時間同じスウォンプ・ミイラの溺死のオーラの能力に再び影響を受けることはない。これは[精神作用]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づく。

 深いぬかるみと泥の中で窒息し非生命となったスウォンプ・ミイラは孤立し荒涼とした沼沢の地方のただれた深いところに出没する。
 スウォンプ・ミイラの中には暗黒の力で非生命に戻るように呪われている者もいるが、そうでない者は体が沼地に放り込まれた生贄か犯罪者の処刑の犠牲者である。被害者の死の性質と感情の力は両方とも犠牲者がその沼の墓からスウォンプ・ミイラとして這い出すかを構築する要素である。
 スウォンプ・ミイラ――時折ボグ・ミイラやピート・ミイラとも呼ばれる――が自身の沼地を離れることは滅多にない。沼の領域を離れる者の多くは自らを殺害したものに復讐するために沼から乗り出す。ほとんどのスウォンプ・ミイラは復讐によって動機づけられているが、その多くはより一般的な意味でこれらの暗い切望を満たす。生者への怒りと憎悪で満たされている彼らは、暗い領域へ危険を冒して進んでいくことをあえて行う生きているクリーチャーを無慈悲に攻撃する。彼らの苦悶のうめき声は、腐敗した家に木霊し、そこに住む自然の動物を追い払い、しばしば旅人へ絶え間ない危険を警告する。
 スウォンプ・ミイラは彼らの悲惨な領域に犠牲者の本質を加えることは彼らの力を拡大すると信じて、生きている敵に沼地腐敗病を感染させることを喜ぶ。戦いの後、彼らは倒れた犠牲者の体を持ち帰り、深い孤立したプールへと沈める。このように、沼地腐敗病から逃げ延びた敵でさえスウォンプ・ミイラの家にいる者となる。
 ほとんどのスウォンプ・ミイラは中型の人型生物であり、典型的には人間、リザードフォーク、またはエルフの犠牲者の水死体から生じる――しかし他の種族の死体からできたスウォンプ・ミイラの例が知られていないわけではない。
最終更新:2020年12月11日 11:37