この細身のドラゴンは鮮やかな空色の鱗で覆われており、それに似合う4枚の強力な翼を備えている。
ヴィシャップ CR19
防御
AC 35、接触4、立ちすくみ33(+31外皮、-8サイズ、+2【敏】)
HP 362(25d12+200)
頑健 +22、
反応 +16、
意志 +16
防御能力 毒の血;
ダメージ減少 15/魔法;
完全耐性 睡眠、[毒]、麻痺;
抵抗 [強酸]15、[雷撃]15、[火炎]15、[氷雪]15;
呪文抵抗 30
攻撃
移動速度 50フィート、
飛行200フィート(標準)、水泳100フィート;レイ・ラインを泳ぐ
近接 噛みつき=+30(2d8+13/19~20、加えて“
つかみ”および“毒”)、尾の打撃=+28(4d6+19)、翼(×2)=+28(2d8+6)、爪(×2)=+30(2d8+13、加えて“
つかみ”)
接敵面 30フィート;
間合い 30フィート(噛みつきは40フィート)
特殊攻撃 締めつけ(2d8+13)、毒、
飲み込み(10d6殴打ダメージ、AC25、36HP)、ブレス攻撃(60フィートの円錐形、25d6[酸]、反応・DC30・半減、1d4ラウンド毎に使用可能)
擬似呪文能力 (術者レベル25;精神集中+32)
修得念術呪文 (術者レベル15;精神集中+22)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体または2体
宝物 ×3
特殊能力
レイ・ラインを泳ぐ(超常)/Ley Swim ヴィシャップは
レイ・ラインに根本から調和する。レイ・ラインに置かれているヴィシャパカールの巨石から手の届く場所にいる間、全ラウンド・アクションとして、ヴィシャップは10マイル/ラウンドの割合でヴィシャパカールが調和しているレイ・ラインの流れを泳ぐことができる(異なる次元界へ渡ることは10ラウンドを必要とする)。これは(瞬間移動)効果である。ヴィシャップはレイ・ラインの正確な形状と長さを感知することができ、レイ・ラインに沿った各々のヴィシャパカールがどこにあるのか正確にわかる。加えて、ヴィシャップはレイ・ラインの経路に沿っているかレイ・ラインに調和している生きているクリーチャーの
ステイタスを(呪文と同様に)自動的に知ることができる。ヴィシャップはヴィシャパカールでのみレイ・ラインを泳ぐを終了することができるが、現在のレイ・ラインにつながっている他のレイ・ラインに沿って移動することはできる。
毒(変則)/Poison 噛みつきまたは毒の血―接触型または致傷型;
セーヴ 頑健・DC30;
頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間);
効果 1d6【耐】;
治癒 2回連続のセーヴ成功。
毒の血(変則)/Poisoned Blood ヴィシャップの血と接触するクリーチャーはこの竜の毒の対象となる。ヴィシャップに近接ダメージを与えるクリーチャーは毒に晒されることを避けるためにDC25の反応セーヴに成功しなければならなず、肉体武器を使用している攻撃者は自動的に毒に晒される。
呪文(擬呪)/Spells ヴィシャップは15レベル・サイキックとして呪文を発動できる。
ヴィシャパカールとの親和性(擬呪、超常)/Vishapakar Affinity ヴィシャップがレイ・ラインに調和する試みは、自身がヴィシャパカールに隣接している間に試みようとする場合自動的に成功する。ヴィシャップはレイ・ラインが5術者レベル高いかのようにレイ・ラインの効果を扱う。標準アクションとして精神集中することによって、ヴィシャップは自身が調和しているレイ・ライン上にあるヴィシャパカール1つの周囲を
グレーター・スクライングと同様に見ることができる。
ヴィシャップは自身を、物質界の多数の生命力を別の多数の生命力と繋ぐものであるレイ・ラインの守護者であるとみなしている。全てのドラゴンと同様、ヴィシャップは広大な縄張りを主張しているが、これらの縄張りは他人にとって地理的に殆ど意味がない事がしばしばある――例えば、1体のヴィシャップは1つの惑星上の異なる半球にあるつながっていない地域を主張するかもしれないし、複数のヴィシャップが時には敵意なくお互いと数マイル以内に共存することもある。しかしながら、
レイ・ラインの心霊的な神秘に敏感なものにとってはヴィシャップの領土の境界は明白なものである。各々のヴィシャップは数千マイル(あるいは銀河を渡るものまで)に伸びているかもしれないレイ・ラインの1本あるいはネットワークの領界を主張し、時に接触することなく重なっているかもしれない。ヴィシャップの最優先事項は自身のレイ・ラインのネットワークの完全性であるので、レイ・ラインの堕落はそれを世話するヴィシャップの注意を引く。
ヴィシャップはレイ・ラインが興味深い地形と一致する場所では、小さな物理的な縄張りしか要求しない。これらの場所では、ヴィシャップは近くの知的なクリーチャーと念術的な接触をし、ヴィシャパカールと呼ばれる巨石を作るように促す。ヴィシャップは単独でヴィシャパカールを配置することはできないが、レイ・ライン上にヴィシャパカールが存在することによりそのレイ・ラインを大幅に制御することができる。悪のあるいは外交的ではないヴィシャップはしばしばこれらの望ましい場所へと移動して地元の人々にこの竜を巨石でなだめろと威圧する。ヴィシャパカールは、かつてこの岩が目印となっていたレイ・ラインが漂ってコースが変わってしまってさえ、何千年も立ちうるので、ヴィシャップは定期的に各々のヴィシャパカールに戻って、地元住民にレイ・ラインの新しい場所に新しいヴィシャパカールを作成するよう嘆願(あるいは強制)しなければならない。特に古代の場所では、付近のヴィシャパカールの年代からレイ・ラインの漸次的な漂流をマッピングできる可能性がある。
ヴィシャップは何千年もの人生をかけて、彼らのレイ・ラインのネットワークに深く結びつき、近隣のネットワークを持つ他のヴィシャップと共に平和裡に生きることができる。しかしレイ・ラインが漂流し、収束すると、死を免れぬ決闘となる。時にはこれはある惑星の上空での実体のある戦いとして起こり、あるいは彼らがエーテル体である間にドラゴン間で起こる。最も一般的には、収束するレイ・ラインの制御のために死闘するヴィシャップは精巧な
念術決闘でお互い会う。これらの決闘は何年も続き得り、各々のヴィシャップは相手を破るための代理戦争において収束しているレイ・ラインに沿っているクリーチャーや場所を微妙に操作するため、時折物質界に流出する。
ヴィシャップは宝の山を、彼らの好むレイ・ラインに沿っている念術エネルギーの渦に隠れた奇妙な場所に、彼らの縄張りと同様に保つ。ヴィシャップの財宝は数十もの次元界に物理的に分散されているかもしれないが、そのヴィシャップにとってはそれぞれの隠し場所は他のものからほんの数分しか離れていない。ヴィシャップは念術的に重要なアイテムを好むため、ヴィシャップの隠し場所では魔法の剣や金貨の山と同じくらい、強力なオカルティストが用いていたありふれた木製のスプーンや有名なサイキックの頭蓋骨などが見つかるだろう。
ヴィシャップは、彼らのレイ・ラインへの傾倒はほとんどの生物学的な責務より優先されるので、人生で一度だけ子を儲ける。ヴィシャップが最終的に番う準備が整うと、レイ・ラインのネットワークに全身を委ね、その念術的な流れに沿って無気力に漂う。必然的に1体は他の漂うヴィシャップと出会い、そして2体の意識は融合し爆発して念術的な力の噴霧となる。結果として生じるエーテルのエネルギーの塵は宇宙中に分散し、ゆっくりとお互いに向かって漂い戻って卵を形成する。その卵は時にレイ・ラインに沿って千年もの間漂ってから、孵化直後から完全な意識を持って覚醒している若いエーテル状態のヴィシャップが孵る。
十分に成長したヴィシャップは頭部から尾までの体長70フィート(約21m)、体重60,000ポンド(約272t)。
最終更新:2023年08月05日 02:11