このクリーチャーには、中年の人間の男の身体と尖った耳と山羊の脚部がある。
セイレノス 脅威度19 Seilenos CR 19
防御
AC 37、接触30、立ちすくみ26(+2回避、+7外皮、+9反発、+9【敏】)
hp 333(23d6+253);楽しみの維持
頑健 +18、
反応 +23、
意志 +21
防御能力 優雅なる反応;
DR 15/冷たい鉄および魔法;
完全耐性 [音波];
SR 30
攻撃
移動速度 40フィート
近接 +5モーニングスター=+28/+28/+23/+18(1d8+20/19~20)、蹄=+17(2d6+5)
遠隔 +5コンポジット・ロングボウ=+27/+27/+22/+17(1d8+13/×3)
特殊攻撃 劇的な活躍、不可能な真実、密錐花序
擬似呪文能力 (術者レベル21;精神集中+30)
一般データ
生態
特殊能力
劇的な活躍(超常)/Dramatic Flourish 不可能な真実が起動している間標準アクションとして、セイレノスは聞くことができるか見ることができる120フィート以内の全ての敵、全ての味方あるいは全てのクリーチャー(セイレノスが選択する)に強い感情を鼓舞し、セイレノスが選択する呪文の効果を複製することができる:
ウェイヴズ・オヴ・エクスタシー、
ヴェンジフル・アウトレイジ、
グッド・ホープ、
クラッシング・ディスペア、
コンフュージョン、
サジェスチョン、
ジョイフル・ラプチャー、
チャーム・モンスター、
フィアー、または
レックレス・インファチュエイション。セイレノスの劇的な活躍に対するセーヴに成功したクリーチャーは24時間再びそのセイレノスの劇的な活躍の影響を受けることはない。セイレノスがどの効果を選択するかに関係なくDCは30である。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
優雅なる反応(超常)/Grace セイレノスはACに【魅力】ボーナスに等しい反発ボーナスを得る(最低+1)。
不可能な真実(超常)/Impossible Verisimilitude 標準アクションとして、セイレノスは描写される諸要素が躍動感溢れる程に超常的に鮮明に物語を語り始めることができ、セイレノスが選択した呪文を複製する:
ヴェイル、
シェイズ(
サモン・ネイチャーズ・アライVIIIも模倣できる)、または
スクリーン。セイレノスは各々の芸を続けるための各ラウンドにフリー・アクションを使用しなければならない;使用しないことはこの幻術を直ちに終了させる。このフリー・アクションの一部として、セイレノスは各ラウンドに1つの幻術の効果を加えるか、取り除くか、変えることができ、最大で同時に3つの幻術を続けられる。セイレノスがどの効果を選択するかに関係なくDCは30である。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
楽しみの維持(超常)/Sustaining Joy 士気ボーナスを得ているか、[感情]の補足説明を持つ無害な効果下にある1体以上のクリーチャーが60フィート以内にいる限り、セイレノスは
再生15を得る。
密錐花序(超常)/Thyrsus セイレノスが振るう武器は+5の武器として機能する。セイレノスが武器を用いて敵を打つとき、その敵を目標とする6レベル以下の擬似呪文能力を使うために即行アクションを費やすことができる。打たれるクリーチャーのみがこの擬似呪文能力の影響を受けることができる。
万能なる芸(変則)/Versatile Performance セイレノスは対応する技能判定のために選択された
〈芸能〉修正値を用いて20レベル・バードとして
万能なる芸を使用することができる。
サテュロスの年上の親類であるセイレノスは欲望、喜び、驚き、攻撃性、そして恐怖を含む最も基本的な感情に結び付いている原初のフェイである。これらのフェイは情熱的な気持ちを経験したり刺激したりするのを口実に思いのままに世界を放浪する。美しい物理的な冒険の新しい光景、そして精神状態に影響する植物や酒精は彼らの注意を惹き、また彼らは遭遇するクリーチャーに同様に実験的である事を奨励する。セイレノスは特につまらないか、自尊心が強いか、あるい独り善がりな存在を愚かなあるいは放縦の大仰な行為へと誘惑することを楽しむ。性的な功績において
サテュロスより悪名高くはないが、セイレノスは荒々しい動物的な魅力と、あらゆる種類の肉感的な喜びの嗜好を持つ。彼らは特に語り手と脚本家としての洞察力と技能で有名である。
サテュロスのように、セイレノスは未踏の原野を保ち、そこで生き、成長し、遊ぶフェイと獣たちの情熱的な感情に酔いしれることを好む。森のクリーチャーたちは小規模な一座あるいは旅する廷臣たちという形ででさえしばしばセイレノスへと集まる。
サテュロス、
リャナン・シー、
ミューズ(179ページ参照)はセイレノスの語りの芸術的な手腕を楽しむ。
ケンタウロスと
ミーナッドは抗いがたい情熱的で熱狂的な激怒を鼓舞するセイレノスを崇める。セイレノスは移り気な裁判官、芸の文化と秘密の滑稽な護り手、そして時にはこれらのグループの自己中心的な有名人として働く。海を横断して旅をするセイレノスは航海のガイドと儀仗兵として
イクテュオケンタウロス(146ページ参照)を受け入れる。ほとんどのセイレノスは、彼らのフェイの支持者がより落ち着いたリーダーへ移るためかセイレノスが窮屈に感じペースの変化を求めて酔ったように彷徨い出るため、彼らの宮廷から切り離される。
彼ら自身のフェイの宮廷を導かないセイレノスは時々、道化師、特使、予測できない将軍、あるいはフェイの支配者か神格かそれ以外の強力な存在かの随伴者となる。痛烈な冗談と活気付ける独白の度に多くの敵を追い散らしながら駆け抜けるため、セイレノスは戦場では驚くほど危険であると示す。より多くの敵に対処するとき、彼らは一見自然な障壁と燃え盛る炎の幻術的な広がりで戦場を混乱させる。他のセイレノスは、辛辣に洞察力に満ちた風刺で力強いフェイ(そして時折定命の者も)の自我を収縮させて楽しむ。
放浪において、セイレノスは時々新しい種類の耽溺と気晴らしを定命の中に求め、この事態においてこれらのフェイは一般的に自分は気立てが良いが荒々しいと証明する。セイレノスは騒々しい愛情や気の利いた論評でほとんどのものを魅了することができる。宴会に加わるよう説得できない者たちに対して、彼らは概して酒精や向精神薬の植物を強要して文明の抑制を低下させ、生の感情のより自由な表現を可能にさせる。退屈したセイレノスは時折異常な自意識と力を以て定命の者を指導する。時々過度の注意を避けるためにポリモーフの魔法で変装している間にそうすることもある。
セイレノスは情熱的なクリーチャーであり、新しい恋人の身体を調査するのと同じくらい新しい敵と酔っぱらいながらの喧嘩をするチャンスに興奮する。通常セイレノスは戦闘を一種の狩りやレスリングのゲームとして見るが、真の敵意を認識すると恐ろしい力となる。セイレノスは決して単独で戦闘に直面しない;必要に応じて味方を招来して敵を撹乱し、感情を操って味方を奮い起こし敵の平衡を崩す間に、変化し続ける
ミラージュ・アーケイナを隠す。この幻術はのたうつ蔓の幻想的な迷路から混乱させる胞子の雲まで、セイレノスが馴染んだ自然の要素を表現する。敵味方の外見の交換は極めて面白い。セイレノスは特に厄介な敵を無害な動物や有用な植物に変成することが知られている。
彼らの雰囲気の幅広さは喜びと軽薄さに向かう傾向があるが、全てのセイレノスは時に暴力、憎悪、狂気の陰険なスリルにふける。これらの暗い情熱で満たされると、セイレノスは対等の仲間たちの間でさえ平等に戦いを引き起こしてその緊迫感のある争いを観察するか、その乱闘の混乱した中枢へと一直線に飛び込むかもしれない。
セイレノスはおおよそ人間の男性と同じサイズと体重であるが、その幅の終端はより重くなる傾向がある。
最終更新:2017年06月04日 00:01