敵の松明の光の先で、ノールの忍び笑いのようなうなり声とせせら笑う声が静寂を打ち砕く。時には反射する瞳の光が闇の中で踊るが、それがノールの数や攻撃計画といった明白な考えに至るほど十分になる事は決して無い。
この群れで行動する人型生物は、共に狩りをするハイエナに似ている。彼らは獲物を疲れさせるために誤解、恐怖、連係攻撃を用いる。笑い声と厄介な図々しさで、彼らはのんびりとした速度で殺す。敵が最後の攻撃に耐えられないほどぼろぼろになるまで一度に槍で突き、肉を裂いて血を浴びる。
ノールは元々、焼けるような砂漠と不毛の地に住んでいた。彼らは群れ行動を元にした生存術を知っている。群れの長はノールの団結における単純な規律を押しつける。この努力は群れの内から来るのではなく、外から来る。ノールより弱いものは餌だ。それ以外は狩るには十分に強いということだ。食べられるものだけ食べ、残りは群れの食糧として取っておく――しかしいつも持ち分は主張する。強き子は育て、弱きものは捨てる。
群れに属さないクリーチャーは、全て動く肉に過ぎない。ノールの群れが群れの外からの強力な主に使えている場合でさえ、内心では自身の生存の為だけにそれを行っており、仕え続けるのが自殺的である場合すぐに主人を見捨てる。他の種族はノールを自己中心的で怠惰、究極的に破壊的だと見下すが、ノールはこのような判断を馬鹿にすることはほとんど無い。ノールにとっては生存こそが守るべき規範であり、敵を食べるのは究極的な権力の誇示なのである。
かつてノールはサバンナや砂漠の災いであると考えられていたが、ほとんどのノールはハイエナが好む場所を由とするものの、ほとんどどのような環境でも生活し狩りをする。ノールの生存術と群れの団結は狩りに依存しているため、群れが大きくなりすぎると分裂する。弱い群れはかつての群れの狩りの縄張りの外、大抵は今までと異なる生態系と獲物を持つ場所に追いやられる。ノールは乾燥した地域に多いが、高地、低地、森、亜寒帯、そして
ダークランドにさえ大なり小なり捨て身の群れが徘徊している。
ノールは厳密な肉食性であり、同族食いが必要性に迫られて行わねばならないと判断された場合や宗教儀式の間、あるいは仇敵を倒した後に優位性を示すためでもそれは変わらない。しかし食肉のほとんどは狩猟により得る。ほとんどどんな肉でも飢えを満たすために摂取されるが、より好まれるのは知性を持つクリーチャーの肉だ。好む理由は現実的な面(知性を持つクリーチャーは、群れの維持と生存に対する大きな脅威である)もあるが、一般的なノールが「クリーチャーを消化すると力を吸収できる」と信じているからでもある。そのため、ほとんどのノールの中で
パグワンピ(
Pathfinder RPG Bestiary 2 144)の肉を食べることが禁忌として広がっている。この諂うフェイを見下しているため、ほとんどのノールは
パグワンピの肉を食べるとノールを弱めるばかりか、群れ全体に呪いがかかると強く信じているのだ。奴らを殺し、その肉で
パグワンピ・ブレイド――少なくとも使い途のあるもの――を編み、残りの肉は放っておいて腐らせるのは良策だ。
ノールの女性は男性に比べて大きくなりやすく、攻撃的で頭もよいため、ノールの群れは女性を長とする。大きさを除き、ノールの男女に肉体的な差はほとんど無い。平均的にノールの男性は身長6フィートだが、ノールの女性の身長は6.5フィート近く。しかし性別に関係なく、ノールは背中を曲げているためもっと小さく見える。
ノールの群れは支配のための競争に基づく多層構造に、追加で単独の頂点――通常最も大きく強力な女性のノール――を据える。稀に群れの一団が部族や軍団を作る為に、より複雑で変わり続ける階級制の構造になることもある。このようなことは極めて強力な指導者に率いられた場合にしか起きないことであり、そのような強力な指導者はノール支配の流動性を理解し操ることができる、第一級のノールや乱暴な異邦人でなければならない。
ノールは自分たちが生誕と居留よりもうまく用いれる、力と冷酷さを重んじている。恐怖と崇拝によって1人のノールが群れを統べる権力を持ち、支配はそれらを維持している限り存続する。そのため、群れの指導者が死んだり衰弱したり面目を失ったりすると、権力者は瞬く間に入れ替わり、力を求め支配を維持する能力を持つノール達の間で血生臭い権力を求めた争いが起きる。失敗した指導者候補とその支援者は群れから追い出されるため、このような即位のための争いはしばしば群れをばらばらにする。これによって分断された群れ同士の間で強烈な敵対関係が発生されうるが、追い出されたノールが過去を忘れ、新天地での狩りを追求し、子を増やして新しい獲物を狩りたてることで新しい権力基盤を組み上げようとする事はしばしばある。
ハイエナ同様、ノールは夜行性だ。日中、ノールの野営地は外部の観察者からするとだらけているに見えるだろう、とりわけ直射日光の強い時間のノールのみを見た場合には。長く続く建造物をほとんど使わない事実もあり、そうした光景のためにノールは怠惰な乱暴者だと見なされている。しかし夜になるとこの群れは血生臭い行いの熱に飲まれる。ノールは夜の間獲物を探す、複数の襲撃隊に別れる。特に強力な獲物がいると、斥候たちは群れに順番に声をかけて再編成し、群れの中に獲物を追い立て攻撃する。ノールの群れは通常殺すことのみを楽しむが、しばらくの間奴隷にしたり単純作業に従事させたり、獲物が不足したときの保存食とする群れもいる。大抵、そのようなノールの群れは若い獲物を奴隷としてとっておく。虐待して十分に弱くなると、彼らは子供が最初の狩りの獲物に用いるために解放する。戦闘能力を失った獲物はこの任に最適である。
ノールの完全なデータは
Bestiary の該当する項目に掲載されている。
ノールの技術、材質、魔法は群れる性質と暴力的で野蛮な性質に傾けられている。
以下のアーキタイプはノールの間で一般的だ。
バーバリアンの激怒は危険なしなやかさを示す、野生の美となりうる。そのような制御できない虐殺の表現は、しばしば集団戦術を無視したものとなるが、激怒を呼び覚ましながら仲間を駆り立て、恐ろしい死の舞を演じるバーバリアンもいる。
ボーナス特技:2レベルの時点と以降4レベル毎に、集団激怒者はボーナス・チームワーク特技を1つ修得する。このチームワーク特技は戦闘特技でもなければならない。この能力は2レベル、6レベル、10レベル、14レベル、18レベルの時点で得られる
激怒パワーを置き換える。
激怒戦略家/Raging Tactician:7レベルの時点で、集団激怒者は
激怒を使用する際、自分の修得しているチームワーク特技1つを、30フィート以内にいて自分の姿を見、声を聞くことのできる仲間全てに与えることができる。集団激怒者は
激怒の開始時にこの特技を選択し、
激怒中に変更することはできない。集団激怒者から30フィートより離れた仲間はこの特技を使用できなくなるが、
激怒している集団激怒者の30フィート以内に戻るたびにこの特技を再び得る。仲間はこのチームワーク特技の前提条件を満たす必要はない。
13レベルの時点で、集団激怒者は
激怒を使用する前にチームワーク特技を2つ選択し、30フィート以内にいる仲間はこの特技を両方とも使用できるようになる。
16レベルの時点で、集団激怒者は60フィート以内に仲間がいる限り、これらのチームワーク特技を与えることができるようになる。
19レベルの時点で、集団激怒者は
激怒を使用する前にチームワーク特技を3つ選択し、60フィート以内にいる仲間はその特技を全て使用することができるようになる。
この奇妙でしばしば孤立するウィッチは呪い、邪眼、ハイエナと強いつながりを持つ。
属性:その魔法は闇に基づいているため、ブーダは悪属性でなければならない。ブーダのアーキタイプを持つキャラクターが悪属性でなくなると、このアーキタイプから得られた全ての代替クラス特徴を失う(ただしウィッチの他のクラス特徴は保持したまま)。しかし、以降のウィッチ・クラスを上昇させる際も、ブーダとして扱われる。自らの誤りを償うなら、ブーダはアーキタイプの全ての代替クラス特徴を回復する。(
アトーンメントを参照。)
呪物/Fetish:ブーダは小さな呪物を持つ。曲がった像であることもあるし、歯や骨が埋め込まれた首飾りであることもある。ブーダの呪文はこの呪物に宿る悪霊の意志によるものである。この能力はウィッチが
使い魔から呪文を得る場合と同様にして、呪文を保持する。ブーダは毎日呪物と心を通わして呪文を準備しなければならず、呪物に貯められた呪文だけを準備することができる。
3レベルの時点で、ブーダは呪物を通して接触呪文を伝達させることができる。ブーダはこの能力を、1日にウィッチ・レベルの1/4に等しい回数(最低1回)だけ使用することができる。接触呪文を発動する際、ブーダはフリー・アクションとしてこの能力を使用することができる。この能力を使用すると、ブーダは接触呪文を30フィートの有効距離を持つ遠隔接触呪文として伝えることができる。10レベルの時点で、ブーダはこれらの呪文を60フィートの有効距離で齎せる。15レベルの時点で、ブーダはこれらの呪文を90フィートの有効距離で齎せる。
ブーダの目(超常)/Bouda's Eye:ブーダの凝視は敵に不幸をもたらす。この呪術はブーダが見ることのできる30フィート以内のクリーチャーに効果を及ぼすことができる。目標は以下のいずれか1つ(ブーダが選択する)に-2のペナルティを受ける。AC、能力値判定、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定。この呪術は3+ブーダの【知力】修正値に等しいラウンド数だけ持続する。意志セーヴィング・スローに成功すれば、この呪術の持続時間は1ラウンドに減少する。1日1回、この呪術を使用する際、ブーダは目標に1つではなく、2つの異なるペナルティを与えることができる。ブーダが
邪眼の呪術を使用できるなら、目標に与える異なるペナルティの数は1つ増加する。8レベルの時点で、この呪術が与えるペナルティは-4に増加する。これは[精神作用]効果である。
この呪術はブーダが1レベルで修得する呪術として選択しなければならず、ブーダだけがこの呪術を選択することができる。
ハイエナ形態(超常)/Hyena Shape:10レベルの時点で、ブーダは
ハイエナもしくは
ダイア・ハイエナの姿になったり元の姿に戻ったりすることができるようになる。ブーダはこの能力を1日に【知力】修正値に等しい回数だけ使用することができる。この能力は
ビースト・シェイプIIとして機能するが、以下の点が異なる。この効果はウィッチ・レベル毎に1時間が経過するか、ブーダが元の姿に戻るまで持続する。姿の変化は(動物への変身もその逆も)標準アクションであり、機会攻撃を誘発しない。20レベルの時点で、ブーダは回数無制限でこの能力を使用することができる。ブーダがハイエナ形態で死亡しても、元の姿に戻ることはない。
この能力は10レベルの時点で得られる
上級呪術を置き換える。
ノールは以下の特技を使用することができる。このいくつかは、ノールの集団戦術を強化するものだ。
敵が極めて近くにいるなら、君の顎は肉と骨を引き裂く。
前提条件:基本攻撃ボーナス+1、ノール。
利益:君は肉体武器として
噛みつきを得る。これは主要攻撃であり、1d6ポイントのダメージを与える。
君は挟撃した敵に対して素早い
噛みつき攻撃を行う。
前提条件:基本攻撃ボーナス+9、
噛みつき攻撃。
利益:君がこの特技を持つ仲間と挟撃を行っている間、即行アクションとして君と仲間が挟撃している敵に対して1回の
噛みつき攻撃を行うことができる。
君は仲間と協力して位置を替える技に熟達している。
前提条件:
《追尾》。
利益:この特技を持つ仲間が、君が機会攻撃範囲に収めているクリーチャーを収めており、かつ5フィート・ステップを行ったなら、君は割り込みアクションで5フィートだけ移動することができる。この移動は機会攻撃を誘発しない。
仲間が間合い内の敵に対する武器落としに失敗したなら、君は同じ敵に武器落としを試みることができる。
前提条件:基本攻撃ボーナス+1。
利益:君の近接攻撃の範囲に入っている敵に対して、この特技を持つ仲間が自分のターンの間に武器落としの戦技判定に失敗したなら、君は割り込みアクションで同じ敵に武器落としの戦技判定を試みることができる。
君は機会を見逃しさえしない。
前提条件:
《連携武器落とし》、基本攻撃ボーナス+5。
利益:君の近接攻撃の範囲に入っている敵に対して、この特技を持つ仲間が自分のターンの間に武器落としの戦技判定に失敗したなら、君はその敵に機会攻撃を行うことができる。この機会攻撃が敵に命中したなら、君は機会攻撃の一部としてその敵に対して武器落としの戦技を試みることができる。
以下の武器は
フリンドが好むものだが、その扱いに慣れたノールが使用することもある。
フリンドバー Flindbar
市価 9GP;種別 特殊武器
一組の棒が重い鎖でつながっている部分があるという点で、この片手武器はヌンチャクに似ている。しかし、フリンドバーの棒は鉄でできており、トゲや釘が輪のようにつけられている。ヌンチャクよりずっと重いため、この武器は軽い武器ではない。
特殊武器 |
市価 |
ダメージ(小型) |
ダメージ(中型) |
クリティカル |
射程単位 |
重量 |
種別 |
特殊 |
フリンドバー |
9GP |
1d6 |
1d8 |
×2 |
― |
6ポンド |
殴打および刺突 |
足払い、武器落とし |
以下の魔法のアイテムはノールと
フリンドに好まれる。
ハイエナ・ショール
(
Hyena Shawl/ハイエナの肩掛け)
市価 11,000GP;
装備部位 頭部;
術者レベル 8;
重量 ―;
オーラ 中程度・防御術および死霊術
首と顎を覆うこの黒い帯状の布を身につけると、使用者は砂嵐を見通すことができ(視界は遮られず、
〈知覚〉判定に-4のペナルティも受けない)、嵐による非致傷ダメージも受けずに済む。
1日1回合言葉により、この布を身につけたものは奇妙な笑い声を上げることができる。使用者の30フィート以内にいる敵がこの笑い声を聞くと、DC16の意志セーヴィング・スローを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間
恐れ状態になる。セーヴィング・スローに成功したものは、代わりに1d4ラウンドの間
怯え状態になる。笑い声はいずれも[音波、恐怖、精神作用]効果である。
パグワンピ・ブレイド
(
Pugwampi Braid/パグワンピの紐)
市価 9,000GP;
装備部位 なし;
術者レベル 8;
重量 1ポンド;
オーラ 中程度・死霊術
この紐は
パグワンピの生皮でできた紐から作られており、直径1インチ、長さ12インチである。乗馬鞭のように手に持ったり、装飾品として身につけたりする。
1日1回、合言葉により、この紐の使用者は半径5フィートのオーラをこの紐から放つことができる。このオーラは1分間持続する。このオーラの中にいる使用者以外のクリーチャーはいかなるd20ロールにおいても、2回ロールしてより低い出目を選択しなければならない。これは[精神作用]効果であり、(
ノール)の副種別を持つ
人型生物、
動物、
グレムリンには機能しない。幸運ボーナスの効果を受けたクリーチャーは、このオーラに
完全耐性を持つ。
ハンターズ・ノーズ・リング
この鼻輪はプラチナ製の帯を5つ編み込んだものだ。このアイテムは使用者に
鋭敏嗅覚能力を与える。さらに、嗅覚に関する
〈知覚〉判定と、この
鋭敏嗅覚を用いた追跡における
〈生存〉判定に+4の技量ボーナスを得る。
ノールの蛮族 Gnoll Barbarians
ノールの蛮族は互いの
激怒を喰らい合い、敵を痛めつけようと集団戦術を用いる。
防御
AC 16、接触9、立ちすくみ15(+1外皮、-2激怒、+1【敏】、+6鎧)
hp 49(4HD;2d8+2d12+22)
頑健 +11、
反応 +1、
意志 +3
防御能力 直感回避
攻撃
移動速度 30フィート
近接 高品質のグレートアックス=+10(1d12+9/×3)、
噛みつき=+4(1d6+3)または
噛みつき=+9(1d6+9)
遠隔 高品質のジャヴェリン=+5(1d6+6)
特殊攻撃 激怒(9ラウンド/日)
戦術
基本データ 激怒していない場合、戦闘狂のデータは以下の通り。
AC 18、接触11、立ちすくみ17;
hp 41;
頑健 +9、
意志 +1;
近接 高品質のグレートアックス=+8(1d12+6/×3)、
噛みつき=+7(1d6+6);
【筋】19、
【耐】 16;
CMB +7、
CMD 18;
技能 〈登攀〉+6。
一般データ
防御
AC 18、接触9、立ちすくみ17(+2外皮、-2激怒、+1【敏】、+7鎧)
hp 124(10HD;2d8+8d12+58)
頑健 +16、
反応 +5、
意志 +7
防御能力 直感回避強化、
罠感知+2;
DR 1/―
攻撃
移動速度 30フィート
近接 +1ファルシオン=+17/+12(2d4+11/18~20)、
噛みつき=+11(1d6+3)または
噛みつき=+16(1d6+10)
遠隔 高品質のジャヴェリン=+11/+6(1d6+7)
特殊攻撃 激怒(21ラウンド/日)、
激怒戦略家*(30フィート)、
激怒パワー(
迅速なる反応、
駿足+5フィート)
戦術
基本データ 激怒していない場合、群れの長のデータは以下の通り。
AC 20、接触11、立ちすくみ19;
hp 104;
頑健 +14、
意志 +5;
近接 +1ファルシオン=+15/+10(2d4+8/18~20);
遠隔 高品質のジャヴェリン=+11/+6(1d6+5);
【筋】20、
【耐】 17;
CMB +14、
CMD 25。
一般データ
ノールの遊撃兵 Gnoll Skirmishers
ずる賢さと暴力を混ぜ込んだような遊撃兵は、群れの階層社会で繁栄する。
防御
AC 14、接触13、立ちすくみ11(+1回避、+1外皮、+2【敏】)
hp 27(4HD;3d8+1d10+9)
頑健 +7、反応 +4、意志 +1
攻撃
移動速度 30フィート
近接 グレートクラブ=+6(1d10+6)
遠隔 ジャヴェリン=+4(1d6+4)
特殊攻撃 急所攻撃+1d6
戦術
戦闘中 乱暴者は群れの仲間と可能な限り挟撃し、仲間と別れると位置を変えようとする。
一般データ
これらの強力なノールは敵を痛めつけ降伏させようとする。
防御
AC 22、接触14、立ちすくみ18(+1回避、+2外皮、+3【敏】、+6鎧)
hp 89(11HD;2d8+9d10+31)
頑健 +13、
反応 +11、
意志 +6
防御能力 身かわし
攻撃
移動速度 20フィート
近接 +1シミター=+15/+10(1d6+5/18~20)
遠隔 +1コンポジット・ロングボウ=+15/+10(1d8+5/×3)
特殊攻撃 狩人の技 5回/日(
支援攻撃、
報復攻撃、
巧妙な射撃)、
戦闘スタイル(“弓術”)、
得意な敵(ドワーフ+2、人間+4)
一般データ
用心棒はノールの群れで先行する斥候として扱われることも多い。彼らは群れの仲間が攻撃を仕掛ける前に、獲物を追跡して消耗させる。
ノールの戦争指揮官 Gnoll War Leaders
群れで優れたものは自分に合っていると考えている指導者の役割に付く。
防御
AC 17、接触12、立ちすくみ15(+1外皮、+2【敏】、+4鎧)
hp 38(5HD;2d8+3d10+13)
頑健 +9、反応 +6、意志 +3
攻撃
移動速度 30フィート
近接 スピア=+8(1d8+6/×3)
遠隔 高品質のコンポジット・ロングボウ=+8(1d8+4/×3)
特殊攻撃 戦闘スタイル(“弓術”)、
得意な敵(人間+2)
一般データ
軍曹はノールの戦争指揮官の最下層だ。彼らは群れの支配階層を登っていくために、いつも自分達のやる気を示そうとする。
防御
AC 20、接触11、立ちすくみ19(+1外皮、+1盾、+1【敏】、+7鎧)
hp 55(7HD;2d8+5d10+19)
頑健 +10、
反応 +3、
意志 +2([恐怖]に対して+1)
防御能力 武勇+1
攻撃
移動速度 20フィート
近接 +1スコーピオン・ウィップ=+14/+9(1d4+9)
遠隔 高品質のジャヴェリン=+8/+3(1d6+5)
特殊攻撃 武器修練(フレイル+1)
戦術
戦闘中 ノールの副官は敵の
士気をくじき、離れたところからスコーピオン・ウィップを振るう。
一般データ
ノールの副官は威圧とスコーピオン・ウィップのうなり声で群れの下位層を戦闘に追い立て、敵の士気をくじく。
ノールの信奉者 Gnoll Devotees
防御
AC 18、接触11、立ちすくみ17(+2外皮、+1【敏】、+5鎧)
hp 31(6d8+4)
頑健 +7、反応 +2、意志 +7
攻撃
移動速度 20フィート
近接 高品質のファルシオン=+8(2d4+4/18~20)
遠隔 ジャヴェリン=+5(1d6+3)
特殊攻撃 負のエネルギー放出6回/日(DC15、2d6)
領域の擬似呪文能力 (術者レベル4;精神集中+7)
準備済みのクレリック呪文 (術者レベル4;精神集中+7)
一般データ
防御
AC 21、接触10、立ちすくみ21(+1外皮、+10鎧)
hp 122(12HD;2d8+10d10+46)
頑健 +16、
反応 +5、
意志 +12
完全耐性 病気
攻撃
準備済みのアンティパラディン呪文 (術者レベル7;精神集中+8)
戦術
一般データ
選ばれし者
モンスターの女神を奉じるノールのクレリックは、弱きものを間引き、階層構造を強制するよう群れに指示する。
防御
AC 22、接触10、立ちすくみ22(+2外皮、+1反発、-1【敏】、+10鎧)
hp 95(13d8+37)
頑健 +13、
反応 +3、
意志 +13
DR 10/アダマンティン(110hp)
攻撃
移動速度 20フィート
近接 +1ファルシオン=+15/+10(2d4+7/18~20)、
+1スピア=+14/+9(1d8+5/×3)
遠隔 +1スピア=+9(1d8+5/×3)
特殊攻撃 悪の大鎌(5ラウンド、1回/日)、神々の力(+11、11ラウンド/日)、負のエネルギー放出7回/日(DC17、6d6)
領域の擬似呪文能力 (術者レベル11;精神集中+14)
準備済みのクレリック呪文 (術者レベル11;精神集中+14)
戦術
一般データ
多くの場合、強力なクレリックは指導者となる。例えそうでない場合でも、彼らは副司令官のような強力な地位を手に入れる。
ノールのクレリックはそのほとんどが女性だ。彼女たちは女神の名の下に儀式と生贄を監督する。彼女たちは不浄な魔法が日々の雑事で無駄に使われるべきではないと信じているが、戦争はそうした祝福に値するものであると考えている。クレリックは出産や他の記念すべき式典に参加し、若者に物語を語る。しかし高位のクレリックはこのような責務を果たすよう、下位のクレリックに命じることもある。
ノールのブーダ Gnoll Bouda
ノールの社会において、ブーダは力と神秘の源である。彼女たちは群れの助言者として振る舞うが、しばしば密かに魔法を準備している。
経験点25,600
ノール、12レベル・
ウィッチ(
ブーダ (
Pathfinder RPG Advanced Player's Guide 65、92ページを参照)
CE/中型サイズの
人型生物(
ノール)
イニシアチブ +5;
感覚 暗視60フィート、
全周囲視覚;
〈知覚〉+16
防御
AC 19、接触12、立ちすくみ18(+3外皮、+1反発、+1【敏】、+4鎧)
hp 105(14HD;2d8+12d6+54)
頑健 +11、反応 +9、意志 +14
攻撃
移動速度 30フィート
近接 +2ダガー=+10/+5(1d4+3/19~20)
特殊攻撃 呪術(
荒廃[120フィート]、
ブーダの目、
変装[12時間]、
邪眼[-4、7ラウンド]、
ハグの目[12分/日]、
応報[4ラウンド])
準備済みのウィッチ呪文 (術者レベル12;精神集中+16)
戦術
一般データ
群れの世話役であるブーダは、育てられたノールでさえ分からない謎めいた存在だ。秘術魔法はノールのほとんどにとって奇妙なもので、ほとんどがそれを避ける。ブーダの才能は異質で不気味なものに見えるため、ウィッチが崇敬を受けるブーダとして認められるには忍耐を要する。
この強力な肉体をしたハイエナに似た人型生物は、平均的なノールよりも大きく、知性的だが狂気に満ちた視線を持つ。
フリンド 脅威度3 Flind
防御
AC 17、接触12、立ちすくみ15(+2外皮、+2【敏】、+3鎧)
hp 30(4d8+12)
頑健 +7、反応 +3、意志 +3
攻撃
移動速度 30フィート
近接 フリンドバー=+6(1d8+6/×2、加えて“武器落とし”、“足払い”)
遠隔 コンポジット・ロングボウ=+5(1d8+4/×3)
一般データ
生態
出現環境 暑熱/平地または砂漠
編成 単体、2体、狩猟隊 (フリンド1体、ノール1~4体、ハイエナ1~2体)、一団 (ノール10~100体[フリンド30%および子供の非戦闘員50%]、成人20名につき3~4レベルの下士官1人、4~6レベルのリーダー1体、およびハイエナ5~8体)、または 部族 (20~200 ノール [30%フリンドおよび50%子供の非戦闘員] 、加えてノール20名につき3レベルの下士官1体、4~5レベルの副官1~2体、6~8レベルのリーダー1体、ハイエナ7~12頭、および
ヒアエノドン4~7体)
宝物 標準(スタデッド・レザー、コンポジット・ロングボウ[筋力+4]とアロー20本、
フリンドバー*、その他の宝物)
特殊能力
武器精通/Weapon Familiarity:フリンドは必ずフリンドバーに習熟している。
フリンドはノールよりもわずかに大きく、ずっと頭がよく、がっしりした肉体をしている。混同されているが、フリンドは全く独立した種族である。混血によって突然生まれることもあり得るが、フリンドはノールの群れの女性支配者によって制御された交配の結果なのだ。
フリンドの子供は女性であることが多い。フリンドの女性が交配してもフリンドだけを産むが、フリンドの子供は普通のノールの子供よりも小さいことが多い。男性のフリンドが女性のノールと交配すると、おおよそ3/4の確率でフリンドを産む。
フリンドはノールより優れた集中力、知性、計画性を持ち、ノールの部隊や部族で指導者の地位に立つことが多く、しばしば狩猟隊を率いる。ノール同様、フリンドは奇襲戦術を用い、生き残った敵を奴隷にする。しかしフリンドは確率が半々といったときには攻撃を選ぶことが多い。フリンドはやはり戦闘における数の優位を好む――彼らは圧倒する為だけにこの優位を必要としているわけではない。敵への示威行為に加えて、フリンドは挟撃戦術を称揚しており、特殊な武器フリンドバーに専門化している。
フリンドは群れの階級構造の中で自分より下位層にいるノールをフリンドバー作成に従事させる。フリンドはこの武器に特にこだわりを持っており、フリンドバーの重さを間違えたり磨き間違えたりすると、武器を求めたフリンドから恐ろしい目に遭うことは間違いない。
フリンドは身長おおよそ7フィートで、重量は280~315ポンドの間。フリンドはブチ模様の毛皮を持ち、黒い模様もあるが色は主に小豆色だ。
ノールとの遭遇のほとんどは、縄張りを通過する際に起きる。何より恐ろしい遭遇は夜間に起きたものだ。
狩猟隊(脅威度5) Hunting Party
このノールの戦士の小さな集団はしばしばなわばりの境界の縁をさまよい、小さな獲物や群れの脅威を探している。押し返せないと悟ると、このノール達は逃亡したり仲間を呼んだりする。
ノールの激怒狂 脅威度3 Gnoll Rageborn
経験点800
hp 49(94ページ)
ノール(2) 脅威度1 Gnolls
経験点 各400
hp 各11
野生の群れ(脅威度5) Wild Pack
この孤独なノールはハイエナの群れを率い、指導者になろうと行動している。この一団は恐ろしい野蛮さで狩りを行う。
ノール 脅威度1 Gnoll
経験点400
hp 11
ハイエナ(3) 脅威度1 Hyenas
経験点 各400
hp 13
フリンドの群れ(脅威度7) Flind Pack
フリンドは自分の群れを作ろうとし、強力な男性を何体か連れている。
フリンド 脅威度3 Flind
経験点800
hp 30
ノールの乱暴者(3) 脅威度3 Gnoll Bruisers
経験点 各800
hp 各27
夜の恐怖(脅威度10) Night Terrors
この狩猟団はノールの群れの狩猟地を巡回し、領土への侵入者を捜し殺そうとする。
経験点1,600
hp 31
ノールの乱暴者(2) 脅威度3 Gnoll Bruisers
経験点 各800
hp 各27
ノールの群の長 脅威度9 Gnoll Packlord
経験点6,400
hp 124
呪術師と用心棒(脅威度14) Warden and the Witch
群れの通常の狩猟地の遥か遠くに行くという任務を帯びた用心棒とブーダは、知識を探し出したり、ウィッチの幻視に現れた遠くの敵を殺したりする。
ノールのブーダ 脅威度13 Gnoll Bouda
経験点25,600
hp 105
ノールの用心棒 脅威度10 Gnoll Warden
経験点9,600
hp 89
最終更新:2019年03月07日 01:00