何らかの災厄が、この天使のような戦士に降りかかっている。無慈悲な瞳で目標を探しながら、黒く染まった翼が空を切り裂く。
エリニュス 脅威度8 Erinyes
防御
AC 23、接触17、立ちすくみ16(+1回避、+6外皮、+6【敏】)
hp 94(9d10+45)
頑健 +11、
反応 +12、
意志 +7
DR 5/善;
完全耐性 [火]、
毒;
抵抗 [酸]10、[冷気]10;
SR19
攻撃
移動速度 30フィート、
飛行50フィート(良好)
近接 +1ロングソード=+15/+10(1d8+8/19~20)
遠隔 +1フレイミング・コンポジット・ロングボウ=+14/+14/+9(1d8+6/×3、加えて1d6[火])またはロープ=+15接触(“絡みつき”)
擬似呪文能力 (術者レベル12)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(地獄界ヘル)
編成 単体、3体
宝物 ×3(
+1ロングソード、
+1フレイミング・コンポジット・ロングボウ[+5【筋】ボーナス]、ロープ)
特殊能力
絡みつき(超常)/Entangle エリニュスはそれぞれ50フィートほどの長さのロープを携帯しており、どんなサイズの敵に対しても、
アニメイト・ロープ呪文(術者レベル16、DC20)と同様に絡みつく。エリニュスはこのロープを射程ペナルティ無しで30フィート先まで投げることができる。エリニュスのロープはそれを作成したエリニュスだけが機能させることができる。セーヴDCは【敏捷力】修正値に基づいて算出されている。
エリニュスと呼ばれるデヴィルは、フォールン、アッシュ・ウィング、フューリーなど、多くの名前で知られており、敵であるエンジェルの姿を真似て嘲り、復讐と血腥い裁きを行っている。エリニュスは判事ではなく処刑人であり、戦場に飛び込む機会――それが地獄を防衛するためであれ、主人の悪魔の気まぐれによるものであれ、いずれは裏切ることになる定命の者による召喚に不承不承応える時であれ――を待ちながら、地獄界の第2階層ディスの刃のついたひさしの上に止まっている。エリニュスは全て自身の髪の毛で恐るべき生きているロープを編み、戦いの際敵を空中に吊り上げるのに使用し、犠牲者を高々度から落下させる前に、その罪を宣告し嘲笑う。
エリニュスは美しい闇の天使のような外見をしており、意図的に打撲傷や切傷をつけて官能性を増している。しかし、その美しさにもかかわらず、エリニュスは誘惑者ではない。そのような細かい感情を操るために必要な繊細さと忍耐力が欠けている。そのかわり、迅速かつ徹底的な暴力によって問題を解決することを非常に好む。エリニュスはしばしば、敵を殺害しようとする前に、単に犠牲者の苦しみを引き出すことができるがゆえに、その手を止める。死は通常エリニュスのそれほど優しいとはいえない歓迎から逃れる唯一の方法である。そしてこのデヴィルの最強の者は、敵の苦しみを長引かせるため、無防備な状態で生き延びさせることに熟練している。多くの者は魔法を使ってでも犠牲者を生かしておく。噂によると、最も強力なエリニュスは、対象がその歓待によって死亡した後ですら苦しめ続ける技術を持っているという。
ほとんどのエリニュスは身の丈6フィート足らず、体重およそ140ポンド。黒い羽毛の生えた翼は幅10フィート。
最終更新:2016年10月30日 04:37