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スカルド Skald

 バードは鼓舞し、スカルドは想起する。スカルドの大部分は歌を使って仲間を怒りの激発へ引き込む。彼らが引き起こす激怒パワーは部族毎、スカルド毎に様々だ。そうでないスカルドの中には、歌と魔法で遙かなる彼方の戦士を呼び寄せるものや、自然の一面を身にまとうものもいる。

激怒パワー Rage Powers

 以下の新しい激怒パワーは、前提条件を満たしたバーバリアンスカルドが修得することができる。

 雄叫び(超常)/Battle Roar:キャラクターが威圧の眼光を用いて敵の士気をくじくことに成功したなら、その敵に1d6ポイントの[音波]ダメージも追加で与える。この激怒パワーを修得するには、このキャラクターは6レベル以上で、かつ威圧の眼光激怒パワーを修得していなければならない。

 荒々しき頑健(変則)/Fierce Fortitude:キャラクターは病気と毒に対するセーヴィング・スローに+4のボーナスを得る。キャラクターがこの激怒パワーを修得するには、〈威圧〉にランクを割り振っていなければならない。

 ケルン・リノームの断末魔の呪い(超常)/Linnorm Death Curse, Cairn:キャラクターはケルン・リノームの力を引き出す。キャラクターの近接攻撃は追加で1ポイントの負のエネルギーによるダメージを与える。キャラクターが攻撃や呪文によって気絶状態になるか殺されるかすると、攻撃したものは衰弱の呪いを受ける(意志・無効)。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは8レベル以上でなければならない。衰弱の呪い/Curse of Decayセーヴ 意志・DC 10+キャラクター・レベルの半分+キャラクターの【魅力】ボーナス;効果 目標は毎日1ポイントの【耐】ダメージを受け、1日に1年の速度で老化する(加齢に伴う全てのペナルティの影響は受けるが、ボーナスを得ることはない)。

 クラッグ・リノームの断末魔の呪い(超常)/Linnorm Death Curse, Crag:キャラクターはクラッグ・リノームの力を引き出す。キャラクターの近接攻撃は追加で1ポイントの[火炎]ダメージを与える。キャラクターが攻撃や呪文によって気絶状態になるか殺されるかすると、攻撃したものは火の呪いを受ける(意志・無効)。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは4レベル以上でなければならない。火の呪い/Curse of Fireセーヴ 意志・DC 10+キャラクター・レベルの半分+キャラクターの【魅力】ボーナス;効果 目標は[火炎]に対する脆弱性を得る。

 フィヨルド・リノームの断末魔の呪い(超常)/Linnorm Death Curse, Fjord:キャラクターはフィヨルド・リノームの力を引き出す。キャラクターの近接攻撃は追加で1ポイントの[氷雪]ダメージを与える。キャラクターが攻撃や呪文によって気絶状態になるか殺されるかすると、攻撃したものは溺死の呪いを受ける(意志・無効)。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは4レベル以上でなければならない。溺死の呪い/Curse of Drowningセーヴ 意志・DC 10+キャラクター・レベルの半分+キャラクターの【魅力】ボーナス;効果 目標は(魔法によってさえ)水中で呼吸することができなくなる。加えて、クリーチャーは通常の半分しか息を止めていられなくなり、呪われたクリーチャーが息を止めている間、不調状態であるかのように扱われる。

 アイス・リノームの断末魔の呪い(超常)/Linnorm Death Curse, Ice:キャラクターはアイス・リノームの力を引き出す。キャラクターの近接攻撃は追加で1ポイントの[氷雪]ダメージを与える。キャラクターが攻撃や呪文によって気絶状態になるか殺されるかすると、攻撃したものは溺死の呪いを受ける(意志・無効)。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは4レベル以上でなければならない。霜の呪い/Curse of Frostセーヴ 意志・DC 10+キャラクター・レベルの半分+キャラクターの【魅力】ボーナス;効果 目標は[氷雪]に対する脆弱性を得る。

 タイガ・リノームの断末魔の呪い(超常)/Linnorm Death Curse, Taiga:キャラクターはタイガ・リノームの力を引き出す。キャラクターの近接攻撃は追加で1ポイントの[雷撃]ダメージを与える。キャラクターが攻撃や呪文によって気絶状態になるか殺されるかすると、攻撃したものは感電死の呪いを受ける(意志・無効)。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは4レベル以上でなければならない。感電死の呪い/Curse of Electrocutionセーヴ 意志・DC 10+キャラクター・レベルの半分+キャラクターの【魅力】ボーナス;効果 目標は[雷撃]に対する脆弱性を得る。

 ターン・リノームの断末魔の呪い(超常)/Linnorm Death Curse, Tarn:キャラクターはターン・リノームの力を引き出す。キャラクターの近接攻撃は追加で1ポイントの[強酸]ダメージを与える。キャラクターが攻撃や呪文によって気絶状態になるか殺されるかすると、攻撃したものは死の呪いを受ける(意志・無効)。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは4レベル以上でなければならない。死の呪い/Curse of Deathセーヴ 意志・DC 10+キャラクター・レベルの半分+キャラクターの【魅力】ボーナス;効果 目標は(治癒)呪文の効果を受けることがなくなり、休憩しても自然にダメージが回復することもなくなる。

 トアー・リノームの断末魔の呪い(超常)/Linnorm Death Curse, Tor:キャラクターはトアー・リノームの力を引き出す。キャラクターの近接攻撃は追加で1ポイントの[火炎]ダメージを与える。キャラクターが攻撃や呪文によって気絶状態になるか殺されるかすると、攻撃したものは沸騰する血の呪いを受ける(意志・無効)。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは8レベル以上でなければならない。沸騰する血の呪い/Curse of Boiling Bloodセーヴ 意志・DC 10+キャラクター・レベルの半分+キャラクターの【魅力】ボーナス;効果 目標は[火炎]に対する脆弱性を得ると共に、自身の血が沸騰することによる痛みから永続的によろめき状態となる。

 怒れる飛行者(超常)/Raging Flier:激怒中に1回、キャラクターは移動アクションとして、自分の基本移動速度まで飛行することができる。突撃アクションを行う際、キャラクターは突撃の間に移動の一部としてこの飛行を使用することができる。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは6レベル以上で怒れる跳躍者激怒パワーを有していなければならない。

 究極の明晰(超常)/Ultimate Clarity:激怒中に1回、キャラクターはその感覚をより研ぎ澄まし、通常の闇や魔法の闇(ディスプレイスメントブラーなどの魔法効果を含む)、不可視状態、幻術を見通すことができる。キャラクターは視認困難を得たクリーチャーの正確な位置を見破ることができる。この効果は1ラウンドの間持続する。この激怒パワーを修得するには、キャラクターは6レベル以上で一瞬の明晰完璧な明晰激怒パワーを有していなければならない。キャラクターはこの激怒パワーを使用する際、一瞬の明晰を使用する必要はない。

運命の英雄(アーキタイプ) Fated Champion

 多くの文化では、運命とは制限であり、息苦しく誰も求めないものと考えられている。例えそれが、以後数日あるいは数年の後に潜む、避けられぬ運命であったとしても。スカルドが伝承と知恵の守り手である文化の中には、運命の風を読み解く術を学び、運命の英雄の外套を羽織るものがいる。彼らは背負った信念の力を持って、定められた道を理解し受け入れる。

 綴れ織りを見るもの(変則)/Watcher of the Weave:2レベルの時点で、運命の英雄は出来事が現実世界へ織られる前に、一瞬の出来事が織り込まれた綴れ織りを見る術を学ぶ。運命の英雄はイニシアチブ判定にスカルド・レベルの半分に等しい洞察ボーナスを得る。この能力は熟達者と置き換える。

 先見(超常)/Far Seer:5レベルの時点で、運命の英雄は未来を占い理解するのに特化した呪文理解の使い方を修得する。ただしその手法は敵に直接傷を負わせるものではない。呪文理解を用いる際に呪文スロットのレベルを決定する目的において、運命の英雄は将来を予測する呪文(オーギュリイディヴィネーションなど)の呪文レベルを1レベル低いもの(最低の呪文レベルは1)として扱い、ダメージを与える呪文の呪文レベルを1レベル高いものとして扱う。この能力は呪文理解クラス特徴を変更する。

 予見の盾(超常)/Shield of Foresight:10レベルの時点で、自身が持つ運命の必然性により、運命の英雄は恐怖をいなし耐え忍ぶ能力を得る。激怒の歌を使用している間、運命の英雄は[恐怖]効果に完全耐性を得、激怒の歌の効果を受けている仲間は[恐怖]効果に対して行うセーヴに+5のボーナスを得る。この能力は悲運の葬送歌激怒の歌を置き換える。

 まだその日にあらず(超常)/Not This Day:20レベルの時点で、運命の英雄は運命の縦糸を織り直す能力を得る。割り込みアクションとして、運命の英雄は激怒の歌を10ラウンド分消費することで、1回のセーヴィング・スローを再ロールするか、敵の1回の攻撃ロールを再ロールさせることができる。この能力を使用するかどうかは、最初の出目による結果が明らかになる前に決定しなければならず、運命の英雄もしくは敵は再ロールの結果を使用しなければならない。この能力は達人スカルドを置き換える。

 激怒パワー:以下の激怒パワーは、運命の英雄アーキタイプを補完する:荒々しき頑健*、新たな生気威圧の眼光大げさな罵倒掠り傷魔法喰らい守られた命明晰な心、リノームの断末魔の呪い*(ケルンターン)(アスタリスク[*]の付記された激怒パワーは、本項の激怒パワーに記載されている)。

喇叭の先触れ(アーキタイプ) Herald of the Horn

 最も大きな声でさえ、多くの場合戦場の騒音でかき消されてしまう。常備軍の磨かれた金属製トランペットであれ野蛮な襲撃者の荒削りな曲がった動物の角笛であれ、喇叭の先触れは激怒の歌を甲高い轟音と共に奏でる。その音が仲間を奮い立たせ、城壁を砕くことができる。

 秘術の絆(変則)/Arcane Bond:1レベルの時点で、喇叭の先触れは管楽器と強力な絆を形作る。これはソーサラー秘術の血統が持つ物体との秘術の絆と同様に機能する。武器、ワンド、スタッフのように、喇叭の先触れがスカルド呪文を使用する際にこの管楽器を片手に所持していなければならない。この能力は《巻物作成》を置き換える。

 覚醒の音(超常)/Rousing Retort:5レベルの時点で、喇叭の先触れは激怒の歌を使って仲間を心術効果と[恐怖]から解放することができるようになる。激怒の歌を開始する際、喇叭の先触れは激怒の歌を4ラウンド分消費することで、60フィート以内にいるすべての仲間に、現在効果を及ぼしている心術効果もしくは[恐怖]効果のいずれか1つに対して再度セーヴィング・スローを試みさせることができる。仲間はこのセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。この能力は5レベルの時点で得られる最初の呪文理解の1日の使用回数を置き換える。

 喇叭の一吹き(超常)/Horn Call:7レベルの時点で、喇叭の先触れが絆を結んだ管楽器は自分が用いる[音波]呪文を強化するようになる。喇叭の先触れが絆を結んだ管楽器を用いて[音波]の補足説明を持つ呪文を発動した際、そのDCは1だけ増加する。13レベルと19レベルの時点で、DCは更に1ずつ増加する。この能力は博学を置き換える。

 滅びの炸裂(超常)/Crumbling Blast:11レベルの時点で、喇叭の先触れは絆を結んだ管楽器を用いて破壊をもたらすエネルギーの衝撃波を生み出すことができるようになる。1日1回、喇叭の先触れは絆を結んだ管楽器を用いてホーン・オヴ・ブラスティング(DC=10+喇叭の先触れのレベルの半分+【魅力】ボーナス)の用に機能する音を生み出すことができる。17レベルの時点で、喇叭の先触れはこの能力を1日に2回まで使用できるようになり、この能力はグレーター・ホーン・オヴ・ブラスティングと同様に機能するようになる。実際のホーン・オヴ・ブラスティングとは異なり、この能力が絆を結んだ管楽器を破壊する危険はない。この能力は11レベルと17レベルの時点で得られる、呪文理解の2回目と3回目の1日の使用回数を置き換える。

 激怒パワー:以下の激怒パワーは、喇叭の先触れアーキタイプを補完する:打ち倒し雄叫び*、エネルギー吸収エネルギー爆発恐れ知らずの激怒駿足跳ね返し粉砕者(アスタリスク[*]の付記された激怒パワーは、本項の激怒パワーに記載されている)。

呪文戦士(アーキタイプ) Spell Warrior

 呪文戦士は秘術の知識を激怒に用いるのではなく、自分や仲間を戦闘の好機へと追いやるために用いる。小手をぶつけ朗々たる詠唱をする代わりに、呪文戦士の歌は仲間の武器に触れようと手を伸ばし、秘術の力を伝わらせる。その歌は激怒を想起することはないが、魔法の力を用いて仲間の武器を強化し、敵の呪文を相殺する。

 《呪文相殺強化》/Improved Counterspell:1レベルの時点で、呪文戦士はボーナス特技として《呪文相殺強化》を得る。この能力は《巻物作成》を置き換える。

 武器の歌(超常)/Weapon Song:呪文戦士は以下の激怒の歌を得る。これにより呪文戦士は仲間の武器に強化ボーナスや特殊能力を与えられるようになる。

 武器強化(超常)/Enhance Weapons:1レベルの時点で、呪文戦士は60フィート以内の仲間の武器(矢弾を含む)に+1の強化ボーナスを与えることができるようになる。5レベルの時点と以降5レベルごとに、この強化ボーナスは1ずつ増加する。与えられる最大のボーナスは効果を及ぼす武器の数に基づいてきまる。武器1つなら+5、武器2つなら+4、武器3つなら+3、武器が4つ以上ならば+2となる。最大ボーナスを決定する目的において、矢弾50発を武器1つと見なすこと。この激怒の歌で強化された武器の使用者は、スカルドの激怒パワーを付与するかどうか考慮する際、激怒想起の激怒の歌の効果を受けているものとして扱う。
 これらのボーナスを用いて、この能力で強化された武器に以下の武器特殊能力を与えることもできる:キーンゴースト・タッチシーキングショックスピードダンシングディスタンスディフェンディングフレイミングフロストマイティ・クリーヴィングリターニング。これらの武器特殊能力を付加するには、特殊能力に必要なボーナスの合計を消費しなければならない。これらの強化ボーナスと特殊能力は武器が既に持っている強化ボーナスと特殊能力と重複し、重ねて付加された同一の特殊能力の効果は累積しない。影響を受けた武器が魔法の武器でない場合、特殊能力を与える前に少なくとも+1の強化ボーナスを付与しなければならない。
 この激怒の歌で与えられたボーナスと特殊能力はこの歌が開始した際に卦呈しなければならず、激怒の歌を終了し新しく始めるまでは変更することができない。双頭武器に対しては、これらのボーナスは一方にのみ適用される。この能力は激怒想起激怒の歌を置き換える。(更新

 上級呪文相殺(超常)/Greater Counterspell:5レベルの時点で、呪文戦士が持つ敵の呪文発動に対応する能力は、より万能なものになる。呪文戦士は呪文の系統に関係なく、敵の呪文のレベル以上のスカルド呪文スロットを2つ消費することで呪文相殺を行える。
 11レベルの時点で、呪文戦士は敵が発動しようとする呪文のレベルのスカルド呪文スロットを1つ消費するだけで、敵の呪文を相殺することができるようになる。
 17レベルの時点で、呪文戦士は《呪文反射》をボーナス特技として得る。この特技の前提条件を満たしている必要はない。
 この能力は呪文理解を置き換える。

 秘術操作の歌(超常)/Song of Arcane Manipulation:10レベルの時点で、呪文戦士は怒りの魔力を犠牲に、敵の呪文を相殺することができるようになる。激怒の歌を使用している間、呪文戦士は激怒の歌を中断することなく割り込みアクションとして呪文を相殺することができる。しかし、敵の呪文を相殺するために1つもしくは複数の呪文スロットを消費するだけでなく、呪文戦士は敵の呪文の呪文レベルごとに激怒の歌を1ラウンドだけ消費しなければならない(例えば、3レベル呪文を相殺使用とするなら、呪文戦士は3レベル呪文スロットを1つ消費した上で、激怒の歌を3ラウンド消費しなければならない)。この能力は悲運の葬送歌激怒の歌を置き換える。

 呪文干渉(超常)/Spell Tamper:20レベルの時点で、呪文戦士が敵の呪文の相殺に成功した際、敵は魔法エネルギーの逆流に曝され、相殺された呪文の呪文レベルごとに1d6ポイントのダメージを受けるようになる。敵が意志セーヴィング・スロー(DC=10+呪文戦士レベルの半分+呪文戦士の【魅力】修正値)に成功すれば、ダメージは半減される。このダメージは魔法的なものであり、ダメージ減少やエネルギーへの抵抗の影響を受けない。この能力は達人スカルドを置き換える。

 激怒パワー:以下の激怒パワーは、呪文戦士アーキタイプを補完する:エネルギー抵抗、エレメンタルの激怒(下級通常上級)、強化破壊《呪文潰し》呪文破壊呪い避け《発動妨害》魔女狩り魔法喰らい明晰な心

祖霊の歌い手(アーキタイプ) Totemic Skald

 祖霊の歌い手は動物の祖霊と緊密なつながりを持つ。この不思議な仲間の力を通して、祖霊の歌い手は自分自身を祖霊の姿に変えることができる。加えて、祖霊となる動物は、祖霊の歌い手に仲間と共有できる霊的な力をいくらか与えてくれる。

 祖霊(超常)/Totem:3レベルの時点で、祖霊の歌い手はハンター動物象形の一覧から動物を1つ選択する。選択したなら、以後変更することはできない。この動物は祖霊の歌い手の個人的な祖霊動物となり、以下の能力に影響を及ぼす。祖霊の歌い手は以下の激怒パワーを得る。

 獣の歌(超常)/Song of the Beast:祖霊の歌い手は、祖霊動物から動物象形能力を得る(ハンター動物象形能力と同様)。この能力は、激怒の歌の効果を受けた全ての仲間に効果を及ぼす。動物象形の能力を決定する際、自分のスカルド・レベルをハンター・レベルとして扱う(すなわち、8レベルと15レベルの時点で強化される)。この能力は3レベルの時点で得られる激怒パワーと置き換える。

 祖霊との共感(変則および擬呪)/Totem Empathy:4レベルの時点で、祖霊の歌い手は自分の祖霊と同じ種別の動物の態度をより良いものにすることができるようになる。この能力は人間の態度を改善するために行う〈交渉〉判定と同様に機能する。祖霊の歌い手は1d20をロールし、自身のスカルド・レベルと【魅力】修正値を加え、祖霊の共感の結果とする。一般的に、飼い慣らされた動物の態度は中立的から始まり、野生動物の態度は非友好的から開始される。
 加えて、4レベルの時点で、祖霊の歌い手は1日1回、擬似呪文能力としてチャーム・アニマルを発動することができるようになる。術者レベルとしてスカルド・レベルを用い、DCを決定する際に【魅力】修正値を用いること。この能力は祖霊動物と同じ種別の動物(GMが決定する)に対してのみ効果を及ぼす。8レベルの時点と以後4レベルごとに、この能力を1日に追加で1回ずつ使用できるようになる。
 この能力は直感回避及び直感回避強化と置き換える。

 自然の化身(超常)/Wild Shape:5レベルの時点で、祖霊の歌い手はドルイドのクラス能力と同様に、サイズが中型もしくは小型の祖霊動物の形態に姿を変える自然の化身能力を得る。この能力における祖霊の歌い手の有効ドルイド・レベルは、スカルド・レベル-1に等しい。11レベルン時点で、祖霊の歌い手はこの能力を1日に2回まで使用することができ、17レベルの時点で使用回数は1日に3回に増加する。祖霊の歌い手はこの能力を使って、エレメンタル植物、その他の動物以外の姿になることはできない。
 動物形態の間、祖霊の歌い手は激怒の歌を使用する目的においては、通常通り会話することができるものと見なされる。しかしそれ以外の会話を必要とする能力(呪文発動など)においては、会話できないものとして扱う。スカルドは(《野生の言葉》のような)自然の化身に効果を及ぼす特技の前提条件を判断する際、自身のクラス・レベルをドルイド・レベルとして用いる。この能力は呪文理解と置き換える。

 激怒パワー:以下の激怒パワーは、祖霊の歌い手アーキタイプを補完する:打ち倒し鋭敏嗅覚快走原始鋭敏嗅覚、獣のトーテム(下級通常上級)、獣の憤怒跳ね返し駿足夜目
最終更新:2019年08月15日 00:01