ステップ3:副種別補正 Step 3: Subtype Graft
以下の一覧からモンスターの副種別を(もしあるなら)見つけ、そこに記載された全ての能力を得る。一般的なPC種族(人間やエルフなど)を真似たモンスターには、副種別の説明に重要な種族特性に等価なものが記載されている。これらの項目に、その副種別が登場するBestiaryに記載されているものと同じように、副種別からクリーチャーが得られる能力が全て記載されているとは限らない。クリーチャー作成に関係があるルールだけを残しており、モンスターの非戦闘能力(食事や睡眠に関するものなど)、NPCにとってPCほど有益ではないもの(ドワーフの石工の勘など)は含まれていない。
副種別補正は短いフォーマットを用いる。名前の後に、各副種別の項目には能力を種類に分け、3項で記載している。モンスターの追加感覚、移動種別、ボーナス、他のデータ町政を持つ補正もある。選択能力に記載される能力や技能は
ステップ7と
ステップ8にそれぞれ詳細が記載されている。最後に、Bestiaryの
モンスターの共通ルールを直接参照する能力もある。
全ての副種別能力は自動的に追加される。選択するものはない。つまり、これらは脅威度と配役に基づいてモンスターに選択した技能と選択能力に加えて追加されるということだ。同様に、副種別の項目は特定のモンスターの選択能力や技能を加えることになる。これらはモンスターの通常の選択能力や技能の数には数えられない。
以下の副種別は最初の
Bestiaryから
Pathfinder Roleplaying Game: Bestiary 4までに掲載された全ての副種別を網羅している。ただし、特別な能力を与えないものやモンスターに与える補正に含めようのない大掛かりなものは除いた。そのような副種別は
その他の副種別に掲載している。
(風):飛行60フィート(完璧);
技能―“達人”技能に
〈飛行〉を追加。
(スウォーム):範囲に効果を及ぼす呪文や効果から追加で50%のダメージを受ける;
群がり攻撃;超小型クリーチャーで構成される場合、モンスターは斬撃武器及び刺突武器から半分のダメージしか受けない;微小あるいは極小クリーチャーで構成される場合、武器ダメージに対する
完全耐性を持つ;
選択能力―
完全耐性(足払い、挟撃、クリティカル・ヒット、組みつき、クリーチャーを特定の数だけ目標に取る呪文)、
わずらわす。
(ドワーフ):
暗視60フィート;毒、呪文、擬似呪文能力に対するセーヴィング・スローに+2の種族ボーナス。
(ハーフエルフ):
夜目;
選択能力―
完全耐性(睡眠);
技能―“達人”技能を追加で1つ得る。
(ハーフオーク):
暗視60フィート;
技能―“良好”に
〈威圧〉を追加。
(水):水泳移動速度30フィート;
技能―“達人”技能に
〈水泳〉を追加。
いくつかの副種別は項目を持たない。これらのほとんどはモンスターに追加能力を与えないもので、以下に示している。以下のもののように本章のルールにないものであっても、モンスターは適切な副種別をすべて得る。
副種別補正として加えるのに十分と言えないほど複雑なために、以下に示す副種別は掲載していない。これらの副種別をもつクリーチャーは注意深く作成する必要があり、単純モンスター作成の範囲を外れた、これらに関する詳細なルールを用いること。
最終更新:2020年11月19日 19:57