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グレイヴバウンド Gravebound

この人型生物の姿には、目がなければならない場所に二つの極度に深い穴があり、地面へと伸びた長い爪がある。

グレイヴバウンド CR4 Gravebound

XP 1,200
中立にして悪/中型サイズのアンデッド
イニシアチブ +5;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+8
防御
AC 17、接触11、立ちすくみ16(+6外皮、+1【敏】)
HP 37(5d8+15)
頑健 +4、反応 +2、意志 +5
防御能力 不定形完全耐性 アンデッドの種別特性
弱点 聖別に対する脆弱性、墓縛
攻撃
移動速度 30フィート、穴掘り30フィート
近接 爪(×2)=+8(1d6+4、加えて“病気”)
特殊攻撃 生き埋め、墓堀り
一般データ
【筋】18、【敏】13、【耐】―、【知】11、【判】12、【魅】17
基本攻撃 +3;CMB +7;CMD 18
特技 《イニシアチブ強化》《能力熟練:墓堀り》《武器熟練:爪》
技能 〈威圧〉+10、〈隠密〉+8、〈軽業〉+5、〈知覚〉+8、〈知識:宗教〉+7
言語 共通語
生態
出現環境 気候問わず/地上(墓地)
編成 単体、2体、または墓地(3~6)
宝物 標準(シャベル、その他の宝物)
特殊能力
生き埋め(超常)/Bury Alive 全ラウンド・アクションとして、グレイヴバウンドは墓堀りの能力で作った穴を満たすために地面を操作することができる。グレイヴバウンドが生き埋めにするクリーチャーは捕らわれ、移動できず、窒息し始める。穴の外にいるクリーチャーは埋められたクリーチャーを掘り出すことができる。土の重さは5フィート立方で3,000ポンドあり、1分間に最大荷重の5倍まで移動させることができ、シャベルや他の適切な道具があるならば、最大荷重の10倍まで移動させることができる。一度クリーチャーの頭より上の全てのマスの土が取り除かれるならば、クリーチャーは呼吸することができ、DC15の【筋力】判定もしくは〈脱出術〉判定で脱出することができる。直立する中型のクリーチャーは概して頭部が地表から5フィート下(3,000ポンド)に埋められる。小型のクリーチャーなら、それは増加しおおよそ7フィートの土になる(4,200ポンド)。クリーチャーが伏せ状態で埋められたとき、頭部が10フィート下に埋められる(6,000ポンド)。
病気(超常)/Disease 偽死病:致傷型;セーヴ 頑健 DC15;潜伏期間 1 日;頻度 1回/日;効果 1d4 【魅】ダメージ;治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴDCは【魅力】に基づく。偽死病によって【魅力】が0に減少したクリーチャーは深い昏睡状態へと陥り、DC25の〈治療〉に成功しないと死亡状態であるかのように見える。1週間後、影響を受けたクリーチャーはそのすべての【魅力】を回復し起き上がる。
墓堀り(超常)/Gravedigger 標準アクションとして、グレイヴバウンドは1体のクリーチャーの下の地面に深さ10フィートの穴をあけることができる。クリーチャーはDC17の反応セーヴに成功することで穴に落ちることを避けることができる。穴は柔らかい土でできているためクリーチャーが受ける落下ダメージは非致傷ダメージである。セーヴDCは【魅力】に基づく。
墓縛(変則)/Tied to the Grave グレイヴバウンドは自身の死体が埋葬されている地点から1,000フィートを超えて進むことはできない。
聖別に対する脆弱性(変則)/Vulnerable to Consecration グレイヴバウンドはコンセクレイト効果の範囲内にいるときは、各ターンの開始時にDC15の頑健セーヴに成功するか1ラウンドの間よろめき状態とならなければならない。

 グレイヴバウンドは生き埋めになった人々の魂が戻るときに作られる憎悪に満ちたクリーチャーであり、墓の砂利が動いて新しい肉体が形作られる。自らの死に取りつかれたグレイヴバウンドは彼らの安息地から遠く離れて行くことはできないが、彼らは自身の命運を他人に課す必要性で煮えくり返っている。グレイヴバウンドは墓を掘り、そこに犠牲者を生きたまま埋葬しようとし、そしてその手によって負った傷によって犠牲者は死んでいるように見える。各々グレイヴバウンドはシャベル――その強迫観念の表れ――を背中に背負って起き上がり、グレイヴバウンドを殺害した人は味方が窒息する前に埋められた味方を助けるためにそのシャベルを手に取ることができる。
最終更新:2020年12月10日 07:53