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オゥブ Owb

人間の胴体の骨に似たこの存在は、液状の影に包まれている。その骨はぼんやりとしているが、その姿ははっきりと分かる。

オゥブ CR6

XP 2,400
中立にして悪/中型サイズの来訪者他次元界
イニシアチブ +10;感覚 暗視60フィート、暗闇を見通す〈知覚〉+13
防御
AC 17、接触17、立ちすくみ10(+1回避、+6【敏】)
HP 76(8d10+32);高速治癒2
頑健 +10、反応 +8、意志 +8
完全耐性 [氷雪]
弱点 光に過敏
攻撃
移動速度 5フィート、飛行60フィート(完璧)
近接 (×2)=+12(1d8+4、加えて1d6[氷雪])
遠隔 燃える冷気 =+14接触(3d6[氷雪])
特殊攻撃 燃える冷気闇の呪い
擬似呪文能力 (術者レベル8;精神集中+11)
常時―ブラー
回数無制限―ダスト・オヴ・トワイライト(DC15)、ディーパー・ダークネスディテクト・ソウツ
5回/日―シャドウ・ステップ
1回/日―プレイン・シフト(自身のみ、影界との往来のみ)
一般データ
【筋】18、【敏】22、【耐】19、【知】11、【判】15、【魅】16
基本攻撃 +8; CMB +12; CMD 29
特技 《イニシアチブ強化》《回避》《かすめ飛び攻撃》《近距離射撃》
技能 〈隠密〉+17、〈交渉〉+11、〈呪文学〉+7〈真意看破〉+13、〈知覚〉+13、〈知識:次元界〉+11、〈はったり〉+12、〈飛行〉+18
言語 ダーク・フォーク語(話せない);テレパシー100フィート
生態
出現環境 気候問わず/地上または地下(影界)
編成 単体または陰謀団(2~4)
宝物 なし
特殊能力
燃える冷気(超常)/Burning Cold 標準アクションとして、オゥブは明滅する火の玉を召喚し、敵1体に投げつけることができる。この火は遠隔接触攻撃であり、有効距離120フィートで射程単位を持たず、3d6ポイントの[氷雪]ダメージを与える。
闇の呪い(超常)/Curse of Darkness 接触により、オゥブは目標が耐えることのできないまばゆい光を生み出すことができる。接触されたクリーチャーはDC17の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると光による盲目化の弱点を得る。この能力は目標の色を奪い、目標とその装備の色を灰色の陰影へと洗い流してしまう。この効果はブレイク・エンチャントメントリムーヴ・カースで解除することができる。しかし目標が(ダーク・フォーク)の副種別を持つ場合、この効果はウィッシュや同種の魔法でのみ解除することができる。セーヴDCは【魅力】に基づいている。

 オゥブは影界からやってきた邪悪な存在で、闇に覆われた人型生物の胴体に似ている。自然とは全く異なるこの奇妙な影は決して音声で会話することはないが、テレパシーを用いて出会った者の心に呪いと脅威のつぶやきを吹き込んでいく。
 この種族の最近縁種はダーク・フォークだ。ダーク・フォークはオゥブを影の神の代理人として崇拝する。ほとんどのダーク・フォークは自分たちの最初の存在がオゥブ――あるいはより強力なオゥブに似た存在――によって作られたのだと信じている。
 オゥブは自分の燃える冷気能力で作られたぼんやりとした輝き以外の明かりを忌み嫌い、光の存在から離れようとする。自分の近くで光を手にしたものがいればなんとしても破壊しようとする。敵が逃げるか死亡するまで、彼らは無慈悲に攻撃を続ける。
 オゥブは通常定命の者からその存在を隠す。このぼんやりとしたクリーチャーはすぐ近くで身を潜め、近くのものの考えを聞く。そして自分の陰謀に利用できそうな恐怖や心配を常に探している。彼らは地上世界のドッペルゲンガーと地下のダーク・フォークの間の仲介人として振る舞うこともある。ダーク・フォークの部族と関わりを持つオゥブは新生児を調査し、彼らが生み出したダーク・フォークとは異なる種別に成長するように、その子供と影界とのつながりを調整することもある(ダーク・クリーパーダーク・ストーカーに変えるといったように)。
 オゥブは影界の住人と物質界の住人を巻き込んだ謀略を操り、進めることを好む。オゥブやその陰謀団はダーク・フォーク氏族全てを操ることもあり、そのような陰謀における密偵や手駒として使う場合もある。
 ほとんどのオゥブの姿は3.5フィートほどの高さしかないが、通常、中型の人型生物の頭ほどの高さに浮かんでいる。オゥブは極めて軽く、重量はわずか20ポンド。
最終更新:2023年09月01日 00:23