念能

Psionics


念能(サイオニック)とは?


念能とは、その最もシンプルな形態においては、精神の力を制御し、これを諸々の任務課題、妙技、偉業の遂行達成に利用することである。念能キャラクターの内なる生来の精神力を操ることで、他者には不可能と思われるアクションを遂行しようとする行為である。

この精神の力を制御・利用する潜在的な能力は全てのキャラクターが備えているものであるが、念能キャラクターはこの潜在力を引き出すことによってのみ生み出される。念能キャラクターは、この内なるエネルギーを引き出して活用する技を習得しており、これによって己の能力を増幅し、あるいは新しい自己を発見するのである。この術を一度学んだ念能キャラクターは、大抵の場合、更なる技を求めて自ずと念能の道を邁進することになる。あたかも灯火に引き寄せられる蛾の如く、一度この技を知った者の心は念能の力へと引き寄せられてゆく。

念力(パワー)について


もし君が念能に触れるのはこれが初めてであるなら、以下に念能の力、すなわち念力について、その作用を手短に紹介するのでこれを参照されたい。

念力とは、一回性の効果であり、この点では呪文と同様で一貫している。呪文は発動(cast)されるものであるが、念力は発現(manifest)されるものであり、発現によって効果を得ようとする。すべての念能キャラクターまたはクリーチャーは、一日当たりの念力ポイント(power point、略記はPP)を与えられ、それを消費することによって、自らの解き放ったあるいは見出だした念力を発現する。一日当たりの念力ポイントにより制約されることを除いては、念能キャラクターが念力を発現することのできる回数に制限はない。

念力は、念能キャラクターが念力ポイント・コストを支払った時点で発現する。一部のクリーチャーは、擬似念能力(psi-like ability (Ps)、訳文略記は(擬念))を有しており、この能力によって念力ポイント・コストを支払うことなく自動的に念力を発現することができる。

変更点について


当初、パスファインダーRPGのルールに対応するために第3.5版サイオニックルールのアップデート作業に着手した際、その理由は、第3.5版ルールは大体においてパスファインダーRPGと互換性があるものの、すでに絶版となっており、新規プレイヤーにとって入手困難または値段が高価であるということだった。また、システム的にも、変更を必要とする点がいくつか見られた。また、パワーのエラッタが合理的でなかったり、あるいは発生した状況についてルールに説明がない場合や、バランス上の問題を生じかねないコンビネーションが存在した。

システムやルールのメカニズム的な事項に関する解決に取り組むなかで、サイオニックルールの一部がパスファインダーRPGの採用しているものと同一の基準に従っていないことが分かった。パスファインダーの設計仕様に沿うようにクラス、特技、技能及びモンスターのアップデート作業を行うなかで、これは第3.5版のサイオニックシステムに対する若干のアップデートでは済まされないものであることに気づいた。これは、れっきとした書籍化に値する改訂だった。

精神の力は、全てのクリーチャーに内在する。しかし、この計り知れない内なる力を解き放ち、伸ばすことができるのは、念能クラスのレベル取得を選んだ者たちである。この精神エネルギーは様々な形態で存在し、意識化された精神に直接結びつくのは 【知力】 【判断力】 及び 【魅力】 であるが、身体的能力値の 【筋力】 【敏捷力】 及び 【耐久力】 も要素となる。これらの各構成要素は、より大きな全体にとっての一側面のようなものである。

念能キャラクターは、単に精神の力を引き出すのではなく、精神と身体の力を合一して引き出してくる。念能クラスは、思考、観念、及び夢想を実体化するために意識の全体性を利用するのである。

― Jeremy Smith & Andreas Rönnqvist ( Dreamscarred Press 社)記

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