この奇妙なオウムガイは馬鹿でかい触手を引きずっている。この赤い縞の入った肉体は、脳の表面のような模様をしている。
インカティリス 脅威度2 Incutilis
経験点600
LE/超小型サイズの
異形(
水棲)
イニシアチブ +6;
感覚 暗視60フィート;
〈知覚〉+8
防御
AC 17、接触14、立ちすくみ15(+3外皮、+2サイズ、+2【敏】)
hp 18(4d8)
頑健 +1、反応 +3、意志 +5
攻撃
移動速度 5フィート、登攀5フィート、水泳60フィート
近接 触手(×2)=+2(1d4+2、加えて“
つかみ”)
接敵面 2・1/2フィート;
間合い 0フィート
特殊攻撃 人形遣い
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/海洋
編成 単体、2体、または共棲集団(3~12、加えて奴隷化した人形)
宝物 標準
特殊能力
人形遣い(超常)/Puppetmaster 全ラウンド・アクションとして、インカティリスは
無防備状態の自分と同じマスにいる小型もしくは中型のクリーチャー1体に巻きひげを打ち込み、毒と薬品で満たすことができる。目標は直ちに死亡し、インカティリスの制御下に置かれたゾンビに似たクリーチャーとなる。このゾンビはアンデッドではなく、アンデッドにのみ効果を及ぼす呪文や効果(正のエネルギーによるダメージも含まれる)に
完全耐性を持つ。インカティリスはこのゾンビに取り付き(通常は頭部)、同じマスを占め一緒に移動することができる。インカティリスはゾンビの叩きつけ攻撃と独立に自分の触手攻撃を行うことができる。インカティリスは移動アクションで巻きひげを抜くこともできるが、そうするとゾンビは腐敗し、通常の死体に戻ってしまう。巻きひげを突き立てたゾンビから離れる前に、インカティリスは巻きひげを抜かなければならない。ゾンビへダメージが与えられると、そのダメージ量にかかわらずインカティリスは1ポイントのダメージを受ける。インカティリスを直接攻撃しようと試みることもできるが、攻撃ロールに-4のペナルティを受ける。インカティリスを殺すとゾンビは破壊される。
インカティリスは馬鹿でかい頭足動物に似た奇妙な海洋クリーチャーだが、その控えめな姿の裏に恐るべき知性を隠している。ほとんどのインカティリスは暗き海溝の深部にある集落に住んでいるが、危険を冒して水と陸の境界に挑むものもいる。彼らは特に斟酌することなく、知性ある陸上の生命に恐ろしい支配方法を用いる。水中に住む生理機能を持つため、彼らが水から陸へと移動する能力には限界がある。インカティリスはこの問題を破滅的な方法で解決する。陸上生物を殺してその肉体を奪い取り、岸まで運んでもらうのだ。
インカティリスは深海生物として生きることができるが、ごみ漁りを好まない。彼らが好む食糧はより大きな海洋クリーチャー――シャーク、ホエール、そして知性のある海洋生物――であり、食糧の生死にはこだわらない。インカティリスは強い自衛本能を持ち、危険な捕食者からなんとしても逃げようとする。地上にいるときにゾンビ人形が破壊されると、最も近くにある水場へと逃げようとする。
インカティリスの重量は25ポンド(貝を含めれば30ポンド)。最も長い触手の先から貝の端までの長さは4フィート。
最終更新:2016年12月06日 21:37